ヌールッディーン・ザンキー運動は文民評議会によるイドリブ県の「解放区」の自治を求めるシャーム解放機構を支持(2017年7月24日)

シャーム解放機構から離反したヌールッディーン・ザンキー運動は声明を出し、シャーム解放機構とシャーム解放機構が交わした22日の停戦合意に盛り込まれている、文民評議会による「解放区」の自治に支持を表明した。

Kull-na Shuraka’, July 25, 2017

AFP, July 25, 2017、AP, July 25, 2017、ARA News, July 25, 2017、Champress, July 25, 2017、al-Hayat, July 26, 2017、Kull-na Shuraka’, July 25, 2017、al-Mada Press, July 25, 2017、Naharnet, July 25, 2017、NNA, July 25, 2017、Reuters, July 25, 2017、SANA, July 25, 2017、UPI, July 25, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内の士官住宅を制圧(2017年7月24日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ナズラト・シハーダ地区にある士官住宅を制圧した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方で爆撃を実施(2017年7月24日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、ラフマーン軍団の支配下にあるアイン・タルマー村一帯をシリア軍が空爆した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はまたフーシュ・ダワーヒラ村一帯、ナシャービーヤ町一帯を空爆した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が西サムダーニーヤ村を砲撃した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、シャーム解放機構は、23日にイドリブ市ズィラーア交差点近くで発生した爆弾テロに関与したとされる2人を処刑した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県、ハマー県でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年7月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月24日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市カナーマート地区、フワイジャト・サクル、パノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月24日付)によると、シリア軍が県東部のカスタル・カーズィー村一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県マヤーディーン市を爆撃し、数十人を殺傷(2017年7月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月24日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のマヤーディーン市の住宅街を爆撃し、住民数十人が死傷した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはアルサール村郊外無人地帯でシャーム解放機構掃討作戦を続行(2017年7月24日)

レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯では、SANA(7月24日付)、マナール・チャンネル(7月24日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊がシャーム解放機構に対する掃討作戦を継続し、ワーディー・ハイル一帯を完全制圧した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Qanat al-Manar, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局長は、ダルアー県、ダマスカス郊外県東グータ地方にロシア軍が兵力引き離し部隊として進駐したと発表(2017年7月24日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長はモスクワで記者会見を開き、シリア国内での戦闘停止および緊張緩和地帯設置に関する進捗状況を詳しく説明した。
同局長の記者会見の骨子は以下の通り:

  1. 7月4~5日にカザフスタンで開催されたアスタナ5会議では、ヒムス市北部、東グータ地方(ダマスカス郊外県)を「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」の対象地域に加えることが合意される一方、イドリブ県での緊張緩和地帯については継続審議とすることが確認された。
  2. 7月7日、ロシア、米国、ヨルダンがシリア南西部での停戦実施に関する覚書に署名した。米・ロシア両大統領の合意に基づくこの覚書では、ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県に緊張緩和地帯を設置することが定められた。
  3.  7月21~22日、ロシア軍憲兵隊が南西部の緊張緩和地帯の検問所2カ所、監視ポスト10カ所に兵力引き離し部隊として駐留。
  4.  7月24日、東グータ地方での戦闘停止合意(22日)を受け、ロシア軍が同地に検問所2カ所、監視ポスト4カ所を設置し駐留。
  5.  2017年7月24日までに2,043の地方自治体、228組織がシリア政府との和解。
  6.  2017年7月24日までに、ロシアは159トンの食糧物資を人道支援として緊張緩和地帯に供与。
  7.  過去2ヶ月間で、ロシア軍はダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市に475トンの食糧物資を投下。
  8. 2015年9月にロシアが空爆を開始した時点のシリア政府支配地域(1万2,000平方キロ強)は、その4倍の7万4,200平方キロにまで回復。うち、2万平方キロは「テロリスト」から奪還。
  9.  ロシア軍のシリア領内での爆撃の出撃回数は2,010回、空爆回数は5,850回に達する。
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2017年7月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月21日~7月23日の3日間でダイル・ザウル県一帯、ラッカ市近郊などに36回の爆撃を実施(2017年7月24日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月21日~23日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

