内務省が所轄する「資金洗浄・テロ資金援助撲滅委員会」は、700あまりの個人・団体が記載されたリストを公開、トルコのエルドアン大統領らを制裁対象に(2021年3月30日)

アラビー・ジャディード(3月31日付)などが伝えたところによると、シリアの内務省が所轄する「資金洗浄・テロ資金援助撲滅委員会」は、700あまりの個人・団体が記載された制裁対象リストを『官報』を通じて公開した。

リストに記載されている個人・団体は、テロ支援の罪で資産凍結などの制裁の対象となる。

リストに記載されている主な個人・団体は以下の通り:

  • レジェップ・タイイップ・エルドアン(トルコ大統領)
  • アフマド・ダウトオール(トルコ前首相)
  • サルマーン・アウダ(サウジアラビア人説教師)
  • アブドゥルアズィーズ・タリーフィー(サウジアラビア人説教師)
  • ユースフ・カルダーウィー(エジプト人宗教学者)
  • ムハンマド・アウディー(クウェート人説教師)
  • アブドゥッラー・フサイニー(シリア領内に潜伏しているとされるサウジアラビア人活動家)
  • ハーリス・ダーリー(シリア領内に潜伏しているとされるイラク人活動家)
  • ナスル・ハリーリー(シリア交渉委員会代表)
  • アブドゥルハキーム・クタイファーン(反体制活動家)
  • ワリード・ジュンブラート(レバノンの進歩社会主義党前党首)
  • サミール・ジャアジャア(レバノン軍団代表)
  • カタール慈善機構
  • 公正発展党(AKP、トルコ)
  • ムスタクバル潮流(レバノン)

AFP, April 1, 2021、ANHA, April 1, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, March 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2021、Reuters, April 1, 2021、SANA, April 1, 2021、SOHR, April 1, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアへの支援について話し合うための国連・EU共催の「第5回ブリュッセル会合」で日本、ドイツ、米国が追加支援を表明(2021年3月30日)

シリアへの支援について話し合うための国連・欧州連合(EU)共催の閣僚級会合「第5回ブリュッセル会合」が3月29日と30日に開催され、80以上の国や国際機関がオンライン方式で参加した。

参加したのは、EU加盟各国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、イラク、イラン、日本、カザフスタン、サウジアラビア、レバノン、カタール、韓国、クウェート、UAE、米国、国連、アラブ連盟、GCCなど。

日本からは、鷲尾英一郎外務副大臣が出席、2021年以降、シリアと周辺諸国に対して行ってきた29億ドル以上の支援に加えて、新たに約2億ドルの追加拠出を決定したと表明した。

また、越境(クロスボーダー)、クロスラインでの人道支援の効果的な実施、国連安保理決議第2254号に沿った政治的解決、制憲委員会(憲法制定委員会)での議論の加速、すべてのシリア人が参加し、国際社会の理解が得られるかたちでの大統領選挙実施に向けて、国際社会、国連と連携を続けるとの意思を示した(鷲尾外務副大臣の声明)。

会合ではまた、ドイツが約11.2億ドル、米国が約6億ドルの支援を行うことを表明した。

AFP, March 31, 2021、ANHA, March 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2021、Reuters, March 31, 2021、SANA, March 31, 2021、SOHR, March 31, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サウジアラビアのファイサル外務大臣「国連の監視下での政治的正常化が復興への参与の条件」(2021年3月30日)

サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣は、でシリアとの関係正常化について「国連の監視下での政治的正常化こそがシリア危機唯一の解決策であり、これが復興への参与の条件となる」と述べた。

ファイサル外務大臣はまた、イランに対して、シリア人口宗派構造を変更しないよう求めた。

アラビーヤ(3月29日付)が伝えた。

AFP, March 30, 2021、Alarabia, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県アイン・イーサー市一帯でトルコ軍・シリア国民軍とシリア軍が砲撃戦(2021年3月30日)

ラッカ県では、ANHA(3月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊に展開するシリア軍の拠点に向かって砲撃を行った。

これに対して、シリア軍部隊も応戦し、砲撃戦となった。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、アイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務治安部隊(アサーイシュ)とシリア民主軍はフール・キャンプでダーイシュ摘発と治安回復を目的とした「人道と治安」作戦を継続(2021年3月30日)

ハサカ県では、ANHA(3月30日付)によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属組織とともに、フール・キャンプでのダーイシュ(イスラーム国)のセル摘発と治安回復を目的とした「人道と治安」作戦を継続した。

https://hawarnews.com/ar/uploads//2021/03/30/042655_img_7489.jpg
https://www.hawarnews.com/ar/uploads/files/2021/03/30/060537_img_7556.jpg

3日目となる3月30日は、第2、3、4ブロックでの捜索活動が行われ、アサーイシュとシリア民主軍は、テント内で大量のカラシニコフ銃の銃弾をはじめとする装備、携帯電話、タブレット、遠隔起爆装置などを発見、これを押収した。


