トルコ軍は前日の爆撃に続いて、ハサカ県、アレッポ県のYPG拠点を砲撃(2017年4月26日)

ハサカ県では、ARA News(4月26日付)によると、ダルバースィーヤ市郊外に侵攻したトルコ軍部隊と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦、砲撃戦を行った。

ARA News, April 26, 2017

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アレッポ県では、ARA News(4月26日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のカルカルク村、カッラ・バーバー村、ハシュラク橋村一帯に展開する人民防衛隊の拠点に対して砲撃を加えた。

またトルコ軍とその支援を受けるハワール・キリス作戦司令室はカルカルク村一帯に侵攻し、人民防衛隊主体のシリア民主軍に参加する革命家軍と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるカフルハーシル村、カフルカルビーン村を砲撃する一方、トルコ軍がファルファルク村、カッラ・バーバー村を砲撃した。

ARA News, April 26, 2017

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局長「ロシア軍はフマイミーム航空基地配備の航空機の約半数を撤収した」(2017年4月26日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、第6回国際モスクワ安全保障防衛会議で、「シリアのテロ集団の数は減少し、これにより我々はフマイミーム航空基地に集結している航空機の約半数を撤収した」と述べた。

スプートニク・ニュース(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、Sputnik News, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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イスラエル軍戦車3輌がシリア領内に一時侵入(2017年4月26日)

クッルナー・シュラカー(4月26日付)は、クナイトラ県の活動家のアブドゥッサラーム・ジャウラーニーを名乗る人物の話として、イスラエル軍戦車3輌がゴラン高原のブルーラインを越え、占領地からシリア領内に侵入したと伝えた。

戦車はブルーラインを越え、クードナ村郊外の農場地帯方面に約200メートル侵入、その後占領地内の拠点に引き返したという。

Kull-na Shuraka’, April 26, 2017

 

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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パン・アラブ民族主義政党であるバアス党の最高意志決定機関にクルド人2人が初めて参画(2017年4月26日)

バアス党シリア地域の最高意思決定機関である中央委員会の拡大会合(22日)で、同委員会の新メンバーに任命されたリヤード・ターウース氏はルダウ・チャンネル(4月25日付)に対して、バアス党結党以来初めて、クルド人党員2人が中央委員会入りしたことを明らかにした。

中央委員会メンバーとなったクルド人党員2人とは、ターウース氏自身とアフマド・カーディリー農業・農業改革大臣で、いずれもハサカ県カーミシュリー郡アームーダ区出身だという。

ターウース氏によると、2人に加えて、地域指導部農民局長兼中央委員会メンバーのハムーダ・サッバーグ氏もアームーダー区出身のキリスト教徒だという。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、Rudaw, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年4月26日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月26日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区、サルダ山一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、第137旅団基地一帯、理学部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。


AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外の避難民キャンプを爆撃(2017年4月26日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月26日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市郊外のマアッラータ村にある避難民キャンプを空爆し、多数が死傷した。

また、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジスル・シュグール市、マアッラータ村の避難民キャンプ、ジャルジャナーズ町、ムアスラーン村、ヒーシュ村、マアッルズィーター村を空爆した。

Kull-na Shuraka’, April 26, 2017
Kull-na Shuraka’, April 26, 2017

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラファーヤー市一帯、シャルユート村を砲撃、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、反体制武装集団はシリア軍に対して反転攻勢をかけ、マサースィナ村を奪還した。

一方、SANA(4月26日付)によると、シリア軍が県北部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦を続けた。

また、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はカルマス村を砲撃し、女性2人が死亡した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月26日付)によると、シリア軍がヨルダン国境に位置するナスィーブ村を「樽爆弾」で空爆し、シャーム自由人イスラーム運動の幹部の1人(ダルアー地区報道官)ウサーマ・シャリーフ氏が死亡した。

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ダマスカス県では、ARA News(4月26日付)によると、カーブーン区でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍兵士1人が捕捉された。

