イスラエルのリーベルマン国防大臣「シリアがイスラエル軍機にS-300を使用したら、力で対応する」(2018年4月24日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、ロシアがシリアにS-300防空システムの供与を検討していることに関して、「シリアがイスラエル軍の戦闘機に対してS-300を使用した場合、力で対応する」と述べた。

『ハヤート』(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「米国はシリアから出て行く意思はない」(2018年4月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、中国の北京で開催されている上海条約機構の外相会談で、シリア情勢に関して「米国はシリアから出て行く意思はない」と批判した。

ラブロフ外務大臣は、シリアの経済復興に関して「時間を要するだろう。すべての当事者が国際法とシリアの主権を尊重することが求められる」と述べる一方、名指しは避けつつも欧米諸国「公然とシリアを破壊する作戦に加担した…。ドナルド・トランプ米大統領の発言とは異なり…、米国はユーフラテス川東岸に展開し…、そこから出て行く意思はない」と非難した。

一方、上海条約機構国防相会合で、セルゲイ・ショイグ国防大臣は、米国をはじめとする有志連合がの目的が「ダーイシュ(イスラーム国)との戦いではなく、シリアでの「軍事的、経済的プレゼンスの強化」だと非難した。

『ハヤート』(4月25日付)が伝えた。

al-Hayat, April 25, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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ブリュッセルでシリア支援国会合開幕、60億ユーロの支援表明をめざす:デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は国連安保理での分裂解消の試みが失敗したことを明らかに(2018年4月24日)

ベルギーのブリュッセルでEUが主催するシリア支援国会合が開幕した。

「シリアと地域の未来を支援する」(Suporting the Future of Syria and the Region)ためのブリュッセル2会議と題された会合は24、25日の2日間の予定で、欧米諸国、日本、ロシア、イラン、トルコ、アラブ諸国、国連など85カ国・国際機関が参加、60億ユーロの支援表明を目指している。

2017年4月に開催された前回の支援会合(ブリュッセル1会議)では、総額56億ユーロの人道支援を拠出することで合意している。

会合に出席するためにジュネーブ入りしている スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県での新たな人道的悲劇を回避するよう国際社会に訴えた。

デミストゥラ氏は、フェデリカ・モゲレーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長との共同記者会見で、「我々は依然としてイドリブ県での人道状況を懸念している。250万もの人々が新たな脅威に曝されているからだ…。もちろん、彼らすべてがテロリストだなどと考えることはできない。女性、子供、民間人もいる…。だから我々は、この会議・・。。が、イドリブ県を第2のアレッポ市、第2の東グータ地方にしないようにする機会としたい」と述べた。

一方、シリア情勢への対応を協議するため、スウェーデンで21日に催された国連安保理15カ国の非公式会合に関しては、安保理内での対立と分裂解消の試みがなされたが、「国連は最大の問題に直面している」と述べ、失敗したことを明らかにした。

al-Hayat, April 25, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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シリア大統領府はイドリブ県への大規模軍事作戦の準備を行っているとのロシアの報道を否定(2018年4月24日)

シリア大統領府の広報局は声明を出し、シリア軍がイドリブ県に対する大規模軍事作戦の準備を行っているとのロシアの報道を否定した。

声明は「一部のサイトや日刊紙がこの数日、バッシャール・アサド大統領の発言だとして偽のニュースを配信した…。大統領は最近はいかなるメディアのインタビューにも応じておらず、報道声明も出していない…。大統領が行うインタビューや発言は、シリア大統領府のSNSアカウント、国営メディアがまず配信する」と表明した。

なお、ロシアの『イズヴェスチア』は、アサド大統領がイドリブ県攻略について協議するため、ヴラジミール・プーチン大統領との緊急会談を要請したと伝えていた。

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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先進国7カ国(G7)外相会合はアサド政権下のシリアへの復興支援を行わないことを確認(2018年4月24日)

カナダのトロントで開催されていた先進国7カ国(G7)外相会合は、北朝鮮の核兵器・ミサイルの完全廃棄を目指し、最大限の圧力を維持するなどとした共同声明を採択して閉幕した。

共同声明では、シリア情勢にも言及、「信頼に足る政治移行が実施された場合のみ(復興を)支援する用意がある」と表明し、アサド政権下のシリアに対して制裁を維持し、復興支援は行わないとする姿勢を確認した。

