シリア保険公社の取締役会長にウルヤー・アサド氏が就任(2020年12月8日)

フサイン・アルヌース首相は、決定第2011号を発し、シリア保険公社の取締役会の人事を刷新し、薬剤師組合ダマスカス支部のメンバーであるウルヤー・アサド氏を会長に任命した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月10日付)によると、ウルヤー・アサド氏は、ムハンマド・アサド氏の娘とされ、ムハンマド・アサド氏が死去した後、ハーフィズ・アサド前大統領に引き取られ、育てられたという。

なお、このムハンマド・アサド氏は、2015年にラタキア県カルダーハ市で謎の死を遂げたハーフィズ・アサド前大統領の異母兄弟のタウフィーク・アサド氏の息子のムハンマド・アサド氏とは別人物で、ハーフィズ・アサド前大統領との血縁関係は不明。


AFP, December 10, 2020、ANHA, December 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2020、Reuters, December 10, 2020、SANA, December 10, 2020、SOHR, December 10, 2020などをもとに作成。

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ヨルダンはアラブ湾岸諸国向け産品を輸送するシリアの貨物車輌の入国を禁止(2020年12月8日)

ハバル(12月8日付)によると、ヨルダン政府は、ダルアー県のナスィーブ国境通行所に面するジャービル国境通行所で、アラブ・トランジット協定(https://www.customs.gov.sa/themes/custom/customs/files/agreements/transit/en.pdf)に準じていないシリアのアラブ湾岸諸国向けの貨物車輌のヨルダンへの入国を禁止することを決定した。

この決定に関して、シリア国際貨物輸送業者連合幹部のアイマン・ジューバーン氏は、「ヨルダンの措置には何らの法的根拠もない不機嫌な決定」と非難した。

AFP, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、al-Khabar, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のダイルザウル県ジャズラト・ブーハミード村でダイル・ザウル民政評議会の汚職に抗議するデモ(2020年12月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャズラト・ブーハミード村で前日に続いて、ダイル・ザウル民政評議会の汚職に抗議し、「幹部」の解職を求めるデモが行われ、多数の住民が参加した。

また、アブー・ハマーム市では、汚職に関与したとされる「幹部」の1人の車の通過に合わせて、路上に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、ダマーン村では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が自宅前で正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県タフタナーズ市の拠点に駐留するトルコ軍兵士が民家の家財道具を破壊、住民らと殴り合いに(2020年12月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるタフタナーズ市で住民複数と、同市に設置されている拠点に駐留しているトルコ軍兵士複数との間で殴り合いの喧嘩が発生した。

トルコ軍兵士らが、タフタナーズ市の民家1棟に侵入し、家財道具などを破壊したのを、家主らが目撃し、これを静止しようとして喧嘩に発展したという。

騒動を受けて、トルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)の戦闘員が介入し、両者を引き離し、事態を収拾した。

AFP, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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ロシア、シリア政府、シリア民主軍はトルコ軍の激しい砲撃が続くラッカ県アイン・イーサー市などの3カ所に合同監視所を設置することを合意(2020年12月8日)

ラッカ県では、ANHA(12月8日付)が複数の情報筋の話として伝えたところによると、ロシア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、そしてシリア政府が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市に合同監視所3カ所を新たに設置することに合意した。

ロシア軍、シリア民主軍、シリア政府の各代表は、アイン・イーサー市にあるロシア軍基地で会合を開き、同市内とその近郊の3カ所に合同監視所を設置することに合意したという。

シリア人権監視団によると、合同監視所が設置されるのは、アイン・イーサー市、M4高速道路沿線、アイン・イーサー市西の3カ所。

合意は、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が同地一帯への砲撃を激化させていることを受けたもの。

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ハサカ県では、SANA(12月8日付)によると、トルコとその支援を受ける国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯を砲撃した。

AFP, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で90人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で241人(2020年12月8日)

保健省は政府支配地域で新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者59人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、12月8日現在の同地での感染者数は計8,580人、うち死亡したのは458人、回復したのは4,059人となった。

SANA(12月8日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月8日に新たに241人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、101人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡68人、ハーリム郡78人、アリーハー郡5人、アレッポ県スィムアーン山郡25人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡10人、アフリーン郡41人、アアザーズ郡11人。

これにより、同地での感染者数は計17,768人、うち回復したのは8,434人、死亡したのは228人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1462906113914275/

AFP, December 8, 2020、ACU, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府支配地内で孤立していたアレッポ市ラーシディーン地区の拠点から撤退を開始(2020年12月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配地内に孤立しているアレッポ市ラーシディーン地区にある拠点から「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市方面に、貨物車輌で武器や装備、兵站物資などを搬出した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍は、ラーシディーン地区に第5監視所を設置していたが、同監視所からも11月24日に撤退している。

ラーシディーン地区の拠点からの撤退により、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は76カ所(うち撤去済みの監視所・拠点は7カ所)となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所、撤退)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所、うち1カ所から撤退)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘、バドラーン丘、バーラ村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯で砲撃戦を行った。

またシリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるクルド山地方のブルカーン丘を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村iの丘陵地帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県25件、ラタキア県5件、アレッポ県4件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は29件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, December 8, 2020、ANHA, December 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 8, 2020、Reuters, December 8, 2020、SANA, December 8, 2020、SOHR, December 8, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民229人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は630,978人に(2020年12月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月8日付)を公開し、12月7日に難民229人(うち女性69人、子供117人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民229人(うち女性69人、子供117人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は630,978人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者235,730人(うち女性70,867人、子ども119,954人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,731,515人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は860,258人(うち女性258,143人、子供438,445人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 8, 2020をもとに作成。

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