ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月11日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月11日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ダルアー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は5月4日~5月10日までの7日間でシリア領内で53回の爆撃を実施(2018年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月4日~5月10日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

5月4日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

5月5日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、ブーカマール市近郊(10回)、シャッダーディー市近郊(2回)に対して行われた。

5月6日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(5回)、シャッダーディー市近郊(3回)に対して行われた。

5月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

5月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(4回)、シャッダーディー市近郊(1回)に対して行われた。

5月9日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して行われた。

5月10日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し4回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して行われた。

CENTCOM, May 11, 2018をもとに作成。

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アサド大統領がギリシャ日刊紙『イ・カシメリニ』のインタビューに応じる「私は戦争が始まる10年前から大統領だったが、シリア国民を殺戮していなかった。西側がテロリストを支援したことで紛争は始まったのだ。彼らにこの戦争の責任はある(2018年5月10日)

アサド大統領は、ギリシャ日刊紙『イ・カシメリニ』のインタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、その映像(https://youtu.be/HRIMAKeKU64)、英語全文(https://sana.sy/en/?p=137019)、アラビア語全訳(https://www.sana.sy/?p=751436)はSANA(5月10日付)が配信した。

また『イ・カシメリニ』も映像(https://youtu.be/GxnyQkynUhA)とギリシャ語全訳(http://www.kathimerini.gr/963386/gallery/epikairothta/politikh/apokleistikh-synentey3h-toy-proedroy-ths-syrias-mpasar-al-asant-sthn-k-kataskeyasmenes-oi-kathgories-gia-xhmika)と映像を配信した。

SANA, May 10, 2018

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:


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「まず、我々はいかなる化学兵器も保有していない。2013年に廃棄したからだ…。第2に、保有していたとしても、使用しない。それには幾つもの理由があるが、2点だけ言っておきたい。軍が化学兵器を保有していて、戦争中だと仮定したら、どこで使うべきだろう? 戦闘が終わろうとしている時に使うだろうか? 戦争中にどこかで使うか、テロリストが台頭している場所で使うべきであって、軍が戦闘を終え、テロリストが降伏し、「この地域から去る準備ができた」と言っている時ではない…。(シリア軍がダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で4月に化学兵器を使用したとの)西側の主張は、シリア軍が勝利する前ではなくて、勝利した後に始まった」。

「第2に、ドゥーマー市――化学兵器が使用され、45人あまりが死亡したと彼らが主張している地域――のような人口密集地域での大量破壊兵器を使用すれば…、数千人が一度に死んでいるはずだ。第3に、なぜ、化学兵器、あるいは化学兵器とされる兵器で子供と女性しか死なないのか? なぜ戦闘員が死なないのか。ビデオを見ると、それは完全な偽物だ。化学兵器が使用されているのに、なぜ医師は看護師が無事なのか…。何の防護服も身につけていないし…、ただ犠牲者に水をかけて…洗い流すだけで大丈夫になる…。なぜか? またより重要なのは、テロリストが負けてから、米国、フランス、英国、そしてその同盟国が…重要なカードを失い、シリア軍を攻撃しなくてはならなくなったということだ」。

「化学兵器攻撃があったと主張している側が、攻撃があったということを証明しなければならない。(事件に関しては)二つのシナリオがある。テロリストが化学兵器を保有し、意図的に使うか、爆発が起きたというもの。もう一つは、ドゥーマー市住民へのすべての調査が述べている通り…攻撃など行われていないというものだ。我々には、何が起きたかを示す証拠はないのに、西側は(シリア軍が化学兵器を使用したと)主張している…。問題は、攻撃があったと主張する西側高官に向けられるべきなのだ。彼らにこう尋ねたい。事件についての具体的証拠はどこにあるのか? 彼らはそうした報告があったと言うだけだ。だが、報告は疑わしいものかもしれない。ホワイト・ヘルメットのビデオ…、彼らは英国外務省などの支援を受けている」。

