トルコ占領下のアフリーン市(アレッポ県)で東部自由人連合のメンバーとイスラーム軍のメンバーの戦闘が続く(2018年11月7日)

アレッポ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、東部自由人連合のメンバーとイスラーム軍のメンバーの戦闘が続いた。

戦闘は工業地区、カーワー交差点一帯、中心街で激しく行われ、双方のメンバー少なくとも14人が死亡、多数が負傷した。

市内では厳戒態勢が敷かれ、商店などが閉店を余儀なくされるとともに、ラージュー町、カスタル・カスタル・ジンドゥー村に至る幹線道路が閉鎖された。

戦闘は、オリーブの収穫の分け前をめぐる対立がきっかけだという。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍とトルキスタン・イスラーム党が交戦(2018年11月7日)

ハマー県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がマサースィナ村一帯に侵入を試みたトルキスタン・イスラーム党を撃退した。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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UNHCRとシリア赤新月社の支援チームは、ヨルダン北西部に位置するルクバーン・キャンプへの人道支援活動を完了(2018年11月7日)

SANA(11月7日付)によると、UNHCRとシリア赤新月社の支援チームは、ヨルダン北西部に位置するルクバーン・キャンプに身を寄せるシリア難民約5万人に対する人道支援活動を完了した。

SANA, November 7, 2018

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会議:シリアに帰国した難民は260,540人、国内避難民は1,246,975人、合計で1,507,515人に(2018年11月7日)

ロシアの合同連携センター(難民受入移送居住センター)とシリアの国外難民帰還調整委員会の合同会議がモスクワで開催され、難民帰還状況についての報告が行われた。

ロシア国防省によると、会議での主な報告内容は以下の通り:

シリアに帰国した難民は260,540人、国内避難民は1,246,975人、合計1,507,515人。

先週1週間だけで、難民5,241人が帰国、国内避難民7,028人が帰宅。

難民の多くはヨルダンおよびレバノンからの帰国。

インフラ、社会施設の復旧プロセスも順調に進んでおり、194の学校、175の幼稚園、173のパン工場、200の給水ステーション、177の変電所、168の医療機関、1,994の住宅、88の工場が普及した。

Ministry of Defense of Russia, November 7, 2018
Ministry of Defense of Russia, November 7, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから195人、ヨルダンから608人の難民が帰国、避難民250人が帰宅(2018年11月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月7日付)を公開し、11月6日に難民803人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは195人(うち女性60人、子供103人)、ヨルダンから帰国したのは608人(うち女性182人、子供304人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は31,260人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者23,041人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者8,219人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 260,540人(うち女性78,167人、子供132,773人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民250人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは33人(うち女性17人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは217人(うち女性68人、子供112人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は164,613人(うち女性49,977人、子供82,995人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,246,975人(うち女性374,975人、子供635,378人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2018をもとに作成。

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ヨルダン外務省報道官、在ヨルダン・シリア常駐代表はシリア政府によるとされるヨルダン人逮捕者リストの存在を否定(2018年11月6日)

ヨルダン外務省のマージド・カターリナ報道官は、シリアの治安当局によって作成されたヨルダン人指名手配者のリストが漏洩したとするザマーン・ワスル(11月6日付)など反体制派系メディアの報道に関して、「正しくない」と否定した。

RT(11月6日付)が伝えた。

またアイマン・アッルーシュ在ヨルダン・シリア常駐代表もヨルダンのアンムーン通信(11月6日付)に対して「リストは想像の産物で…、報道は不正確であり、正しいはずもない」と述べた。

ザマーン・サスル(11月6日付)は、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)の再開に会わせて、9,000人あまりからなるヨルダン人指名手配者リストを作成したと伝えていた。

AFP, November 6, 2018、Ammon News, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、RT, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018、Zaman al-Wasl, November 6, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「ユーフラテス川以東での米国とYPGの合同パトロールは受け入れられない」(2018年11月6日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、首都アンカラでの公正発展党(AKP)の議員らとの会談後、報道向けの声明を出し、米軍が、ユーフラテス川東岸の国境地帯(アレッポ県、ラッカ県、ハサカ県)で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)と合同パトロールを開始したことに関して「受け入れられない…。深刻な事態をもたらすだろう」と非難した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者副大臣「シリア政府は、ヤルムーク・キャンプへのパレスチナ人の帰宅に何らの制約も設けない」(2018年11月6日)