7月21日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(5回)に対して行われた。

7月22日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(9回)に対して攻撃が行われた。

7月23日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して16回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, July 24, 2017をもとに作成。

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シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動は新たな停戦合意を交わし、シャーム自由人イスラーム運動にシャーム解放機構への忠誠を改めて要請(2017年7月23日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、県北西部でシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘が再開した。

戦闘が再開したことを受け、シャーム解放機構のアブー・ジャービル・シャイフ氏とシャーム自由人イスラーム運動のアブー・アンマール・ウマル氏が停戦合意に署名し、22日の停戦合意に従い、シャーム自由人イスラーム運動に所属する武装集団に対して、シャーム解放機構への忠誠(バイア)を表明するよう改めて要請された。

なお、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、22日以降、シャーム自由人イスラーム運動に所属していた武装集団数十組織がシャーム解放機構に忠誠を誓い、同組織に吸収されているという。

Kull-na Shuraka’, July 24, 2017

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動がシャーム解放機構との停戦合意に従い、バーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)から撤退(2017年7月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が県北部一帯での戦闘の末に21日に交わした停戦合意に従い、バーブ・ハワー国境通行所に進駐していたシャーム自由人イスラーム運動が車列を組んで、イドリブ県北部方面に撤退した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年7月23日)

アレッポ県では、ARA News(7月23日付)によると、トルコ軍およびその反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、「ユーフラテスの盾」作戦司令室、ハワール・キリス作戦司令室)が西クルディスタン移行期民政局支配下のタッル・リフアト市、アイン・ダクナ村を砲撃した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年7月23日)

ラッカ県では、ARA News(7月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のナズラト・シハーダ地区、ヒシャーム・ブン・アブドゥルマリク地区などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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22日にダマスカス郊外県東グータ地方で発効した停戦に対し、ラフマーン軍団は懐疑的、イスラーム軍は歓迎(2017年7月23日)

22日にロシア国防省が発表したダマスカス郊外県東グータ地方での緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に関して、アイン・タルマー村一帯で活動を続けるラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は、クッルナー・シュラカー(7月23日付)に対して、米国、ロシア、ヨルダンによるシリア南部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意の一環をなすとの見方を示したうえで、シリア軍が停戦合意を順守しないだろうと述べた。

一方、スプートニク通信(7月23日付)によると、東グータ地方のドゥーマー市などで活動を続けるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ政治評議会議長は、「グータを解囲し、充分な人道支援物資、燃料をもたらすだろう」と述べ、歓迎の意を示した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、Sputnik News, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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米国の支援を受ける反体制武装集団がダマスカス郊外県東部砂漠地帯でシリア軍と交戦(2017年7月23日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)が県東部のマフルーサ地区でシリア軍、親政権武装勢力と交戦した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構はアレッポ市郊外の要衝ダーラト・イッザ市を掌握(2017年7月23日)

アレッポ県では、イブン・タイミーヤ大隊とフザイファ・ブン・ヤマーン中隊がアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に忠誠を誓い、同組織に合流した。

これを受け、両組織が中心となって支配してきたダーラト・イッザ市はシャーム解放機構の支配下に入った。

クッルナー・シュラカー(7月23日付)が伝えた。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南東部のサブハ区内に進攻(2017年7月23日)

ラッカ県では、ARA News(7月23日付)によると、シリア軍が県南東部に進軍し、ダイル・ザウル県との県境に近いサブハ区内の数十平方キロメートルを制圧した。

また、SANA(7月23日付)によると、シリア軍が県南部のマアダーン町、サブハーウィー油田村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県の東グータ地方各所を爆撃(2017年7月23日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、ラフマーン軍団が活動を続けるアイン・タルマー村一帯をシリア軍が空爆した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はまたドゥーマー市一帯に対しても空爆を行った。

これに対して、イスラーム軍がフーシュ・ダワーヒラ村一帯、リーハーン農場一帯に展開するシリア軍を砲撃した。

シリア軍はこのほかにも、ジスリーン町一帯、バイト・ナーイム村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(7月23日付)によると、反体制武装集団がダルアー市サハーリー地区を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、ダルアー市とウンム・マヤーズィン町を結ぶ街道で爆弾が爆発し、近くを車で走行していた使徒末裔旅団の戦闘員2人が死亡した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、前日に引き続きダルアー市ダルアー・バラド地区のズィラーア交差点近くで爆発が発生し、シャーム解放機構のメンバー11人を含む13人が死亡、35人が負傷した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒズブッラーの支援を受け西カラムーン地方フライタ村郊外無人地帯からシャーム解放機構を掃討し、同地を完全制圧(2017年7月23日)