(ドナルド・トランプ米大統領がアサド大統領を「動物」と批判したことに関して)「この地位、つまり一国の大統領の地位にいる時、その人は自分自身の道徳ではなく、何よりもまず国民の道徳を代表しなければならない…。自分の国を代表しているからだ。問題は、こうした発言が米国の文化を代表しているのかということだ…。私はそうは思っていない。第2に、トランプ(大統領)が明け透けと自らを表面している点だけは良いことかもしれない…。個人的なことを言うと、私は気にしていない。私は事態に政治家、そして大統領として対処しているからだ…。重要なのは、いかなることであれ、私、私の国、我々の戦争、テロリスト、我々の暮らしに影響を及ぼすか否かということだ」。

「(トランプ大統領が達成した)唯一のミッションとは、ISIS(ダーイシュ(イスラーム国))をラッカから逃がしたことぐらいだろう…。もし彼がシイラを破壊していると言うのであれば、もちろん、それが達成された別のミッションということになる。一方、テロとの戦いについて言うと、米国が行っている唯一のミッションとは、テロリストを支援することであることは明白だ」。

(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と同様にトランプ大統領と会談するかとの問いに関して)「選挙前に言っていたことと逆のことを行ったり、今日言っていたことと逆のことを明日、あるいは同じに日にしたりするような人間と何を達成できるのか、ということを問うべきだ…。一貫性の問題なのだ…。このような人間がいる政権と何かを達成できるとは思っていない。しかも、我々は(トランプ)大統領が支配しているなどとは考えていない。国家の深層…が大統領をコントロールしていると考えている。米国ではいつもそうだった」。

「私は常に、シリアに安定を回復するのに1年もかからないだろうと言ってきた…。このことに何の疑いも持っていない。だが、もう一つの要因がある。それはテロリストがどの程度の支援を受けているのかという問題だ。これには私は答えることはできない…。だが、支援が続く限り、時間は重要な要素ではなくなる。この場合の重要な要素は、我々がいつかこの紛争を終わらせ、シリアを政府の支配のもとに再統合することにあり、それがいつかではなくなる」。

「大統領として自分の同盟者が誰かと訊かれれば、それはシリア国民だ。シリアの同盟者はと訊かれれば、もちろん、イランとロシアということになる…。もちろん中国も安保理で我々を支持してくれている…。これらの国はシリアの主権、自決権を尊重し、それを確たるものとするために支援してくれている」。

「まず、これ(トルコの行為)は侵略であり、占領だ。だが、シリア領内にいるトルコ軍兵士のなかに占領を代表しているものはいない。つまり、トルコ国民は我々の敵ではないということだ…。我々はトルコ人一般と(レジェップ・タイイップ・)エルドアン(大統領)を区別すべきなのだ。エルドアンはムスリム同胞団だ…。彼の帰属はこの組織の…暗黒のイデオロギーの方を向いている…。テロリストが(シリア国内の)さまざまな地域で敗北し、トルコであれ、西側であれ、カタールであれ、サウジアラビアであれ、こうした国のアジェンダを実行できなくなっているなか、誰かが介入しなければならない。それが、最近シリアに対して攻撃を行った西側諸国であり、エルドアンは、西側、とりわけ米国から事態に干渉し、複雑にするようまかされているようなものだ…」。

「戦争が始まった当初から、エルドアンはテロリストを支援してきた。だが当時、彼は「シリア国民を守る」「シリア国民を支援する」…といった言葉の背後に身を隠してきた…。だが状況が変わるなかで、彼はマスクを脱いで、侵略者としての容姿を露わにしている。これは良いことだ…。つまり、エルドアン政権下のトルコがシリアに派兵することと、テロリストを支援することには大差は無い。テロリストとはエルドアン政権の代理だからで…根っこは一緒だ。

「何よりもまず、我々はテロリストと戦っている。我々にとってのテロリストとは、彼(エルドアン大統領)の軍であり、米軍、そしてサウジアラビア軍だ…。テロリストは一つのアジェンダのために行動し、一人の支配者、米国に従っている…。エルドアンは彼個人のアジェンダを遂行しているのではない。米国のアジェンダを遂行しているに過ぎない」。

(米・ロシアによる第三次世界大戦を懸念しているかとの問いに関して)「たった一つの理由で、懸念していない。幸運なことに、ロシアには賢明な指導者がおり、紛争を創出したいという米国の国家の深層部分のアジェンダを知っているからだ」。