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシリア解放戦線はアル=カーイダ系のシャーム解放機構拠点をドローンで爆撃、その後停戦に合意(2018年4月24日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)によると、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村にあるシャーム解放機構の拠点複数カ所を、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)が無人航空機(ドローン)を使って爆撃した。

これまで双方は、ドローンを偵察目的で使用していたが、攻撃に使用したのはこれが初めてだという。

al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018
al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018

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だが、その後、シャーム解放機構、シリア解放戦線、シャームの鷹旅団はイドリブ県、アレッポ県での戦闘を停止することで合意した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)が公開した合意文書は手書きで、文書への署名を以て戦闘を停止すること、相手方メンバーの逮捕の停止、道路封鎖解除、検問所撤去、避難民の帰宅、逮捕者釈放などが定められている。

 

al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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シリア・クルド民主党(アル・パールティ)イブラーヒーム派がハサカ県カフターニーヤ市に事務所開設(2018年4月24日)

ハサカ県では、ANHA(4月24日付)によると、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)ナスルッディーン・イブラーヒーム派がカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェフ)市に当事務所を開設した。

開設式にはナスルッディーン・イブラーヒーム書記長ら党幹部が出席した。

ANHA, April 24, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ハジャル・アスワド市でシリア軍がダーイシュ、シャーム解放機構と激しく交戦する一方、ロシアがヤルダー市、バッビーラー町と停戦協議(2018年4月24日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(4月24日付)によると、シリア軍がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ハジャル・アスワド市にあるダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の拠点に対する爆撃・砲撃を継続した。

これに対して、ダーイシュやシャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ナフル・イーシャ地区、マイダーン区、ザーヒラ地区を砲撃し、5人が死亡、22人が負傷した。

al-Hayat, April 25, 2018

ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)によると、シャーム解放機構はヤルムーク・パレスチナ難民キャンプのサラースィーン通り一帯に突入しようとしたシリア軍と交戦した。

シリア人権監視団によると、過去24時間での戦闘で、シリア軍と親政権民兵18人が死亡、これにより過去6日間のシリア軍側の死者数は52人に達したという。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(4月23日付)などによると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプは約80%をダーイシュが、残りの地域をシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が支配している。

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一方、首都の声ネットワーク(4月24日付)によると、停戦に向けた交渉がロシアと、ヤルダー市、バービッラー市の軍事委員会の間で行われ、①シリア軍が攻撃・突撃を行わない地域を設定する、②シリア軍はザイン地区の反体制武装集団支配地域に進入しない、③ヤルダー市からの反体制武装集団の撤退要求を却下する、などを合意した。

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018、April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、Sawt al-‘Asima, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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東カラムーン地方(ダマスカス郊外県)から反体制武装集団の退去完了(2018年4月24日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月24日付)によると、ロシアの仲介による東カラムーン地方でのシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に基づき、21日から行われていた反体制武装集団の戦闘員と家族の退去が終了した。

24日にはシリア政府によって用意された大型バス47台に戦闘員ら数百人が分乗し、ルハイバ市を発ち、シリア北部(アレッポ県、イドリブ県)方面に向かった。

また、ジャイルード市に内務治安部隊が展開、住民の歓迎を受けた。

なお、これにより、ダマスカス郊外県(およびダマスカス県)は、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、タダームン区、ハジャル・アスワド市一帯を除き、すべてシリア政府の支配下に復帰した。

SANA, April 24, 2018
syria.liveuamap.com, April 24, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部、ハマー県南部でシリア軍がアル=カーイダ系のシャーム解放機構と交戦(2018年4月24日)

ヒムス県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(4月24日付)によると、シャーム解放機構は、県北部のサリーム村一帯でシリア軍と交戦、これを撃退した。

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ハマー県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(4月24日付)によると、シャーム解放機構は、県南部のクッバト・クルディー村一帯でシリア軍と交戦、これを撃退した。

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クナイトラ県では、SANA(4月24日付)によると、反体制武装集団がバアス市を砲撃し、住民12人が負傷した。

また砲撃により殉教者マムドゥーフ・アバーザ病院近くで火災が発生した。

SANA, April 24, 2018

AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, April 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年4月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県1件、ラタキア県4件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダルアー県1件、イドリブ県1件、ヒムス県2件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 24, 2018をもとに作成。

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