バドル農業・農業改革大臣が日本国際協力機構(JICA)中東・欧州部中東第二課長の大野翔太郎氏を団長とする代表団と会談(2026年1月27日)

農業・農業改革省は、フェイスブックを通じて、アムジャド・バドル大臣が日本国際協力機構(JICA)の代表団(中東・欧州部中東第二課長の大野翔太郎氏が団長)と会談した。

会談には、在シリア日本国大使館の辻昭弘臨時代理大使、JICAヨルダン事務所の鈴木貴博次長も同席し、シリアと日本の今後の協力関係、実施済みの事業、ならびに優先課題が協議された。

会合において、バドル農業・農業改革大臣は、農業部門の現状、直面している問題や課題、そして今後の段階におけるJICAとの協力の優先事項を説明した。

特に、近代的灌漑への転換プロジェクト、ICARDA(国際乾燥地農業研究センター)との協力による現地調査、知見の移転と人材育成、科学研究、研究所設備の整備などに言及した。

また、大臣は2011年以前にJICAがシリアで実施していた活動と、それが農民および農業部門にもたらした肯定的な影響を高く評価し、JICAが活動を再開することの重要性を強調、シリアにおける農業開発の実現に寄与するJICAの各種プロジェクトを実施するため、必要なあらゆる便宜を提供する用意があると述べた。

これに対し、日本側からは、作業再開に向けて正確なデータの取得と優先事項の特定が重要であると説明した。

さらに、JICAはICARDAとの協力により、近代的灌漑技術と農業指導の発展を目的とした農業評価プロジェクトの再開を準備しているほか、職員向けの合同研修の実施、JICA専門家の参加とシリア人技術者の参加による近隣国でのワークショップ開催、またJICA帰国研修員同窓会によるミミズ堆肥プロジェクトについても言及した。

あわせて、提案されたプログラムに基づき、連絡および調整を行うための技術チームを指定する必要性を指摘した。

この会合には、農業科学研究総局、国家農業政策センター、農業支援部門(近代灌漑転換プロジェクト)、経済・計画部門の各責任者が出席した。

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アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市、ハサカ県に人道支援物資の搬入が相次ぐ(2026年1月27日)


アレッポ県

SANAによると、アレッポ対応中央委員会は、国際赤十字委員会およびシリア赤新月社と協力し、食料・医療・救援物資を積載した車列をアイン・アラブ(コバネ)市一帯に派遣した。

ハサカ県

ANHAによると、バールザーニー慈善財団、ドイツ・クルド医師連盟、クルディスタン・スタンス・ブロック、ヘナ慈善団体など、南クルディスタン(イラク・クルディスタン地域)と欧州の複数の慈善団体が、クルド赤新月社と協力し、ハサカ県(ジャズィーラ地区)の避難民に対して食料・医療支援を開始、マーリキーヤ(ダイリーク)市とカーミシュリー市に移動診療所を設置した。

また、シリア人権監視団によると、食料品を積載したトラック50台のトラックからなるバールザーニ慈善協会のる第3次支援キャラバンが、スィーマルカー国境通行所を通過し、ハサカ県に入った。

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ANHAによると、30台のトラックからなる国連の車列が食料および救援物資といった人道支援物資を積んでハサカ県に入った。

シリア人権監視団によると、車列は、首都ダマスカスを出発し、ラッカ・ハサカ街道を経てハサカ市に入った。

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北・東シリア地域民主自治局の管理の下でトルコ占領地からの国内避難民数千人を収容しているキャンプから複数の複数の国際人道支援団体が撤退(2026年1月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の管理の下でトルコ占領地(「平和の泉」地域)からの国内避難民(IDPs)ら数千人を収容しているワーシュカーニー・キャンプ、スィリー・カーニヤ・キャンプ、ナウルーズ・キャンプから支援活動にあたっていた複数の複数の国際人道支援団体が撤退した。

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SANAによると、ハサカ市およびカーミシュリー市に居住していたアレッポ県アフリーン郡出身のIDPs約500人が、帰還を開始し、経由地であるシャッダーディー市に到着した。

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西欧、南米でシャルア移行期政権による攻撃を非難するデモが続く(2026年1月27日)