パレスチナ解放通信(WAFA、11月6日付)は、シリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣が、ダマスカス県のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの処遇に関して、パレスチナ諸派に対して難民帰還を認める旨正式決定したことを伝えたと報じた。

ミクダード外務在外居住者服大臣は「シリア政府は、ヤルムーク・キャンプへのパレスチナ人の帰宅に何らの制約も設けない。難民全員の帰宅を調整する計画もある」と述べたという。

al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018、WAFA, November 6, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市でイスラーム軍と東部自由人連合のメンバーどうしが激しく交戦(2018年11月6日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去したイスラーム軍のメンバーと、東部自由人連合のメンバーが激しく交戦、同地の憲兵が介入し、両者を引き離した。

この戦闘で、東部自由人連合のメンバー1人が死亡、住民1人が巻き添えとなって負傷した。

その後、東部自由人連合とイスラーム軍は共同声明を出し、組織として戦闘が発生したことを承知していなかったと釈明、戦闘に参加した双方のメンバーは軍事法廷で裁かれると発表した。

al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県のロジャヴァ支配地域を越境攻撃(2018年11月6日)

ハサカ県では、ANHA(11月6日付)によると、トルコ軍がカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェフ)市近郊のタッル・ジーハーン村とラアス・アイン市マハッタ地区を越境砲撃し、民家や乗用車が被害を受けた。

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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『シャルク・アウサト』:シリア政府は国連に制憲委員会設置に関して4項目の条件を提示(2018年11月6日)

『シャルク・アウサト』(11月6日付)は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表が、国連のアントニオ・グテーレス事務総長に宛ててそれぞれ書簡を送り、制憲委員会設置に関して4項目の条件を提示していたと伝えた。

同紙が入手した書簡において、ムアッリム外務在外居住者大臣とジャアファリー国連シリア代表は、10月末に退任したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の対応を「我々は、飛躍せずに公式且つ具体的に事態に対処したかったが、(デミストゥラ)特別代表は事を急ぎ、(自身とムアッリム外務在外居住者大臣との)会談が最後のチャンスだと考えた」と非難としたうえで、①シリアの主権、独立、国土統一、国民統合の尊重し、シリア領内にテロの温床を温存させないこと、②シリア国民が外国の介入なしに自らの未来を決する権利を有するという基本的考えのもと、シリアの指導下で制憲委員会にかかるプロセスを行うこと、③いかなる前提条件も課さないこと、④期限を設けないこと、という四つの条件を示したという。

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、al-Sharq al-Awsat, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市で車が爆発、男性1人が死亡(2018年11月6日)

アレッポ県では、ANHA(11月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるユーフラテス川西岸のマンビジュ市で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、乗っていた男性1人が死亡した。

ANHA, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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YPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室がトルコ占領下のアフリーン郡でハムザ旅団戦闘員を殺害(2018年11月6日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室が、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡ラージュー町近郊でハムザ旅団の戦闘員1人を殺害した。

ANHA(11月6日付)が伝えた。

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でYPG主体のシリア民主軍がダーイシュと交戦(2018年11月6日)

ダイル・ザウル県では、「テロ駆逐の戦い」を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する攻撃を再開した。

ANHA(11月6日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、バフラ村、ハジーン市近郊のダーイシュ拠点への攻撃を再開し、戦闘員26人を殲滅したという。

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団:トルコ占領下のアレッポ県北部の武装集団がシリア赤新月社車輌を使って政府支配地域に麻薬を密輸?!(2018年11月6日)

シリア人権監視団は、トルコの占領下にあるシリア北部から大麻などの麻薬の種子、カプタゴン、トラマドールなどの薬物が、密売買されている情報を得たと発表した。

トルコの庇護を受けるいわゆるユーフラテスの盾作戦司令室に所属する「傭兵」の支配下にあるアレッポ県北部で活動する医療スタッフによると、密輸にはシリア赤新月社の車輌などが使用されているという。

これらのスタッフによると、約3週間前に、ハマー県カルアト・マディーク町の通行所を通じてシリア政府支配地域から反体制武装集団支配下のイドリブ県に入った救急車輌9台が、トルコの実質占領下にあるアレッポ県のアフリーン郡やアアザース郡に入り、積んでいた医薬品を配給したが、2台の車輌には、ラーイー村方面に向かうとして、開封が禁じられた積み荷が積まれていたという。

某医療筋によると、この2台には麻薬が積まれており、その後、ハムザ師団の支配地域を通って、シリア政府支配地域に向かったのだという。

なお、シリア赤新月社は、イドリブ県、アレッポ県北部など反体制武装集団の支配下、そしてトルコの実質占領下にある地域では活動を行っていない。

syriahr.com, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団がハマー県で交戦(2018年11月6日)

