ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月16日)

SANA(2月16日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県北部のワタド石油社の燃料販売所とその一帯を砲撃し、少なくとも3人死亡(2022年2月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県北部のタルマーニーン村にあるワタド石油社の燃料販売所とその一帯を砲撃し、少なくとも3人が死亡した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1313559752443979

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反9件(イドリブ県5件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3160687250840676

AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で137人(2022年2月16日)

保健省は政府支配地域で新たに137人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者383人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月16日現在のシリア国内での感染者数は計53,148人、うち死亡したのは3,038人、回復したのは44,148人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/250099827298001

AFP, February 16, 2022、ACU, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民330人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は752,076人に(2022年2月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月15日に難民330人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民318人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は752,076人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者354,483人(うち女性106,525人、子ども180,489人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,593人(うち女性119,330人、子ども202,786人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は981,356人(うち女性294,513人、子供500,197人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,864人(うち女性41,472人、子供34,123人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,460人(うち女性424,031人、子供677,889人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3160687427507325

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 16, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合が制空権を握るシリア東部をロシア軍機が通過、米軍機がこれを誘導(2022年2月15日)

CNN(2月15日付)は、米高官2人の話として、米主導の有志連合が制空権を握るシリア東部のユーフラテス川東岸上空にロシア軍3機が進入し、有志連合所属の戦闘機がこれを誘導する対応をとったと伝えた。

進入したのはロシア軍の貨物機1機とこれを護衛していたTu-22超音速爆撃機2機。

有志連合に事前の通知を行わず、イラク上空を経由し、シリア東部の「非紛争地帯」(de-confliction zone)に進入した。

米国がロシア側に事前通知が不十分だと警告したところ、ロシア側はそのまま飛行を継続すると返答したため、米空軍のF-16戦闘機などからなる有志連合の航空機が対応し、ロシア軍機が非紛争地帯を出るまで並行して飛行したという。

非紛争地帯を出たロシア軍機は、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県ノフマイミーム航空基地に着陸した。

ロシア軍はまた、約6時間後にも同様の行動を繰り返し、別の貨物機と軍用機が同じ空域を通過した。

非紛争地帯は、2015年10月に米国とロシアがシリア国内での「テロとの戦い」にかかる航空作戦での偶発的な衝突を回避するためとして、ユーフラテス川東岸地帯に設置された。

当時、米国はトルコが「分離主義テロリスト」と位置づけるクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)の民兵である人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ユーフラテス川東岸でダーイシュに対する軍事作戦を行っていた。

一方、ロシアは、シリア政府、「イランの民兵」とともに、ユーフラテス川西岸で、ダーイシュ、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)が主導する反体制派に対する掃討戦を行っていた。

なお、ユーフラテス川東岸での有志連合の軍事作戦は、シリア政府の同意を得たものではなく、国際法上違法。だが、米国はシリア政府の正統性を一方的に否定し、現在も「テロとの戦い」、油田地域の防衛を口実に同地とヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(通称55キロ地帯)の27カ所に基地を設置、900人から3,000人と言われる将兵を違法に駐留させている。

AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、CNN, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのショイグ国防大臣がシリアを訪問、タルトゥース港沖での海軍軍事演習、フマイミーム航空基地を視察後、アサド大統領と会談(2022年2月15日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣を代表とする軍事使節団がシリアを訪問した。

ロシア国防省によると、使節団は地中海東部でのロシア海軍の軍事演習を航空視察し、続いてシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地を視察した。

https://www.facebook.com/watch/?v=7783642278328390

https://www.facebook.com/watch/?v=656355355568588

https://www.facebook.com/watch/?v=3104407689827847

その後、ショイグ国防大臣らは、首都ダマスカスに移動し、アサド大統領と会談、地中海東部でのロシア海軍の演習の状況について報告するとともに、「テロとの戦い」における両国の軍事技術協力にかかる諸問題、ロシアからの人道支援、欧米諸国によるシリアへの一方的制裁への対応などについて意見を交わした。

https://www.facebook.com/watch/?v=519196226189506

ロシア国防省はまた、ショイグ国防大臣の訪問と合わせて、Tu-22M中距離爆撃機、MiG-31迎撃戦闘機を地中海東部での軍事演習に参加させるためにフマイミーム航空基地に配備したと発表した。

ロイター通信(2月15日付)によると、キンジャール極超音速ミサイルも併せて配備された。

**

SANA(2月15日)も、アサド大統領がショイグ国防大臣と会談し、タルトゥース港(タルトゥース県タルトゥース市)を出港したロシア海軍の演習についての報告を受けたのち、「テロとの戦い」における両国軍の協力関係について意見を交わしたと伝えた。