ANHAによると、ドイツ、スイス、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、フランス、英国、南米で、クルド人コミュニティとその支持者らによる大規模な抗議デモが行われ、アフマド・シャルア移行期政権による攻撃を非難、国際社会による緊急介入と、即時の攻撃停止を求めた。

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一方、アレッポ県では、SANAによると、ティシュリーン・ダム周辺の複数の村の住民が、アイン・アラブ(コバネ)市近郊で殺害された民間人の遺体を引き渡しと埋葬を求めて、シリア民主軍に対する座り込みデモを行った。

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イスラエル軍はクナイトラ県南部で「正体不明の物質」を散布(2026年1月27日)


クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍の航空機が県南部のアブー・マズラー農場西方およびサイダー・ハーヌート村の農地に正体不明の物質を散布した。

イスラエル軍は、25日にも、県南部のイッシャ村、クードナ村、アスバフ村、ラフィード町一帯の森林、農地、牧草地に正体不明の物質を散布していた。

クナイトラ県の農業局および環境局は、これらの土地から検体を採取して分析を行うとともに、分析結果が出るまでの間、散布が行われた地域への立ち入りや家畜の放牧を控えるよう、農民および家畜所有者に警告を発した。

SANAによると、イスラエル軍はまた、クナイトラ市の旧市街にあるアラブ・モスク周辺に保存されていた住宅や建物の破壊跡を撤去した。

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シャルア移行期政権側はハサカ県ジュワーディーヤ市近郊の村を7機の自爆型無人航空機で攻撃(2026年1月27日)

シリア民主軍は20:09、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の諸派がハサカ県ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)市近郊のバーキラーに対して7機の自爆型無人航空機による攻撃を行ったとする更新情報を発表した。

また、この攻撃と前後して、諸派は、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市西のカースィミーヤ村およびザルクートゥク村、ジュワーディーヤ市近郊のサファー村周辺に対しても砲撃を行ったという。

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シリア人権監視団によると、移行期政権の内務治安部隊が、ダイル・ザウル民政評議会のガッサーン・ユースフ前議長をズガイル・シャーミーヤ村で拘束した。

シリア人権監視団によると、内務治安局はまた、シリア民主軍の後方担当の責任者だったディヤーブ・ジーラート氏とファーディー・ルバイド氏を拘束した。

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シャルア暫定大統領はトランプ米大統領と長時間にわたって電話会談:28日にロシアを公式訪問(2026年1月27日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、ドナルド・トランプ米大統領から長時間にわたる電話会談を受け、その中でシリアにおける移行期の進展、安全と安定を強化するための取り組み、地域および国際社会の安定に資する二国間協力の展望について協議した。

会談の中でシャルア暫定大統領は、シリアが領土的一体性と国家主権を完全に堅持し、その制度を維持し、社会的平和を強化することに強い関心を有していることを確認、また国際社会が力を合わせて、イスラーム国をはじめとするテロ組織の再興を阻止する重要性を強調した。

さらに、新生シリアが開放路線を採用し、共通の利益と相互尊重に基づいて、あらゆる国際的主体との協力に手を差し伸べていると述べた。

一方、トランプ大統領は、統一され強固な国家の建設を目指すシリア国民の志向に対する米国の支持を表明し、シリア民主軍との停戦合意を歓迎するとともに、紛争終結に向けた画期的な一歩であると評価した。

また、シリア民主軍を含む軍事勢力を国家の正式な制度の下に統合することに関する合意を高く評価した。

経済面については、投資の促進と資本にとって魅力的な環境の整備を通じて、シリアにおける復興努力を支援する用意があることを示し、シリアの経済的安定が中東地域全体の安定の根幹を成すものであると強調した。

両大統領は、地域紛争の解決において対話を優先させる必要性で一致し、シャルア暫定大統領は「積極的な外交」こそが、地域における慢性的危機を克服する唯一の道であると強調した。

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SANAは、シャルア暫定大統領が28日にシアを公式訪問し、モスクワのクレムリン宮殿でウラジーミル・プーチン大統領と会談する予定であると伝えた。

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国防省のフェイスブック・アカウントが閲覧不能に、原因は不明(2026年1月27日)

内務省(フェイスブック)によると、タルトゥース県の内務治安司令部に新規導入車両の引き渡しを行うための式典がタルトゥース市で行われ、アフマド・シャーミー県知事、アブドゥルアール・ムハンマド・アブドゥルアール県内務治安司令官(大佐)らが参列した。

