タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、沿岸部に配備されているロシア軍の防空システムが飛来した無人航空機1機を迎撃し、同機はシャイフ・バドル市近郊のムーシャ村とカフルーン村の間の地域に墜落した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがヒムス市カラム・ザイトゥーン地区の住宅を手りゅう弾と機関銃を使って襲撃し、住民1人と妻、そしてきょうだいの合わせて3人を殺害した。
また、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区では、武装グループが住宅を襲撃し、男性とその妻、そして1ヵ月の乳児を含む子ども2人を誘拐した。
さらに、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区では、アラウィー派の男性1人が4人組の武装グループから暴行を受けて死亡した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がシャジャラ町で強襲作戦を実施し、ヤルムーク殉教者旅団の元司令官の自宅で、大量の武器、弾薬、通信機器を発見し、これを押収した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で60歳代の男性1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊で前日に正体不明の武装グループによって連行されていた住民が遺体で発見された。
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シリア人権監視団は、アラウィー派に対する報復的行動を煽動する内容の画像を新たに入手したと発表した。
この画像には、ハッターブ村の有力者の1人とされるアブー・ジャービル・ハッタービーなる人物が、ハマー県のガーブ平原での宗派対立や強制移住を煽り、アルザ村で暮らしていたアラウィー派住民を「アサド体制の残党」だとして追放し、村を「新ハッターブ村」に改名したことが示されている。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ区で、内務省総合治安局による前政権のシリア軍第215突撃連隊研究部門のアブー・ムハンマド・タイスィール・ムハンマド・ウスマーン容疑者逮捕に歓喜するデモが行われ、数百人が参加した。
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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、女性防衛隊(YPJ)とともいにフール・キャンプで実施していた治安作戦を終了したと発表した。
18日に開始された作戦では、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと協力者20人を逮捕し、武器、弾薬などを押収した。
一方、シリア人権監視団によると、アリーシャ・キャンプに収容されていた32世帯がダイル・ザウル県に帰還した。
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アレッポ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で麻薬密売グループを逮捕、麻薬を押収した。
また、ANHAによると、アサーイシュがアシュラフィーヤ地区でコンピューター機器を密売するグループを逮捕、機器を押収した。
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ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、ダーイシュ(イスラーム国)やトルコ軍との戦闘で兵士4人が死亡したと新たに発表した。

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人道人権追跡委員会は、3月の沿岸部でのアフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局と国防省部隊によるアラウィー派住民らの殺戮、略奪についての報告書を発表した。
報告書は本文72ページと付録約500ページからなり、犠牲者、拘束者、行方不明者のリストのほか、解雇命令、財産没収、強制移住に関する公式文書、さらに女性および子どもを標的とした誘拐事件の記録が含まれている。
シリア人権監視団によると、報告書は国連安保理および大量虐殺・民族浄化に反対する国連の関連機関に提出されており、今後、これらの違反行為に関与した者を訴追するための主要証拠文書として活用される予定だという。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がラタキア市南ラムル地区で麻薬密輸グループと交戦し、隊員3人が負傷した。
一方、SANAによると、県治安局が前政権の空軍情報部の有力士官の1人スルターン・ティーナーウィー准将容疑者を逮捕した。
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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アリーダ国境通行所近郊のミンタール村に設置されている内務省総合治安局の検問所が正体不明の武装グループの襲撃を受けた。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市で正体不明の武装グループが、3月の沿岸部でのアフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局と国防省部隊によるアラウィー派住民らの殺戮、略奪を批判する医師のフサーム・ダリール氏を銃で撃ち殺害した。
ダリール氏は、前政権に反対する反体制活動家。
また、アレッポ市で前政権の協力者とされるミードゥー家の住民ら6人が武装グループによって殺害された。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市でダマスカス県タダームン地区での前政権による住民虐殺に参加したカーミル・アッバース(マリオ)容疑者とアムジャド・ユースフ容疑者が内務省総合治安局によって逮捕された。
一方、アフマド・シャルア移行期政権当局がバルカサ村で実施した治安作戦で逮捕されていた若者1人が、拷問を受けて死亡した。
また、オートバイに乗った2人組の武装グループがヒムス市のダーヒヤト・ワリード地区でアラウィー派の男女を襲撃、男性が死亡、女性が負傷した。
22日には負傷していた女性が死亡した。
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シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はXで、ロジャヴァ・シリア国民大会を4月16日に開催すると発表した。
Em bi kêfxweşî ji gelê xwe re radigihînin ku konferansa “Yekrêziya Helwesta Kurdî li Rojava” dê di 26’ê Nîsanê de bê lidarxistin.
Yekîtiya kurdî pêwîstiyeke neteweyî ji bo çareserkirina doza gelê Kurd li Sûriyayê ye.
