ハサカ県シャッダーディー市でYPG隊員が商店主を殺害したことを受け、YPG退去を求める抗議デモ(2017年4月30日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月1日付)によると、シャッダーディー市で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の隊員が商店主と口論の末、射殺した。

射殺されたのはマーヒル・アワード・ジージャーン・ムハイミード氏。

ハサカ県の活動家で自身のハラフ・ジャッバーラ氏によると、ムハイミード氏射殺を受け、シャッダーディー市ではデモが発生、人民防衛隊の市外への退去が求められたという。

Kull-na Shuraka’, May 1, 2017

AFP, May 1, 2017、AP, May 1, 2017、ARA News, May 1, 2017、Champress, May 1, 2017、al-Hayat, May 2, 2017、Kull-na Shuraka’, May 1, 2017、al-Mada Press, May 1, 2017、Naharnet, May 1, 2017、NNA, May 1, 2017、Reuters, May 1, 2017、SANA, May 1, 2017、UPI, May 1, 2017などをもとに作成。

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有志連合は2017年3月までのシリア・イラク領内での爆撃による民間人犠牲者の発生にかかる最新の調査報告でシリアでの民間人死亡は確認できなかったと発表(2017年4月30日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2017年3月にシリアおよびイラク領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる27の新たな報告を受け、すでに報告されている案件と併せて43件を調査、28件の調査を完了した。

調査を完了した28件のうち17件は事実と異なることが確認され、民間人の犠牲者が出たとされるのは11件のみだった。

民間人の犠牲者が確認できた5件はいずれもイラクでの空爆によるもので、シリアでの空爆は確認できなかった。

CENTCOM, April 30, 2017をもとに作成。

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シャーム解放機構と共闘するラフマーン軍団は、イスラーム軍との共闘を拒否(2017年4月30日)

ラフマーン軍団は、ダマスカス郊外県東グータ地方で交戦を続けるイスラーム軍の声明に対抗するかたちで声明を出し、「シャーム解放機構殲滅は、その本部、倉庫、そしてメンバーを攻撃するための口実」と非難、イスラーム軍に対して最近の戦闘で同組織が制圧したすべての拠点から撤退するよう要求した。

Kull-na Shuraka’, April 30, 2017

 

AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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イスラーム軍はシャーム解放機構殲滅を表明、ラフマーン軍団などに共闘を呼びかける(2017年4月30日)

イスラーム軍は、ダマスカス郊外県東グータ地方でシャーム解放機構と共闘しているラフマーン軍団に向けて声明を出し、「我々は東グータでヌスラ戦線(シャーム解放機構)を解体する決意を固めた」としたうえで、シャーム解放機構を「外来思想」と非難、「イスラーム軍とラフマーン軍団の意見の相違がどれほどのものであろうと…、我々はあなた方からの支援を欲している」と和解を呼びかけた。

イスラーム軍はサウジアラビアの支援を受けている。

Kull-na Shuraka’, April 30, 2017

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これに先立ち、イスラーム軍のヤースィル・ドアルワーン政治局長は29日、ダマスカス郊外県東グータ地方でのシャーム解放機構、シャーム軍団との戦闘に関して音声声明(https://youtu.be/K2bHCzG5wu4)を出し、同地で活動するラフマーン軍団、ウンマの曉旅団、シャーム自由人イスラーム運動に対し、シャーム解放機構を排除するための共闘を呼びかけた。

ダルワーン政治局長は「今日、グータ地方は「外来思想」から解放されつつある。すべての武装勢力の同胞たちよ、我々と手をとりあって、グータの民のためのこの機会を活かそう。この「外来思想」を排除しよう」と呼びかけた。

Youtube, April 29, 2017


AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はタブカ市をほぼ制圧(2017年4月30日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が声明で、タブカ市でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で、市内のマハージア地区、ブーサラーバ地区、アブー・アイシュ地区、アッシリア教会地区、カッサーラ地区、マスハル地区を制圧したと発表した。

これにより、シリア民主軍はタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)一帯を除くタブカ市をほぼ制圧した。

AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末ヒムス県東部のシャーイル油田一帯をほぼ制圧(2017年4月30日)

ヒムス県では、SANA(4月30日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍および予備部隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、県東部のラジャム・カスル村、ラジャム・カーリー村、ラジャム・ディルガーム村、マドラージャ丘、シャーイル通信ステーション、シャーイル工場、サンヤート・ルッズ山、西イウラーム丘、トレイクス丘、カーラト・バーク、シャーイル油田第103、108、110、112油田を制圧、シャーイル油田内最大の油田の第105油田に接近した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月30日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部パノラマ交差点一帯、工業地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から反体制武装集団戦闘員400人とその家族60人がトルコ軍占領地域に退去(2017年4月30日)

ヒムス県では、SANA(4月30日付)によると、ロシアの仲介によるシリア軍と反体制武装集団の停戦合意に基づき、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた戦闘員約400人とその家族60人が、シリア政府が用意した旅客バスに分乗し、トルコ軍およびその支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去した。

SANA, April 30, 2017

AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はハマー県カフルズィーター市を爆撃し、ホワイト・ヘルメット隊員8人を殺害(2017年4月30日)

ハマー県では、ARA News(4月30日付)によると、ロシア軍がカフルズィーター市を空爆し、ホワイト・ヘルメット隊員8人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、ラハーヤー村、ラトミーン村などを60回以上にわたり空爆した。

Kull-na Shuraka’, April 30, 2017

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市を「樽爆弾」で空爆し、6人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月30日付)によると、ブスル・ハリール市の地元評議会議長アフマド・アウダ・ハリーリー氏と、アムード・ハウラーン師団の幹部3人が乗った車が、東シャルキーヤ村とスーラ町を結ぶ街道で爆弾の爆発に巻き込まれ、4人全員が死亡した。

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クナイトラ県では、SANA(4月30日付)によると、シャーム解放機構がハドル村郊外の農地で発砲し、1人が死亡した。

AFP, April 30, 2017、AP, April 30, 2017、ARA News, April 30, 2017、Champress, April 30, 2017、al-Hayat, May 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 30, 2017、al-Mada Press, April 30, 2017、Naharnet, April 30, 2017、NNA, April 30, 2017、Reuters, April 30, 2017、SANA, April 30, 2017、UPI, April 30, 2017などをもとに作成。

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