ダマスカス郊外県では、SANA(7月23日付)によると、シリア軍がヒズブッラー武装部隊の支援を受け、西カラムーン地方のフライタ村郊外無人地帯でシャーム解放機構と交戦し、同地(約36平方キロメートル)を完全制圧した。

SANA, July 23, 2017
SANA, July 23, 2017

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また、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯では、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、シャーム解放機構と共闘してきた「シャームの民中隊」がヒズブッラーの武装部隊と停戦合意を交わし、ワーディ・フマイドにあるシリア人避難民キャンプ方面に退去した。

この交渉には、シャーム解放機構は参加していないという。

しかし、シャーム解放機構に近いイバー通信(7月23日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊はアルサール村無人地帯のザフーワ地区無人地帯で要撃を受け、隊員多数が死傷したという。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 23, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年7月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 23, 2017をもとに作成。

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アレッポ県北西部のロジャヴァ支配地域をトルコ軍と反体制武装集団が砲撃(2017年7月22日)

アレッポ県では、ARA News(7月22日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、「ユーフラテスの盾」作戦司令室、ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外にあるルーバール避難民キャンプ一帯、バースィラ村、ジャルバル村を砲撃した。

また、反体制武装集団はトルコ軍とともに、西クルディスタン移行期民政局支配下のアイン・ダクナ村を砲撃した。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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シリア南部で活動する反体制武装集団11組織が「シリア解放国民戦線」を新たに結成(2017年7月22日)

シリア南部で活動する反体制武装集団11組織は共同声明を出し、愛国的な政治軍事組織「シリア解放国民戦線」を結成したと発表した。

シリア解放国民戦線は、「革命を再び正しい方向に向けること」、「体制打倒」をめざすという。

シリア解放国民戦線に参加した組織は以下の通り:

アンサール・イスラーム戦線
殉教者マジド・ハティーブ旅団
バイト・サフムの鷹旅団
ゴランの鷹旅団
タウヒードの暁師団
第16師団特殊部隊
サブティーン殉教者旅団
サラーフッディーン師団
ハウラーン大隊統一旅団
首都の兵大隊
砂漠の鷹旅団

Kull-na Shuraka’, July 22, 2017

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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イドリブ市内で連続爆破テロが発生し1人死亡(2017年7月22日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、イドリブ市の中心に位置する時計台広場で爆弾が2度にわたって相次いで爆発し、1人が死亡、27人が負傷した。

爆発は、広場で中古服を販売していた露天商の店舗で発生、爆弾は商品の洋服のなかに隠されていたという。

Kull-na Shuraka’, July 22, 2017

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市旧市街のサイフ・ダウラ通りを制圧(2017年7月22日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が声明を出し、ラッカ市旧市街内でダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続け、サイフ・ダウラ通りを制圧したと発表した。

クッルナー・シュラカー(7月22日付)が伝えた。

また、ARA News(7月22日付)によると、シリア民主軍はまたラッカ市中心街の治安厳戒地区に迫った。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県北部のダイル・バフト村の検問所をロシア軍に移譲(2017年7月22日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、県北部のダイル・ブフト村に設置されている検問所に駐留するシリア軍(第4師団)が、ロシア軍部隊が同検問所を引き渡した。

Kull-na Shuraka’, July 22, 2017

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省はエジプトの仲介によりダマスカス郊外県東グータ地方で緊張緩和地帯設置の合意が成立したと発表(2017年7月22日)

ロシア国防省は、ダマスカス郊外県東グータ地方で緊張緩和地帯設置にかかる合意が成立したと発表した。

この合意は、シリア駐留ロシア軍司令部がエジプトの仲介により、東グータ地方で活動する反体制武装集団と締結し、これをうけ7月22日からロシア軍による同地への人道支援物資の搬入が開始されるという。