また、内務治安部隊のアリー・ハサン報道官はキャンプで声明を発表し、第2、3、4ブロックでの捜索活動を完了したとしたうえで、殺人、治安紊乱の容疑で、ダーイシュのメンバーと思われる男性14人と女性11人を拘束したと発表した。

なお、3日間の作戦で拘束したダーイシュのセルの幹部と思われる5人を含む53人となった。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省は国連安保理でのブリンケン米国務長官の発言を「シリアに対する米国と西欧諸国による前代未聞の偽善」と非難(2021年3月30日)

外務在外居住者省は声明を出し、国連安保理でのアントニー・ブリンケン米国務長官の発言に関して、「いわゆる「シリアの人道状況」にかかる審議は、シリアに対する米国と西欧諸国による前代未聞の偽善の一環だ…。アントニー・ブリンケン国務長官は、あらゆる悪意と色覚異常を要約した発言を行い、際限なきまでにウソと偽善を積み重ねた」と非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/2960460514241056

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ市東のフース村でシリア民主軍の部隊が銃撃を受け、兵士1人死亡、2人負傷(2021年3月30日)

ラッカ県では、SANA(3月30日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市東のフース村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊が銃撃を受け、兵士1人が死亡、2人が負傷した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるガラーニージュ市で住民どうしが衝突、1人が死亡した。

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領が週例閣議に出席、公共サービスにかかる一連の問題に関して意見を述べる(2021年3月30日)

アサド大統領はフサイン・アルヌース内閣の週例閣議に出席し、議長を務め、国民に対する公共サービスにかかる一連の問題に関して意見を述べた。

アサド大統領が公式の場に姿を現したのは、3月8日にアスマー・アフラス夫人とともに新型コロナウイルスの感染が発表されて以降では初めて。

アサド大統領の発言の骨子は以下の通り:

市民の負担を軽減するため、最近になって実施、施行された措置、立法、法律は、不可能なものなどないという考えを明らかにした。たとえ、すべての問題を解決できないとしても、これらの問題の一部を解決することはできる。ある問題を今日解決できなくても、別の問題を解決し、市民の負担を軽減できる。

為替の変動への対応がこうした措置の一例である。これにより、我々はかつてないほどの成果を実現した…。こうした状況、あるいはこの手の為替の変動に際して、この問題が手順に関わる問題だと人々が考えてしまうのであれば、それは誤りだ。問題はより大きなものだ。投機家、受益者もいれば、外国からの操作もある。

我々には、こうした変動のなかで、敵の道具となっているものが何かが明らかになった。それが明らかになり、使用されている仕組みを知ることを通じて、我々はこれとは反対の仕組みを使用した。我々が取り組んできたこの変動によって、シリアの為替の大部分が心理戦であることが証明された。ほかのどの戦争と同じなのだ。この点の変動に立ち向かうには、今起きていることについての人々を意識を向上させねばならない。為替については、軍事的な戦いにも増して、国を安定させるうえで重要だ。戦争、食糧安全保障などと同じなのだ。戦いに挑むようにして取り組みがなされねばならない。市民がこの戦争において国家機関に寄り添ってくれなければ、いかなる措置を講じようとも国家機関は破綻する。

閣僚というのは、地位を得ている者であるだけではなく、政治家でもある。我々が政治家というとき、それは人々のなかに身を置き、彼らとコミュニケーションをとる人物だということだ。なぜなら、閣僚たちが監督するさまざまなセクターは、日々の政治的問題だからだ。市民の関心にかかわるすべての問題は政治とみなされるべきものだ。だから、この問題について話すこと、そして閣僚であるということは、非常に重要で、コミュニケーションなくしてはあり得ない。また、コミュニケーションは対話なくしてはあり得ない。

複数の高官らがいくつかの段階で行ってきた沈黙の政治は、彼らの役割と矛盾している。人々とコミュニケーションが行われなければ、労働の価値は失われる。コミュニケーションは、彼、つまりは高官が行うあらゆることと並行して行われるものだ。閣僚が(人々の前に)現れることは、本当の仕事をどの程度行っているかを表している。(人々の前に)現れることなく、対話もしなければ、どんな高官であれ、相応の仕事を行うことも、そして正しい評価を得ることもできない。(人々の前に)現れることで、我々は、人々が客観的なものとそうでないものを区別できるように手助けする。国家とともに心理戦で勝利するのを手助けする。なぜなら、どのような優れた決定を下しても、市民には不充分であり、説明と対話が必要だからだ。

問題は物価高騰のなかにある。為替レートが朝に急騰したとしても、それは夕方に物価が高騰することの正当な理由とはならない。この点は、正当化することも、受け入れることもできない基本だ。こうした盗みにも似た行為には、断固として対処しなければならない。国内通商省が力をもって介入し、早急に抑止効果のある処罰を含む新法を制定すべきだ。