会談でショイグ国防大臣は、テロを支援する諸外国がテロ組織を再生しようと試みているなか、シリアが全土で主権を回復するまで、ロシアが「テロとの戦い」でシリアとの協力を続けるとともに、シリア国民が制裁や封鎖の影響を克服するのを支援すると改めて強調したという。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/315528253946828

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカスで軍の寝台バスに仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人死亡、11人負傷(2022年2月15日)

ダマスカス県では、SANA(2月15日)がシリア軍筋の話として伝えたところによると、ジャマーリク(税関)交差点近くで午前7時25分頃、軍の寝台バスに仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた兵士1人が死亡、11人が負傷した。

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

元ダーイシュ・メンバーなどからなる東部自由人運動など4つの武装集団が「解放建設運動」を結成(2022年2月15日)

トルコの支援を受けるシリア国民軍に所属する4つの武装集団が、ラッカ県タッル・アブヤド市近郊のスルーク町で統合し、「解放建設運動」を結成すると発表した。

解放建設運動の結成を宣言したのは、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーなどからなる東部自由人運動、東部軍、第20師団、シャームの鷹旅団(北部地区)。

シャームの鷹旅団×

東部軍のフサイン・ハマーディー少佐が解放建設運動総司令部の司令官に、東部自由人運動のアブー・ハーティム・シャクラーが副司令官に任命された。

https://twitter.com/Sharqia81/status/1493545253298704394

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タブカ市でシリア民主軍の兵士1人がダーイシュ・メンバーと思われる武装集団の襲撃を受けて死亡(2022年2月15日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県タッル・リフアト市を砲撃し、女性1人と子供5人が死亡する一方、トルコ占領下のアアザーズ市も砲撃を受け、3人死亡(2022年2月15日)

アレッポ県では、ANHA(2月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃し、女性1人と子供5人の合わせて6人が負傷し、民家などが被害を受けた。

トルコ軍はまた、シリア国民軍と、タッル・リフアト市内の総合情報部の拠点を砲撃、シリア軍兵士2人が負傷した。



トルコ軍とシリア国民軍はさらにタッル・アブヤド市近郊のタッル・ジブリーン村、スムーキーヤ村、シャフバー・ダム、シャッアーラ村、シャイフ・イーサー村、アフリーン郡からの避難民が身を寄せているアフリーン・キャンプ一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市の国立病院近くや住宅街に迫撃砲複数発が着弾し、警察官(いわゆる自由警察)1人を含む3人が死亡、少なくとも7人が負傷した。

国立病院はトルコ軍部隊が駐留する拠点の一つ。

迫撃砲は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域から発射されたが、シリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のいずれによる攻撃かは不明。

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県ダイル・ハーフィル市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センター開設(2022年2月15日)

アレッポ県では、SANA(2月15日)によると、ダイル・ハーフィル市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きを行うための和解センターの開設式が行われた。

センター開設は地元住民の要請を受けたもの。

**

また、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県で「イランの民兵」所属と思われる自爆式ドローンが爆発、アレッポ県では「決戦」作戦司令室の攻撃でシリア軍兵士2人死亡(2022年2月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、14日深夜から15日未明にかけて、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村で、イランの民兵」所属と思われる自爆式の無人航空機(ドローン)の爆破が発生した。

またシリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフル・ヌーラーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある第46中隊基地近くでシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

また、ミーズナーズ村近郊でもシリア軍兵士1人が殺害された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、マンスーラ村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ町で正体不明の武装集団が、ブスラー・シャーム市の病院に勤務する看護師が乗った車を襲撃、この看護師を含む2人を殺害した。

またアドワーン・ダム近くでは、頭を銃で撃たれて殺害されたと見られる男性の遺体が発見された。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3159944327581635

AFP, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で130人(2022年2月15日)

保健省は政府支配地域で新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者380人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月15日現在のシリア国内での感染者数は計53,011人、うち死亡したのは3,035人、回復したのは43,759人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/249480777359906

AFP, February 15, 2022、ACU, February 15, 2022、ANHA, February 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2022、Reuters, February 15, 2022、SANA, February 15, 2022、SOHR, February 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民321人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は751,746人に(2022年2月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月14日に難民321人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民306人(うち女性92人、子供156人)、ヨルダンから帰国したのは15人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は751,746人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者354,165人(うち女性106,430人、子ども180,327人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,581人(うち女性119,326人、子ども202,780人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は981,026人(うち女性294,317人、子供499,865人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,864人(うち女性41,472人、子供34,123人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,460人(うち女性424,031人、子供677,889人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3159945070914894

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 15, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍はダイル・ザウル県シュハイル村でダーイシュのスリーパーセルに内通していると見られる男性1人を拘束(2022年2月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合のヘリコプターの支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに内通していると見られる男性1人を拘束した。