「個人的意見ではなく、事実と現実として言うと、シリアが分割されることはない…。危機発生当初から、今日にいたるまで、現実として、シリアでは、さまざまな社会集団が共存を続けている…。互いの改善は、おそらくは戦争の影響で、以前より良くなってさえいる。一方、テロリストの支配地域に目を向けると…、エスニシティ、宗派、宗教に基づく線引きがなされていることが分かる。現実問題として、テロリストの支配地域にしか分裂はみられない…。だが、こうした憶測(シリアは分裂するとの憶測)がもたらされたのは…米国が現在、とくにシリア東部を支配することに力を入れていて…テロリストたちにシリアが再び一つになることはあり得ないという印象を与えようとしているからだ。だが、シリアは一つになる」。

「米国は…自分達の目的を達成できないと、別の目的に訴えようとする。それは、混乱を作り出すというものだ」。

「私が過ちを犯していなかったとしたら、もはや人間ではない…。事態が複雑になればなるほど、より多くの過ちが生じるだろう。だが、過ちを犯さないようにするにはどうしたらよいか? 何よりもまず、組織、議会、組合だけではなく、より多くの国民に諮ることだ…。国策におけるもっとも主要な柱はテロと戦うことだった。テロとの戦いが誤りだったとは考えていない」。

(復興にどこくらいの費用がかかるかとの問いに対して)「数千億。少なくとも2,000億、一部の推計では、4,000億ドルはかかるだろう。なぜ正確な数値でないのか? それは、一部の地域が今もテロリストの支配下にあるからだ。我々は正確な数値を算定できない。増減はあるかもしれない」。

「政治家の私の将来は二つからなりなっている。一つは私の意思、もう一つはシリア国民の意思だ。もちろん、シリア国民の意思の方が私の意思よりも重要だ。私がこの地位(大統領職)に就き、国を助け、政治的役割を果たしたいと考えても…、大衆の指示が何もできないし、失敗するだろう…。シリア国民の大多数の指示を得られていなかったら、なぜ7年も(大統領職に)とどまることができただろうか?」。

「多くの血が流されていると言う場合、だれが流血を招いたのかに言及すべきだ。私は戦争が始まる10年前から大統領を務めているが、この10年間にシリア国民を殺戮していただろうか? 誰か、その筆頭にあげられるのは西側がテロリストを支援したことで紛争は始まったのだ。彼らにこの戦争の責任はある…。西側、とりわけ、フランス、英国、米国、そしてサウジアラビア、カタール、トルコに責任がある」。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Kathimerini, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イラン、イスラエル、ロシア、米国は、イラン・イスラエルの軍事的緊張への懸念を表明(2018年5月10日)

イスラエルのハサン・ロウハーニー大統領は、占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、「新たな緊張を望んでいない」と述べた。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「イランとイスラエルの緊張増加への懸念」としたうえで、「政治的外交的解決を望む」と表明し、自制を呼びかけた。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はまた「すべての問題は対話を通じて解決されるべきだ」と述べ、事態悪化への懸念を示した。

ナハールネット(5月11日付)が伝えた。

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米ホワイト・ハウスは声明を出し、「イランの体制がシリアから行った挑発的ロケット弾攻撃を行った」と非難、「イスラエルによる自衛行動を支持する」したうえで、「イラン・イスラーム革命防衛隊にすべての責任があり、革命防衛隊、そしてヒズブッラーを含むすべての民兵に、挑発行為以上のことを行わないよう呼びかける」と表明した。

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イスラエル空軍もツイッターのアカウント(https://twitter.com/IAFsite/)で、占領下ゴラン高原に対するゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃への報復として、「シリアにあるイランの軍事的標的数十カ所を攻撃した。ゴドス軍団が攻撃の背後にいる…。イスラエル国防軍はさまざまなシナリオを準備しているが、事態の悪化を望んでいない」と発表した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Naharnet, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イラン国家安全保障委員会副議長「イランはイスラエルに対して発射されたロケット弾とは無関係…シリア軍が責任を負っている」(2018年5月10日)

