ホワイト・ヘルメットは東グータ地方ドゥーマー市でロシア・シリア両軍が塩素ガスを使用し1,000人が負傷、死者数は把握できないと発表、イスラーム軍は75人が死亡と発表(2018年4月7日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)などによると、イスラーム軍が退去を拒否する東グータ地方のドゥーマー市に対してロシア・シリア両軍の戦闘機が様々な兵器で爆撃・砲撃した。

複数の現地筋によると、両軍は、ドゥーマー市の住宅街に100回以上の爆撃を実施、50発以上の「樽爆弾」を投下、地対地ミサイルを撃ち込み、少なくとも住民7人が死亡、数十人が負傷したという。

攻撃ではまた、白リン弾も用いられたという。

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こうしたなか、ホワイト・ヘルメット・ダマスカス郊外が現地時間の午後5時頃、フェイスブックのアラビア語のアカウント(https://www.facebook.com/SCDrifdimashq)を通じて、住宅街に対して戦闘機が塩素ガスを用いて爆撃を行い、子供複数を含む住民が呼吸困難の症状を訴えたと発表した。

Facebook, April 7, 2018
Facebook, April 7, 2018

ホワイト・ヘルメットは約5時間後、ロシア・シリア両軍戦闘機が、塩素ガスによる爆撃を含めて400回以上の爆撃が実施、ヘリコプターが「樽爆弾」70発を投下、このほかミサイル800発以上、クラスター弾40発以上が使用され、550人以上が負傷、うち300人あまりが塩素ガスによって呼吸困難を訴えており、死者数を把握できないと発表した。

ホワイト・ヘルメットはさらにその後、呼吸困難を訴えた住民の数が、1,000人以上に達したと続報を発表、映像や写真多数を公開した。






ホワイト・ヘルメットのフェイスブックの英語版アカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)でも同様の情報を発信した。

反体制系のDCRN(ダマスカス郊外特派員ネットワーク)もフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/DCRNNEWS/posts/1225535204248674)を通じて、同様の写真を公開した。

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また、イスラーム軍が運営するクマイト通信(4月7日付)は、テレグラムのアカウントを通じて「ドゥーマー市が化学兵器によって狙われ、市民75人の死亡が確認された」と発表した。

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なお、シリア人権監視団によると、死者は11人、中毒症状を訴えたのは70人、シリア米医療協会(SAMS)よると、二度にわたる塩素ガスでの攻撃での死者数は41人だという。

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なお、RT(4月7日付)は、シリア政府治安筋の話として、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将の指揮のもと、シリア軍がドゥーマー市に対して大規模な作戦を開始したと伝えていた。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤは、スハイル・ハサン准将が「あらゆる種類の武器をもってドゥーマ市を砲撃・爆撃し、焼き討え」と無線で指示しているとされる音声をユーチューブを通じて公開した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Kumait Agency, April 7, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム軍は前日に続いて首都ダマスカスを砲撃し、8人が死亡、37人が負傷(2018年4月7日)

ダマスカス県では、SANA(4月7日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市からの退去に応じないイスラーム軍が前日に続いて、マッザ86地区、バルザ区の住宅街を砲撃し、8人が死亡、女性と子供を含む37人が負傷した。

SANA, April 7, 2018

これに対して、シリア軍はドゥーマー市および同市一帯のイスラーム軍拠点を爆撃・砲撃した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団は二つのアル=カーイダ系組織が停戦に入ったと発表(2018年4月7日)

トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のウマル・フザイファ氏はテレグラムを通じて声明を出し、イドリブ県とアレッポ県で対立を続けている二つのアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とシリア解放戦線が4月7日0時から1週間の停戦に入ったと発表した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ防衛委員会代表「有志連合がマンビジュ市一帯に新たな軍事基地を建設している」(2018年4月7日)

西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区の防衛委員会(国防省に相当)の共同議長を務めるライサーン・ジールー氏は、リア・ノーヴォスチ(4月7日付)に対し、「有志連合はマンビジュ市一帯に新たな軍事基地を建設している」ことを明らかにした。

