イドリブ県では、『ハヤート』(1月12日付)やドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構の一大拠点であるアブー・ズフール航空基地南部から同基地に突入したが、シャーム解放機構などからなる武装集団が応戦し、これを撃退した。
アナトリア通信(1月1日付)によると、これによりシリア軍はアブー・ズフール航空基地から4キロの地点にまで後退を余儀なくされた。
また、シリア人権監視団によると、この戦闘でシリア軍は35人が死亡、11人が捕捉された。
反体制武装集団側も16人の戦闘員を失ったという。
さらに、ドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)によると、トルキスタン・イスラーム党による「アッラーには彼らを助ける力がある」作戦の開始や「穏健な反体制派」による「暴君への抗戦」作戦司令室設置に伴う反転攻勢により、反体制武装集団はムシャイリファ村、ジャドアーニーヤ村、ハムダーニーヤ村、ウンム・ハラーヒール村、タッル・マラク村、サッルーム村、アブー・ウマル村、フワイン村、ザルズール村、タッル・サラムー村を奪還した。シリア軍はアブー・ズフール航空基地からの後退をよぎなくされた。
一方、SANA(1月11日付)によると、シリア軍は県南部のタッル・マラク一帯、フワイン村、ザルズール村一帯、ウンム・ハラーヒール村一帯でシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党などからなる武装集団に対する掃討作戦を継続した。
このほか、『ハヤート』(1月12日付)によると、こうしたなかマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、ウンム・ジャラール村、ジャルジャナーズ町が爆撃を受け、住民多数が負傷した。
また、反体制武装集団がシリア軍支配下のアブー・ダーリー村を砲撃した。
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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)によると、トルキスタン・イスラーム党による「アッラーには彼らを助ける力がある」作戦の開始や「穏健な反体制派」による「暴君への抗戦」作戦司令室設置に伴う反転攻勢により、反体制武装集団は、シャンム・ハワー村、アトシャーン村、ハスヤーン農場、ナッダーフ農場、ナッダーフ検問所、ハリール検問所を奪還したという。
一方、SANA(1月11日付)によると、シリア軍は県北部のラターミナ町一帯、アトシャーン村一帯でシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党などからなる武装集団に対する掃討作戦を継続した。
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アレッポ県では、SANA(1月11日付)によると、シリア軍が県南部でシャーム解放機構などからなる武装集団に対する掃討作戦を継続し、ウンム・ハーン村とウンム・アマド村を制圧した。
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ヒムス県では、SANA(1月11日付)によると、反体制武装集団がジャッブーリーン村を砲撃し、女性1人が死亡した。
AFP, January 11, 2018、Anadolu Ajansı, January 11, 2018、ANHA, January 11, 2018、AP, January 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2018、al-Hayat, January 12, 2018、Reuters, January 11, 2018、SANA, January 11, 2018、UPI, January 11, 2018などをもとに作成。
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