諸外国の動き(2014年11月12日)

IRNA通信(11月12日付)は、ダマスカス県科学研究センターの原子力技師5人が殺害された事件(9日)に関して、ハサン・カシュガフィー外務副大臣の話として、イラン人科学者はされていない、と報じた。

AFP, November 12, 2014、AP, November 12, 2014、ARA News, November 12, 2014、Champress, November 12, 2014、al-Hayat, November 13, 2014、IRNA, November 12, 2014、Kull-na Shuraka’, November 12, 2014、al-Mada Press, November 12, 2014、Naharnet, November 12, 2014、NNA, November 12, 2014、Reuters, November 12, 2014、SANA, November 12, 2014、UPI, November 12, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:YPGがアイン・アラブで攻勢(2014年11月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市・ハルナジュ村間の街道で「特殊作戦」を実行し、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌3輌とバイク1台を破壊し、同地を制圧、ラッカ県からのダーイシュの兵站路を遮断した。

また人民防衛隊はこの作戦と並行して、アイン・アラブ市南部のムシュタ・ヌール高地のダーイシュ拠点を砲撃した。

このほか、人民防衛隊は、アイン・アラブ市西部郊外、南部前線、市内東部などでダーイシュと交戦し、ダーイシュの戦闘員16人以上を殲滅した。人民防衛隊側にも多数の戦死者が出たという。

なお、クッルナー・シュラカー(11月12日付)などによると、人民防衛隊は、ムシュタ・ヌール高地の大部分、アイン・アラブ市内の5地区などをダーイシュから奪還したという。

これに対して、ダーイシュはタッル・シャイール近郊の避難民キャンプを砲撃、市民2人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム国(ダーイシュ9が、シャームの民のヌスラ戦線の元司令官2人を処刑した(処刑日は不明)。

この2人がヌスラ戦線を離反し、ダーイシュに参加していたという。

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シリア人権監視団は、9月23日から11月11日までの間に、米国など有志連合による空爆で865人が死亡したと発表した。

このうち民間人は50人(うち子供8人、女性5人)、68人がシャームの民のヌスラ戦線戦闘員、746人がダーイシュ(イスラーム国)戦闘員だという。

AFP, November 12, 2014、AP, November 12, 2014、ARA News, November 12, 2014、Champress, November 12, 2014、al-Hayat, November 13, 2014、Kull-na Shuraka’, November 12, 2014、al-Mada Press, November 12, 2014、Naharnet, November 12, 2014、NNA, November 12, 2014、Reuters, November 12, 2014、SANA, November 12, 2014、UPI, November 12, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シャーム自由人イスラーム運動がヌスラ戦線とともに「穏健な反体制派」を攻撃(2014年11月12日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が、同県で攻勢を続けるシャームの民のヌスラ戦線とともに、「穏健な反体制派」の拠点ラーミー村を砲撃した。

一方、SANA(11月12日付)によると、ナフラ村周辺、アブー・ズフール町、カルア・ガザール村一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月12日付)によると、ムハルダ市郊外のカルナーズ小学校を「武装テロ集団」が襲撃し、児童7人を殺害した。

一方、シリア軍はファルハーニーヤ村で反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がシリア軍との戦闘の末、シャイフ・マスキーン市の大部分を制圧した。

またヌスラ戦線らは、ブスラー・シャーム市南部、ナワー市などでシリア軍、国防隊と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区(空軍情報部一帯)、ラーシディーン地区で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員がアンサール・ディーン戦線と交戦、シリア軍が同地を地対地ミサイルなどで砲撃した。

一方、SANA(11月12日付)によると、ザバディーヤ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月12日付)によると、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを「武装テロ集団」が砲撃し、子供1人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(11月12日付)によると、タドムル市郊外のワーディー・マッラーン、シャリーファ村北部、タルビーサ市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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シリア国内の動き:カラムーン地方での事態正常化を祝い、全長10キロのメッセージ・カード作成(2014年11月12日)

ダマスカス郊外県ヤブルード市(カラムーン地方)では、「挙国一致青年連合」のもと、同市の事態正常化を祝して、祖国への忠誠を綴るための全長10キロにおよぶメッセージ・カードを作成、住民らがそれぞれの想いを書き込んだ。

挙国一致青年連合副代表のナスライーン・ナマト女史によると、このメッセージ・カードはシリア各地を巡回する予定だという。

SANA(11月12日付)が伝えた。

SANA, November 12, 2014
SANA, November 12, 2014

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シリア政府の動き:国内の反体制組織の指導者逮捕(2014年11月12日)

クッルナー・シュラカー(11月12日付)によると、治安当局が、国内で活動する主要な反体制組織の一つシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表を逮捕した。

ハサン代表はレバノン経由でスペインに向かう途中、シリア・レバノン国境地帯で逮捕されたという。

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シリア反体制勢力の動き:シリア国民連合はアレッポ市「戦闘中止」に反対(2014年11月12日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は声明を出し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市「戦闘中止」イニシアチブに関して、「不明確だ」としたうえで、「解決策は包括的でなければならない…。包括的な政治解決がなければ(戦闘中止は)アサド政権以外に利さない」と述べ、非難した。

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