イランの国家安全保障委員会のアブー・ファズル・ハサン・ビーギー副議長は、「イランはイスラエルに対して発射されたロケット弾とは無関係である。イランが実施していたら、ただちに発表していた」としたうえで、「シリア軍がイスラエルの拠点に対する砲撃に責任を負っている」と強調した。

ビーギー副委員長はまた「シリア領内にイラン的プレゼンスはなく、軍事基地も存在しない…。こうした攻撃は報復なしには済まされないだろう」と付言した。

スプートニク・ニュース(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、Sputnik News, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相「我が軍の適切な攻撃と防衛の備えによって、イランの作戦は失敗した…。シリア軍が我々に対抗すれば、我々も対抗するというメッセージを示した」(2018年5月10日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/netanyahu)を通じてビデオ声明を出し、「シリア国内のイランの標的に対して極めて大規模な攻撃を実施した…イランはレッドラインを越えた。イスラエルの報復は適切だった」と述べた。

ネタニヤフ首相は以下の通り述べた。

「我が軍が行った適切な攻撃と防衛の備えによって、イランの作戦は失敗した…。我々は断続的戦いの最中にあり、我々の政策は明白だ。それは、イランがシリアを軍事拠点化するのを許さないというものだ…。昨日アサド政権に明白なメッセージを送った。それは我々の作戦はシリアにあるイランの標的を狙ったものだが、シリア軍が我々に対抗すれば、我々も対抗する。これが昨日起きたことで、シリアの防空兵器が我が軍戦闘機に対して地対空ミサイルを発射したのに対して、我々はそれを撃破したのだ」。

「繰り返し言おう。我々を攻撃する者に、我々は7倍返しする。我々を打ちのめそうとする者に、我々は先手を打って打撃を与える。このように行動してきたし、これからもそのように行動し続ける」。

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イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、ヘルツェリアでの安全保障会議後、10日未明のシリア領内に対すする爆撃・砲撃に関して「シリア国内にあるイランのすべてのインフラを破壊した。我々は「この章が終わった」ことを望んでいる…。みながこのメッセージを理解しているだろうと願っている」と述べ、イスラエル領内(占領下のゴラン高原を含む)に対するイラン(・イスラーム革命防衛隊)の砲撃が行われることはなくなるとの見方を示した。
スプートニク・ニュース(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、Sputnik News, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省「イスラエルの爆撃・砲撃は、手先であるテロ集団の敗北を受けた行われた新たな段階の敵対行為」(2018年5月10日)

外務在外居住者省公式筋は、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団による占領下ゴラン高原へのロケット弾攻撃への報復としてイスラエル軍がシリア領内各所を爆撃・砲撃したことに関して、「イスラエルの手先であるテロ集団の敗北」を受けて行われた「新たな段階の敵対行為」と位置づけたうえで、「シオニスト政体のこうした敵対行為は、シリアで敗北を喫した計略の再生をもたらさず、地域に緊張を増大させ、国際の平和と安全を脅かすだけ」と批判した。

SANA(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団によるとされる占領下ゴラン高原へのロケット弾攻撃への報復として、イスラエル軍がイラン関連施設などを激しく爆撃・砲撃、シリア軍がこれを迎撃(2018年5月10日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、「10日午前0時10分、イランのゴドス軍団(イラン・イスラーム革命防衛隊)がゴラン高原にある前哨地に対してミサイル(missiles)約20発を発射した。その一部は撃破され、被害が出たかどうかは分からない」と綴った。

al-Hayat, May 11, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
SANA, May 10, 2018
Twitter, May 10, 2018

アドライ報道官はまた「我々はこの事件をイランの敵対行為と捉え、非常に危険だと見ている。我々はさまざまなシナリオを用意している」と付言した。

イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官(中尉)はまた、ロイター通信(5月10日付)に対して「(イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団の)ガーセム・ソレイマーニー司令官が(攻撃)実施を命令し、これを指揮したが、その目的は分からない」と述べた。

攻撃は、グラード・ロケット弾20発によるもので、イスラエル軍側には被害はなかったという。

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イスラエル軍は声明を出し、イラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団の砲撃への報復として、シリア領内にあるゴドス旅団の拠点数十カ所に対して爆撃を行ったと発表した。

