反体制派の人権団体幹部(匿名)「東グータ地区ドゥーマー市での塩素ガス使用疑惑事件はでっちあげ」(2018年4月13日)

シリア反体制派の人権団体幹部は12日、共同通信の取材に対し、ダマスカス郊外県東グータ地区ドゥーマー市で7日に発生した塩素ガス使用疑惑事件について「アサド政権に抵抗する反体制派への支持を結集するため、でっちあげられた」と主張し、政権側が使用したとの見方に強い疑念を表明した。

この幹部は反体制派の闘争を一貫して支援してきた人物。

匿名を条件に電話取材に応じ、異例の身内批判を展開した。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県を砲撃・爆撃(2018年4月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(シリア・ロシア両軍)が県南部のナキール村、アービディーン村一帯を爆撃、またシリア軍がタマーニア町を砲撃した。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市(アレッポ県)で暫定自治評議会が発足(2018年4月13日)

アレッポ県では、トルコとその支援を受ける反体制武装集団の実質占領下にあるアフリーン市の自治を担う「アフリーン市暫定自治地元評議会」の発足が宣言された。

アナトリア通信(4月14日付)によると、アフリーン市暫定自治地元評議会は、クルド人11人、アラブ人8人、トルコマン人1人の市民20人から構成され、クルド人のズハイル・ハイダル氏が議長に就任した。

AFP, April 13, 2018、Anadolu Ajansı, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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プーチン露大統領とマクロン仏大統領が電話会談で、ドゥーマー市での塩素額使用疑惑事件をめぐり意見を交わす(2018年4月13日)

ロシア大統領府は声明で、ヴラジミール・プーチン大統領はフランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談したと発表した。

会談ではプーチン大統領が、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への報復として米国がシリアへの攻撃を計画していることに関して「国連憲章への明白な違反にあたる浅はかで危険な行為」を止めるべきだと述べるとともに、「シリアに予期し得ない影響をもたらす」と警鐘を鳴らし、「いかなる者であっても嫌疑を向けることのない…結論にいたるための調査の実施」への支持を呼びかけた。

これに対してフランス大統領府は、会談でマクロン大統領が、シリア国内での化学兵器の使用実態を調査するための「独立国際調査機関」(UNIMI)の設置を定めた米国提案の国連安保理決議案にロシア拒否権を発動したことに遺憾の意を示すとともに、緊急人道支援と、紛争解決に向けた当事者間の対話を主唱した。

『ハヤート』(4月14日付)が伝えた。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は米国のシリア爆撃回避に向けてトランプ米大統領とプーチン露大統領の仲裁を試みる(2018年4月13日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への報復として米国がシリアへの攻撃を計画していることに関して、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領に対して「地域の緊張を増長させることは正しくない」と伝えたことを明らかにした。

『ハヤート』(4月14日付)が伝えた。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍は2月にイスラエル領空を侵犯したイランの無人航空機を撃墜していたと発表(2018年4月13日)

イスラエル軍は、2月にイスラエル領空を侵犯したイランの無人航空機を撃墜していたと発表した。

この航空機は、爆発物を搭載し、イスラエルに対して攻撃を行おうとしており、イスラエル軍のアパッチ攻撃ヘリコプターがこれを撃墜したという。

ロイター通信(4月13日付)が伝えた。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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英『タイムズ』:原子力空母ハリー・S・トルーマンなど艦船10隻が地中海とアラビア湾への展開を開始(2018年4月13日)

英『タイムズ』(4月13日付)は、シリア攻撃に備えて、米軍が駆逐艦ドナルド・クック、原子力空母ハリー・S・トルーマンなど艦船10隻の地中海およびアラビア湾への展開を開始したと伝えた。

al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、The Times, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリアへの攻撃が行われたら、欧州に新たな移民の波が押し寄せる」(2018年4月13日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでのオランダのステフ・ブロク外務大臣との会談後の記者会見で、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への報復として米国がシリアへの攻撃を計画していることに関して「イラクやリビアで起きたのと同じような攻撃がシリアで行われたら、欧州に新たな移民の波が押し寄せ、我々も欧州諸国も望んでいないような悪影響が生じるだろう」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた「ロシアと米国はシリアにかかる連絡チャンネルを利用している…。警告や脅迫は対話を資さない」と付言した。

RT(4月13日付)が伝えた。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、RT, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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国連安保理はダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への対応を協議(2018年4月13日)

国連安保理では、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への対応を協議するための会合が行われた。

会合は、「国際の平和に対する脅威」への対応を求めるかたちでロシアが開催を要請した。

会合では、ニッキー・ヘイリー米国連大使が「シリア政府は少なくとも50回にわたって化学兵器を使用した…。だが我が国の(ドナルド・トランプ)大統領は(シリアへの攻撃に関して)まだ決定を下していない…。もし米国およびその同盟国が行動を決定すれば、我々みなが合意する原則を守るものとなる…。アサド(大統領)が当然のように化学兵器を使用するのを許したら、すべての国、そして国民に危害が及ぶことになる」と発言した。