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国防省のフェイスブックのアカウントが閲覧できなくなった。

原因は不明。

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ラタキア県は女性職員の勤務中の化粧を禁止

シリア民主監視団はXにラタキア県の通達文書の画像を転載した。

ラタキア県はこの通達で、女性職員の勤務中の化粧を禁止することを決定したと告知した。

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OCHA:アレッポ県、ハサカ県、ラッカ県全体で17万人を超える国内避難民(IDPs)が記録されている(2026年1月26日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)シリア事務所は、シリア東部の人道状況にかかるフラッシュ・アップデートNo.2を出し、アレッポ県、ハサカ県、ラッカ県全体で17万人を超える国内避難民(IDPs)が記録されており、とくにハサカ県のカーミシュリー市(約97,900人)およびマーリキーヤ郡約32,000人に大規模な集中が見られると発表した。

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トゥルクー教育養育大臣が在シリア日本大使館の辻臨時代理大使および国際協力機構(JICA)の代表団と会談(2026年1月26日)

教育養育省は、フェイスブックを通じて、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー教育養育大臣が、在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使および国際協力機構(JICA)の代表団と会談し、教育・養育分野における共同協力関係の強化について協議した。

会談では、教育分野におけるJICAのこれまでの事業を振り返るとともに、今後提案されているプロジェクトについて意見交換が行われ、特にシリアにおける職業教育および電子教育の発展、日本が先進的な実績を有する電子学校やデジタル教育プラットフォームの経験をいかに活用するかに焦点が当てられた。

日本側代表団は、教育養育省の取り組み、特に職業教育および電子教育分野での前進を高く評価し、教育プロセスの向上に資する継続的な協力の重要性を強調した。

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ロシア軍がカーミシュリー国際空港からの撤退を開始(2026年1月26日)

ジャズィーラは、ハサカ県カーミシュリー市にあるカーミシュリー国際空港に2019年以降駐留を続けていたロシア軍部隊が、常時稼働していた軍用レーダーを解体、軍事施設を覆っていた無人航空機対策の防護設備や防御陣地を撤去、また装備をロシアから飛来した2機の輸送機(イリューシン76)に積み込む作業を行っていると伝えた。

また、空港内の拠点の一つが北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)に引き渡されたという。

輸送機2機はラタキア県にあるフマイミーム航空基地を経て、ロシア本国に向かうものとみられる。

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ロイター通信は、シリア人関係者5人の話として、ロシア軍がカーミシュリー国際空港から部隊を撤収させていると伝えた。

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シリア・テレビによると、カーミシュリー国際空港には、100人規模のロシア軍兵士、将校、顧問団、20両以上の装甲車両、スホーイ34型戦闘機7機、さらにアントノフAn-22型軍用輸送機1機が配備されている。

ロシア軍は2019年11月にカーミシュリー国際空港に軍事基地を設置し、パーンツィリ防空システムを配備したほか、戦闘機2機とMi-8型軍用輸送ヘリコプターを含む複数の航空機を展開していた。

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カタールのフライフィー外務担当国務大臣は、レバノンからシリアへ戻るシリア難民の自発的かつ安全な帰還を支援するプロジェクトを開始すると発表(2026年1月26日)

NNASANAによると、カタールムハンマド・アブドゥルアズィーズ・フライフィー外務担当国務大臣は、国際移住機関(IOM)との協力のもと、レバノンからシリアへ戻るシリア難民の自発的かつ安全な帰還を支援するプロジェクトを開始すると発表した。

レバノンの首都ベイルートで、同国のターリク・ミトリー副首相との会談の後に共同記者会見を開き、プロジェクトに関して、「第1段階の費用は約2,000万米ドルで、およそ10万人を対象としている」と述べた。

また、このプロジェクトは、住居の確保、食料および医薬品の提供を含む包括的な人道的アプローチに基づいており、帰還後の安定と社会的統合の促進に寄与すると説明した。

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アサーイシュはイスラーム国の活動増加を踏まえて、ジャズィーラ地区で外出禁止時間を午後6時から翌朝8時までに延長(2026年1月26日)

北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じて、イスラーム国のセルの活動が増加している状況を踏まえ、ジャズィーラ地区のすべての都市および町において、外出禁止時間を午後6時から翌朝8時までに延長するとした同地区内務委員会の決定を発表する。