空爆の標的となったのは、ダマスカス郊外県キスワ市近郊にある軍事拠点、兵站拠点、首都ダマスカス北部のイラン・イスラーム革命防衛隊の基地、ダマスカス国際空港内のゴドス旅団の武器庫、諜報・軍事関連拠点複数カ所。

これに対して、シリア軍は迎撃を行ったが、イスラエル軍はシリア軍のSA-17、SA-22、SA-2、SA-5といった地対空ミサイル・システムを狙って、さらに反撃したという。

イスラエル軍の声明によると、シリア軍は防空システムでイスラエル軍機を撃墜しようとしたが、イスラエル軍側に被害はなかったという。

イスラエル空軍もツイッターのアカウント(https://twitter.com/IAFsite/)で、占領下ゴラン高原に対するゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃への報復として、「シリアにあるイランの軍事的標的数十カ所を攻撃した。ゴドス軍団が攻撃の背後にいる…。イスラエル国防軍はさまざまなシナリオを準備しているが、事態の悪化を望んでいない」と発表した。

一方、SANA(5月10日付)は、シリア軍消息筋の話として、イスラエル軍がシリア領内各所にミサイル数十発を発射、シリア軍が防空システムでこれを応戦、そのほとんどを撃破したと伝えた。

SANA消息筋によると、イスラエル軍のミサイル攻撃を受けたクナイトラ県では、シリア軍の防空部隊がバアス市上空でミサイルを撃破し、被害を回避したほか、首都ダマスカス、ヒムス県、スワイダー県の上空で、イスラエルのミサイルが撃破されたという。

たが、迎撃を逃れたミサイル複数発が着弾し、シリア軍防空大隊の陣地、レーダー施設、武器弾薬庫が被害を受けたという。


その後、シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、10日未明にイスラエル軍が複数の軍陣地を狙って

打ち込んだミサイルの大部分を防空システムで撃破したが、3発が着弾し、3人が死亡、2人が負傷、レーダー・ステーション1カ所、武器弾薬庫1棟、防衛大隊陣地複数カ所が被害を受けたと発表した。

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シリア人権監視団は、イスラエル軍の攻撃でシリア軍兵士5人、親政権民兵の戦闘員少なくとも18人が死亡したと発表した。

また、同監視団によると、イランの拠点のほかにも、ヒズブッラーの戦闘員が駐留していると思われるムウダミーヤト・シャーム市にある拠点複数カ所、ヒムス市南西部の拠点複数カ所が爆撃の標的となったという。

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ロシア国防省は声明を出し、イスラエル軍のF-15及びF-16戦闘機28機が空対地ミサイル60発を発射、またイスラエル軍地上部隊が地対地ミサイル10発を発射し、シリア国内のシリア軍やイラン関連の拠点を攻撃、シリア軍の防空システムが約半数のミサイルを撃破、これに対して、イランの武装部隊が展開する拠点複数カ所、首都ダマスカス近郊やその南方にあるシリア軍防空施設が、イスラエルの攻撃を受けた、と発表した。

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イスラエル軍の反撃に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、複数の現地消息筋の話として、クナイトラ県のハーン・アルナバ市、バアス市、カブア丘、ハドル村、同地に隣接するダマスカス郊外県南西部にあるシリア軍と「イランの民兵」(イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける「同盟部隊」のこと)の陣地複数カ所が、イスラエル軍の爆撃と砲撃を受けたと伝えた。

また、RT(5月10日付)は、イスラエル軍がダマスカス郊外県のサアサア町近郊にあるシリア軍第137機甲連隊基地、バリー航空基地などにも爆撃を行ったと伝えた。

また、ドゥマイル市近郊の第116連隊基地、第122航空基地などでも大きな爆発が発生したという。

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NNA(5月10日付)がレバノン軍の発表として伝えたところによると、このシリアへのミサイル攻撃と時を同じくして、イスラエル軍戦闘機4機が、レバノン領空を侵犯した。

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なお、フッラ・チャンネル(5月11日付)は、米高官の話として、イラン政府がシリア領内に約7万人の戦闘員を派遣、10の武装集団が各地に進駐していると伝えた。

