ダマスカス郊外県ダーライヤー市の反体制組織の傘下にある治安機関「総合治安センター」は声明を出し、同市の男性1人をスパイ容疑で処刑したと発表した。

Kull-na Shuraka’, June 19, 2014をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダマスカス郊外県ダーライヤー市の反体制組織の傘下にある治安機関「総合治安センター」は声明を出し、同市の男性1人をスパイ容疑で処刑したと発表した。

Kull-na Shuraka’, June 19, 2014をもとに作成。
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AFP(6月18日付)は、化学兵器禁止機構の米国代表から得た国連提出予定の報告書において、化学兵器禁止機関・国連合同派遣団による5月の現地調査の結果、シリア国内で体系的に塩素ガスと思われる化学物質が使用されたとの指摘がなされ、アサド政権による毒ガス使用が推定されている、と報じた。
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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、国連憲章第7章に基づき周辺諸国からシリア領内への人道支援物資搬入を求める安保理決議案(オーストラリア、ルクセンブルグ、ヨルダンが共同提案)をめぐる安保理での協議に関して、「前進があった。国境経由での人道支援に関してシリア政府が合意した仕組みの検討を現在集中的に行っている」と述べた。
ロイター通信(6月18日付)が報じた。
AFP, June 18, 2014、AP, June 18, 2014、ARA News, June 18, 2014、Champress, June 18, 2014、al-Hayat, June 19, 2014、Kull-na Shuraka’, June 18, 2014、al-Mada Press, June 18, 2014、Naharnet, June 18, 2014、NNA, June 18, 2014、Reuters, June 18, 2014、SANA, June 18, 2014、UPI, June 18, 2014などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(6月18日付)は、反体制派系人権支援団体「ラワーフィド」は、ダイル・ザウル市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と食糧品などの搬入に関する合意を結んだと報じた。
同合意は、ダーイシュが占拠しているスィヤーサ橋を経由して、ラファーフィドが反体制武装集団とシリア軍との戦闘が続いているダイル・ザウル市に食糧品などの搬入を行うことを定めたものだというが、その詳細は明らかでないという。
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ダイル・ザウル市で活動する反体制活動家のヤースィル・アッラーウィー氏はクッルナー・シュラカー(6月18日付)に対して、ダイル・ザウル県のムジャーヒディーン・シューラー評議会傘下の武装集団や部族民兵がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と停戦したとの一部情報を否定し「専制者と過激派に対するジハード」を続けていると述べた。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、ジャラーブルス市郊外のシュユーム村を襲撃しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とラッカ革命家旅団などからなる「自由シリア軍」部隊が交戦し、ダーイシュ戦闘員多数が死亡した。
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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)シャリーア委員会は声明を出し、ハサカ県を侵攻すると宣言した。

同声明でシャリーア委員会は、「シリアのヌサイリー派体制(アサド政権)、偶像崇拝者の国防軍(国防隊)に代表されるそのシャッビーハ、シオクルディスタン的クルディスタン労働者党に代表されるユダヤ教徒の末裔、十字軍末裔とキリスト教徒背教者」から「バラカ県(ハサカ県)を解放し、その土地にイスラームの旗を掲げるための…侵攻を行う」と宣言し、カーミシュリー市を最初の目標とすると予告した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はサウジアラビアのジェッダで開かれたイスラーム諸国会議機構(OIC)外相会議に出席し、「シリアからイラクに血の海が広がり、今後さらに深刻な問題が生じる…。イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が複数の国の国境、人間、尊厳を無視して国家建設を宣言することを我々は待っていていいのか? ヒズブッラーの傭兵がイラクに達し、宗派主義的憎悪を目の当たりにするのを待っていていいのか? シリアと同じような…新たな虐殺が別の国で起きることを待っていいのか」としたうえで、国際社会がシリアに介入しなかったことを批判した。
マダー・プレス(6月18日付)は、ニナワ県モスル市住民の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が6月13日に発出した「市民文書」を撤回し、アラブ国籍の戦闘員(非イラク人)の多くが最終的に撤退した、と報じた。
これにより、ダーイシュ戦闘員の数は減少し、車輌1、2台がパトロールを行っているだけだという。
ダーイシュは退去に際して、周辺農村出身者と思われる人々にモスル市の統治を委ねたが、農村で暮らしてきた彼らには統治能力はないと見方が主流。
「市民文書」は、モスル市を制圧したダーイシュが、指示に従わない住民らを斬首にすると定めたものだという。
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マダー・プレス(6月18日付)は、サラーフッディーン県バイジ製油所筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がバイジ製油所をロケット弾などで攻撃、これに対してイラク軍ヘリコプターが製油所上空を旋回し、応戦した。
これに関して、イラク軍総司令部のカースィム・アター報道官は記者会見で、イラク軍がバイジ製油所を襲撃したダーイシュを撃退し、40人を殺害したと発表した。
まだサラーフッディーン県治安筋によると、ティクリート市南部にあるシャアラーン・カリーム国民議会議員の邸宅をダーイシュが襲撃、破壊した。
このほか、ダーイシュはティクリート市東部のアラム地区を砲撃した。
一方、イラク内務省報道官は、サラーフッディーン県ティクリート市南部で、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)司令官の一人アブー・タルハ・リービー氏を殺害、またバグダード県作戦司令室所属の部隊がダーイシュ戦闘員46人を殺害、21人を負傷させ、100人以上を逮捕したと発表した。
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マダー・プレス(6月18日付)は、キルクーク県キルクーク市南部のトゥーズ郡・アーミルリー地区間で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と警察・軍が交戦、ダーイシュが同地に位置する三つの村を制圧した、と報じた。
この戦闘で20人が死亡したという。
またキルクーク県の治安筋によると、キルクーク市南部のハムリーン山付近を車で移動中のトルコ人技師3人とドライバー1人が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に拉致、連行された。
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マダー・プレス(6月18日付)は、ディヤラ県ティグリス作戦司令室の話として、ヤアクーバ市北部のハーリス郡で、郡・治安部隊合同部隊が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、チェチェ人司令官を含む4人を殺害したと報じた。
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マダー・プレス(6月18日付)は、アンバール県警察筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がヒート郡の警察署3カ所を襲撃、制圧したと報じた。
またアンバール県作戦司令室によると、治安部隊がカラマ地区にあるルウード橋近くの軍拠点でダーイシュと交戦、撃退したという。
AFP, June 18, 2014、AP, June 18, 2014、ARA News, June 18, 2014、Champress, June 18, 2014、al-Hayat, June 19, 2014、Kull-na Shuraka’, June 18, 2014、al-Mada Press, June 18, 2014、Naharnet, June 18, 2014、NNA, June 18, 2014、Reuters, June 18, 2014、SANA, June 18, 2014、UPI, June 18, 2014などをもとに作成。
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大統領選挙(第2回投票)のための国民議会臨時会がナビーフ・ビッリー議長によって招集されたが、3月14日勢力、民主会合ブロックなど48人が議場に姿を現しただけで、定足数に達せず流会となった。
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マラダ潮流代表のスライマーン・フランジーヤ国民議会議員は、NBN(6月18日付)のインタビューに応じ、そのなかで「バッシャール・アサド大統領の同意なくして、レバノンでいかなる大統領の選出され得ない」と述べた。

