ロシア大統領府「プーチン大統領の日程にティラーソン米国務長官との会談の予定はない」(2017年4月10日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、11、12日にモスクワを訪問するレックス・ティラーソン米国務長官に関して、ヴラジミール・プーチン大統領との会談は行われないと発表した。

ペスコフ報道官は「米国のシリア空爆はワシントンがロシアと協力する意思がないことを示した」と非難、「プーチン大統領の日程には今のところ、米国務長官との会談の予定はない」と述べた。

『ハヤート』(4月11日付)が伝えた。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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シリア人権ネットワークはダマスカス県でシリア軍が化学兵器を使用したと主張(2017年4月10日)

反体制組織のシリア人権ネットワークは、シリア軍が4月7日午後4時、ダマスカス県カーブーン区東部の前線で有毒ガスを装填した手榴弾2発を使用し、反体制武装集団の戦闘員2人が呼吸困難、激しい咳などの症状を発症したと主張した。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、SNHR, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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シリア政府とロジャバが統治するハサカ県カーミシュリー市で化学兵器使用停止を求めるデモ(2017年4月10日)

ハサカ県では、ARTA FM(4月10日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が共同支配(分割統治)するカーミシュリー市で、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器による犠牲者との連帯を訴えるデモが行われ、活動家・メディア関係者数十人が参加した。

デモ参加者は、化学兵器を使用する当事者たちにその使用を停止させるよう文明世界に求めたという。

ARA News, April 10, 2017

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、ARTA FM, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの拠点都市タブカ市に向け三方から進軍(2017年4月10日)

ラッカ県では、ARA News(4月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城するタブカ市の東部に位置するシュアイバ村、同市南部の国際幹線道路、同市西部回廊地帯に進軍、ダーイシュと交戦した。

عناصر من «قوات سورية الديموقراطية» ينقلون المؤن عبر نهر الفرات غرب الرقة. (رويترز)

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年4月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに対して、ダーイシュは、ダイル・ザウル市クスール地区、ジャウラ地区を砲撃した。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ・ハマー両県を焼夷クラスター弾で爆撃する一方、シリア軍はハマー県北部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への攻勢を強める(2017年4月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町に対して、ロシア軍戦闘機が焼夷クラスター弾(テルミット弾)で空爆を実施した。

またシリア軍もスーラーン市各所、ハラファーヤー市、カストゥーン村を「樽爆弾」などで空爆するとともに、マアルダス村一帯でシャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、中央アジア人戦闘員などからなる反体制武装集団と交戦した。

シャームFM(4月10日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦の末、マアルダス村を奪還、同地を制圧したという。

syria.liveuamap.com, April 10, 2017

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市に対してロシア軍戦闘機が焼夷クラスター弾(テルミット弾)で空爆を実施した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市北部郊外のアナダーン市、ヤーキド・アダス村、アレッポ市南部郊外のバナーン・フッス村、カフルカール村を砲撃した。

シリア軍はまた、アレッポ市西部郊外のシュワイフナ丘一帯で、クドス旅団とともにシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が親政権武装勢力とともに東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティシュリーン地区のハーフィズ通り一帯で反体制武装集団と交戦する一方、同地区、バルザ区農場地帯、ジャウバル区を砲撃した。

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内各所を「樽爆弾」などで空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月10日付)によると、ダルアー市東部のサイダー町・西ガーリヤ村街道でムハージリーン・ワ・アンサール旅団の戦闘員が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、乗っていた戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(4月10日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、クッルナー・シュラカー(4月11日付)によると、ムザイリーブ町でゴラン特殊任務大隊のヌサンナー・サーイディー司令官が何者かによって殺害された。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、April 11, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、Sham FM, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は4月7日~4月9日の3日間でタブカ市などで爆撃を強化、ロシアとのホットライン閉鎖後も爆撃頻度に変化なし(2017年4月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月7日~4月9日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

4月7日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、すべてタブカ市近郊に対して行われた。

4月8日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して26回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、タブカ市近郊(10回)に対して攻撃が行われた。

4月9日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、タブカ市近郊(14回)、ブーカマール市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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