このなかで最大の戦闘員を擁するのが、レバノンのヒズブッラー(1万人)で、続いてイラン・革命防衛隊のゴドス軍団やバースィージュ(5万人)、ファーティミーユーン旅団、イラン人民動員隊などが続くという。

AFP, May 10, 2018、Alhurra, May 11, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Naharnet, May 10, 2018、NNA, May 10, 2018、Reuters, May 10, 2018、RT, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室がシリア政府支配下のダルアー市を砲撃(2018年5月10日)

ダルアー県では、SANA(5月10日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で活動を続ける反体制武装集団が隣接するバアス党ダルアー支部一帯や難民キャンプ地区を砲撃し、女性1人を含む2人が負傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が、シリア政府支配下にあるダルアー市ダルアー・バラド地区の治安厳戒地区を重火器で攻撃したと伝えた。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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ヤルダー市、バッビーラー町、バイト・サフム市からの反体制武装集団戦闘員退去続く(2018年5月10日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、3、4、5、6、7、8日に引き続き、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族数十人が、シリア政府によって準備された大型バスに分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 10, 2018をもとに作成。

 

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(速報)イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団が占領下ゴラン高原のイスラエル軍前哨地をミサイル攻撃

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、「10日午前0時10分、イランのゴドス軍団(イラン・イスラーム革命防衛隊)がゴラン高原にある前哨地に対してミサイル約20発を発射した。その一部は撃破され、被害が出たかどうかは分からない」と綴った。

アドライ報道官はまた「我々はこの事件をイランの敵対行為と捉え、非常に危険だと見ている。我々はさまざまなシナリオを用意している」と付言した。

十発」がゴラン高原のイスラエル軍の陣地に対して発射され、イスラエル軍がシリア領内に対して報復として攻撃を行った、と伝えた。

これに関して、レバノンのマヤーディーン・チャンネル(5月10日付)は、「ミサイル数十発」がゴラン高原のイスラエル軍の陣地に対して発射され、イスラエル軍がシリア領内に対して報復として攻撃を行った、と伝えた。

Naharnet, May 10, 2018、Qanat al-Mayadin, May 10, 2018などをもとに作成。

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シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会報道官「トルコのアフリーン侵攻を受け、米仏がマンビジュ一帯に新たな基地を建設し、境界地域の監視にあたっている」(2018年5月9日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官は、トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官の発言を受け、「トルコがアフリーン郡を攻撃し、マンビジュ市へのその脅威が増すなかで、有志連合は、トルコが支援する「ユーフラテスの盾」とマンビジュの武装部隊を引き離すための境界線の監視・警備を目的とする新たな基地を建設した」ことを明らかにした。

ダルウィーシュ報道官によると、「この基地には、米軍、フランス軍が駐留し、境界線を日夜パトロール、監視している」という。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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トルコ大統領府報道官「タッル・リフアト市からYPGは浄化されたが…同地から攻撃を受ければ、トルコは介入を躊躇しない」(2018年5月9日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は記者会見で、シリア北部の情勢に関して、「トルコはタッル・リフアト市(アレッポ県)から攻撃を受けた場合、同地への介入を躊躇しない」と述べつつ、「タッル・リフアト市からは(西クルディスタン移行期民政局の)クルドの人民防衛隊が浄化された」との見方を示した。

『ハヤート』(5月10日付)などが伝えた。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ハマー県北部の住民が緊張緩和地帯を拡大し、帰村させるようトルコに求めるデモを国境地帯で実施(2018年5月9日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月9日付)によると、ハマー県ジャルニーヤト・タール村の住民がトルコ国境に面するカフル・ルーサイン村で座り込みデモを行い、トルコ政府に対して、ハマー県北西部アースィー川(オロンテス川)流域の村々を緊張緩和地帯に含め、帰還可能な状態にするよう求め、トルコ当局に要望書を提出した。

al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018
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AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はドゥーマー市の若者数十人を徴兵事務所・教練基地に連行か?(2018年5月9日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月9日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア軍がドゥーマー市で若者数十人を拘束した。

シリア軍に拘束されたのは1990~1999年生まれの若者で、大型バスに乗せられ、首都ダマスカスにある徴兵事務所や教練基地に連行されたようだという。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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米占領下のタンフ国境通行所一帯で活動を続ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、ロシア、アサド政権との和解を拒否(2018年5月9日)