ジールー氏は「この基地が米国のものであれ、フランスのものであれ、我々は、国家ではなく、有志連合と関係を築いている…。シリア北部、とりわけユーフラテス川以東で基地建設が行われている」と述べた。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、RIA Novosti, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東カラムーン地方で活動を続けるシャーム解放軍は国連に兵力引き離し部隊の派遣を求める(2018年4月7日)

ダマスカス郊外県東カラムーン地方で活動を続けるシャーム解放軍は声明を出し、国連に対して、「住民が暮らす都市と、人口動態を変化させようとしているイランの民兵、ロシアの占領、アサドの悪党の間に兵力引き離し部隊を派遣」するよう求めた。

al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018

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イドリブ県でオバマ前米政権の支援を受けていたイッザ軍の司令官暗殺(2018年4月7日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」の一つ、イッザ軍のナスル・アズクール司令官(アブー・マルワーン)が乗った車がハーン・シャイフーン市・カフルサジュナ村間の街道で、何者かの襲撃を受け、アズクール司令官と、ダイル・ザウル県出身の随行者が死亡した。

al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018

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ダーイシュはヒムス県南東部の砂漠地帯でガス田、検問所などをシリア軍から奪取(2018年4月7日)

ヒムス県では、バーディヤ24(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が6日深夜から7日未明にかけてカルヤタイン市南部のガス田地区のシリア軍拠点を奇襲、同地を制圧した。

ダーイシュはまた、東部砂漠地帯のサブア・ビヤール区、ザーザー検問所から親政権民兵が撤退したのを受け、同地を制圧した。

これに対して、シリア軍は同地一帯を爆撃した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Badiya 24, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はハマー県北部に新たな監視所を設置(2018年4月7日)

『ハヤート』(4月8日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)などによると、アスタナ6会議(2017年9月14~15日)での合意に基づき、トルコ軍部隊がイドリブ県北部のカフル・ルーサイン村に設置された通行所を通じて、シリア領内に進入、同県ハーン・シャイフーン市、サイヤード村、そしてハマー県のカフルズィーター市、ラハーヤー村、ムーリク市を経由して、ムーリク市南部のアッブード地区に到着、新たな監視所を設置した。

トルコ軍部隊は戦車、装甲車、兵員輸送車輌など約100台、兵員400人以上からなり、ラフマーン軍団が随行し、これを警護した。

新たな監視所はシリア政府支配地域から約1キロの地点に位置する。

トルコ軍部隊がハマー県内に監視所を設置するのはこれが初めて。

ハマー県内の監視所の設置は、4日のロシア・イラン・トルコ首脳会談を受けた動きと見られる。

syria.liveuamap.com, April 7, 2018
syria.liveuamap.com, April 7, 2018

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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YPGとYPJはトルコの実質占領下にあるアフリーン市などでトルコ軍と反体制武装集団を攻撃する一方、バーブ市で爆発が発生し8人死亡(2018年4月7日)

アレッポ県では、ANHA(4月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)がアフリーン市内にあるトルコ軍と反体制武装集団を攻撃し、武装集団戦闘員1人を殺害、トルコ軍兵士2人を負傷させた。

YPG広報センターによると、YPGとYPJはまた、ジンディールス市近郊のカフルスフラ村で武装集団の拠点を攻撃、戦闘員3人を殺害した。

一方、トルコの実質占領下にあるバーブ市の大モスク近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、8人が死亡した。

ANHA, April 7, 2018

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SANAはイスラーム軍の広報機関がシリア軍による化学兵器使用を捏造し、情報を拡散しようとしていると報じる(2018年4月7日)

SANA(4月7日付)は、公式筋の情報として、ダマスカス郊外県東グータ地方からの退去に応じないイスラーム軍の広報機関が、シリア軍による化学兵器使用を捏造、情報を拡散することで、シリア軍の進軍を妨害しようとしていると伝えた。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、RT, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは17件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年4月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(ラタキア県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県10件、ヒムス県2件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にハマー県の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,499市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 7, 2018をもとに作成。

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