諸外国の動き(2014年6月6日)

スーザン・ライス米国家安全保障問題担当大統領補佐官はCNN(6月6日付)に「米国は、穏健な反体制派、そして米国がそうだと考える反体制派への支援を強化し、殺傷兵器、および非殺傷的な支援を供与する」と述べた。

ライス補佐官はまた「我々は今のところ、支援の詳細を示す立場にないが、これまで明確に述べた通り、反体制派に軍事的、非軍事的な支援を同時に行う」と付言した。

AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、CNN, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年6月6日)

マダー・プレス(6月6日付)は、ニナワ県警察の話として、モスル市でイラク軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、ダーイシュの迫撃によって、女性、子供を含む63人が死亡、多数が負傷したと報じた。

またニナワ県作戦司令室によると、この戦闘で軍はダーイシュ戦闘員30人を殲滅した。

殺害されたダーイシュ戦闘員のなかには、司令官のハーニー・ハリール・マトユーティー氏も含まれているという。

AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月6日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ムスタファー・カスィール・アーミリー師追悼式典でテレビ演説を行い、大統領空位をシーア派勢力が望み、ターイフ合意に基づく「トロイカ体制」の権力分有を反故にしようとしているとの一部非難を否定した。

ナスルッラー書記長はまた演説のなかでシリアでの大統領選挙について触れ、「シリアにおける政治的解決がアサド大統領とともに始まり、彼とともに終わるということを、反体制勢力、諸外国、そして愛国的野党に示している。7年の任期を有する大統領がいる。解決を望む者は彼と議論せねばならない」と述べた。

ナスルッラー書記長はそのうえですべての武装集団に対して「政治的出口を検討するため…和解と対話に向かう」よう呼びかけた。

AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハーブール川西岸のハリージャ町で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦の末、同町を制圧した。

ダーイシュは4月30日から同町を占拠していたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市各所を軍が空爆、また同市およびその周辺を地対地ミサイルで攻撃した。

また軍は、ドゥーマー市各所、ジスリーン町周辺、アルバイン市各所を空爆した。

これに関して、『ハヤート』(6月7日付)は、軍消息筋の話として、軍がジスリーン町、アルバイン市とムライハ市の間の反体制武装集団の通信を遮断、反体制武装集団が同地域における残された拠点であるダーライヤー市、ジスリーン町などに逃走し、ムライハ市が数日中に陥落するだろう、と報じた。

一方、SANA(6月6日付)によると、ダーライヤー市、ムライハ市北部、ザバディーン町、ナシャービーヤ農場、ザマルカー町、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線のヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アブティーン村などを軍が砲撃、また軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員は、アッザーン山周辺、ハーン・トゥーマーン村、アレッポ中央刑務所近郊などで、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月6日付)によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ムスリミーヤ村、ワディーヒー村、マンスーラ村、アターリブ市、マーリア市、アナダーン市、ハーディル村、フライターン市、ファーフィーン村、バーシュカウィー村、カフルフーム村、タッル・リフアト市、カフルハムラ村、ウワイジャ地区、アブティーン村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、ハンダラート・キャンプ、アレッポ市インザーラート地区、ハナーヌー地区、サーフール地区、アシュラフィーヤ地区、ブスターン・バーシャー地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、アンサーリー地区、シャイフ・サイード地区、バーブ・ナスル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、軍がナブア・ムッル村のジハード主義武装集団の拠点複数カ所を砲撃、またタッラー村・カフリーヤ村間で、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦した。

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ヒムス県では、SANA(6月6日付)によると、キースィーン村、ブルジュ・カーイー村、東サラーム村、ウンク・ハワー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月6日付)によると、タッフ村、サムリーン村、ヤードゥーダ村、ズィムリーン村、ダルアー市キルク地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月6日付)によると、サムリーン村、バシュラームーン村、サルマーニーヤ村、アルバイーン山、バッズィー農場、ラーミー村、カフルシャラーヤー村、バルーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(6月6日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月6日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長はフェイスブックで、「連立に代わる国民的な連合体がまもなく登場し、現地でより大きな影響力を行使することになろう」と綴り、連立の発展的解消を示唆した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)バラカ州(ハサカ県)のアミールは声明を出し、ハサカ県のシャンマル部族の民兵組織「カラーマ軍」が民主統一党「人民防衛隊と同盟を結んだ」と非難、「シャンマル部族の戦闘員によって結成されたカラーマ軍に対してすべての武器をもって戦う」と宣言した。

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自由シリア軍の創設者であるリヤード・アスアド大佐はビデオ声明を出し、武装集団の統合とダマスカスでの戦いの開始を呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、当局に投降したヒムス市の反体制武装集団戦闘員80人以上がダマスカス県の治安機関本部に移送され、うち約20人が処刑されたと主張した。

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