ヒムス県南東部(シリア砂漠)のタンフ国境通行所一帯を実質占領する米国の支援を受けて、ダマスカス郊外県東カラムーン地方で活動を続けてきた殉教者アフマド・アブドゥー軍団は声明を出し、同組織の最後の活動地域であるシリア砂漠でのアサド政権やロシアとの和解(停戦)を拒否すると表明した。

声明で、殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、「この犯罪者体制(アサド政権)との唯一の関係正常化とは、国際法廷の前でなされるべき」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ムウタスィム旅団はトランプ米政権によるイラン核合意離脱に反対の姿勢を示す西側諸国を批判(2018年5月9日)

アレッポ県北部でトルコの支援を受け活動するムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ドナルド・トランプ米大統領が8日にイラン核合意(2015年)からの離脱と対イラン制裁の再開を決定したことに関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)で「国際社会(フランス、ドイツ、英国、EU)が示した反応は…、イランがこれらの国の庇護のもと、中東地域で勢力を伸長し、シリアやイエメンを支配するようになったことを明確に示している…。イラン人が我々に対して行うテロ行為のすべてが(これらの国の)青信号のもとに行われてきた」と綴った。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派支配下のダルアー市ダム街道地区などを砲撃(2018年5月9日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団支配下のダルアー市ダム街道地区、西ガーリヤ村を砲撃した。

またシャイフ・サアド村とナワー市を結ぶ街道で、反体制武装集団の司令官が何者かの襲撃を受け、死亡した。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はイラク国境地帯に向けてダーイシュ掃討戦を続ける(2018年5月9日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月9日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部でダーイシュ(イスラーム国)との交戦を続け、イラク国境地帯のバーフーズ村(ユーフラテス河畔)方面に1キロ進軍した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、ユーフラテス川東岸のダーイシュ支配地域を砲撃、ダーイシュと交戦したという。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県南西部で対ダーイシュ掃討作戦を実施し、80平方キロメートルを浄化(2018年5月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月9日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県南西部でダーイシュ(イスラーム国)の残党に対する掃討作戦を実施し、ファイダ地区、ファイダト・ブン・ムワイニア地区、タンマーフ地区一帯の砂漠地帯約80平方キロメートルで浄化を完了した。

SANA, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュが首都ダマスカスを砲撃し、4人が死亡、24人が負傷(2018年5月9日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月9日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

これに対して、ダーイシュは首都ダマスカスに向けて迫撃砲弾を発射、複数発がマルジャ地区(ダマスカス貿易タワー)とマイサート広場に着弾、4人が死亡、24人が負傷した。

SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
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SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
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AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部、ハマー県南部で活動していた反体制武装集団がシリア軍に重火器、中火器を引き渡す(2018年5月9日)

SANA(5月9日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(5月1日)に従い、同地からの退去を予定している武装集団がシリア軍に重火器、中火器を引き渡した。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8、9日の2日間で7件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月9日)

ロシア国防省は声明を出し、5月8日に「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ラタキア県2件)、9日に4件(アレッポ県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは8日には、停戦違反を確認せず、9日には2件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2018、May 9, 2018をもとに作成。

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ロシアのニュースサイト「スヴォボドナヤ・プレサ」:ロシアは自らの意に反してイランがシリアで影響力を増しているため、イスラエルの爆撃を黙認している(2018年5月8日)

ロシアのニュースサイト「スヴォボドナヤ・プレサ」(5月8日付)は、頻発化しているイスラエル軍によるシリアへの攻撃をロシアが黙認していることに関して、「イスラエルはシリア国内の拠点を爆撃できる。だが、シリア領空の支配する国々の合意に従い…「禁じられた拠点」を決して攻撃しないだろう」と伝えた。

同紙によると、「イスラエルは(攻撃を行う)拠点に関する前データを、ロシア、米国、そしてトルコに提示せねばならない…。だが、トルコが掌握する拠点は、イスラエルにとってみれば少ないため、連絡は行われていない…。一方、ロシアと米国は、頻繁に連絡が行われている。破壊し尽くされたシリア上空であっても、戦闘機やミサイルを飛ばすのが容易でないと理解すべきだ」という。

