北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県スワル町でシリア民主軍による教員の徴兵に抗議するデモ(2020年12月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるスワル町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による教員の徴兵に抗議するデモが行われ、教員多数が参加した。

一方、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市近郊のハジュナ村では、シリア民主軍の車輌2輌が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、兵士1人が死亡、複数人が負傷した。

また、ハスィーン村では、オートバイに乗った正体不明の武装集団がクーミーン村の村長を襲撃し、殺害した。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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レバノン北部のシリア難民キャンプが放火で全焼、難民370人以上が避難を余儀なくされる(2020年12月27日)

レバノンの北部県ミニヤ郡のシリア難民キャンプで火災が発生し、キャンプが全焼し、テント100張以上が消失、難民約375人以上が隣接するアッカール郡、ディンニーヤ郡、トリポリ郡への避難を余儀なくされた。

火災は、地元の若者と難民の口論の末に、若者が放火したことによるもの。

火災により、4人が火傷などの軽傷を負った。

NNA(12月27日付)などが伝えた。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Naharnet, December 27, 2020、NNA, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊で住民と国民軍所属のスルターン・ムラード師団が交戦(2020年12月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市近郊のラウディー村で、地元住民と国民軍に所属するスルターン・ムラード師団が交戦した。

戦闘は、スルターン・ムラード師団が25日に地元の若者を射殺したことを受けたもので、若者の家族がスルターン・ムラード師団の拠点を複数カ所を襲撃し、若者を撃ったスルターン・ムラード師団のメンバー1人を殺害したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で、国民軍に所属するシャーム戦線が、内務治安部隊(いわゆる自由警察)の検問所を襲撃した。

これに対して、内務治安部隊は襲撃したシャーム戦線メンバー1人を逮捕した。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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所属不明の航空機がダイル・ザウル県でイラン・イスラーム革命防衛隊の車輌を攻撃し、2人死亡(2020年12月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊を走行中のイラン・イスラーム革命防衛隊の車輌1輌が、所属不明の航空機(ドローン)の攻撃を受け、車輌が大破、乗っていた2人が死亡した。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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カーミシュリー市でのシリア軍とアサーイシュの対立にロシア軍が介入し仲裁(2020年12月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市に駐留するロシア軍部隊が、シリア軍と北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)を仲介し、双方が拘束していた兵士・隊員を釈放させた。

同市では、12月26日晩、アサーイシュが空軍情報部の隊員3人を拘束、これに対抗してシリア軍もアサーイシュ隊員を逮捕し、緊張が高まっており、ロシア軍が市内のパトロールを強化するなどして、事態収拾を試みていた。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県、ハサカ県、アレッポ県でトルコ軍と国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地各所を砲撃(2020年12月27日)

ラッカ県では、ANHA(12月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村、ジャフバル村、M4高速道路沿線一帯、穀物サイロを砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(12月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯の村々を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アイン・ダクナ村を砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が応戦した。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領は2020年法令第35号を施行し、自由貿易区の社会保障公社施設の所有者に対する罰金・追徴金支払い免除を決定(2020年12月27日)

アサド大統領は2020年法令第35号を施行し、自由貿易区の社会保障公社施設の所有者に対する2019年以降の罰金と追徴金の支払いを免除することを決定した。

この措置は、対象者が、施設の従業員に対する毎月の社会保障給付金の支払いが滞っていることを受けたもので、本法令施行後1年以内に納付を行うよう求めている。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で101人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で41人(2020年12月27日)

保健省は政府支配地域で新たに101人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者48人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、12月27日現在の同地での感染者数は計11,033人、うち死亡したのは678人、回復したのは5,141人となった。

SANA(12月27日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月27日に新たに41人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、187人が完治し、2人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡4人、イドリブ郡2人、ハーリム郡2人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡7人、アフリーン郡21人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計19,975人、うち回復したのは12,383人、死亡したのは306人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1477647865773433/

AFP, December 27, 2020、ACU, December 17, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府の支配下にあるアレッポ県西部のカフル・ハラブ村のシリア軍拠点を砲撃(2020年12月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方に展開するトルコ軍部隊が、シリア政府の支配下にある県西部のカフル・ハラブ村のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対してシリア軍は、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バーラ村、フライフィル村を130発以上の砲弾で攻撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県9件、ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, December 27, 2020、ANHA, December 27, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 27, 2020、Reuters, December 27, 2020、SANA, December 27, 2020、SOHR, December 27, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民の帰国はなかったと発表(2020年12月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月27日付)を公開し、12月26日に難民の帰国はなかったと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 27, 2020をもとに作成。

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