ハマー県では、SANA(11月6日付)によると、反体制武装集団がザカー村南部からムハルダ市一帯に侵入、シリア軍がこれを撃退した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、反体制武装集団がジューリーン村にあるシリア軍基地を砲撃し、士官1人が死亡したという。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、軍事治安局がタッル・シハーブ町で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる複数人を拘束した。

この直後、軍事治安局隊員2人が何者かの襲撃を受け、1人が死亡した。

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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シリア赤新月社の医療チームは、有志連合占領下のタンフ国境通行所の後背地に位置するルクバーン・キャンプで幼児を対象とした予防接種を実施(2018年11月6日)

シリア赤新月社の医療チームは、米主導の有志連合が占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯(55地帯)に隣接し、往来が阻止されているヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで、幼児を対象とした予防接種を行った。

医療チームは21人のスタッフから構成され、麻疹(はしか)、ポリオ(急性灰白髄炎)、肝炎、結核の予防接種を行った。

SANA(11月6日付)が伝えた。

SANA, November 6, 2018

AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから101人、ヨルダンから444人の難民が帰国、避難民237人が帰宅(2018年11月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月6日付)を公開し、11月5日に難民545人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは101人(うち女性30人、子供52人)、ヨルダンから帰国したのは444人(うち女性133人、子供226人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は30,457人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者22,846人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者7,611人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 259,737人(うち女性77,925人、子供132,366人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民237人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは27人(うち女性10人、子供8人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは210人(うち女性74人、子供8人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は164,363人(うち女性49,892人、子供82,876人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,246,725人(うち女性374,890人、子供635,259人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 6, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は10月28日~11月3日までの7日間でシリア領内で100回の爆撃を実施(2018年11月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月28日~11月3日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の爆撃の戦果をHPで発表した。

10月28日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は8回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

10月29日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は7回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

10月30日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は6回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

10月31日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は8回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月1日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し22回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は22回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月2日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し21回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は21回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

11月3日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し28回の爆撃を実施、このうちシリア領内での爆撃は28回で、ハジーン市近郊に対して実施された。

CENTCOM, November 6, 2018をもとに作成。

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ダルアー県のナスィーブ国境通行所からシリアに入国したヨルダン人1人が当局によって拘束される(2018年11月5日)

ヨルダン外務省は声明を出し、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)からシリアに入国したヨルダン人1人が3日、シリア当局によって拘束され、首都ダマスカスに連行されたと発表した。

ヨルダン日刊紙『ドゥストゥール』(11月5日付)が伝えた。

AFP, November 5, 2018、ANHA, November 5, 2018、AP, November 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2018、al-Dustur, November 5, 2018、al-Hayat, November 6, 2018、Reuters, November 5, 2018、SANA, November 5, 2018、UPI, November 5, 2018などをもとに作成。

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フランス司法当局はマムルーク国民安全保障会議議長に対し「戦争犯罪」の容疑で逮捕状を発行(2018年11月5日)

フランス日刊紙『ル・モンド』(11月5日付)は、フランス司法当局が数日前、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長に対して、「戦争犯罪」の容疑で逮捕状を発行したと伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2018

AFP, November 5, 2018、ANHA, November 5, 2018、AP, November 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2018、al-Hayat, November 6, 2018、Le Monde, November 5, 2018、Reuters, November 5, 2018、SANA, November 5, 2018、UPI, November 5, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市一帯のYPG拠点を砲撃(2018年11月5日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の拠点複数カ所を正確に狙い砲撃した。

AFP, November 5, 2018、ANHA, November 5, 2018、AP, November 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2018、al-Hayat, November 6, 2018、Reuters, November 5, 2018、SANA, November 5, 2018、UPI, November 5, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県ハジーン市に対する爆撃で白リン弾を使用、子供3人が死亡(2018年11月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月4日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が県南東部のハジーン市に対する爆撃で白リン弾を使用し、子供3人が死亡、多数が負傷した。