また「ロシアが(2月初めの)タイフール航空基地などの拠点に対するイスラエルの爆撃を承知していたことは、99%確かなことだ…。つまり、ロシアは何らかの理由で、イランに爆撃が行われるとの情報を提供しなかったことになる」という。

同紙はそのうえで、こう結論づけている。

「シリアにおけるイランの影響力は、ロシアの意に反して大きくなり過ぎ、アサド政権支配地域の政治過程に介入している…。アサド大統領は遅かれ早かれ、イランのために行動するようになる…。シリアが存続するために支援してきた者たち(イランのこと)は排除されるだろう」。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、Svobodnaya Pressa, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県の武装集団8組織がヒズブッラー、アサド政権、ダーイシュを根絶するため新たな武装部隊を発足させることで合意(2018年5月8日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)によると、同地で活動を続ける反体制武装集団など8組織が共同声明を出し、ヒズブッラー、アサド政権、そしてダーイシュ(イスラーム国)の「細胞」を放逐するため、新たな武装部隊を発足させることで合意したと発表した。

共同声明を出したのは、ナイームの獅子旅団、ナイーム自由人旅団、ゴランの鷹旅団、ラフマーンの獅子旅団、イスラーム軍、殉教者ラカーン・カルヤーン旅団、自由スワイサ警察、スワイサ村落連合地元評議会。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県に進駐するトルコ軍は地元の武装集団と住民に「シリア軍は緊張緩和地帯を攻撃できない」と説得(2018年5月8日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)によると、アナダーン市近郊に配置されているトルコ軍監視所が同地で活動する反体制武装集団や住民に対して、緊張緩和地帯に設置されている県北部のいかなる市町村に対しても、シリア軍や親政権民兵は攻撃できないとするメッセージを送った。

これは、最近になって、シリア軍がフライターン市、カフルハムラ村への砲撃を頻発化させていることを受けたものだという。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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イスラーム軍はアレッポ県北部で活動する武装集団との糾合を否定(2018年5月8日)

イスラーム軍はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/jaishalislam)を通じて声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去した戦闘員が、アレッポ県北部で活動する反体制武装集団とともに新たな連合体として糾合、これを受けて幹部らが同県マーリア市を訪問したとの情報を否定した。

イスラーム軍は声明で「我々はこうした噂を否定し、我らが部隊を統合するための愛国的計画を希求していると明言した」と表明、マーリア市への幹部の訪問が、第3軍団の招待を受けたもので、定例会合への参加がその目的だったことを明らかにした。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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米海軍航空母艦ハリー・S・トルーマンがダーイシュ掃討戦に参加(2018年5月8日)

ロイター通信(5月8日付)は、米海軍の航空母艦ハリー・S・トルーマンが、米英仏のシリア攻撃(4月14日)の4日後にあたる4月18日にから、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する航空作戦に参加している、と伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内を再び爆撃:SANAによるとシリア軍がミサイル2発を撃破するも、住民2人が死亡(2018年5月8日)

シリア軍消息筋は、報道声明を出し、シリア軍の防空部隊が8日晩、ダマスカス郊外県キスワ市一帯に向けて発射されたイスラエル軍のミサイル2発を撃破した、と発表した。

これに関して、SANA(5月8日付)は、撃墜されたミサイルが爆発する瞬間の映像(https://www.sana.sy/wp-content/uploads/2018/05/111.mp4?_=1https://www.sana.sy/wp-content/uploads/2018/05/2223333333.mp4?_=2)を公開した。

SANA(5月8日付)はまた、速報を出し、ダルアー県医療筋の話として、撃破されたイスラエル軍のミサイルの破片がキスワ市近郊のダマスカス・ダルアー高速道路上に墜落し、住民2人が死亡したと伝えた。

死亡したのは、ヒシャーム・ハムディー・マズアル・ダイリー氏とその妻で、いずれもダルアー県シャイフ・マスキーン市の出身。

一方、ANHA(5月9日付)によると、この爆撃で9人が死亡したという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の隊員8人を含む15人が死亡した。

SANA, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、May 9, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、May 10, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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