男性は、ブーライル村からの国内避難民(IDPs)。

AFP, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市とマヒーン町を結ぶ街道で、シリア軍兵士を載せた寝台バスの通過に合わせて爆弾が爆発し、兵士1人が死亡、複数が負傷(2022年2月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市とマヒーン町を結ぶ街道で、シリア軍兵士を載せた寝台バスの通過に合わせて即席爆弾が爆発し、兵士1人が死亡、複数が負傷した。

AFP, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年2月14日)

アレッポ県では、ANHA(2月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、バイルーニーヤ村、スムーカ村、シャッアーラ村、シャフバー・ダム、マルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月14日)

SANA(2月14日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のサフィーラ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県で政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーと子供が殺害される(2022年2月14日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

またタファス市とムザイリーブ町を結ぶ街道で、16歳の少年が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3159207030988698

AFP, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で130人、北・東シリア自治局支配地域で14人(2022年2月14日)

保健省は政府支配地域で新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者372人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月14日現在のシリア国内での感染者数は計52,881人、うち死亡したのは3,032人、回復したのは43,379人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/248864997421484

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに14人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、2月14日現在のシリア国内での感染者数は計38,117人、うち死亡したのは1,539人、回復したのは2,536人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性9人、女性5人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市5人、マーリキーヤ(ダイリーク)市8人、アームーダー市1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1789298167926779

AFP, February 14, 2022、ACU, February 14, 2022、ANHA, February 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2022、Reuters, February 14, 2022、SANA, February 14, 2022、SOHR, February 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民306人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は751,425人に(2022年2月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月13日に難民306人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民295人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは11人(うち女性3人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は751,425人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者353,859人(うち女性106,338人、子ども180,171人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,566人(うち女性119,321人、子ども202,772人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は980,705人(うち女性294,317人、子供499,865人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,864人(うち女性41,472人、子供34,123人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,460人(うち女性424,031人、子供677,889人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3159210837654984

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 14, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊で住民とシリア軍が米軍の車列の通過を阻止、退却させる(2022年2月13日)

ハサカ県では、SANA(2月13日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村の住民とシリア軍兵士らが、村を通過しようとした米軍の装甲車6輌と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1輌からなる車列の進行を同地の入口に設置されているシリア軍の検問所で阻止し、これを退却させた。

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県、アレッポ県を砲撃し、複数が死傷(2022年2月13日)

ラッカ県では、ANHA(2月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプ、ジャディーダ村、ハイマル村、ヌアイト村、ナヒール休憩所、穀物サイロ、M4高速道路沿線を砲撃し、M4高速道路で住民1人が死亡、複数が負傷した。

シリア人権監視団によると、この砲撃により、マアラク村一帯でシリア民主軍の兵士1人が死亡、3人が負傷した。

トルコ軍はまた、トルコ占領下のタッル・アブヤド市西のアリーダ村、クール・ハサン村、ヒルバト・バカル村、ズィヌービヤー村、サワーン村、ウンム・フワイシュ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(2月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ市、シャワーリガ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月13日)

SANA(2月13日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のサフィーラ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がハサカ市グワイラーン地区で多数の住宅を強襲(2022年2月13日)

ハサカ県では、SANA(2月13日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件で脱獄したダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを追跡するとして、多数の住宅を強襲した。

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方各所を砲撃(2022年2月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反6件(イドリブ県3件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3158432147732853

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で125人、北・東シリア自治局支配地域で71人(2022年2月13日)

保健省は政府支配地域で新たに125人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者365人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月13日現在のシリア国内での感染者数は計52,751人、うち死亡したのは3,029人、回復したのは43,007人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/248190874155563

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに71人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、2月13日現在のシリア国内での感染者数は計38,103人、うち死亡したのは1,537人、回復したのは2,533人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性37人、女性34人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市5人、カーミシュリー市5人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ルマイラーン町4人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ダルバースィーヤ市7人、ラッカ県のラッカ市4人、タブカ市9人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市11人、マンビジュ市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1788592907997305

AFP, February 13, 2022、ACU, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民306人と国内避難民(IDPs)3人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は751,119人、2019年以降帰還したIDPsは105,864人に(2022年2月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月12日に難民309人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民289人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は751,119人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者353,564人(うち女性106,250人、子ども180,021人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,555人(うち女性119,318人、子ども202,766人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は980,399人(うち女性294,226人、子供499,709人)となった。

**

一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は3人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,864人(うち女性41,472人、子供34,123人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,460人(うち女性424,031人、子供677,889人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3157788224463912

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 13, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ラッカ県、ハマー県の砂漠地帯でダーイシュに対して20回以上の爆撃を実施(2022年2月12日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県のイスリヤー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団がトルコ占領下のアレッポ県北西部で交戦(2022年2月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジンディールス町近郊のジャウラカーン(ジューラーカー)村・ファキーラーン村間で、でシリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団のメンバーどうしが交戦し、1人が死亡複数が負傷した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.