ハマー県東部のウカイリバート町で親政府民兵がダーイシュの襲撃を受け、7人死亡、3人負傷(2021年3月25日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、親政府民兵が県東部のウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、7人が死亡、3人が負傷した。

AFP, March 26, 2021、ANHA, March 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2021、Reuters, March 26, 2021、SANA, March 26, 2021、SOHR, March 26, 2021などをもとに作成。

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ヒズブッラーはロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に部隊を展開させていることを明らかにするとともに、シリアからの撤退を求められたとの一部報道を否定(2021年3月25日)

レバノンのヒズブッラーの渉外部門責任者のアンマール・ムーサウィー氏は、マナール・チャンネル(3月25日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ヒズブッラーがシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地に部隊を展開させ、ロシア軍とともに任務に就いていることを明らかにした。

ムーサウィー氏はまた、3月15日のムハンマド・ラアド国民議会議員を代表とするヒズブッラー使節団のロシア訪問時に、シリアからの撤退を求められたとの一部報道を否定し、訪問が双方の協力関係にとって建設的なものだったと述べた。

また、ヒズブッラーは、英国とオランダを除く多くの国と関係を築いており、そのなかには、トルコ、一部湾岸諸国、EU諸国が含まれると付言した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Qanat al-Manar, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で150人、北・東シリア自治局支配地域で86人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で6人(2021年3月25日)

保健省は政府支配地域で新たに150人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者115人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、3月25日現在の同地での感染者数は計18,046人、うち死亡したのは1,206人、回復したのは12,022人となった。

SANA(3月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに86人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月25日現在の同地での感染者数は計9,383人、うち死亡したのは364人、回復したのは1,280人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性45人、女性41人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市18人、カーミシュリー市30人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、ダルバースィーヤ市4人、タッル・タムル町1人、ラッカ県のラッカ市11人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ダイル・ザウル県7人。

ANHA(3月25日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月25日に新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、48人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡6人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,282人、うち回復したのは19,353人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1541960002675552/

AFP, March 25, 2021、ACU, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ外務省高官筋はロシアと通行所再開を合意したとの一部報道を否定(2021年3月25日)

トルコ外務省高官筋は、アラビー・ジャディード(3月25日付)に対して、イドリブ県とアレッポ県での通行所再開について、ロシアから再開について提案がされ、その是非について協議を行っているが、同国との間でいかなる合意も締結されていないと述べた。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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反体制派支配下のイドリブ市とトルコ占領下のジンディールス町で通行所設置に抗議するデモ(2021年3月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、シリア政府支配地と反体制派支配地の境界への通行所設置に抗議するデモが行われた。

参加者は、通行所設置に抗議するとともに、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行を訴えた。

同様のデモは、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近郊のジンディールス町でも行われた。

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シリア革命反体制勢力国民連立の傘下で活動する暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班は、通行所の再開についてロシアとトルコが合意したとの一部報道に関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/stmabdurrahman)に次のように綴り、強く否定した。

一部の情報サイトやSNSで、解放区(反体制派支配地のこと)と占領地(シリア政府支配地のこと)の間で交差点が開放されたとの不正確なニュースが流れている。だが、我々は、このニュースがまったく真実ではなく、暫定内閣が我らの祝福された革命の原則を決して放棄しせず、誇り高き私らの人民の要求から逸脱することは決してないと明言したい。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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米軍の車輌18輌からなる車列がハサカ県で収穫された小麦を積んで、ティグリス川河畔に違法に設置されているスィーマルカー国境通行所からイラク領内に出国(2021年3月25日)

ハサカ県では、SANA(3月25日付)によると、米軍の車輌18輌からなる車列がマーリキーヤ市一帯地域で収穫された小麦を積んで、ティグリス川河畔に違法に設置されているスィーマルカー国境通行所からイラク領内に出国した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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ハサカ市で住民がシリア民主軍の犯罪行為に抗議するデモ(2021年3月25日)

ハサカ県では、SANA(3月25日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のズフール地区(北・東シリア自治局支配地)で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の犯罪行為に抗議するデモを行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるサアド村とスワル町間の街道で、シリア民主軍の車輌の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、兵士2人が死亡、複数人が負傷した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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シリア政府は、前日のロシアの発表に沿って反体制派支配地とトルコ占領地の境界に設置されている通行所2カ所を再開(2021年3月25日)

SANA(3月25日付)は、イドリブ県とアレッポ県の当局が、シリア軍、シリア赤新月社と連携して、政府支配下のサラーキブ市と反体制派支配下のタルナバ村を結ぶM4高速道路上、アブー・ザンディーン村に設置されている通行所を再開したと伝えた。

通行所再開は、反体制派の支配地にとどまり、深刻な人道状況に苛まれている住民を政府支配地に受け入れることが目的。


AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊への侵攻を試みる(2021年3月25日)

ハサカ県では、ANHA(3月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃、M4高速道路の沿線に位置するクーザリーヤ村、タッル・ラバン村に侵攻を試みた。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のタッル・タムル軍事評議会が応戦し、シリア国民軍の車輌1輌を破壊した。

トルコ軍はまた、領内からシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のカルキー・ザイラー村に向けて中火器などを発砲した。

狙われたのは、羊を放牧していた地元の子供たち。

子供たちは無事だったが、訳10頭の羊が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(3月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコ占領下のバーブ市東に位置するシリア政府・北・東シリア自治局共同統治下のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村を砲撃した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県のカフル・カルミーン村とカフル・ナースィフ村を結ぶ街道で、シャーム解放機構が何者かの発砲を受け、2人死亡(2021年3月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・カルミーン村とカフル・ナースィフ村を結ぶ街道で、シャーム解放機構のメンバーが何者かの発砲を受け、2人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサッハーラ村では、シャーム解放機構によって拘束されているイスラーム解放党メンバーの釈放を求めて、メンバーの妻たちが抗議デモを行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、バーラ村一帯、カンスフラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタッル・ザハブ町で、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団と軍事情報局が交戦、軍事情報局の兵士2人が死亡、双方合わせて9人が負傷した。

交戦の理由は不明。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市で、男性1人が正体不明の2人組によって銃で撃たれて死亡した。

殺害された男性は、逮捕経験があるという。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(3月25日付)によると、シリア政府の支配下にあるカナーキル村入り口に設置されているシリア軍の検問所の近くで爆弾が爆発し、兵士1人が負傷した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、Sawt al-‘Asima, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

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