北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長:「中央集権体制を強制されるのであれば、我々はこれを拒否する」(2025年4月20日)

北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会(外務省に相当)のイルハーム・アフマド共同委員長は、クルディスタン24のインタビューに応じ、そのなかでアフマド・シャルア移行期政権と交渉を継続しているとしつつ、「クルド人は中央集権を拒否する」と改めて述べた。

アフマド委員長は以下の通り述べた。

名称は何でもいい。連邦制、でも連合制でも受け入れる。しかし、国家は非中央集権型でなければならず、地域的統治が存在する必要がある。
我々は自らの立場を堅持する。中央集権体制を強制されるのであれば、我々はこれを拒否する。
中央集権体制を構築しようとする試みが一部で進められていることを、自治局は、危険なものであり、受け入れがたいと見ている。

アフマド委員長はまた、クルド人をシリア社会における基本的構成要素として承認すること、クルド語による教育の権利やシリア国内での政治活動を認めることを要求していること明らかにした。

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イスラエル軍のザミル参謀総長:「ゴラン高原は重要地域であり、我々は要所を掌握するためにここに進行した」(2025年4月20日)

イスラエル軍によると、イスラエル軍のエヤル・ザミル参謀総長は、イスラエル軍が侵攻し、9ヵ所に基地を設置し、占拠しているシリア南部を訪問し、北部軍管区司令官オリ・ゴルディン少将および第210バシャン地域師団のヤイル・ペリ准将との現状評価を行い、以下の通り発表した。

我々はこの地域の重要拠点を押さえ、最前線に立ってきわめて効果的に自衛を行っている。
ここで事態がどのように進展するか知る由もないが、我々の存在は安全保障上きわめて重要である。
ゴラン高原は重要地域であり、我々は要所を掌握するためにここに進行した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がイッシャ村に設置されている通行所から同地に侵攻した。

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イラク国民議会のシーア派議員約50人が5月17日にバグダードで予定されているアラブ連盟首脳会談へのシャルア暫定大統領の出席を禁じる文書に署名(2025年4月20日)

『シャルク・アウサト』によると、イラク国民議会のシーア派議員 58人が、ムハンマド・シヤーア・スーダーニー大統領のカタールへの極秘訪問と、ドーハでのアフマド・シャルア暫定大統領との会談を受けて、5月17日にバグダードで予定されているアラブ連盟首脳会談へのシャルア暫定大統領の出席を拒否する外務省宛の書簡を発行することを求めて、国民議会議長に正式な要請を提出した。

イラク政府は、スーダーニー大統領のカタール訪問が極秘ではなく、シャルア暫定大統領との会談は戦略的なものだと説明している。

スーダーニー大統領は16日にシャルア暫定大統領をアラブ連盟首脳会議に正式に招待していた。

 

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ヒムス県ダフル・クサイル村近郊のレーダー大隊本部にシャルア移行期政権に所属する外国人戦闘員多数が配置される(2025年4月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダフル・クサイル村近郊のレーダー大隊本部に、アフマド・シャルア移行期政権に所属する外国人戦闘員多数が配置された。

この配置は内務省総合治安局の隊員が同地から撤退したことを受けたものだという。

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シリア人権監視団は、前政権時代に「イランの民兵」がダイル・ザウル県のラフバ城の内部にトンネルを建設し、武器庫として使用していたと発表(2025年4月20日)

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県南西部の遺跡ラフバ城を調査し、前政権時代に「イランの民兵」が城の内部にトンネルを建設し、武器庫として使用していたと発表、その映像を公開した。

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ヤコブ駐シリア・ドイツ臨時代理大使がハサカ県カーミシュリー市に設置されている北・東シリア地域民主自治局の渉外委員会を訪問:北・東シリア地域民主自治局の使節団がアレッポ県知事と会談(2025年4月20日)

ANHAによると、マルガレーテ・ヤコブ駐シリア・ドイツ臨時代理大使らからなるドイツ大使館の使節団が、ハサカ県カーミシュリー市に設置されている北・東シリア地域民主自治局の渉外委員会(外務省)を訪れ、イルハーム・アフマド共同委員長、ファンズ・カイート共同委員長らと会談した。

会談では、北・東シリア地域情勢、アサド政権崩壊の影響などについて議論がなされた。

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アレッポ県では、ANHAによると、バドラーン・ジヤー・ウルド顧問を代表とする北・東シリア地域民主自治局の使節団がアレッポ市のアッザーム・ガリーブ県知事と会談し、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区をめぐる自治局とアフマド・シャルア移行期政権の合意の実施状況などについて意見を交わした。

会談では、トルコによるアフリーン郡(オリーブの枝地域)の占領に伴い発生した国内批判民(IDPs)約25万人の帰還が阻害されている状況についても議論がなされた。

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アサーイシュがYPJとともにフール・キャンプでダーイシュのメンバーを掃討するための治安作戦を継続、4人を新たに逮捕(2025年4月20日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、女性防衛隊(YPJ)とともに、フール・キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを掃討するための治安作戦を継続した。