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バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使はイラク・クルディスタン民主党のバールザーニー党首と電話会談し、シリア情勢について協議(2026年1月26日)

バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xを通じて、イラク・クルディスタン民主党のマスウード・バールザーニー党首と電話会談を行い、シリア情勢、停戦を維持する重要性、そしてとりわけコバネ(アイン・アラブ)に対する人道支援について協議したことを明らかにした。

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コバネ市がイスラーム国の包囲から解放されて11年が経過:シリア民主軍、シリア民主評議会、北・東シリア地域民主自治局が声明でシャルア移行期政権による同市包囲を「暗黒の企図への報復」などと非難(2026年1月26日)

シリア民主軍総司令部は、コバネ(アレッポ県アイン・アラブ市)がイスラーム国の包囲から解放されて11年が経ったのに合わせて、フェイスブックを通じて声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権による同市への攻撃が、イスラーム国に対する勝利の象徴そのものを標的とした「暗黒の企図への報復」だと断じ、抵抗を継続する意思を改めて表明、国際社会に対して、沈黙することはテロ撲滅のために払われた犠牲と矛盾し、国際的な対テロ対策を損なうものだと主張した。

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シリア民主評議会も、フェイスブックを通じて声明を発表し、シャルア移行期政権の攻撃を、戦争犯罪であり、国際人道法の原則に対する重大な違反と非難、即時停戦、コバネ市に対する包囲の解除、同市への人道回廊の設置、ジャズィーラ地方への攻撃停止、政治対話の再開、米主導の有志連合の積極的介入を求めた。

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北・東シリア地域民主自治局も、フェイスブックを通じて声明を発表し、アレッポ県ハッラーブ・ウシュク村で発生したクルド人一家に対して犯された恐るべき虐殺、移行期政権による停戦違反を非難した。

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アレッポ県ハッラーブ・ウシュク村でクルド人一家10人が死傷:シリア民主軍、シャルア移行期政権は相手側の攻撃による犠牲だと主張(2026年1月26日)

シリア民主軍
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り発表した。

コバネにおける現地情勢の進展に関する声明(11:31):午前2時以降、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が停戦合意に違反し、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市南東に位置するハッラーブ・ウシュク村とジャラビーヤ村に対し、複数方面から攻撃を開始、シリア民主軍が応戦し激しい戦闘が発生。

更新情報(13:47)によると、移行期政権諸派がハサカ県ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南にサファー村を攻撃、シリア民主軍がこれに応戦し、激しい戦闘が発生。

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更新情報(16:08)によると、移行期政権所属の無人航空機の攻撃により、ミールビーヤ村で民間人3人が負傷、またサファー村でも無人航空機の攻撃で民間人に負傷者が出た。

また、移行期政権諸派によるハッラーブ・ウシュク村、ジャラビーヤ村への砲撃は、上空にトルコ軍の偵察機が飛来するなかで続き、ハッラーブ・ウシュク村に対する砲撃では、ブーザーン家の5人が死亡、5人が負傷した。

更新情報(19:08):トルコ軍のバイラクタルTB2無人航空機が、コバネ市南東のジャラビーヤ村、ハッラーブ・ウシュク村、ザリク村一帯で移行期政権諸派を航空支援、これらの村に集中的な爆撃を実施、一方でクーリク村方面では、シリア民主軍が移行期政権諸派の進軍を阻止した。

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北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長は、Xを通じて、移行期政権による停戦無視を以下の通り非難した。

ダマスカス政府が発表した停戦は、現地においていかなる実質的な履行にも結びついていない。我々が今日目の当たりにしているのは、コバネにおける虐殺であり、またジャズィーラ地域の各地で続く攻撃である。公式な言説と血に染まった現実との乖離は、拡大し続けている。民間人の保護から始まらないいかなる政治プロセスも、単なる政治的幻想に過ぎない。これらの犯罪に沈黙することは道徳的失敗であり、国際社会には行動する倫理的責任がある。

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ANHAは、トルコ軍当局がコバネ市および同市一帯への攻撃に直接関与、現地現地で指揮を執っていることを示す映像を入手したと伝え、その映像を公開した。

