諸外国の動き(2014年6月1日)

ARA News(6月1日付)によると、トルコのシャンウルファ市で、民主統一党とシリア・クルド・イェキーティー党支持者(シリア人)がトルコのクルド青年組織らと合同でデモを行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるタリーフィーヤ村(アレッポ県)での住民虐殺に抗議した。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年6月1日)

ディヤーラー県議会治安委員会のサーディク・フサイニー委員長はマダー・プレス(6月1日付)に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の指導者「アブー・バクル・バグダーディーは、サラーフッディーン県での大規模な戦闘で敗北し、同県からディヤーラー県に移った。複数の情報によると、バグダーディー昨日(5月31日)、サラーフッディーン県に面するアズィーム地方のアウダト・ザルカーニー地区に入ったという」と述べた。

またフサイニー議長によると、これに先立ち、ダーイシュは30日にディヤーラー県でなく終盤ディー教団の教団員8人を処刑した、と付言した。

サラーフッディーン県で発生したダーイシュとナクシュバンディー教団の戦闘で、教団側がダーイシュの指導者の一人を処刑したことを受けた動きだという。

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マダー・プレス(6月1日付)は、アンバール県作戦司令室の話として、ファッルージャ市周辺での掃討作戦で、軍はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員18人を殲滅したと報じた。

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マダー・プレス(6月1日付)は、バーブ県警察の話として、軍・治安部隊がジュルフ・サフル地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を要撃し、戦闘員4人を殺害した、と報じた。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月1日)

ラシード・ディルバース社会問題大臣は、LBCI(6月1日付)に対し「我々は人種主義者ではないが、1,250カ所ものシリア人避難民キャンプが無作為に作られている…。安全でない地域からシリア人だけが難民として分類される…。我々はレバノンのシリア人難民に関する完全な記録を保有している」と述べた。

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NNA(6月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の対シリア国境地帯で16歳の青年1人を含む村人3人を拉致、バイクを盗んだとの嫌疑をかけて拷問を加えた。

3人は31日朝に拉致され、1日早朝に釈放されたという。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、LBCI, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月1日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月1日付)によると、ハトラ村、フサイニーヤ町、サーリヒーヤ村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、ダーイシュ戦闘員3人、ヌスラ戦線戦闘員5人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブアイディーン地区、カーティルジー地区、カーディー・アスカル地区を軍が「樽爆弾」で空爆した。

またアレッポ市アズィーズィーヤ地区、ジュマイリーヤ地区、裁判所一帯を軍が砲撃し、子供1人を含む4人が死亡したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、クドスィーヤー市に迫撃砲弾が着弾、またダーライヤー市周辺、ムライハ市およびその周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が地対地ミサイルなどで攻撃を行った。

一方、SANA(6月1日付)によると、ドゥーマー市郊外とハラスター市郊外を通る国際幹線道路の地下に反体制武装集団が掘った全長300メートルのトンネルを軍が発見、破壊し、なかにいた外国人戦闘員らを殲滅した。

またムライハ市、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ザバダーニー市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団戦闘員、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月1日付)によると、アルバイーン山周辺、バイニーン村、クマイナース村、クーンサルー村北部、タッル・ルードクー、アドワーン村、ヒーラ村、マアッラトミスリーン市、マルイヤーン村、カフルシャラーヤー村、ガルア・ガザール村、アブー・ズフール航空基地周辺、フータ村、タッル・サラムー村、ジスル・シュグール市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(6月1日付)によると、タドムル市南部スッカリー地方、ウンム・シャルシューフ村、ファルハーニーヤ村、フーシュ・ターリブ村、シャブアーニーヤ村、ラスタン市、タルビーサ市、東サラーム村、ウンム・リーシュ村、柑橘農園、ガジャル村、ヒムス・サラミーヤ街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月1日付)によると、フラーク市・スーラ町街道、アトマーン村、ジャースィム市・ナワー市街道、ウンム・アウサジュ村、ヒルバト・マーマー村、ジスラ村、サナナ・ハマーム村、ズバイラ村、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月1日)

ARA News(6月1日付)は、ハサカ県カーミシュリー市の複数の消息筋の話として、西クルディスタン人民議会(民主統一党が主導)の傘下団体の「人民の家」定例会合が数日前に開会され、西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊(民主統一党民兵)、アサーイシュ(治安部隊)への徴兵制の導入が審議されている、と報じた。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年6月1日)

高等司法選挙委員会のヒシャーム・シャッアール議長は、ブラジル、北朝鮮から派遣された選挙監視団と会談した。

シャッアール議長が会談したのは、ブラジルの世界平和会議議長のソコロ・ゴメス女史ら一行と朝鮮祖国統一民主主義戦線中央委員会書記局の金完洙(キム・ワンス)局長。

また、ブラジル、北朝鮮の選挙監視団は、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長と個別に会談した。

SANA(6月1日付)が伝えた。

SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014

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イラン・シューラー議会(国会)のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長は「シリア友好国議会」外交政治委員会委員長会合で、6月3日に投票が行われるシリア大統領選挙にイランが選挙監視団を派遣することを明らかにした。

『ハヤート』(6月2日付)が伝えた。

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SANA(6月1日付)によると、ダマスカス県(ファイハー・スポーツ・シティ)、タルトゥース市、スワイダー市、ラタキア市、ラタキア県ジャブラ市で、大統領選挙実施や軍による「テロとの戦い」支持を訴える集会が開かれ、市民、人民諸組織、職業諸組合、バアス党地方幹部らが出席し、アサド大統領への支持を訴えた。

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高等司法選挙委員会は声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙に関して、選挙法第58条に基づき、6月2日の午前2時をもって選挙宣伝活動を停止すると発表した。

SANA(6月1日付)が伝えた。

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クッルナー・シュラカー(6月1日付)は、複数の消息筋からの情報として、5月28日にウクライナで行われた大統領選挙在外投票で投票した在留シリア人の数が150人程度に過ぎず、しかもその多くがアサド大統領ではなく、マーヒル・アブドゥルハフィーズ・ハッジャール人民議会議員、ハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣に投票した、と伝えた。

Kull-na Shuraka', June 1, 2014
Kull-na Shuraka’, June 1, 2014

ウクライナには約6,000人のシリア人が在留しているが、うち選挙登録を行ったのは約600人だけだったという。

また同消息筋は、アサド大統領以外に投票した票はほとんどが無効票として数えられたと主張している、という。

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シリアおよびビラード・シャームのヌアイム族評議会は声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙を「茶番」を非難し、ボイコットすると発表した。

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Naharnet, June 1, 2014
Naharnet, June 1, 2014

ナハールネット(6月1日付)によると、レバノンの北部県アッカール郡クーシャ村で、シリア人避難民数百人が6月3日に投票が行われるシリア大統領選挙に反対するデモを行った。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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