諸外国の動き:米国防省報道官がシリア軍のラッカ市爆撃を批判(2014年11月27日)

ジェニファー・サキ米国務省報道官は、自国が指導している有志連合も頻繁に空爆を行っているラッカ市に対するシリア軍の25日の空爆に関して、「恐怖を感じる」としたうえで、アサド政権の正統性を改めて否定、非難した。

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化学兵器禁止機関のアフメト・ウズムジュ事務局長は、国連安保理に対してシリアでの化学兵器廃棄プロセスの進捗状況を報告した。

この報告で、ウズムジュ事務局長は、シリア領内に残されている化学関連施設が12施設あり、これらは12月から廃棄作業が開始され、2015年6月末に同作業の終了を予定しているという。

『ハヤート』(11月28日付)が伝えた。

AFP, November 27, 2014、AP, November 27, 2014、ARA News, November 27, 2014、Champress, November 27, 2014、al-Hayat, November 28, 2014、Kull-na Shuraka’, November 27, 2014、al-Mada Press, November 27, 2014、Naharnet, November 27, 2014、NNA, November 27, 2014、Reuters, November 27, 2014、SANA, November 27, 2014、UPI, November 27, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンの動き:ダーイシュを支援するシリア人容疑者3人逮捕(2014年11月27日)

NNA(11月27日付)によると、北部県アッカール郡の対シリア国境に位置するシャドラー合同検問所(国境警備隊と内務治安軍総局の合同検問所)で、内務治安軍総局がシリア人3人をダーイシュ(イスラーム国)を支援しているとの容疑で逮捕した。

AFP, November 27, 2014、AP, November 27, 2014、ARA News, November 27, 2014、Champress, November 27, 2014、al-Hayat, November 28, 2014、Kull-na Shuraka’, November 27, 2014、al-Mada Press, November 27, 2014、Naharnet, November 27, 2014、NNA, November 27, 2014、Reuters, November 27, 2014、SANA, November 27, 2014、UPI, November 27, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がラッカ市を再び爆撃(2014年11月27日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が25日に続いて、ダーイシュ(イスラーム国)によって実効支配されているラッカ市各所を8回にわたって空爆し、子供1人を含む住民7人が死亡した。

空爆は、ダーイシュの徴税局として使用している施設に面したイッティハード大学のカーディーの家などに対して行われ、このカーディーの家族らが犠牲になったという。

またシリア軍は、ジスル・アティーク地区、ダーイシュが拠点として使用しているジャウド・レストラン、学校密集地区のビルなどに対しても空爆を行ったという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月27日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、フワイジャト・サクル地区、アスマル地区、サーフィー地区、バドラーン地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 27, 2014、AP, November 27, 2014、ARA News, November 27, 2014、Champress, November 27, 2014、al-Hayat, November 28, 2014、Kull-na Shuraka’, November 27, 2014、al-Mada Press, November 27, 2014、Naharnet, November 27, 2014、NNA, November 27, 2014、Reuters, November 27, 2014、SANA, November 27, 2014、UPI, November 27, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イドリブでヌスラ戦線とアンサール旅団が交戦(2014年11月27日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月27日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とジュンド・アクサーなどからなるジハード主義武装集団が、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村でアンサール旅団と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、アブー・ズフール航空基地周辺をシリア軍が9回にわたり空爆、また同地北部一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍は、アイン・ルーザー村、フバイト村などに対しても「樽爆弾」などで空爆したという。

一方、SANA(11月27日付)によると、ワリーダ村、ハミーマート・ダーイル、タッル・ワッズ、マジャースで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月27日付)によると、ラスタン市郊外の農場、ハッターブ、東サラーム村、ウンム・サフリージュ村、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月27日付)によると、マイダアー町からドゥマイル市方面に逃走しようとした反体制武装集団を、シリア軍が要撃し、50人を殲滅した。

ただし、『ハヤート』(11月27日付)は、ヒズブッラー消息筋の話として、要撃はシリア軍だけでなく、ヒズブッラー戦闘員も参加して行われ、殲滅した戦闘員の数も30人だったと付言した。

またSLN(11月27日付)は、この要撃で殺害されたのが東グータ地方の住民だと報じた。

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ダルアー県では、SANA(11月27日付)によると、シャイフ・マスキーン市、アトマーン村周辺、ムサイフィラ、ジーザ、ダーイル、ダルアー市カルク地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、アブー・カイイム・ジャウズィーヤ大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(11月27日付)によると、サーキヤト・カルト村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月27日付)によると、マアルサト・ハーン村、ズィヤーラ村、アルド・マッラーフ地区、アレッポ市ライラムーン地区、シュカイフ地区、バニー・ザイド地区、スライマーン・ハラビー地区、カースティールー地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ファーティヒーン末裔旅団、サラージカ旅団、スルターン・ムラード旅団、スルターン・アブドゥルハミード旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(11月27日付)は、シリア電子軍が英国の『デイルー・テレグラフ』、『インディペンデント』、『イヴニング・スタンダード』のHPに対してサイバー攻撃をかけたと伝えた。

シリア電子軍もツイッターで攻撃を認めたという。

AFP, November 27, 2014、AP, November 27, 2014、ARA News, November 27, 2014、Champress, November 27, 2014、al-Hayat, November 28, 2014、Kull-na Shuraka’, November 27, 2014、al-Mada Press, November 27, 2014、Naharnet, November 27, 2014、NNA, November 27, 2014、Reuters, November 27, 2014、SANA, November 27, 2014、SLN, November 27, 2014、UPI, November 27, 2014などをもとに作成。

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