ANHAによると、ジャラビーヤ村、ハッラーブ・ウシュク村に対する移行期政権諸派の攻撃には、戦車6両、装甲車両多数、そして多数の戦闘員が投入されたが、人民防衛隊(YPG)および女性防衛部隊(YPJ)の戦闘員がこれに応戦し、数十人を殺害、戦車2両、車両7台、複数の装甲車両、重機関銃1基を破壊、またコバネ市西のズライク村でも車両3台を破壊した。

ANHAによると、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)市近郊でシリア民主軍YPJが無人航空機1機を撃墜した。

ANHAによると、ジャラビーヤ村の戦線において、シリア民主軍およびYPJが移行期政権諸派の戦闘員1人を殺害、装甲車1両とトラック1台を無力化した。

一方、ANHAによると、アレッポ市のシャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区に配置されていた北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員がハサカ市でロジャヴァ(西クルディスタン)の「尊厳の抵抗」への参加を表明した。

このほか、ANHAによると、ハサカ県のカーミシュリー市では、ラッカ県から避難した女性が凍死した。

シリア政府

SANAは、シリア軍がヌール・アリー村に設置した人道回廊を通じて、アイン・アラブ(コバネ)市から民間人が退避していると伝えた。

SANAが15:29に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍工兵部隊が、アレッポ東部のカラ・クーザーク橋およびスィッリーン町一帯でクルド民主軍が設置した多数の即席爆発装置および地雷を解体したと発表した。

SANAが21:58に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍がアイン・アラブ市周辺で、クルド民主軍が道路や住民の住宅を標的に使用しようとした複数の自爆型無人航空機と偵察用無人航空機を撃墜することに成功したと発表した。

SANAは、サファー村がシリア民主軍の砲撃を受け、1人が死亡し、他にも複数の負傷者が出たと伝えた。

また、SANAは、負傷者らがシャッダーディー市の病院に搬送されたと伝えた。

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SANAは、ラッカ県でシリア民主軍とともに活動していた構成員の間で、自身の社会復帰(和解)手続き)するための申請が相次いでいると伝えた。

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ラタキア市で体不明の武装グループの襲撃を受け、重傷を負っていた15歳の少年が死亡(2026年1月26日)

ラタキア県

シリア人権監視団によると、ラタキア市で2日前に正体不明の武装グループの襲撃を受け、重傷を負っていた15歳の少年が死亡した。

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一方、内務省(フェイスブック)によると、麻薬取締課局はラタキア港で、ブラジルから出航した船舶の積み荷に隠されていた大量の液体コカインを押収した。

ハマー県
シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の兵士1人が農村部の自宅で、仕掛けられていた無線通信機器の爆発により死亡した。

この機器はシリア民主軍との戦闘に参加した際に入手、持ち帰っていたという。

アレッポ県

シリア人権監視団によると、アレッポ市のシャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ地区出身の4人が、アフマド・シャルア移行期政権の拘禁施設内で拷問を受けて死亡した。

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シリア民主軍のアブディー総司令官:「クルド地域の防衛はレッドラインだ」(2026年1月25日)

バールザーニー事務所は、フェイスブックを通じてイラク・クルディスタン民主党のマスウード・バールザーニ党首と、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官氏が25日に電話会談を行ったと発表した。

会談では、シリアおよび西クルディスタンにおける最新の動向や情勢の進展について、意見および見解が交換されたという。

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ロナヒ・テレビは、アブディー総司令官との単独インタビューを放映した。

