米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年4月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県、ヒムス県、イドリブ県でシーア派住民らが殺害され、ダイル・ザウル県ではヴェラーヤテ・ファキーフを布教していた元イラン文化センターの責任者が逮捕(2025年4月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ西の街道で、所属不明の武装集団が若者2人を銃で撃ち、1人を殺害、1人を負傷させた。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カーズィミーヤ村でシーア派住民が何者かに首を切られて死亡、また別の1人が暴行を受けて死亡し、遺体で発見された。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がブーカマール市で違法な商品の取引を行っていたとされる人物1人を逮捕した。

内務省総合治安局はまた、ブーカマール市でヴェラーヤテ・ファキーフの思想を布教していたイラン文化センターの元責任者の1人を逮捕した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ダーナー市で正体不明の武装グループが若い男性を殺害した。

**

ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がブスターン・ドゥール地区の検問所を襲撃しようとした「旧体制の残党」のメンバー複数人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・テレビ:シャルア暫定政権とシリア民主軍は、アレッポ県のティシュリーン・ダム一帯を中立化したうえで、いかなる勢力による駐留も認めず、民生の機関に自治を委ねることで原則合意(2025年4月2日)

トルコに拠点を置くシリア・テレビは、複数の独自筋の話として、シリア民主軍とトルコ軍、シリア国民軍が攻防を続けているアレッポ県のティシュリーン・ダム一帯をめぐって、アフマド・シャルア暫定政権とシリア民主軍が、同地を中立化したうえで、いかなる勢力による駐留も認めず、民生の機関に自治を委ねることで原則合意したと伝えた。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、隊員1人がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯での任務遂行中に死亡したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

i24ニュース:トランプ米大統領が5月半ばに予定しているサウジアアラビア訪問で、シャルア暫定政権と会談予定(2025年4月2日)

イスラエルのi24ニュースは、シリア筋の話として、ドナルド・トランプ米大統領が5月半ばに予定しているサウジアアラビアへの訪問で、アフマド・シャルア暫定政権と会談すると伝えた。

会談は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(兼首相)の仲介のもとで調整が進められているという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は首都ダマスカスの科学研究センター、ハマー航空基地、T4航空基地を爆撃:イスラエル軍ラジオはトルコへの警告と発表(2025年4月2日)

SANAシリア人権監視団ムラースィルーン(Syrian Reporters)などによると、イスラエル軍戦闘機はダマスカス県マサーキン・バルザ地区にある科学研究センターを狙って爆撃を行った。

イスラエル軍はまた、ハマー県ハマー市近郊のハマー航空基地に大規模な爆撃を行った。

ハマー航空基地に対する爆撃は18回に及び、ハマー航空基地に配備されている航空機、滑走路、管制塔などが標的となり、基地は利用不能となり、アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊の兵士ら15人以上が死傷(うち死者4人)した(その後死者4人、負傷者12人に)。

イスラエル軍はまた、ヒムス県のT4航空基地に対しても3回の爆撃を行った。




**

一連の爆撃に関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXで、以下の通り速報を発表した。

イスラエル軍は数時間前、シリアのハマーとT4の両基地に残存していた軍事能力、さらにはダマスカス地域に残存していた複数の軍事インフラ施設に対して爆撃を行った。
イスラエル軍はイスラエル国の市民へのあらゆる脅威を解消するための行動を続ける。


また、オンライン・ニュース・マガジンのクラドルは、イスラエル軍ラジオ局が「シリアに対する今夜の爆撃の主要な目的は、トルコのエルドアン大統領に警告を送ることだ」と報じたと伝えた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が車輌数十両の支援を受けて、ナワー市に近いジュバイリーヤ・ダム一帯の森林地帯に侵攻し、展開した。

イスラエル軍地上部隊はまた、タスィール町に近いタスィール・ダムの森林地帯(国立公園)、ジュムーア丘を砲撃、複数のモスクから住民らに対してイスラエルへのジハードを行うよう呼びかけがなされた。

SANAが4月3日に伝えたところによると、この砲撃で、市民9人が死亡し、複数人が負傷、その犠牲者の葬儀が行われた。

シリア人権監視団が3日に発表したところによると、死亡したのは、イスラエル軍に反撃しようとした地元武装グループのメンバー9人。

**

シリア人権監視団によると、これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は43回(爆撃37回、砲撃6回)となった。

一連の攻撃で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士14人、民間人13人、レバノン人2人の合計29人が死亡、武器弾薬貯蔵施設、指揮所、拠点、車輌など50の標的が破壊された。

県別の内訳は以下の通り:

アレッポ県:爆撃1回
ダマスカス郊外県:爆撃9回、砲撃1回(民間人1人、レバノン人2人、兵士2人死亡)
スワイダー県:爆撃3回
ヒムス県:爆撃8回
クナイトラ県:爆撃4回、砲撃2回(民間人1人、兵士2人死亡)
ダルアー県:爆撃5回、砲撃1回(民間人7人、兵士1人死亡)
タルトゥース県:爆撃1回
ダマスカス県:爆撃3回
ラタキア県:爆撃1回
ハマー県:爆撃1回

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿に国内避難民(IDPs)キャンプで暮らす子供たち、陸路海路出入国管理総局の職員らを招く一方、レバノンのサラーム首相と電話会談(2025年4月2日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿に、国内避難民(IDPs)キャンプで暮らす子供たちを招いた。

**

シャルア暫定大統領はまた、首都ダマスカスの人民宮殿に陸路海路出入国管理総局の職員らを招き、懇談した。

**

シャルア暫定大統領は、レバノンのナウワーフ・サラーム首相と電話会談を行い、イード・アル=フィトルの挨拶を交わすとともに、二国間関係強化の方途などについて議論した。

シャルア暫定大統領はシャラーム首相のダマスカス訪問を希望する旨伝える一方、サラーム首相は移行期内閣発足に祝意を示した。

(C)青山弘之 All rights reserved.