ANHAによると、この作戦でアサーイシュは、ダーイシュのメンバー4人を新たに逮捕した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、ユーフラテス地域(ラッカ県)で、麻薬密輸グループのメンバー4人を逮捕した。

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スワイダー市のカラーマ広場で活動家らがシャルア移行期政権の拒否・反対、外国部隊の駐留への反対を表明するデモを再開(2025年4月20日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場で活動家らがアフマド・シャルア移行期政権の拒否・反対、外国部隊の駐留への反対を表明するデモを再開した。

移行期政権に対する抗議デモは今回が5回目で、約1時間にわたり行われた。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域から国内避難民(IDPs)70世帯がヒムス県に帰還(2025年4月20日)

SANAによると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つであるアレッポ県ジャラーブルス市近くのズーグラ・キャンプに収容されていたヒムス県からの国内避難民(IDPs)70世帯が先週始まった「栄光の車列団」イニシアチブの一環として、ヒムス県に帰還した。

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大統領府はファルハーン・マルスーミー氏の歓待を受けたシャルア暫定大統領の兄ジャマール・シャルア氏についていかなる職務にも就いていないと発表(2025年4月20日)

SANAによると、大統領府は声明を出し、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣が4月17日に、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のジャマール・シャルア氏とともに、ダイル・ザウル県ブーカマール市での「イランの民兵」の住民逮捕、略奪、麻薬密売などとつながりがあるとされるファルハーン・マルスーミー氏(マラースィマ部族のシャイフ)の歓待を受けたことに関して、ジャマール・シャルア氏が国家機関におけるいかなる職務にも就いていないと説明した。

声明の内容は以下の通り:

最近、マルスーミー来賓会場で行われた行事をめぐって議論が起きたこと、またその場に政府関係者が出席していたとの報道について、以下の通り説明する。 ジャマール・シャルア氏は、国家機関においていかなる公的な役職にも就いておらず、いかなる公的な特権も有していないことを明確にいたい。 すべての市民は法の下で権利と義務において平等であり、いかなる人物も公的機関やその権限の枠を越えて特別な地位を与えられることはない。 また、ジャマール・シャルア氏の当該行事への出席は、主催者によって私的な立場で招かれたものであることを付言する。

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シリアとUAEとの間の航空路線の再開を受け、4月20日朝、最初の旅客機がダマスカス国際空港を出発し、UAEに向かう(2025年4月20日)

SANAによると、シリアとUAEとの間の航空路線の再開を受け、4月20日朝、最初の旅客機がダマスカス国際空港を出発し、UAEに向かった。

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ヒムス県でアラウィー派、シーア派の住民殺害が相次ぐ(2025年4月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、治安要員(第160治安機関)1人がダイル・ハッサーン村の国内避難民(IDPs)キャンプ内の自宅で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

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ラタキア県では、SANAによると、県麻薬撲滅局が刑事捜査課と連携し、麻薬密売グループを摘発し、大量の麻薬を押収した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がファーヒル村でアラウィー派の若い男性2人を逮捕した。

逮捕に際して、総合治安局は、機関銃を乱射、手りゅう弾を投げるなどしたが、死傷者はなかった。

また、ディヤービーヤ村では、正体不明の武装グループが学校を運営するシーア派の男性1人を銃で撃ち殺害した。

さらに、タッルカラフ市で、オートバイに乗った2人組が住民に向けて発砲し、1人を殺害した事件に関して、内務省総合治安局の隊員が犯行を認める映像が公開された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がアレッポ市マルジャ地区で前政権の民兵組織の一つであるバーキル旅団とつながりがあるグループを逮捕した。

また、ユースフ・ビーク村では、何者かによって拷問を受けた後に生き埋めにされ死亡したと見られる男性1人が遺体で発見された。

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シリア人権監視団によると、18日に首都ダマスカスで逮捕されていたシリア国民軍所属の東部自由人運動の元司令官が当局によって釈放された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーらがアズバ村で、アカイダート部族の名士が乗った民間の車を襲撃、戦闘となった。

また、県の警察が前政権の国防隊のメンバーの1人クサイ・ムハンマド・ムスタファー容疑者を逮捕した。

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シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行政権は、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所に収容していた前政権時代の軍の士官、下士官ら28人を釈放した。

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シャルア暫定大統領が首都ダマスカスの人民宮殿で在米シリア人の使節団と会談:ハスリーヤ・シリア中央銀行総裁を代表とする使節団が国際通貨基金(IMF)、世界銀行の会合に出席するために、米国に向かう(2025年4月20日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領が首都ダマスカスの人民宮殿で在米シリア人の使節団と会談した。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領がマルワーン・ハラビー高等教育科学研究大臣および高等教育科学研究の幹部らと大学のレベル向上と科学研究の発展に向けた実施措置策定のための議論を行った。

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イナブ・バラディーによると、アブドゥルカーディル・ハスリーヤ・シリア中央銀行総裁を代表とするアフマド・シャルア移行期政権の使節団が国際通貨基金(IMF)、世界銀行の会合に出席するために、米国のニューヨーク入りした。

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