インタビューのなかでアブディー総司令官は以下のように述べた。

シリア民主軍は(12月18日にアフマド・シャルア移行期政権と交わした)停戦合意を短期間で履行する用意がある…。(国防副大臣およびハサカ県知事の職に就く候補者名の提案などについて)現時点では合意された名簿作成には至っていない。
停戦合意には、シリア軍はクルド地域に入らないと明記されている…。
移行期政権との交渉は国際的な後援のもとで行われており、米国の政治・軍事機関に加え、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も関与している…。ただし、現段階の取り組みは、最終合意とみなすことはできない…。我々は自らの人民に対して透明でありたい。
緊張緩和に向けた国際的努力は…、受け入れがたい条件が課されない限り成功するだろう。
コバネ(アイン・アラブ)の抵抗は、ロジャヴァ(西クルディスタン)の歴史における転換点であり、クルド人の結束に寄与した…。現在、コバネが受けている攻撃は必ず打破できる…。移行期政権側に同市への進入を行わないよう要請し、相手側はこれに同意した。履行されることを期待している。
合意は、(トルコが実効支配を続けている)アフリーン、スィリー・カーニヤ(ラアス・アイン)、ギレ・スピ(タッル・アブヤド)の問題も扱っている…。避難民の帰還が不可欠であり、カーミシュリーやコバネで実施されるいかなる解決策も、これらの地域を含むべきだ。
ラッカやタブカなどでクルド人に対する侵害行為が起きている…。責任者の処罰を求める…。クルド人とアラブ人の間に人種差別や扇動を広めようとする試みに警鐘を鳴す。
シリア民主軍側の戦死者には、ラッカ県やダイル・ザウル県出身のアラブ人も含まれている。
ラッカ、タブカ、ダイル・ザウルからの撤退は流血を防ぎ、エスカレーションを回避するための措置であった…。クルド地域の防衛はレッドラインだ…。包括的な政治的解決に至るまで、我々は抵抗を続け、地域を守り続ける。

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北・東シリア地域民主自治局はアクターン刑務所に未成年者(カリフの幼獣)を収容していたことを認める(2026年1月25日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて刑務所管理局の声明を発表し、ラッカ市のアクターン刑務所の一部区画に、イスラーム国の勧誘や搾取の被害者(カリフの幼獣)を含む未成年者が収容されていたことを認めたうえで、彼ら同刑務所に移送されたのは約3ヵ月前にで、更生プログラムが提供されていたと主張した。

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社会問題労働省はアースィフ・シャウカト少将の娘が同省での会合に出席していたことをめぐるSNSでの情報拡散を非難(2026年1月25日)

社会問題労働省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、バッシャール・アサド前大統領の義兄の故アースィフ・シャウカト少将(アサド前大統領の姉のブシュラー・アサド氏の夫で2014年に当時の反体制派によって暗殺)の娘ディーマ・シャウカト氏が同省での会合に出席している様子を撮影した写真がSNSで拡散され、物議を醸しだされていることに関して、以下の通り反論した。

当該人物は同省においていかなる公式職位も占めておらず、過去にいかなる形でも同省に勤務した経歴はない。また、任命、契約、公式・非公式を問わず、同省との間でいかなる形の関係も有していないことを確認する。
また同省は、特に国際機関と関わる際における人物の身元および代表資格の確認責任は、社会問題労働省内部の関係部局に帰属するものであり、これは現行法の枠組みの下、承認された手続きおよび規定に従って行われるものであることを強調する。
同省はさらに、その評判を損なう、あるいは制度的な業務を傷つけるいかなる逸脱行為や不正に対しても決して容認しないこと、また、不正確または誤解を招く情報の流布、あるいは同省やその職員の名を利用しようとする行為に関与したことが確認された者に対しては、必要な法的措置を講じることを明言する。
加えて、国際機関との調整は、あくまで承認された公式ルートを通じてのみ行われ、公式会合への参加や関与は、明確かつ明示的な委任に基づき、関係当局の認識と承認の下、適用される法的・組織的枠組みに従ってのみ実施されるものであることを明らかにする。
社会問題労働省は最後に、透明性および説明責任の原則を堅持し、いかなる誤った情報についても是正に努め、公共の利益に資する形で業務を遂行し、国家機関の活動に対する信頼を強化していくという姿勢を改めて強調する。

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シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはシリア領内でイスラエル軍を攻撃する可能性を示唆(2026年1月25日)

シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスは、テレグラムを通じて声明を発表し、イスラエル軍によるシリア領内への侵入行為の詳細、進路、目的を完全な精度で監視・追跡しているとしたうえで、「既成事実を押し付けようとする試みは成功しない」と主張した。

また、「ウーリー・バアスは準備が整っている。この準備とは、メディア向けの姿勢表明や空虚な警告ではなく、決断であり、開かれた選択肢である」と強調し、イスラエル軍への攻撃の可能性を示唆した。

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イスラエル軍グライダーがクナイトラ県の農地で有毒物質と農薬の散布(2026年1月25日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、小型エンジンを搭載したイスラエル軍のグライダーがアスバフ村、クードナ村、イッシャ村上空に飛来、周辺の農地で有毒物質と農薬の散布を行った。

