クッルナー・シュラカー(6月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ラッカ県で納税を拒否した住民への制裁として小麦畑数千ヘクタールを焼き討ったと報じた。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
クッルナー・シュラカー(6月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ラッカ県で納税を拒否した住民への制裁として小麦畑数千ヘクタールを焼き討ったと報じた。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は連立のHPを通じて声明を出し、連立に代わる新たな連合体の結成をめざしているとしたSNSの書き込みが自身によるものではないねつ造だと主張、こうした動きはないと釈明した。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
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マダー・プレス(6月8日付)は、ニナワ県スーラ騎兵旅団第3連隊筋の話として、モスル市西部の連隊本部周辺一帯で同連隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、双方および住民に多数の死傷者が出た、と報じた。
また、ニナワ県作戦司令室によると、イラク軍第3歩兵師団は、モスル市東部でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員2人を殺害した。
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マダー・プレス(6月8日付)は、バービル県警察の話として、軍警察合同部隊がイスカンダリーヤ地方で治安回復作戦を行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員4人を殺害した、と報じた。
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マダー・プレス(6月8日付)は、サーマッラー作戦司令室の話として、同市北部のジャラーム地方でイラク軍が、麻薬密売人3人を含むイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員13人を殲滅したと報じた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市を軍が空爆し、子供3人を含む一家5人が死亡した。
また軍はタッル・シャイール村、アレッポ市ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、カーティルジー地区、バーブ街道地区、アンサーリー地区を「樽爆弾」などで空爆・砲撃し市民6人が死亡したほか、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、クッルナー・シュラカー(6月8日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、マンビジュ市郊外のフシャーム町で離反士官のウサーマ・ハリール少尉を処刑した。
ハリール少尉は離反後、医療活動に従事していたという。
ウムラーン・ズウビー情報大臣は、アサド政権がアル=カーイダ系組織の「実質的同盟者」だと断じたフランスのローラン・ファビウス外務大臣の発言に関して「ファビウス氏の発言はフランスがシリアのテロ組織と深く共謀していることを反映したものだ…。この発言は彼の道徳的水準(の低さ)を表しており、政治的・外交的な発言に関する倫理に反している」と批判した。
ファビウス外務大臣は6月3日、シリア情勢に関して「テロ組織とバッシャール・アサドはさまざまなテロを通じて自らの立場を強めている。実際、シリア政府はテロ組織とは大規模には戦っておらず、穏健な反体制派と戦っている」と述べ、アサド政権をアル=カーイダ系組織の「実質的同盟者」と非難していた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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ダルアー県などシリア南部で活動する自由シリア軍の武装集団21団体は共同声明を出し、ダルアー県西部の解放を目的とした「ヤルムークの戦い」を開始したと発表した。
共同声明を発表した主な武装集団は以下の通り:
1. 北西地区作戦司令部所属ハムザ師団
2. 北西地区作戦司令部所属イウティサーム・ビッラー旅団
3. 北西地区作戦司令部所属バニー・ウマイヤ旅団
4. アフル・スンナ旅団
5. シリア革命家戦線
6. 殉教者ラーイド・ミスリー旅団
7. ヤルムーク師団
8. スムード旅団
9. 南部自由人旅団
10. ハック旅団
11. カラーマ旅団
12. 機甲連隊
13. ヤルムーク殉教者旅団
14. ウンマ建設計画
15. ナワー自由人旅団
16. ハウラーンの盾旅団
17. ファッルージャト・ハウラーン旅団
18. イスラーム暁旅団
19. サダカ・ワアドフ運動
20. ワリード・ヒムス旅団
21. ファーティヒーン中隊
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『ハヤート』(6月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会筋の話として、7月に任期切れとなるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長の後任として、リヤード・ヒジャーブ元首相、ハーディー・バフラ氏が有力候補としてあがっている、と報じた。
クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、この二人に加えてバドル・ジャームース事務局長も有力候補として上がっているという。
しかし、クッルナー・シュラカー(4月8日付)は、複数の消息筋の話として、ヒジャーブ元首相は前回と同様の議長選挙の敗北を避けるため、議長選挙への立候補を辞退するだろう、と付言した。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連安保理に対して、緊急の会合を開き、アサド政権の空軍力を無力化するための措置を講じるよう求めた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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