シリア反体制勢力の動き(2014年11月22日)

スィラージュ・プレス(11月23日付)などは、シリア革命反体制勢力国民連立の元議長で無所属の反体制活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏がトルコのアンタキア市郊外の自由シリア軍参謀委員会メンバーらを訪問し、モスクワ訪問の結果などについて意見を交わしたと報じた。

ハティーブ氏は参謀委員会メンバーらとの会合で、ロシアを含む多くの国が、ジュネーブ合意に基づく紛争解決プロセスにおいて、アサド政権の退陣を求めなくなっていると指摘したという。

ハティーブ氏と参謀委員会メンバーらは、アサド大統領および政権幹部の退任と引き替えに、国防、内務など既存の国家機関を維持するという方針で合意したという。

Siraj Press, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ラブロフ露外相は、米国によるアサド政権打倒の試みに疑義(2014年11月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでのフォーラムで、米国など有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けたシリア空爆に関して、アサド政権打倒への米国の試みから「光を遠ざける」ことを狙っていると述べ、疑義を呈した。

ラブロフ外務大臣は「米国は、アサド政権が中東地域にテロリストを引きつける重要な一局をなしていると考え、その打倒への決意を正当化しようとしている。しかし、私はこうした考え方が破綻した論理に基づいていると考える」と述べた。

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ドイツのトーマス・デメジエール内務大臣は、シリアとイラクに渡航し、ダーイシュ(イスラーム国)に参加しているドイツ人戦闘員の数が約550人に上っていることをフェニックス・テレビ(11月22日付)に対して明らかにした。

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ジョー・バイデン副大統領は訪問先のトルコ訪問で、シリアの紛争での犠牲者を支援するため、1億3,500万個目ドルの追加支援を行うと発表した。

支援はトルコなどのシリア周辺諸国、そしてシリア国内のシリア人避難民への食糧支援などに対して当てられ、国連世界食糧計画(WFP)に対してその多くが供与されるという。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ラッカ州で独自の時間を採用(2014年11月22日)

クッルナー・シュラカー(11月22日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州が、ラッカ市内のモスクのミナレットから、シリア時間と1時間の時差を設け、独自の時間を採用すると発表した、と報じた。

シリア時間は日本と7時間差(夏時間は6時間差)だが、ラッカ州の時間は8時間差となる。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市各所に迫撃砲30発以上を打ち込む一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が市内東部の市庁舎地区にあるダーイシュ拠点を攻撃するなどし、ダーイシュと散発的に交戦した。

また人民防衛隊とイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員は同市およびその周辺のダーイシュの拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年11月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブライジュ村交差点、アルド・マッラーフ地区、バービース村、マンスーラ村、アレッポ市シャイフ・ナッジャール地区などを「樽爆弾」などで空爆、砲撃した。

一方、SANA(11月22日付)によると、バヤーヌーン町、マーリア市、アレッポ市カーディー・アスカル地区、バーブ・ナイラブ地区、ハーリディーヤ地区、製材所(ブライジュ村)、マサーキン・ハナーヌー地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、第82師団基地周辺でシリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦する一方、アルマー町、フラーク市、ダルアー市パノラマ交差点一帯を砲撃した。

一方、SANA(11月22日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校周辺、ミスリー交差点一帯、雛民キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月22日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ラフマーン軍団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ばザブディーン村一帯を地対地ミサイルで攻撃、またアイン・フィージャ村、ダイル・ムクリン町、アイン・ハドラー村を砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(11月22日付)によると、イスラーム軍の作戦副司令官アブー・ハッターブ氏と離反兵局長のアブー・ムハンマド・アダス氏が東グータ地方で暗殺された。

一方、ARA News(11月22日付)によると、フライタ村一帯でシリア軍、ヒズブッラーがシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

他方、SANA(11月22日付)によると、ザブディーン村およびその周辺、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団の掃討を進め、支配地域を拡大した。

またザマーニーヤ村、ダイル・アサーフィール市、シャイフーニーヤ村、タッル・クルディー町一帯、アルバイン市、ザマルカー町、ハラスター市およびその周辺、カーラ市郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月22日付)によると、ブワイティー村、サラーキブ市、バサーミス村、カフルラーハー市周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月22日付)によると、フーシュ・ターリブ村、アイン・フサイン村、バッラーン村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:人民議会議長がロシア議員団と会談(2014年11月22日)

ロシア連邦議会のイリヤス・ウマハノフ上院副議長を団長とするロシア議員団がシリアを訪問し、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長らと会談した。

会談では、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線の掃討、武器供与禁止などを謳った国連安保理決議第2170号、第2178号履行の必要などが確認された。

SANA(11月22日付)が伝えた。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表:米国など有志連合の爆撃により死者、2ヶ月で910人(2014年11月22日)

シリア人権監視団は、2014年9月23日に始まった米国など有志連合の空爆により、2ヶ月間で910人殺害されたと発表した。

このうちダーイシュ(イスラーム国)戦闘員など戦闘員は785人、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員は72人、民間人は52人(うち子供8人、女性5人)。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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