ANHAはYPG主体のシリア民主軍がイスラーム国最後の支配地バーグーズ村を完全解放したと発表、シリア民主軍広報担当者はこれを否定(2019年3月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月21日付)の特派員が伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ最後の支配地であるバーグーズ村を完全に解放し、「テロ撲滅の戦い」を完了した。

2018年9月11日に開始された「テロ撲滅の戦い」で、シリア民主軍は県南東部ユーフラテス川東岸のハジーン市、スーサ町、シャフア村、バーグーズ村、そして同地一帯の村々を解放した。

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しかし、ロイター通信(3月21日付)がシリア民主軍の広報担当者の情報として伝えたところによると、シリア民主軍はバーグーズ・キャンプでの掃討を続行中で、バーグーズ村が完全に解放されたとの報道は正しくないという。

AFP, March 21, 2019、ANHA, March 21, 2019、AP, March 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 21, 2019、al-Hayat, March 22, 2019、Reuters, March 21, 2019、SANA, March 21, 2019、UPI, March 21, 2019などをもとに作成。

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