イスラエルのリーベルマン外務大臣「イランがシリア国内に基地を建設しようものなら、我々はそれを破壊する」(2018年4月27日)

米国を訪問中のイスラエルのアヴィグドール・リーベルマン外務大臣は、ワシントン近東政策研究所で「イランがシリア国内に基地を建設しようものなら、空軍基地であれ、海軍基地であれ、地上作戦用の基地であれ、我々はそれを破壊する」と述べた。

CNN(4月26日付)が伝えた。

リーベルマンは26日、ジェームズ・マティス米国防長官、ジョン・ボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐官と会談している。

AFP, April 28, 2018、ANHA, April 28, 2018、AP, April 28, 2018、CNN, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 28, 2018、al-Hayat, April 29, 2018、Reuters, April 28, 2018、SANA, April 28, 2018、UPI, April 28, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構の幹部のサウジアラビア人説教師ムハイスィニー氏が暗殺未遂に遭う一方、県内各所で暗殺事件相次ぐ(2018年4月27日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(4月27日付)によると、シャーム解放機構の幹部でサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏がサラーキブ市郊外の街道で何者かの襲撃を受けた。

ムハイスィニー氏は無事だった。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(4月27日付)によると、ナイラブ村で金曜礼拝を終えた2人が何者かに撃たれて死亡し、サルミーン市で1人が撃たれて負傷した。

また、ビイル・タイイブ村近郊を移動中の車が爆弾の爆発に巻き込まれ、女性と子供を含む5人が死亡した。

このほかにも、アリーハー市東部のムサイビーン村近くで青年1人が殺害され、アラブ・サイード村近くを走行中の車が発砲を受けて、住民多数が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, April 27, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣とポンペオ米国務長官が会談し、マンビジュ市の処遇をめぐって協力と連絡維持の意義を強調(2018年4月27日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ベルギーのブリュッセルでマイク・ポンペオ米国務長官と会談し、シリア情勢への対応について協議し、「地域における米国とトルコの協力と両国間の連絡の維持が重要」だという点で一致した。

チャヴシュオール外務大臣は会談後、アレッポ県マンビジュ市の処遇に関して、「フランスはマンビジュ市には進駐していない…。トルコは、同盟国からのパトリオット・ミサイルなどの防空システムの増強に関する申し出を評価している」と述べた。

ポンペオ国務長官は会談でトルコがロシアの最新鋭防空システムS-400の購入を決定したことに懸念を伝えたという。

ロイター通信(4月27日付)が伝えた。

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018などをもとに作成。

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ドイツ外務省「シリア政府は移民・難民の財産を没収するための法律を制定しようとしている」(2018年4月27日)

ドイツ外務省は、シリア政府が移民・難民の財産を没収するための法律を制定し、彼らの帰国を困難なものにしようとしていると指摘し、不快感と懸念の意を示すとともに、EU加盟国と対応を協議すると表明した。

ドイツ紙『ズードドイチェ・ツァイトゥング』(4月27日付)が伝えた。

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、Suddeutsche Zeitung, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018などをもとに作成。

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OPCW英国代表「ロシアとシリアが開いたドゥーマー市住民の記者会見はプロパガンダ! OPCWは劇場ではない」(2018年4月27日)

化学兵器禁止機関(OPCW)の英国代表を務めるピーター・ウィルソン在オランダ大使は、ロシアとシリアがオランダのハーグにあるOPCW本部で行った共同記者会見について、「プロパガンダ以外の何ものでもない」、「OPCWは劇場ではない」と一蹴した。

会見では、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件の現場にいたという住民17人が事件がホワイト・ヘルメットや英国による捏造だと証言していた。

ミドル・イースト・アイ(4月27日付)が伝えた。

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Miiddle East Eye, April 27, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がアフリーン市近郊で青年1人を殺害(2018年4月27日)

アレッポ県では、ANHA(4月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける「傭兵」(反体制武装集団)が、ムーバーター村郊外のスィーマルカー村出身の青年を拘束の末、殺害した。

この青年は26日にパンを買うために自宅を出たところを拘束されていた。

ANHA, April 27, 2018

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ、シャーム解放機構が活動を続けるハジャル・アスワド市、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で攻勢を続ける(2018年4月27日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(4月27日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ジャウラ地区、アサーリー地区にあるダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の拠点に対する爆撃・砲撃を継続した。

これに対して、県南部で活動を続ける「テロ組織」は、カダム区を砲撃し、子供2人が死亡、8人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、過去9日間の戦闘で、シリア軍側の兵士・民兵68人以上、ダーイシュ戦闘員51人以上、シャーム解放機構戦闘員19人以上が死亡した。

死亡したダーイシュ戦闘員のなかには、アサーリー地区の司令官(アミール)のハーリド・ハウシャーン氏とターリク・マアジャル氏、カダム区の狙撃兵ガーズィー・ハラビー氏らが含まれるという。

al-Hayat, April 28, 2018

AFP, April 27, 2018、ANHA, April 27, 2018、AP, April 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2018、al-Hayat, April 28, 2018、Reuters, April 27, 2018、SANA, April 27, 2018、UPI, April 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年4月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(イドリブ県1件、ダルアー県2件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 27, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は4月20日~4月26日までの7日間でシリア領内で21回の爆撃を実施(2018年4月27日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月20日~4月26日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

4月20日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

4月21日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、シリア領内では空爆は実施されなかった。

4月22日は、シリア、イラク領内での空爆は実施されなかった。

4月23日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し10回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(6回)に対して行われた。

4月24日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(4回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

4月25日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

4月26日は、シリア、イラク領内で空爆は実施されなかった。

CENTCOM, April 27, 2018をもとに作成。

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