一方、SANA(4月26日付)によると、首都中心街のアブー・ルンマーナ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性2人が死亡した。

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ダルアー県、SANA(4月26日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、ハバール地区、アッバースィーヤ地区、郵便局北部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(4月26日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がバアス市を砲撃し、県庁舎が被害を受けた。

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スワイダー県では、SANA(4月26日付)によると、反体制武装集団がクライヤー町で爆弾をしかけた車を爆発させ、1人が死亡した。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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サウジのジュバイル外相がロシアのラヴロフ外務大臣と会談、アスタナ会議への参加に消極的(2017年4月26日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、ラブロフ外務大臣は、シリア情勢をめぐって「乗り越えられない意見の相違はない」と述べる一方、ジュバイル外務大臣は、ヴラジミール・プーチン大統領からサルマーン・ブン・アブドゥルアズィーズ国王のロシア訪問の招待を受けたことを明らかにし、対話継続の重要性を強調した。

ジュバイル外務大臣はまた、「シリアの未来にバッシャール・アサドの役割はあるとは考えていない。彼には50万以上のシリア人を死に至らしめ、1,200万人を難民にした責任があると考えている」と批判した。

その一方、「サウジアラビアはシリアの反体制派とともに停戦、人道支援、政治プロセス始動に向けて行動している…停戦違反はシリア軍側によるもの」だと非難、アスタナ会議への参加の是非をめぐっては「アスタナ会後を経ることで停戦に至ることができる」としつつ、「技術面での協議や参加者の増大によって、参加者の能力は想定以下に低下し、充分協議に集中できなくなるだろう」と消極的な姿勢を示した。

イドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器攻撃疑惑については、広範且つ公正な調査の実施を支持しつつ、「シリア政府は2013年に自ら署名した国際法(化学兵器禁止条約)に違反した」と非難した。

これに対して、ラブロフ外務大臣は「国際調査委員会を受け入れる用意がある」としつつ、一部の国が調査実施を妨害していると述べ、欧米諸国を暗に批判した。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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ヨルダン国王「ヨルダン軍はシリア領内で役割を果たすことなく、国防政策を継続する」(2017年4月26日)

ヨルダン国王アブドゥッラー2世は「ヨルダン軍がシリア領内で役割を果たすことなく、その国防政策を継続する…。シリア領内、そしてシリア南部でヨルダンを脅かすようないかなる事態も許さない」と述べた。

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シリア外務省、米国防総省はトルコ軍によるシリア・イラクへの越境爆撃をそろって批判(2017年4月26日)

外務在外居住者省高官筋は、トルコ軍によるシリア・イラク領内の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊やクルディスタン労働者党の拠点を狙った越境空爆に関して、SANA(4月26日付)に対して、「エルドアン体制によるシリア領内へのあからさま敵対行為が…国際法、国連憲章、善隣主義に反し、主権、領土の一体性に抵触するとして…最も激しい表現で非難する」と述べた。

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米国防総省のマーク・トナー報道官は、トルコ軍によるシリア・イラク領内の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、クルディスタン労働者党、イラク・クルディスタン自治政府ペシュメルガの拠点に対する越境空爆に関して、「深い懸念」を表明、「有志連合は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおける我々のパートナーが犠牲となった空爆に同意していない」と批判した。

AFP, April 26, 2017、AP, April 26, 2017、ARA News, April 26, 2017、Champress, April 26, 2017、al-Hayat, April 27, 2017、Kull-na Shuraka’, April 26, 2017、al-Mada Press, April 26, 2017、Naharnet, April 26, 2017、NNA, April 26, 2017、Reuters, April 26, 2017、SANA, April 26, 2017、UPI, April 26, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は4月25日、ダイル・ザウル県、ラッカ県で19回の爆撃を実施(2017年4月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(7回)、タブカ市近郊(6回)で実施された。

CENTCOM, April 26, 2017をもとに作成。

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