ヒズブッラーはレバノン国内でシリア人兵役忌避者を摘発し、シリア当局に引き渡す(2018年11月7日)

反体制派系サイトのユーフラテス・ポスト(11月8日付)は、ヒズブッラーが7日、レバノン領内でシリア人兵役忌避者訳15人を拘束し、シリア当局に引き渡したと伝えた。

AFP, November 8, 2018、ANHA, November 8, 2018、AP, November 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2018、Euphrates Post, November 8, 2018、al-Hayat, November 9, 2018、Reuters, November 8, 2018、SANA, November 8, 2018、UPI, November 8, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構傘下の石油会社がイドリブ県の燃料を独占し、価格が急騰(2018年11月7日)

『ハヤート』(11月7日付)は、複数の活動家と地元消息筋の話として、反体制派の支配下にあるイドリブ県で燃料の価格が急騰し、住民が購入できなくなっていると伝えた。

同紙によると、ガソリン代は1バレル40,000シリア・ポンド(100米ドル)から60,000シリア・ポンド(150米ドル)にまで上昇、また市場で入手できる燃料も現象しているという。

その理由として、複数の地元消息筋は、シリア北東部の国境地帯でトルコ軍と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の戦闘が近いとする報道を受けて、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に所属するワタド石油社が、アレッポ県アフリーン郡を経由してイドリブ県北部への燃料の輸送便を掌握し、貯蔵する動きに出ているためだとみている。

ワタド石油社はまた、シャーム解放機構やそれに近い商人を通じて、イドリブ市に輸送される燃料を買い占め、市場への燃料の供給を制限しているために、価格高騰が生じているという。

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AFP, November 6, 2018、ANHA, November 6, 2018、AP, November 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2018、al-Hayat, November 7, 2018、Reuters, November 6, 2018、SANA, November 6, 2018、UPI, November 6, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が大規模軍事演習(2018年11月7日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は、インターネットを通じて精鋭部隊が大規模軍事演習を行ったと発表、その写真を公開した。

演習が行われた日時、場所は不明。

al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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反体制派系サイトによると、シリア軍とロジャヴァはダイル・ザウル県の村々で住民を拉致し、首都ダマスカスに連行(2018年11月7日)

反体制派系のジュスール・フラート・ネットワーク(11月7日付)は、シリア政府が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と協力して、ダイル・ザウル県内の村々で住民を拉致し、首都ダマスカスの軍当局に連行している、と伝えた。

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ダルアー県では、ハウラーン自由人連合によると、ダーイル町の住民が、シリア政府と和解した反体制武装集団のメンバーのガーニム・ハマディー・ジャームース氏の遺体を発見したと伝えた。

ジャームース氏の遺体には拷問によると思われる傷が見られたという。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、November 8, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、Shabakat Jusur al-Furat, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「YPG支援へのトルコの懸念に対応することで、ダーイシュに対する作戦が遅れている」(2018年11月7日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は、報道向け声明を出し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア北東部のユーフラテス川以東の国境地帯で米主導の有志連合と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が合同パトロールを開始したことを「受け入れられない」と述べたことに関して「米国は、クルド人戦闘員を支援することへのトルコの懸念を真摯に捉え、シリア民主軍への支援を軽火器に限定しているが、それによってダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦に遅れが生じてしまっている」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月7日付)が伝えた。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア北東部の国境地帯への越境攻撃を続け、YPG戦闘員複数が死傷、キリスト教会が被弾(2018年11月7日)

ハサカ県では、アナトリア通信(11月7日付)によると、10月28日以降越境攻撃を続けるトルコ軍は、ラアス・アイン市近郊のジーラーン村に向けて発砲、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の戦闘員複数が死傷した。

また、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍はカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェフ)市近郊のタッル・ジーハーン村を再び攻撃した。

タッル・ジーハーン村は、クルド人、シリア正教徒、アラブ人が暮らしており、トルコ軍は教会に向かって発砲、壁に弾痕が残った。

ANHA, November 7, 2018

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ラッカ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市西のスーサク村を攻撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市東のジャーガルリー村、サリーブ・カッラーン村を攻撃した。

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ハーブール(11月7日付)は、トルコ軍が越境攻撃を強めたのを受け、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員約130人が脱走したと伝えた。
AFP, November 7, 2018、Anadolu Ajansı, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、al-Khabur, November 7, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市(アレッポ県)で東部自由人連合のメンバーとイスラーム軍のメンバーの戦闘が続く(2018年11月7日)

アレッポ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、東部自由人連合のメンバーとイスラーム軍のメンバーの戦闘が続いた。

戦闘は工業地区、カーワー交差点一帯、中心街で激しく行われ、双方のメンバー少なくとも14人が死亡、多数が負傷した。

市内では厳戒態勢が敷かれ、商店などが閉店を余儀なくされるとともに、ラージュー町、カスタル・カスタル・ジンドゥー村に至る幹線道路が閉鎖された。

戦闘は、オリーブの収穫の分け前をめぐる対立がきっかけだという。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍とトルキスタン・イスラーム党が交戦(2018年11月7日)

ハマー県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がマサースィナ村一帯に侵入を試みたトルキスタン・イスラーム党を撃退した。

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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UNHCRとシリア赤新月社の支援チームは、ヨルダン北西部に位置するルクバーン・キャンプへの人道支援活動を完了(2018年11月7日)

SANA(11月7日付)によると、UNHCRとシリア赤新月社の支援チームは、ヨルダン北西部に位置するルクバーン・キャンプに身を寄せるシリア難民約5万人に対する人道支援活動を完了した。

SANA, November 7, 2018

AFP, November 7, 2018、ANHA, November 7, 2018、AP, November 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2018、al-Hayat, November 8, 2018、Reuters, November 7, 2018、SANA, November 7, 2018、UPI, November 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会議:シリアに帰国した難民は260,540人、国内避難民は1,246,975人、合計で1,507,515人に(2018年11月7日)

ロシアの合同連携センター(難民受入移送居住センター)とシリアの国外難民帰還調整委員会の合同会議がモスクワで開催され、難民帰還状況についての報告が行われた。

ロシア国防省によると、会議での主な報告内容は以下の通り:

シリアに帰国した難民は260,540人、国内避難民は1,246,975人、合計1,507,515人。

先週1週間だけで、難民5,241人が帰国、国内避難民7,028人が帰宅。

難民の多くはヨルダンおよびレバノンからの帰国。

インフラ、社会施設の復旧プロセスも順調に進んでおり、194の学校、175の幼稚園、173のパン工場、200の給水ステーション、177の変電所、168の医療機関、1,994の住宅、88の工場が普及した。

Ministry of Defense of Russia, November 7, 2018
Ministry of Defense of Russia, November 7, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから195人、ヨルダンから608人の難民が帰国、避難民250人が帰宅(2018年11月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月7日付)を公開し、11月6日に難民803人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは195人(うち女性60人、子供103人)、ヨルダンから帰国したのは608人(うち女性182人、子供304人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は31,260人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者23,041人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者8,219人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 260,540人(うち女性78,167人、子供132,773人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,643,618人(うち女性1,993,085人、子供3,321,809人)。

一方、国内避難民250人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは33人(うち女性17人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは217人(うち女性68人、子供112人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は164,613人(うち女性49,977人、子供82,995人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,246,975人(うち女性374,975人、子供635,378人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2018をもとに作成。

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