諸外国の動き:仏外相がアレッポ救済、安全保障地帯設置を要求(2014年11月25日)

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の「戦闘凍結」イニシアチブに関して、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(11月25日付)に対して、「我々はデミストゥラ共同特別代表と、一方でアレッポ救済、他方で安全保障地域の設置に向けて活動している」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、フランスのヴェルナール・クシュネル元外務大臣がハサカ県カーミシュリー市を突如訪問し、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区のサーリフ・カッドゥー渉外関係委員長(外務大臣)ら高官(民主統一党)、民主連合運動(TEV DEM)と会談した。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Novembver 26, 2014、Champress, November 25, 2014、France Inter, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヒズブッラーがシリア人武装集団と捕虜交換(2014年11月25日)

ヒズブッラーは声明を出し、シリア領内のカラムーン地方(ダマスカス郊外県)でシリア人武装集団によって拘束されていた戦闘員のイマード・アイヤード氏が釈放されたと発表された。

アイヤード氏の釈放は、ヒズブッラーが拘束していたシリア人戦闘員2人との捕虜交換によるという。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Champress, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がラッカ市を爆撃(2014年11月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているラッカ市工業地区などを10回にわたって空爆し、子供3人を含む住民36人が死亡、数十人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)は、ダーイシュ・ラッカ州の治安局高官が何者かに暗殺されたと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって追放されていたシュアイタート部族避難民数千人が、ダーイシュの許可を得て、ガラーニージュ市に帰宅した。

ただし同監視団によると、キシュキーヤ町、アブー・ハマーム市から避難しているシュアイタート部族住民数千人の行方は、依然として不明だという。

帰宅許可は、カリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏の命令によるもので、帰宅に際して、シュアイタート部族による集会の禁止、武器不携帯などの合意が交わされたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市南西部の街区などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、ダーイシュは同市に14発の迫撃砲を撃ち込んだ。

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市で住民2人を姦通罪により、石打刑に処し、殺害した。

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ヒムス県では、SANA(11月25日付)によると、ジャズル・ガス採掘所北部、シャーイル・ガス採掘所周辺、バルアース山一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(11月25日付)によると、マフルーム村、ウンム・キバル村、アブドゥルアズィーズ山サディーク分岐点で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Champress, November 25, 2014、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アレッポ市郊外で、シリア軍とヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線の激戦続く(2014年11月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハンダラート・キャンプ一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

またザフラー町南部、アレッポ市ザフラー協会地区などで双方は激しく交戦した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(11月25日付)は、アンサール・ディーン戦線側がハンダラート・キャンプ郊外の工業地区を制圧したと報じた。

またARA News(11月25日付)によると、アンサール・ディーン戦線らはザフラー町南部入り口の複数のビルを制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、政治治安部がヒムス市で共産主義行動党のヤースィル・ムルヒム氏(アラウィー派)を逮捕した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(11月25日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ周辺を砲撃、国防隊とともに、ティーバ市一帯、ザブディーン村一帯、ハティータト・ジャルシュ町一帯で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月25日付)によると、ダーライヤー市、ハラスター市、ミスラーバー郊外、ジスリーン町、カフルバトナー町、ザマルカー町、ザブディーン村郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市各所をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月25日付)によると、ブスラー・シャーム市、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市カルク地区、旧税関地区周辺、バジャービジャ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、アンサール・シャリーア大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月25日付)によると、ムウダミーヤ村、ハシャービーヤ村、ジャルーフ村、クライブ・サウル村、ハッダージュ村、ムーリク市郊外、アクラブ町、カルカート村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月25日付)によると、イシュタブラク村一帯などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、Champress, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:ラタキアの反体制武装集団がダーイシュに参加(2014年11月25日)

『クドス・アラビー』(11月25日付)によると、ラタキア県郊外で活動するイッズッディーン・カッサーム大隊の戦闘員がフェイスブックを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)への加入を表明した。

イッズッディーン・カッサーム大隊はシャーム・イスラーム運動とともに武装闘争を行っていた。

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西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は声明を出し、アレッポ県ヌッブル市、ザフラー町一帯でのシリア軍、国防隊と、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦に人民防衛隊が参戦し、シリア軍側を支援しているとの情報を否定し、同戦闘に参加していないと発表した。

ARA News(11月26日付)が伝えた。

AFP, November 25, 2014、AP, November 25, 2014、ARA News, November 25, 2014、November 26, 2014、Champress, November 25, 2014、al-Hayat, November 26, 2014、Kull-na Shuraka’, November 25, 2014、al-Mada Press, November 25, 2014、Naharnet, November 25, 2014、NNA, November 25, 2014、al-Quds al-‘Arabi, November 25, 2014、Reuters, November 25, 2014、SANA, November 25, 2014、UPI, November 25, 2014などをもとに作成。

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