ヨルダン農業省は自国民の健康と地元農家を保護するためシリア産農産物の持ち込みを禁止(2019年6月24日)

ヨルダン農業省はジャービル国境通行所(シリア側はナスィーブ国境通行所)を経由して、シリア産の野菜や果物を持ち込むことを禁止することを決定した。

持ち込み禁止は、「シリアの農産物が高い割合の残留農薬を含んでおり…、ヨルダン人の健康や安全を配慮」するとともに、「シリアの産品が廉価で…、地元農家を不正な競争から守る」ための措置だという。

農業省は、国民と業者に対して、「シリア産品を見つけても流通させず、産地が分からな農産物を取り扱わない」よう呼びかけた。

ジャービル国境通行所(ナスィーブ国境通行所)は、ダルアー県における反体制派支配地域が消滅したのを受けて、2018年10月に再開され、シリア難民が帰国を続ける一方、ヨルダン人によるシリア訪問も増加傾向にあった。

AFP, June 24, 2019、ANHA, June 24, 2019、AP, June 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2019、al-Hayat, June 25, 2019、Reuters, June 24, 2019、SANA, June 24, 2019、SOHR, June 24, 2019、UPI, June 24, 2019などをもとに作成。

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