生産するという考えを優先しなければならない。なぜなら現在、物資が限られているからだ。物資が限られていても、有効に利用・分配すべきだ。我々国家にとって、最初の分配は、生産に向けられるべきだ。このことは、我々が県レベルでの制裁に応じて地理的に分配することを意味している。県には、より多くを支援できる大規模な生産力がある。より多くの生産を達成する地域、組織、活動に対して、より多くの支援がなされなければならない。合理的且つ賢明な物資の分配と利用は、生産の車輪を動かすうえで非常に重要だ。なぜなら、経済や生活の状況は生産の車輪が回らなければ改善し得ないからだ。生産の車輪を回すことは、これらの物資を有効に利用することにかかっている。

市民が直接手にするべき物資の分配をめぐる汚職、混乱、混乱は、すべてをオートメーションすることなくして阻止できない。サービスのオートメーション…、分配のオートメーション…。こうしたなかで、電子決済は、市民の負担を軽減する電子サービスの一つだ。それは汚職を撲滅することにもつながる。関連省庁とこうした問題のすべてに取り組むチームがあり、これらのチームを支援し、一連成果を実現し、早急にこうしたサービスを実現しなければならない。

昨年実施された(新型コロナウイルス)対策は、シリアが経験した状況を踏まえると優れたものだった。だが、我々には現在、人工呼吸装置が不足している。我々は管轄機関としてさらなる機器の入手を試みている。だが、より発展した国で、機器を増やしても…、対応できない状態になってしまっている。国家がその義務を果たしているなか、市民により多くの責任を担わせる意識を引き続き持ってもらうようにしなければならない。なぜなら、国民の意識、そして予防対策が行わなければ、こうした分野における深刻な危機を回避できないからだ。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4076424409068027?__cft__%5B0%5D=AZXokDgiNxmcAP5W0HL4FjTOk0n6Owoo_VL79L4fEGjw8GUj3t8JSQdIxxF_PEWi0x-v8ONz2d5aar5CJmRWGrJWyosYM_QtrIacmjSTywoEXbdZUyNgAgdtx1c96NAyUbKg-UwMBvjT334LjX4bbDMi&__tn__=%2CO%2CP-R

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4077050402338761

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4077050402338761

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4077323698978098

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

大統領府はアサド大統領とアスマー夫人が新型コロナウイルスから完治したと発表(2021年3月30日)

大統領府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPresidency/)などを通じて声明を出し、3月8日に新型コロナウイルスの感染が確認されたアサド大統領とアスマー・アフラス夫人が完治したと発表した。

声明の内容は以下の通り:

隔離期間が終わり、COVID-19ウイルスの症状が消え、2人に行われたPCR検査で陰性結果が出た…。
これを受け、バッシャール・アサド大統領とアスマー・アサド夫人は、本日付で通常通り執務を始める。すべての患者の一刻も早い回復を願いつつ。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4076150549095413

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で137人、北・東シリア自治局支配地域で132人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で4人(2021年3月30日)

保健省は政府支配地域で新たに137人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者118人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、3月30日現在の同地での感染者数は計18,775人、うち死亡したのは1,254人、回復したのは12,610人となった。

SANA(3月30日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに132人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月30日現在の同地での感染者数は計9,898人、うち死亡したのは375人、回復したのは1,303人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性76人、女性56人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市21人、カーミシュリー市46人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、ダルバースィーヤ市3人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村4人、ラッカ県のラッカ市12人、タブカ市9人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市7人、マンビジュ市5人、ダイル・ザウル県13人。

ANHA(3月30日付)が伝えた。

**

反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月30日に新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,293人、うち回復したのは19,472人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1545419482329604/

AFP, March 30, 2021、ACU, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県サラーキブ市・タルナバ村間とアレッポ県アブー・ザンディーン村にシリア当局が設置していた通行所が「テロ集団」の砲撃を受けたことを受け閉鎖(2021年3月30日)

SANA(3月30日付)は、反体制派の支配地域との境界に位置するイドリブ県サラーキブ市・タルナバ村間とトルコ占領地との境界に位置するアレッポ県アブー・ザンディーン村に政府当局が設置していた通行所が、「テロ集団」の砲撃を受けたことを受け、当局は両通行所を閉鎖した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、サラーキブ市近郊の前線でシリア軍兵士1人を狙撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村の丘陵地帯でシリア軍兵士2人を狙撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県ハラスター市出身のシャーム自由人イスラーム運動メンバー2人が、シャーム解放機構によって軍事・治安権限が掌握されているダーラ・イッザ市で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて、死亡した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を41件(イドリブ県21件、ラタキア県12件、アレッポ県4件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は34件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を23件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 30, 2021、ANHA, March 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2021、Reuters, March 30, 2021、SANA, March 30, 2021、SOHR, March 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民212人と国内避難民(IDPs)653人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は652,936人、2019年以降帰還したIDPsは83,175人に(2021年3月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月30日付)を公開し、3月29日に難民212人(うち女性64人、子供108人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民212人(うち女性64人、子供108人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は652,936人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者257,688人(うち女性77,462人、子ども131,146人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は882,216人(うち女性264,738人、子供449,637人)となった。

**

一方、国内避難民653人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは653人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は83,175人(うち女性30,623人、子供30,896人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,351,771人(うち女性413,182人、子供674,662人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.