レバノンの動き:トリポリ出身者20人がトルコ経由でダーイシュに合流(2014年12月5日)

『サフィール』(12月5日付)は、北部県トリポリ市出身のレバノン人約20人が最近になって、トルコを経由して、シリアに潜入、ダーイシュ(イスラーム国)に参加したと報じた。

この約20人はいずれも19歳から22歳で、観光旅行と称してトルコに入国したという。

**

マナール(12月5日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、レバノン軍が、シャームの民のヌスラ戦線およびダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員、拠点を砲撃した。

**

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、拘束しているレバノン軍兵士の一人を処刑したと発表した。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、December 6, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Qanat al-Manar, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、al-Safir, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュがダイル・ザウル軍事飛行場包囲(2014年12月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区とダイル・ザウル航空基地を結ぶ街道沿いに位置するジャフラ村を襲撃し、シリア軍、国防隊と交戦、同飛行場の外壁に到達し、その包囲を完了した。

ダーイシュは2日前からダイル・ザウル航空基地への攻勢を強め、これまでにシリア軍側兵士30人以上を殺害、ダーイシュ側にも27人の死者が出ている。

またARA News(12月5日付)によると、ダーイシュはジャフラ村で拘束したシリア軍兵士19人を処刑した。

一方、米国など有志連合はブーカマール市郊外でダーイシュの車輌や石油精製機器を空爆し、ダーイシュ戦闘員15人が死亡した。

これに対して、SANA(12月5日付)は、マリーイーヤ村、ジャフラ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダイル・ザウル航空基地に駐留するシリア軍部隊がこれを支援したと報じた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市に対して迫撃砲35発を打ち込み、同市各所で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

これに対して、人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員は同市政府郊外のダーイシュ拠点などを空爆、また米国など有志連合も同市南部前線のダーイシュ拠点を2度にわたって空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(12月5日付)によると、タドムル市郊外のヒール油田、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力:アレッポ、イドリブなどで戦闘続く(2014年12月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サイファート村周辺で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月5日付)によると、ナイラブ村、バヤーヌーン町、カフィーン村、フライターン市、ヌッブル市周辺、ザフラー町周辺、タームーラ村、ハッダーディーン村、アレッポ市サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、旧市街、シャイフ・サイード地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団がシリア軍との戦闘の末、アブー・ダーリー村を制圧した。

一方、SANA(12月5日付)によると、上ハルシュ村、中ハルシュ村、ナフラ村、アルバイーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市近郊の第82旅団基地周辺、ブスラー・シャーム市、イブタア町、タファス市、ダーイル町、アトマーン村、ダイル・アダス村などでシリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団と交戦、シリア軍が「樽爆弾」などで空爆を行った。

一方、SANA(12月5日付)によると、イブタア町、アトマーン村・タファス市間街道、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市旧税関地区一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、SANA(12月5日付)によると、マスハラ村、バイト・ジン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(12月5日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア反体制勢力の動き:「穏健な反体制派」への軍事教練は早くて2月以降(2014年12月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長はデンマーク外相との会談後、米国などによる「穏健な反体制派」への軍事教練に関して、来年2月までに開始される見込みはないと述べたうえで、そのことにより、反体制運動に必要な支援が受けられないと危機感を露わにした。

ロイター通信(12月5日付)が伝えた。

AFP, December 5, 2014、AP, December 5, 2014、ARA News, December 5, 2014、Champress, December 5, 2014、al-Hayat, December 6, 2014、Kull-na Shuraka’, December 5, 2014、al-Mada Press, December 5, 2014、Naharnet, December 5, 2014、NNA, December 5, 2014、Reuters, December 5, 2014、SANA, December 5, 2014、UPI, December 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.