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イスラーム国がメンバーの収監先であるハサカ市のグワイラーン刑務所を襲撃、シリア民主軍と米主導の有志連合が対応(2026年1月25日)

シリア人権監視団によると、イスラーム国のセルが24日深夜から25日未明にかけて、同組織の構成員が収監されているハサカ市のグワイラーン刑務所を襲撃した。

イスラーム国のセルは、警備地点を攻撃し、刑務所への突破口を開こうとしたため、、シリア民主軍が対応し、激しい戦闘となった。

シリア民主軍は、米主導の有志連合の航空・兵站支援を受けてセルを撃退することに成功した。

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北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、フェイスブックを通じて声明を出し、ジャズィーラ地区の部隊が、ハサカ県のハサカ市で自治局における治安と安定を揺るがし、社会的分断を煽ることを目的とした計画の実行に関与していたテロ細胞の構成員2人を逮捕したと発表した。

初期捜査の結果、アフマド・シャルア移行期政権に属する複数の情報機関関係者が、これらのテロ細胞と直接連絡を取り、シリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局を標的とする脅迫行為やプロパガンダの拡散を実行するよう指示していたことが判明した。

計画のなかには、細胞の構成員がシリア民主軍やアサーイシュの制服を着用して、アラブ系住民が居住する村々を攻撃するといった行為も含まれていたという。

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イラク・クルディスタン地域、トルコ南東部からロジャヴァを支援するため若者らが到着(2026年1月25日)

ANHAによると、イラク・クルディスタン地域のシンカール山地方の若者らがロジャヴァ(西クルディスタン)に到着した。

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ANHAによると、南クルディスタン(トルコ南東部)の若者たちがハサカ市に到着した。

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北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権がイスラーム国の構成員の移送を停戦期間延長の口実としたことに関して、同政権側に軍事的選択肢や攻撃が選択肢として残されていると非難、住民に対して警戒態勢の継続を呼びかけた。

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ANHAによると、人民防衛隊(YPG)は声明を発表し、2014年にイスラーム国による包囲戦を勝ち抜いたアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市を抵抗と防衛を継続すると表明した。

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シリア・クルド国民評議会は、公式サイトを通じて声明を発表し、戦闘行為の即時停止、コバネ市への包囲の解除と人道支援、国家再建へのクルド人の実効的参加の保障、憎悪、排外主義、扇動の言説の排除、避難民の安全な帰還の重視を求めた。

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スワイダー県とダマスカス県でドゥルーズ派が相次いで殺害される(2026年1月25日)

スワイダー県

シリア人権監視団によると、県北西部のウルガー村近郊の拠点が狙撃手の銃撃を受け、内務治安局の隊員1人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、スワイダー市で58歳の女性が何者かによって首を銃で撃たれて死亡した。

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一方、スワイダー24によると、スワイダー市の工業地区で手榴弾が爆発し、子ども2人が死亡、6人が負傷した。

ダマスカス県

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のヘルモン山(シャイフ山)地方のカルアト・ジャンダル村出身のドゥルーズ派の男性が、内務治安局の隊員と口論の末、銃殺された。

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シャルア移行期政権はアイン・アラブ(コバネ)市とハサカ市にいたる人道回廊を設置:シリア民主軍と停戦違反の非難の応酬続く(2026年1月25日)

シャルア移行期政権側の発表

SANA(フェイスブック)が14:38に伝えたところによると、シリア軍作戦局は、北・東シリア地域民主自治局/シリア民主軍が支配を続けるアレッポ県北東部とハサカ県北東部の2ヵ所に、人道支援物資および人道的事案の受け入れを目的とする人道回廊を設置したと発表した。

第1の回廊は、ハサカ県との調整により、ラッカ・ハサカ街道沿い、タッル・バールード村付近、第2の回廊は、アレッポ県との調整により、M4道路沿い、ヌール・アリー村付近のアイン・アラブ(コバネ)交差点にそれぞれ設置される。

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SANA(フェイスブック)は15:24、シリア民主軍がアイン・アラブ市一帯の支配地域からジャラーブルス市郊外のジャーミル村入口を狙って迫撃砲弾1発を発射したと伝えた。

