諸外国の動き:米大統領、イラクへの増派承認(2014年11月7日)

バラク・オバマ米大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うイラク・クルディスタン地域のペシュメルガへの教練や作戦面での支援強化のため、イラクに米軍兵を最大1,500人増派することを承認した。

これにより派遣規模は計3,100人になる見通し。

ARA News(11月8日付)などが伝えた。

AFP, November 8, 2014、AP, November 8, 2014、ARA News, November 8, 2014、Champress, November 8, 2014、al-Hayat, November 9, 2014、Kull-na Shuraka’, November 8, 2014、al-Mada Press, November 8, 2014、Naharnet, November 8, 2014、NNA, November 8, 2014、Reuters, November 8, 2014、SANA, November 8, 2014、UPI, November 8, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:レバノン軍が負傷者搬入のため不法入国しようとした武装集団を撃退(2014年11月7日)

AFP(11月7日付)は、シリアの反体制武装集団が負傷者11人をレバノン領内のシャブアー農場地方(ナバティーヤ県)に搬入しようとしたが、レバノン軍がこれを撃退した、と報じた。

反体制武装集団はクナイトラ県のゴラン高原兵力引き離し地域を拠点に活動する組織と思われる。

AFP, November 7, 2014、AP, November 7, 2014、ARA News, November 7, 2014、Champress, November 7, 2014、al-Hayat, November 8, 2014、Kull-na Shuraka’, November 7, 2014、al-Mada Press, November 7, 2014、Naharnet, November 7, 2014、NNA, November 7, 2014、Reuters, November 7, 2014、SANA, November 7, 2014、UPI, November 7, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがラッカ住民にシリア軍兵士3人を蹴り殺させる(2014年11月7日)

ラッカ県では、『ハヤート』(11月8日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市の広場で、住民にシリア軍兵士3人を蹴り殺させた。

こうした処刑が行われるのが、これが初めてで、3人は、ダーイシュによる第17師団基地、タブカ航空基地攻撃時に捕捉された兵士だという。

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ヒムス県では、『ハヤート』(11月8日付)によると、シリア軍が奪還したシャーイル油田一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が反撃に転じ、兵士数十人を殺害、戦車9輌を破壊、7輌を捕獲した。

ダーイシュが破壊・捕獲した戦車は、「虎」の異名で知られるスハイル・ハサン大佐の部隊に所属する戦車だという。

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アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)アレッポ州広報局が、県北部のクルド人の20村がダーイシュへの忠誠を宣言したと発表した。

『ハヤート』(11月8日付)が伝えた。

また、ARA News(11月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊が、アレッポ市東部のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する合同作戦を行い、ダーイシュの狙撃手を殺害した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、アレッポ県アイン・アラブ市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯などでダーイシュ(イスラーム国)に対して8回にわたって空爆を行い、武器庫、拠点などを破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月7日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハウィーカ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)
の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 7, 2014、AP, November 7, 2014、ARA News, November 7, 2014、Champress, November 7, 2014、al-Hayat, November 8, 2014、Kull-na Shuraka’, November 7, 2014、al-Mada Press, November 7, 2014、Naharnet, November 7, 2014、NNA, November 7, 2014、Reuters, November 7, 2014、SANA, November 7, 2014、UPI, November 7, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シャイフ山(ヘルモン山)付近で戦闘激化(2014年11月7日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・ティーマー村(ドゥルーズ派の村)で、シリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の攻撃を受け、兵士26人が死亡した。

ヌスラ戦線側も14人が死亡した。

またシリア軍はレバノン国境に位置するシャイフ山(ヘルモン山)の村々に進軍する一方、フーシュ・ファーラ村からバーラー村に至る一帯で戦闘を激化させたという。

一方、SANA(11月7日付)によると、アルバイン市、ザマルカー町、ハティータト・ジャルシュ町、バーラー村、ジャルバー村、カースィミーヤ町、カラムーン山地一帯郊外無人地帯、カフルフールで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で反体制武装集団が軍警察施設を襲撃、シリア軍、国防隊と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線とジュンド・アクサーがサフーフン村、ファッティーラ村、ハザーリーン村を制圧した。

一方、SANA(11月7日付)によると、ヒーラ村、カフルナジュド村、カフルシャラーヤー村、クーリーン村、ファイルーン村、バルーマー村、ブカフルーン村、ジスル・シュグール市、ハーン・シャイフーン市、マアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、カンスフラ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月7日付)によると、スルターニーヤ村、東サラーム村一帯、ドゥワイバ村、ワーディー・カフフ、シャーイル油田東部(ワーディー・ジャズル)で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(11月7日付)によると、マスハラ丘一帯、ラスム・ハワーリド村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月7日付)によると、シャイフ・マスキーン市、ハマド丘、ジュアイリーヤ村、イブタア町、アトマーン村、タファス市、ダルアー市旧税関地区などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月7日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区、ジャバル・バドルー地区、旧市街、バニー・ザイド地区、マンスーラ村、フライターン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 7, 2014、AP, November 7, 2014、ARA News, November 7, 2014、Champress, November 7, 2014、al-Hayat, November 8, 2014、Kull-na Shuraka’, November 7, 2014、al-Mada Press, November 7, 2014、Naharnet, November 7, 2014、NNA, November 7, 2014、Reuters, November 7, 2014、SANA, November 7, 2014、UPI, November 7, 2014などをもとに作成。

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