Em hêvîdar in ku hemû alî wê berpirsyariya xwe ya netewî bicih…— Mazloum Abdî مظلوم عبدي (@MazloumAbdi) April 22, 2025
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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、女性防衛隊(YPJ)とともに、フール・キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを掃討するための治安作戦を継続した。
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ANHAによると、シリア民主軍の広報センターはトルコ軍の無人航空機の攻撃で兵士1人が死亡したと新たに発表した。
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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、水道総局は決定第319号を発出し、現職職員の解雇を取り消し、復職させるとともに、2024年12月8日時点で義務兵役および予備役勤務に従事していた職員を解雇することを決定した。
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ドナルド・トランプ米大統領の顧問を務めるワリド・ファレス氏はXは、以下の通り、シリアに対する制裁を長期的に緩和するための条件を明らかにした。
1. シャーム解放機構の民兵が、沿岸部およびシリア西部におけるアラウィー派およびキリスト教徒居住地域から撤退すること。
2. シャーム解放機構の部隊(アフマド・シャルア移行期内閣の国防省部隊)がシリア南部から撤退すること。
3. シリア民主軍に対して、民族自決権を承認すること。
4. シリアのエネルギー資源を監督するため連邦制度を受け入れること。
The real (long term) strategic conditions to start lowering sanctions on Syria as a “state” are
1) Withdrawal of HTS militias from the Alawi and Christian areas along the coast and in Western Syria.
2) Withdrawal of HTS forces from south Syria.
3) Recognizing self…
— Dr Walid Phares (@WalidPhares) April 22, 2025
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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領がムハンマド・トゥルクー養育教育大臣と会合を行い、教育制度発展に向けた包括的戦略について議論した。
シャルア暫定大統領はまた、エジプト在住のシリア人実業家らと会談した。
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SANAによると、ムハンマド・アンジャラーニー地方行政環境大臣が世界食糧機関(FAO)の使節団と会談し、環境r問題における連携強化策を協議した。
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SANAによると、トルコのアブドゥルカディル・ウラオール運輸インフラ大臣がシリアを訪れ、ダマスカス国際空港でヤアラブ・バドル運輸大臣と会談し、両国の協力の方途について議論した。
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SANAによると、アムジャド・バドル農業・農業改革大臣がトルコのイスタンブールを訪れ、シリアとトルコの農産物の貿易強化に向けたワークショップに出席した。
ワークショップには、トルコ側からイブラヒム・ユマクリ農業森林大臣、オメル・ボラト貿易大臣、アゼルバイジャンのマジュヌン・マンナノヴ農業大臣が参加した。
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『ニューヨーク・タイムズ』は、3月に発生した、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局と国防省部隊によるアラウィー派ら住民に対する殺戮、略奪、破壊の現場となったタルトゥース県バーニヤース市で住民らにインタビューを行うなどして、その悲惨な実態を取材、「明らかな虐殺の痕跡と、新政府によるアラウィー派保護政策の重大な失敗」が見て取れたと指摘した。
記事は、反体制派の元指導者でジハード主義者のアフマド・シャルア暫定大統領のスンナ派過激派、外国人ジハーディスト、シャーム解放機構のメンバーら武装諸派に対する統制力の弱さが露呈したとも指摘している。
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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、女性防衛隊(YPJ)とともに、フール・キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを掃討するための治安作戦を継続した。

ANHAによると、アサーイシュは作戦4日目となる21日、ダーイシュの「もっとも危険なメンバー」と目されるイブラーヒーム・アブドゥッラー容疑者(アブー・アズラー)を逮捕した。
アブドゥッラー容疑者は、イラクのニナーワー県出身の40歳で、シリアとイラクを往来し、過激派思想の拡散、フール・キャンプなどでの暗殺に関与してきた。
兄のアフマド・アブドゥッラー氏も、アル=カーイダ、ダーイシュのメンバーだった。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の麻薬撲滅課がタブカ市で麻薬密輸グループのメンバー4人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市で、殺人、強姦、窃盗などへの関与が疑われている前政権の国防隊のメンバー1人を逮捕した。
また、ブーカマール市近郊のハムダーン墓地脇で、何者かによって銃で撃たれて殺害された女性が遺体で発見された。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、乳製品をオートバイで運んでいたアラウィー派の住民2人がアラブ・アブー・タリーサ村に至る街道で正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アティーヤ市近郊のM5高速道路で貨物運搬に従事しているラタキア県出身の若いアラウィー派の男性が何者かによって殺害された。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で5年前に前政権の軍によって殺害されたと見られる7人が遺体で発見された。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がカルダーハ市近郊の住宅複数棟を強襲し、高校生1人を含む8人を逮捕した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で住民1人が正体不明の武装グループによって殺害された。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がアイン・ダナーニール村の住居を強襲した。
住居には、村近くの内務省総合治安局の検問所を襲撃したとされる若い男性が居住していた。
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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、シリアへの帰国を拒否しているバッシャール・ジャアファリー前駐ロシア・シリア大使は声明を出し、ダマスカス郊外県のクラー・シャーム(旧クラー・アサド)村、ダーヒヤト・クドスィーヤー市で自らが所有する不動産が差し押さえられたことを明らかにしたうえで、この措置を「露骨な政治的復讐」、「憲法上および合法的権利を不当に剥奪する行為」と厳しく非難した。
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