イスラーム国をめぐる動き:シリア軍、米国など有志連合による爆撃続く(2014年12月22日)

ハサカ県では、ARA News(12月22日付)によると、シリア軍がミールビーヤ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して、「樽爆弾」で空爆を加えた。

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アレッポ県では、ARA News(12月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、イスラーム(ダーイシュ)との戦闘の末、アイン・アラブ市の文化センター一帯を再び奪還した。

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ダイル・ザウル県のシュアイタート部族出身のアリー・アラーウ准将は声明を出し、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガによるスィンジャール山解放に祝辞を送った。

ARA News(12月22日付)が伝えた。

一方、SANA(12月22日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ムーハサン市、ブーニムル村、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍によると、米国など有志連合はシリア、イラクのダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して22回にわたって空爆を行った。

空爆はシリア領内で12回、イラク領内で10回行われたという。

AFP, December 22, 2014、AP, December 22, 2014、ARA News, December 22, 2014、Champress, December 22, 2014、al-Hayat, December 23, 2014、Kull-na Shuraka’, December 22, 2014、al-Mada Press, December 22, 2014、Naharnet, December 22, 2014、NNA, December 22, 2014、Reuters, December 22, 2014、SANA, December 22, 2014、UPI, December 22, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム国に忠誠を誓っていた武装集団がヌスラ戦線に追従(2014年12月22日)

クッルナー・シュラカー(12月22日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を表明していたイスラーム・ウカーブ旅団のサッダーフ・ハリーファ司令官が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動に追従し、ヌスラ戦線が制圧するハマー県カスル・ブン・ワルダーン村を本拠地として活動を展開することを決定した、と報じた。

AFP, December 22, 2014、AP, December 22, 2014、ARA News, December 22, 2014、Champress, December 22, 2014、al-Hayat, December 23, 2014、Kull-na Shuraka’, December 22, 2014、al-Mada Press, December 22, 2014、Naharnet, December 22, 2014、NNA, December 22, 2014、Reuters, December 22, 2014、SANA, December 22, 2014、UPI, December 22, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ダルアーで「自由シリア軍」司令官が戦死(2014年12月22日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月22日付)によると、シャイフ・マスキーン市でのシリア軍との戦闘で、「自由シリア軍」のアンマール・アブー・スィッリーヤ司令官が死亡した。

またシリア人権監視団によると、ダルアー市マンシヤ地区、シャイフ・マスキーン市、ブスラー・シャーム市で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月22日付)によると、ムサイフラ町、東カラク村、ブスラー・シャーム市、サムリーン村、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、南部タウヒード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、「革命家」がドゥーリーン高地に展開するシリア軍の哨所複数カ所を砲撃した。

これに関して、シリア人権監視団は、カサブ町郊外の第45監視塔一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、ズーバール村などがジハード主義武装集団の砲撃を受けたと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市のイフサーン病院近くで、シリア軍がマイクロバスを空爆、乗っていた子供4人が死亡、10人が負傷した。

またアブー・ズフール航空基地一帯では、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線らジハード主義武装集団の交戦が続いた。

一方、SANA(12月22日付)によると、バラーギーティー村、クルド山一帯、アブー・ズフール町周辺、ラーミー村、ジュダール・ブカフルーン村、ナリラヤー村、ラッジュ村、アルバイーン山一帯、イドリブ中央刑務所一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、キースィーン村をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月22日付)によると、カフルラーハー市、タッルドゥー市、ナースィリーヤ村、ラッフーム村、ウンク・ハワー村、バルグースィーヤ村、マクサル・ヒサーン村、ウンム・サフリージュ村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区、ズィルバ村、ハンダラート・キャンプ一帯、ブライジュ村周辺、シャイフ・ナッジャール市郊外、アレッポ市マイダーン地区、ブスターン・バーシャー地区などで、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月22日付)によると、ハラスター市、アルバイン市、ダマスカス県ジャウバル区に張り巡らされた全長160メートル、深さ7メートルの地下トンネルをシリア軍が発見、破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(12月22日付)によると、ラフィード町一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(12月22日付)によると、シリア軍が反体制武装集団の車列を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 22, 2014、AP, December 22, 2014、ARA News, December 22, 2014、Champress, December 22, 2014、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2014、al-Hayat, December 23, 2014、Kull-na Shuraka’, December 22, 2014、al-Mada Press, December 22, 2014、Naharnet, December 22, 2014、NNA, December 22, 2014、Reuters, December 22, 2014、SANA, December 22, 2014、UPI, December 22, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国幹部らの暗殺を計画していたグループを摘発(2014年12月22日)

ダーイシュ(イスラーム国)の広報局は、幹部らの暗殺を陰謀したチェチェン人、トルコ人と思われる戦闘員5人を逮捕した、とするビデオ映像(https://www.youtube.com/watch?v=sMAVHTTlOyE)を発表した。

5人はダーイシュの治安機関によって逮捕され、その際リーダー格のチェチェン人1人が死亡した。

ビデオ映像では、アブー・マリヤム、アクラマ、アブー・ヤアクーブ、アブー・ザッルを名のる4人のメンバーが、ダーイシュ指導者のアブー・バクル・バグダーディー氏、報道官のアブー・ムハンマド・アドナーニー氏に背教宣告し、ダーイシュのアミールやシャイフらを殺害しようとしていたと証言し、罪を認めている。

メンバーの一人はまた、ダーイシュ治安機関による摘発を逃れるため、トルコ領内に逃走しようとしていたとも証言している。

またアルヴィールを名のるグループのリーダーが、他のメンバーとともにダーイシュを内部から崩壊させようと共謀する会話を録音したとする音声も公開された。

なお公開された戦闘員5人は、トルコ語、チェチェン語(と思われる言葉)で会話、証言をしており、クッルナー・シュラカー(12月22日付)は彼らを「チェチェン人」、ARA
News(12月22日付)は「トルコ人」と報じている。

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AFP, December 22, 2014、AP, December 22, 2014、ARA News, December 22, 2014、Champress, December 22, 2014、al-Hayat, December 23, 2014、Kull-na Shuraka’, December 22, 2014、al-Mada Press, December 22, 2014、Naharnet, December 22, 2014、NNA, December 22, 2014、Reuters, December 22, 2014、SANA, December 22, 2014、UPI, December 22, 2014などをもとに作成。

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