AFP, November 5, 2018、ANHA, November 5, 2018、AP, November 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2018、al-Hayat, November 6, 2018、Reuters, November 5, 2018、SANA, November 5, 2018、UPI, November 5, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから178人、ヨルダンから396人の難民が帰国、避難民220人が帰宅(2018年11月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月5日付)を公開し、11月4日に難民574人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは178人(うち女性53人、子供90人)、ヨルダンから帰国したのは396人(うち女性119人、子供202人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は29,912人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者22,745人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者7,167人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 259,192人(うち女性77,762人、子供132,088人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民220人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性12人、子供8人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは188人(うち女性63人、子供97人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は164,126人(うち女性49,808人、子供82,770人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,246,488人(うち女性374,806人、子供635,153人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 5, 2018をもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュがYPG主体のシリア民主軍の拠点に自爆攻撃を行い、12人を殺害(2018年11月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県南東部のハジーン市・バフラ村間に設置された西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点をダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車で自爆攻撃し、シリア民主軍の戦闘員12人が死亡、20人以上が負傷した。

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊副司令官「我々にはシリアに長期的に駐留する計画はない」(2018年11月4日)

イラン・イスラーム革命防衛隊のホセイン・サラーミー副司令官(准将)は、「我々にはシリアに長期的に駐留する計画はない」と述べた。

セラーミー副司令官は、イランの部隊駐留が「シリア政府の要請に基づいている」としたうえで、イラン側としては長期的に駐留する計画はないとする一方、「ロシアとの間にいかなる矛盾もない。メディアが騒ぎ立てる矛盾は捏造されたもので、それこそ現実と矛盾している」と強調した。

ファルス通信(11月5日付)などが伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、FARS, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンチエフ大統領特使とヴェルシネン外務副大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2018年11月4日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使とセルゲイ・ヴェルシネン(Sergei Verchinen )外務副大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

両氏は10月19日にシリアを訪問したばかり。

シリア大統領府が発表した声明によると、会談ではラヴレンチエフ特使が、トルコのイスタンブールでのロシア、トルコ、ドイツ、フランスの首脳会談での成果や、危機収束に向けた政治プロセスを推進するためのロシアの取り組みを報告する一方、制憲委員会設置に向けて意見を交わした。

SANA(11月4日付)などが伝えた。

RT, November 4, 2018

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県でダーイシュ・メンバーが誤爆で死亡(2018年11月4日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーがタッル・マンス村で、仕掛けようとしていた爆弾の誤爆で死亡した。

爆発によって住民複数人も巻き添えとなり負傷した。

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者副大臣「前任者のやり方を踏襲しないことが、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表に協力する条件」(2018年11月4日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、スタファン・デミストゥラ氏の後任として、ゲイル・ペデルセン氏がシリア問題担当国連特別代表に就任したことに関して、「前任者たちに協力してきたように、ペデルセン氏に協力するが、同氏が前任者(デミストゥラ氏)のやり方を踏襲しないこと、そしてシリアの国土統一、国民統合を守ると宣言すること、そして前任者のようにテロリストに与しないこと、テロと戦う国民の自由を保障するため、国連憲章を守ることが条件となる」と述べた。

『ワタン』(11月4日付)が伝えた。

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018、al-Watan, November 4, 2018などをもとに作成。

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ラッカ市のアラブ系部族がYPG主体のシリア民主軍と有志連合への抗議を強めるなか、市内で部族を狙った爆破事件が発生し、緊張が高まる(2018年11月4日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の実効支配下にあるラッカ市のアラブ系部族長たちが、シリア民主軍への協力をボイコットすると表明していると伝えた。

ブーシャアバーン部族の部族長の一人は、ビデオ声明で、米主導の有志連合がラッカ市中心街でフワイディー部族の長であるバシール・バイサル氏を爆撃(詳細は不明)によって殺害したと非難、この暗殺作戦の責任がシリア民主軍にあると追究したうえで、ブーシャアバーン部族の子息がシリア民主軍への協力を行わないと表明した。

また、サブハ部族は声明を出し、シリア民主軍への従軍を拒否すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018

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ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、ラッカ市中心部のバースィル通りで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、住民1人が死亡した。

この事件に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)は、狙われたのがフワイディー部族の子息だとしたうえで、犯行はダーイシュ(イスラーム国)によると見られているものの、
ラッカ市のアラブ系部族長たちの反抗が激化するなかで発生したによると伝え、シリア民主軍や有志連合の関与を疑った。

なお、複数の住民によると、フワイディー部族の子息は、この事件を受けてシリア民主軍のパトロール部隊に暴行を加えるなどし、抗議の意思を示しているという。

AFP, November 4, 2018、ANHA, November 4, 2018、AP, November 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2018、al-Hayat, November 5, 2018、Reuters, November 4, 2018、SANA, November 4, 2018、UPI, November 4, 2018などをもとに作成。

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