フランジーヤ議員はまた「アウン元司令官(自由国民潮流代表)が大統領になれば、アサド大統領は喜ぶだろう。そう彼は言ったし、アウン氏もアサド大統領によって賞賛されていることを知っている」と付言した。
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NNA(6月18日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外にあるシリア人避難民キャンプで、レバノン軍が強制捜査を行い、キャンプ内で軍事教練を行っているとされるシリア人容疑者の追跡を続けた。
AFP, June 18, 2014、AP, June 18, 2014、ARA News, June 18, 2014、Champress, June 18, 2014、al-Hayat, June 19, 2014、Kull-na Shuraka’, June 18, 2014、al-Mada Press, June 18, 2014、Naharnet, June 18, 2014、NBN, June 18, 2014、NNA, June 18, 2014、Reuters, June 18, 2014、SANA, June 18, 2014、UPI, June 18, 2014などをもとに作成。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町近郊にあるパレスチナ難民キャンプを未明に軍が空爆し、子供9人を含む12人が死亡、女性3人を含む7人が負傷した。
またマサール・プレス(6月18日付)によると、軍はシャジャラ町にも「樽爆弾」を投下し、女性、子供を含む40人が死亡、数十人が負傷したという。
このほか、軍はダルアー市各所、シャイフ・マスキーン市などに対して砲撃を加えた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サクバー市各所を軍が空爆し、子供4人と女性4人が死亡、32人が負傷した。
一方、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、カラムーン地方のアッサール・ワルド村郊外の無人地帯で、ジハード主義武装集団とシリア軍、ヒズブッラー戦闘員が交戦し、シャーム外国人旅団の司令官アブー・ハサン・タッリー氏とズブッラー戦闘員4人を死亡した。
他方、SANA(6月18日付)によると、フーシュ・アラブ村、ムライハ市およびその周辺、カフルバトナー町、ジスリーン町郊外、ザマルカー町、ミスラーバー市郊外、カラム・ラサース農場、アッサール・ワルド村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アンサーリー地区、スッカリー地区、ハイダリーヤ地区などを軍が「樽爆弾」で空爆し、多数が負傷した。
一方、SANA(6月18日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、ザフラー地区、ブスターン・カスル地区、バニー・ザイド地区、ライターン地区、ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、ズィルバ村、ムスリミーヤ村、シュカイフ村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、複数の活動家によると、軍がヒムス市ワアル地区を砲撃した。
ARA News(6月18日付)によると、この砲撃により15人が死傷したという。
一方、SANA(6月18日付)によると、スルターニーヤ村、ラスタン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(6月18日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(6月18日付)によると、アトマーン村、ガズラーン農場、カスル・ビータール農場、カスル・アフマル農場、マンシャラ・ハジャル農場、タファス市・ヤードゥーダ村街道、ダルアー市・タファス市街道、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク一帯などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(6月18日付)によると、マンタフ村、アーミキーヤ村、ジスル・アブヤド村、バッザ農場、クマイナース村、ビーシュラームーン村、カニーサト・ナフラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アサド大統領はシリアを訪問中の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の李洙ヨン外務大臣ら一行とダマスカスで会談し、二国間関係の強化などについて協議した。

SANA(6月18日付)によると、会談で李外務大臣は、シリア国民の「対テロ戦争」の成果と大統領選挙の成功を高く評価し、諸外国の国民の多くがシリア国民を支援していると伝えた。
これに対して、アサド大統領は、欧米諸国が自らの意思に沿おうとしない諸外国をさまざまな方法で弱体化・分断させようとし、最近ではそのためにテロ集団への依存を強めていると指摘、シリアにおけるテロ支援が中東地域だけでなく、これらの国々に従属する国を含む全世界に波及する危険があると強調した。
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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は『ハヤート』(6月19日付)に、西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊の活動に関して「ここかしこで過ちを犯してしまっている…。過ちは経験不足によるものだ。なぜなら隊員らは、独裁、弾圧、拷問の支配のもとで暮らしてきたからだ。我々は、よりよい活動ができるよう隊員を訓練することを国際機関に提案している」と述べた。
ムスリム共同党首によると、スイスの団体に人民防衛隊の教練を要請しているという。
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