また、フランスのフランソワ・テラトレ国連大使は、シリア政府が化学兵器を使用したと断じたうえで、「後戻りできない所まで来た」としたうええ、国際社会が「一丸となって断固たる強い対応を行うべきだ」と主張、「フランスは我々の集団安全保障にとって受け入れられないこの脅威を終わらせるために責任を果たすことになる」との意思を表明した。

一方、ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は「米英仏は、アサド政権を退陣させ、ロシアを減退させるためにだけ、嫌疑をかけている…。我々は主権国家に対する違法な軍事行動に向けた危険な軍事的準備に注視している」と述べた。

また、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、米国が英国、フランスとともにシリアへの軍事行動を検討していることに関して、これら3カ国が「シリアを攻撃し、主権を侵犯できると考えているのなら、シリア国民はこれに対抗する。シリア国民は一人たりとも、主権侵害を許さない。これはすべてのシリア人の約束であり、米英仏が我々に行うような単なる脅迫ではない」と述べた。

『ハヤート』(4月14日付)、SANA(4月13日付)などが伝えた。

SANA, April 13, 2018

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「ドゥーマー市の事件は「劇場」だ。トランプの脅迫でシリア、イラン、ロシア、地域の住民は恐れない」(2018年4月13日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ベイルート郊外のダーヒヤ地区で開催された「約束の忠誠」祭りに合わせてテレビ演説を行い、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件への報復として米国がシリアへの攻撃を計画していることを批判した。

演説のなかで、ナスルッラー書記長は、「我々はみな、どこであっても化学兵器が使用されることを非難する…。だが、ドゥーマー市で起きた事件は、我々の情報によると劇場だ…。勝者がなぜ、こうした兵器を使用するのか…。トランプの、そして米国の脅迫は、シリアを恐れさせなかったし、今も恐れさせていない。イラン、ロシア、そしてこの地域の運動、人民も恐れていない」と述べた。

SANA, April 13, 2018

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍が解放した東グータ地方イフタリース村で反体制派の有毒ガス製造工場が発見される(2018年4月13日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月13日付)によると、シリア軍によって制圧された東グータ地方のイフタリース村で反体制武装集団の有毒ガス製造工場を発見し、原材料、防毒マスク、爆発物、砲弾など多数を押収した。

SANA, April 13, 2018
SANA, April 13, 2018

また、東グータ地方ドゥーマー市で活動を続けてきたイスラーム軍の戦闘員と家族多数(ロシア国防省によると、3,508人)が大型バス93台に分乗して、同地を後にし、アレッポ県ジャラーブルス市方面に向かった。

SANA, April 13, 2018

一方、東グータ地方のジュダイダト・シャイバーニー市、アシュラフィーヤト・ワーディー村では、住民がシリア軍による東グータ地方解放を祝うデモを行った。

SANA, April 13, 2018

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省報道官「ドゥーマー市での塩素ガス攻撃疑惑事件の映像撮影に参加した複数の人物をつきとめ、彼らから映像が捏造だとの証言を得た」(2018年4月13日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は記者会見で、7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件に関して、攻撃現場の撮影に参加したという複数の人物をつきとめた、と発表した。

Ministry of Defense of Russia, April 13, 2018

コナシェンコフ報道官は以下の通り述べた。

「ドゥーマー市の病院で撮影され、ホワイト・ヘルメットがシリア軍による化学兵器使用の証拠だとして示したビデオは捏造されたもので、撮影に参加し、ビデオにも登場している複数の人物がこのことを認めた」。

「ビデオを撮影した2人は…、ドゥーマー市の病院の救急科で働いていたが、現場から病院に搬送された人たちには、有毒ガスで負傷した症状はなかった、と身元を隠さず実名で証言した…。だが、病院で負傷者への応急処置をしているとき、何者かが建物に進入した。何人かはカメラを持っており、パニック状態を作り出そうとして叫び出し、そこにいた人全員に水をかけ、現場にいた全員が有毒ガスで負傷していると主張した」と付言した。

コナシェンコフ報道官はそのうえで、「4月3日から6日にかけて、ホワイト・ヘルメットを名乗る「役者」は、英国から強い圧力を受け、シリア軍がドゥーマー市で化学兵器を使用したという嫌疑をかけるため、予め準備されていた挑発行為を実施するよう迫った」と断じた。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 13, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年4月13日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月13日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村とハマー県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,504市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 13, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は4月6日~4月12日までの7日間でシリア領内で11回の爆撃を実施(2018年4月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月6日~4月12日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

4月6日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、シャッダーディー市近郊に対して行われた。

4月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

4月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

4月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は0回だった。

4月9日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市、ダシーシャ村近郊に対して行われた。

4月10日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対する空爆は行われなかった。

4月11日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

4月12日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, April 13, 2018をもとに作成。

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