青山弘之「イスラム国空爆」(共同通信社)
シリアとイラクで勢力を広げている過激派の「イスラム国」に対して米国を中心とした有志連合が空爆に踏み切った。・・・
『岩手日報』2014年11月3日、『佐賀新聞』2014年11月5日、『デイリー東北』2014年11月5日、『高知新聞』2014年11月6日、『山形新聞』2014年11月7日に掲載。
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内各所で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。
また米国など有志連合は、アイン・アラブ市内の工業地区、カーニー・アラバーン地区にあるダーイシュ拠点、マズラアト・ダーウド村、マナーズィー村などを4度にわたって空爆した。
米空軍はまた、マンビジュ市からアイン・アラブ市に向かって移動中のダーイシュ増援部隊を空爆し、車輌複数台を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市でダーイシュ(イスラーム国)が男性8人を処刑した。
8人はいずれも武装集団メンバーで数日前に投降していたという。
ダーイシュはまた、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区でも男性2人をシリア政府に内通していたとして斬首、また1人を「覚醒評議会」(部族民兵)に属していたとして処刑した。
一方、Champress(11月3日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、工業地区、ハウィーカ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, November 3, 2014、AP, November 3, 2014、ARA News, November 3, 2014、Champress, November 3, 2014、al-Hayat, November 4, 2014、Kull-na Shuraka’, November 3, 2014、al-Mada Press, November 3, 2014、Naharnet, November 3, 2014、NNA, November 3, 2014、Reuters, November 3, 2014、SANA, November 3, 2014、UPI, November 3, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、『ハヤート』(11月4日付)が、シャームの民のヌスラ戦線が、トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所に近いサルマダー村に兵力を集中させ、同地の制圧をめざしていると報じた。
また、シリア人権監視団によると、ヌスラ戦線によって1日に制圧されたダイル・サンバル村をシリア軍が3回にわたって空爆した。
一方、Champress(11月3日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、バービーラー村、サラーキブ市、マシュバク村周辺、ラーミー村、ナリラヤー村、シャイフ・イドリース村、タフタナーズ市、バルユーン村、カンスフラ村、アブー・ズフール町、バーラ村、ダイル・サンバル村、フバイト村、タマーニア町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、フワーリーン村、タルビーサ市などで、シリア軍と反体制武装集団が交戦し、36人が死亡した。
またヒムス市アクラマ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性1人が負傷した。
一方、Champress(11月3日付)によると、ウカイリバート町、シャーイル油田一帯、タフハ村、ジャズル・ガス採掘所一帯、アイン・フサイン村郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区(空軍情報部)で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員がアンサール・ディーン戦線と交戦した。
またアレッポ市ハイダリーヤ地区などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。
一方、Champress(11月3日付)によると、アレッポ市旧市街、マシュハド地区、スッカリー地区、ラームーサ地区、ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が砲撃した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザーキヤ町、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ハラスター市、ザブディーン村で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が第175連隊基地を砲撃した。
これに対し、シリア軍はブスラー・シャーム市、ブスル・ハリール市を砲撃、シャイフ・マスキーン市でシャームの民のヌスラ戦線などと交戦した。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)によると、ダマスカス殉教者旅団、バルク・イスラーム旅団、アフル・アズム旅団、ヒムス・ワリード旅団が「彼らの扉へ入れ」の戦いを開始、シャイフ・マスキーン市一帯のシリア軍拠点などへの攻撃を開始した。
他方、Champress(11月3日付)によると、ダルアー市バジャービジャ地区などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、Champress(11月3日付)によると、サイヤード村、ジャンナー・アルバーウィー村、ハッダージュ村、サウハ村、ムスタリーハト・タフマーズ村、アブー・リマール村、ラスム・アッブード村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, November 3, 2014、AP, November 3, 2014、ARA News, November 3, 2014、Champress, November 3, 2014、al-Hayat, November 4, 2014、Kull-na Shuraka’, November 3, 2014、al-Mada Press, November 3, 2014、Naharnet, November 3, 2014、NNA, November 3, 2014、Reuters, November 3, 2014、SANA, November 3, 2014、UPI, November 3, 2014などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(11月1日付)、『ハヤート』(11月3日付)などは、ダマスカス県内のレストランやホテルで、アーシューラー(ムハッラム月10日/11月3日)に合わせて、シリアのシーア派、レバノン、イラク、イランからの巡礼者・観光客、親政権の民兵隊員らが、盛大に祝祭を催していると報じ、その写真を掲載した。
シリア国内でこうした盛大な祝祭が催されるのは初めてだという。




AFP, November 3, 2014、AP, November 3, 2014、ARA News, November 3, 2014、Champress, November 3, 2014、al-Hayat, November 3, 2014、November 4, 2014、Kull-na Shuraka’, November 1, 2014、November 1, 2014、November 3, 2014、al-Mada Press, November 3, 2014、Naharnet, November 3, 2014、NNA, November 3, 2014、Reuters, November 3, 2014、SANA, November 3, 2014、UPI, November 3, 2014などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(11月3日付)は、複数の親政権筋の話として、シリア政府が、反体制武装集団の掃討にあたっている国防隊(義勇部隊)、人民諸委員会(自警団)を統合し、「国民治安委員会」の創設を検討している、と報じた。
AFP, November 3, 2014、AP, November 3, 2014、ARA News, November 3, 2014、Champress, November 3, 2014、al-Hayat, November 4, 2014、Kull-na Shuraka’, November 3, 2014、al-Mada Press, November 3, 2014、Naharnet, November 3, 2014、NNA, November 3, 2014、Reuters, November 3, 2014、SANA, November 3, 2014、UPI, November 3, 2014などをもとに作成。
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シリア国民建設潮流メンバーら、シリア国内で活動する反体制活動家がダマスカス県内で開いた会合(民主的行動委員会)に、アリー・ハイダル国民和解担当国務大臣(シリア民族社会党インティファーダ派)が出席し、ダーイシュ(イスラーム国)への対応などについて協議した。
同会合は、ダーイシュに反対する共同声明の作成をめざしている。
クッルナー・シュラカー(11月3日付)が伝えた。

AFP, November 3, 2014、AP, November 3, 2014、ARA News, November 3, 2014、Champress, November 3, 2014、al-Hayat, November 4, 2014、Kull-na Shuraka’, November 3, 2014、al-Mada Press, November 3, 2014、Naharnet, November 3, 2014、NNA, November 3, 2014、Reuters, November 3, 2014、SANA, November 3, 2014、UPI, November 3, 2014などをもとに作成。
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