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SANA(フェイスブック)は20:28、シリア民主軍が正午以降、スィッリーン町と周辺の村々を15機以上の自爆型無人航空機で攻撃し、住民の車両や住宅に物的損害を与えたと伝えた。

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SANA(フェイスブック)が23:01に伝えたところによると、シリア軍作戦局は、シリア民主軍が停戦合意に違反し、アイン・アラブ市周辺に展開するシリア軍の陣地を、FPV型の自爆式無人航空機25機以上で攻撃、シリア軍の車両4両が破壊されたと発表した。

また、シリア民主軍はM4高速道路およびその周辺の村々に対しても複数回攻撃を行い、複数の民間人が負傷した。

さらに、シリア民主軍はシュユーフ村周辺で子どもたちを拘束しようとして、住民らと衝突、負傷者が出た。

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SANA(フェイスブック)が23:18に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍がアイン・アラブ市一帯でシリア民主軍に所属するFPV型の自爆式無人航空機数機を撃墜することに成功したと発表した。

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内務省は、フェイスブックを通じて、ダイル・ザウル県とラッカ県で、シリア民主軍とともに活動していた構成員の社会復帰に向けた専用のセンターを複数ヵ所に開設したと発表した。

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SANAによると、アレッポ対応中央委員会は、国連諸機関との調整のもと、医療・救援・物流物資を積載した24台のトラックからなる車列をアイン・アラブ(コバネ)郡に派遣したと発表した。

SANAによると、アレッポ対応中央委員会はまた、記者会見を開き、アイン・アラブ郡での取り組みについて説明した。

アレッポ県庁舎で行われた会見において、アッザーム・ガリーブ知事は、アイン・アラブ市は包囲されておらず、差別なく、可能な限り迅速にサービスを提供することが県の責務であると述べた。

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SANAによると、外務在外居住者省のクタイバ・カーディーシュ国際協力局長はアレッポ県北東部とハサカ県北東部における人道状況への緊急対応の一環として、国際協力局の監督下に、国連機関および国際・国内パートナーを含むフォローアップ委員会が設置されたと明らかにした。

シリア民主軍側の発表

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の声明・更新情報を発表した。

更新情報(15:42):停戦延長が合意されたにもかかわらず、移行期政権諸派が、アイン・アラブ(コバネ)市西のシャイフラル(シュユーフ)村、ザイラク村、市南東に位置するジャラビーヤ村を攻撃した。

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声明(17:35):複数のメディアでハサカ県のフール・キャンプに収容されていたとして紹介した人物について、「医師」、「民間人」を名乗っていたにもかかわらず、ユーフラテス・ネットワークが撮影した過去の映像では、イスラーム国のメンバーとして軍服を着用し、忠誠の誓いを行っていたことが確認された。

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更新情報(18:46):移行期政権諸派がコバネ市西のカースィミーヤ村に対して継続的な砲撃を行い、子ども1人が死亡し、他に3人が負傷した。

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更新情報(19:33):移行期政権の諸派は、ハサカ県のマアバダ(カルキールキー)町近郊のカリー村に対して、自爆型無人航空機3機で攻撃を行った。

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ANHAは18:07、移行期政権の部隊がハサカ県ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のターフーナ交差点を無人航空機で攻撃したと伝えた。

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シリア人権監視団によると、クルド赤新月社の調整のもと、食料および燃料を積載した39台のトラックからなる車列がハサカ県のカーミシュリー市に入った。

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シリア人権監視団によると、カーミシュリー市内の学校に設けられた避難所の中で、17歳の避難民が、激しい寒さと痙攣の合併症により死亡した。

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ヒムス市で40代のアラウィー派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され負傷(2026年1月25日)

ヒムス県

シリア人権監視団によると、ヒムス市中心部で40代のアラウィー派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され負傷した。

ダマスカス郊外県

内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が刑事捜査課と協力し、ヤブルード郡で殺害事件に関与したとされる3人を逮捕した。

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ダマスカス郊外県タッル市議会は女性用衣料店での男性販売員の雇用を禁止

SNSインフルエンサーのマンスール・アブドゥッラーはXにダマスカス郊外県のタッル市議会の公式発表の画像を転載した。

タッル市議会はこの通達で、女性用衣料店が女性のみを雇用することを義務付け、男性販売員を禁止し、違反すれば閉鎖とすることを決定したと告知した。

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