赤十字国際委員会はシリアへの医療支援にかかる予算を3倍に(2014年12月30日)

赤十字国際委員会は、シリアへの医療支援にかかる年間予算を前年比の3倍となる1,500万スイス・ポンド(1,200万ユーロ)に増額させると発表した。

AFP(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き:ロシア外務省が反体制活動家に招待状送付(2014年12月30日)

ロシア外務省は、シリアの反体制活動家約30人に対して、紛争解決に向けたシリア政府代表との交渉、いわゆる「モスクワ1」の招待状を送付した。

『ハヤート』(12月31日付)が入手した招待状によると、招待状には、「テロリストと戦うためにさらなる努力」を行うこと、ジュネーブ合意に基づく当事者どうしによる「前提条件なし」の対話の実施を呼びかけているが、同合意において樹立が求められていた「移行期統治機関」(移行期政府)については言及がない、という。

ARA News(12月30日付)によると、招待状が送られたのは以下28人:

ハーディー・バフラ:シリア革命反体制勢力国民連立代表(外)
アフマド・ムアーッズ・ハティーブ:無所属、シリア革命反体制勢力国民連立元代表(外)
ハサン・アブドゥルアズィーム:民主的変革諸勢力国民調整委員会代表
サーリフ・ムスリム:民主統一党党首(外)
アーリフ・ダリーラ:民主的変革諸勢力国民調整委員会(外)
サミール・アティーヤ:民主的変革諸勢力国民調整委員会(外)
マジュド・ニヤーズィー:祖国シリア党(野党)
スハイル・サルミーニー:シリア国民青年党(野党)
バドル・ジャームース:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
アイマン・アスファリー:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
ランダ・カスィース:多元社会運動代表(外)(元シリア民主世俗主義諸勢力連立メンバー)
アブドゥルアハド・アスティーフー:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
ファーティフ・ジャームース:平和的変革の道潮流代表
アブドゥルバースィト・サイダー:シリア革命反体制勢力国民連立前議長(外)
ナウワーフ・ムルヒム(および部族代表2人):シリア人民党書記長
マイス・クライディー:無所属(スワイダー県で活動を続ける活動家)
サラーフ・ダルウィーシュ:シリア革命反体制勢力国民連立前議長(外)
マーズィン・マグリビーヤ:シリアのための第三潮流代表
ムナー・ガーニム:シリア国家建設潮流副代表
ハイサム・マンナーア:民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局長(外)
カドリー・ジャミール:人民意思党党首(外)
ワリード・ブンニー:無所属(元シリア革命反体制勢力国民連立)(外)
サリーム・ハイルベク:民主的変革諸勢力国民調整委員会
マイヤ・ラフビー:無所属(元民主的変革諸勢力国民調整委員会)
ムハンマド・ファーリス:シリア人初の宇宙飛行士、元自由シリア軍(外)

(外)は在外活動家。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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在クウェート・シリア大使館再開は人道的理由(2014年12月30日)

クウェートのハーリド・ジャールッラー外務次官は、在クウェート・シリア大使館再開に関して、『ハヤート』(12月31日付)に、「バッシャール・アサド政権に接近していることを意味しておらず、在クウェート・シリア人15万人以上の人道状況を踏まえたものだ」と弁明した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国が拘束したヨルダン軍機パイロットのインタビュー、写真を公開(2014年12月30日)

ダーイシュ(イスラーム国)はインターネット機関誌『ダービク』の最新号で、24日にラッカ市で捕捉したヨルダン軍戦闘機パイロットのムアーッズ・サーフィー・カサースィバ氏(空軍中尉)のインタビュー記事を掲載、またオレンジ色の「囚人服」を来た同氏の写真を公開した。

同記事で、カサースィバ氏は、自身が操縦していた戦闘機がラッカ市上空で熱誘導ミサイルを被弾し、墜落したと証言した。

ARA News, December 30, 2014
ARA News, December 30, 2014

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル、ハサカ、ヒムスで戦闘続く(2014年12月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、SANA(12月30日付)によると、タッル・ハミース市・アブー・カサーイブ村回廊、ウンム・トゥワイナ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月30日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍がドゥーマー市、ザブディーン村住民数十世帯を保護(2014年12月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍部隊が、ドゥーマー市、ザブディーン村での「タクフィール主義テロ組織のテロ、暴行」から逃れてきた住民数十世帯を保護し、ダーヒヤト・クドスィーヤー市の仮設住宅に搬送した。

SANA, December 30, 2014
SANA, December 30, 2014

またカラムーン地方無人地帯、アイン・ブスターン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がハバーリーヤ村、ダーライヤー市などを「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街スワイカ地区で地下トンネルを破壊したと思われる爆発が発生した。

同監視団によると、シャーム戦線が爆破したのは、サブア・バフラート地区にあるシリア軍・国防隊拠点に通じるトンネルで、これによりシリア軍兵士ら20人以上が死傷したという。

これに関して、SANA(12月30日付)は、テロ集団がスワイカ地区に潜入しようとしたのをシリア軍、国防隊が迎撃し、複数の戦闘員を殺傷、その際に爆発が発生し、同地区内の史跡などが被害を受けたと報じた。

また、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯、アレッポ市ラーシディーン地区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

一方、カフル・カルミーン村では、シャームの民のヌスラ戦線がいわゆる「穏健な反体制派」の一つハズム運動の拠点を攻撃し、制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市北東部、フバイト村を「樽爆弾」で空爆する一方、反体制武装集団はカンスフラ村で爆弾を仕掛けた車を爆破した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ムーカー村、タマーニア町、フワイズ村、ダイル・サンバル村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、タルビーサ市をシリア軍が重火器で砲撃、「樽爆弾」などを投下した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ヒムス市ワアル地区、アルヤーナ村、ラジュム・カスル村、ヒブラ村、ムシャイリファ村、ラスム・ダブア村、ジャッブ・ジャッラーフ村一帯、アイン・フサイン村、アイン・ダナーニール村、ラスタン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、バッラー大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ナブア・サフル村をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月30日付)によると、クルーム丘、ジャッバー村、マスハラ村、ブザーク丘で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シリア革命家戦線、ハーッラ殉教者大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東カラク村、アルマー村、ナーミル村をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ダルアー市各所、アトマーン村周辺、ナーミル村一帯、シャイフ・マスキーン市一帯、イブタア町、アルマー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月30日付)によると、カフルズィーター市、ハスラーヤー村、ラターミナ町、アブー・リマール村、アトシャーン村、中カスタル村、アバーイカ村、クライブ・サウル村、ジャニー・アルバーウィー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県でヌスラ戦線追放を求めるデモ(2014年12月30日)

クッルナー・シュラカー(12月30日付)によると、ダマスカス郊外県バイト・サフム市で、住民が抗議デモを行い、シャームの民のヌスラ戦線の追放と、食糧物資搬入を要求した。

Kull-na Shuraka', December 30, 2014
Kull-na Shuraka’, December 30, 2014

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期文民局はシリア・クルディスタン民主党の事務所再開を許可(2014年12月30日)

ARA News(12月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)当局は、29日に閉鎖処分を下していたハサカ市サーリヒーヤ地区にあるシリア・クルディスタン民主党の事務所の再開を認めた。

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