また、同地には停戦を監視するための兵力引き離し部隊が展開することが盛り込まれている。

スプートニク通信(7月22日付)が伝えた。

なお、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、「エジプトの仲介」とは、シリア・ガド潮流代表を務めるアフマド・フライティー氏の仲介のこと。

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またこれを受け、SANA(7月22日付)によると、シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、7月22日の12時をもって東グータ地方でのすべての戦闘行為を停止すると発表した。

しかし、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、シリア軍は22日、東グータ地方に位置するイスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市を空爆、またアイン・タルマー村一帯でラフマーン軍団と交戦した。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、July 23, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、Sputnik News, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南部のダヒーラ町、サブハーウィー油田、サブハーウィー・ガス田を制圧(2017年7月22日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月22日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市カナーマート地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、パノラマ交差点一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、バクラス砂漠を通る石油パイプラインから略奪した石油を精製するための施設を空爆、これを破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、シャーム解放機構との停戦交渉に向かう途中(20日)に重傷を負っていたアルサール村のアフマド・フライティー副村長が死亡した。

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ラッカ県では、SANA(7月22日付)によると、シリア軍が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ダヒーラ町、サブハーウィー油田、サブハーウィー・ガス田を制圧した。

シリア軍はまた、マアダーン町、ビイル・サブハーウィー村を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(7月22日付)によると、シリア軍がウンム・リーシュ村西部、シャンダーヒーヤト・グナイマーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはベカーア県バアルベック郡の国境地帯でシャーム解放機構に対する掃討作戦を継続(2017年7月22日)

レバノンでは、マナール・チャンネル(7月22日付)、SANA(7月22日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊が、前日に引き続き、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の無人地帯でシャーム解放機構に対する掃討作戦を継続し、ジワール・シャイフ地区、ワーディー・クライディー地区、ダリール・アブヤド地区、サルジュ・クワイス地区、ダフル・サファー高地、ダリール・ハイル高地、アザーバ地区を制圧した。

ヒズブッラーの武装部隊はまた、ワーディー・ウワイニーとワーディー・ハイルの間の三角地帯にあるシャーム解放機構の後方支援拠点、兵站路をロケット弾で攻撃する一歩、レバノン軍もワーディー・ダム一帯を砲撃した。

SANA, July 22, 2017

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一方、ダマスカス郊外県では、SANA(7月22日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊がベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯でシャーム解放機構に対する掃討作戦を激化しているのを受けるかたちで、シリア軍がヒズブッラーの武装部隊の協力を受け、西カラムーン地方のフライタ村郊外無人地帯でシャーム解放機構と交戦し、同組織の防衛戦を突破した。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Qanat al-Manar, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年7月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、ラタキア県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にヒムス県の6カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,043市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2017をもとに作成。

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トーマス米特殊作戦軍司令官「米国はシリアに留まりたいが、シリア政府が介入に合意しなければ、国際法がそれを阻止する」(2017年7月21日)

米特殊作戦軍(SOCOM)のレイモンド・トーマス司令官は、コロラド州アスペンで行われた安全保障会合で、2015年に西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対してシリア民主軍への改称を進言したことを明らかにした。

トーマス司令官はまた、ドナルド・トランプ米政権がCIAによる「穏健な反体制派」教練プログラムを廃止したことに関して、ロシアに対する譲歩ではないと強調した。

しかし、トーマス司令官は「我々はジレンマのなかにある。我々はシリアという主権国家において活動している。これに対して、ロシアとその同盟者は、シリアからトルコを実際に排除することに成功した。「米国よ、あなたたちはまだシリアにいるのか」とロシアが我々に言ってくる日が迫っている…。ロシアがこのカードを切っても、我々は留まりたいと考えるだろう。だが、我々にはその能力はない」と続け、米国の対シリア政策が限界に達していることを認めた

ニューズウィーク(7月21日付)によると、トーマス司令官は、米国にとって「テロとの戦い」ではあるが、「シリア政府が介入に合意しなければ、米国はシリアに留まることを国際法によって阻止されるだろう。これに対して、ロシアはシリア政府の要請のもとに介入している」と付言したという。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、The Newsweek, July 21, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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