トルコはヒムス県のT4航空基地(タイフール航空基地)を掌握する動きを見せ、防空システム、攻撃型無人航空機配備を計画・計画(2025年4月1日)

ミドル・イースト・アイは関係筋の話として、トルコがヒムス県のT4航空基地(タイフール航空基地)を掌握する動きを見せており、防空システムの配備準備も進めていると伝えた。

防空システムの配備が完了した後、基地の再建と拡張が進められ、必要な施設が整えられ、そのなかには偵察用無人航空機や、長距離攻撃が可能な攻撃用無人航空機を配備する計画もあるという。

また、トルコは、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いを強化する意向も示しているという。

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なお、イスラエルの『エルサレム・ポスト』も3月31日にこの件を報じ、イスラエルがシリアにおけるトルコの軍事的存在を脅威とみなしているとの懸念を伝えた。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県マンタラ・ダムで写真を撮影していた若い住民10人が乗っていた5台のオートバイを没収(2025年4月1日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、マンタラ・ダムを訪れ、写真を撮影していた若い住民10人が乗っていた5台のオートバイを没収した。

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米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年4月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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タルトゥース県ハルフ・バンナムラ村での虐殺事件の詳細を遺族が証言:12歳の子どもが両手を縛られ殺害される(2025年4月1日)

タルトゥース県では、スカイ・ニュース・アラビア語版によると、3月31日にハルフ・バンナムラ村で武装グループがアラウィー派住民を襲撃し、ジャウダト・ファーリス村長、一家4人(イブラーヒーム・シャーヒーンさん、息子のサーイルさん、ムーマルさん、孫のイブラーヒームさん)、尊重の娘(ナジュダト・ファーリスさん)を殺害、多数を負傷させた事件に関して、イブラーヒームさんの息子のサーミルさんが詳細について次のように証言した。

私の家は兄の家の近くにあり、イード・アル=フィトルの朝、いつものように兄の家を訪ねた。しばらくすると、2人の覆面をした人物が家の中庭に入ってきた。1人はライフルを、もう1人は消音器付きの狙撃銃とカメラを持っていた。
2人は最初、道に迷ったと言って、助けを求めてきた。村の名前や、我々が武器を持っているかどうかを尋ねてきた。兄は「私たちは農民で、武器など持っていない」と答えた。
父と兄は2、何が起きているのか様子を見に階から降りてきた。父は、彼らにイードの挨拶をし、もてなした。その後、彼らは道を教えてほしいと言ってきた。そのあたりから、私は彼らの目的が表向きのものとは違うと感じ始めた。
私は彼らと一緒に通りの入口まで出て、道を教えた。そして、経緯を伝えるために、息子を村長のもとに向かわせた。家に戻ると、尊重がすでに到着しており、父の隣に座っていた。
私はいとこと子どもたちと一緒に上の階に上がった。すると下で、突然、銃声が響いた。父、兄弟たち、そして幼い甥のイブラーヒームまでが殺されたのだ。イブラーヒームは8発もの銃弾を浴びていた。
事件が起こる前、私は12歳のイブラーヒームに「上がっておいで」と声をかけた。しかし、彼は父親とともに中庭に留まっていた。
犯人たちの話すアラビア語はシリア訛りで、1人はアブー・カースィムと名乗っていた。
今もなお、兄弟たちの血が私の体にこびりついたままで、あまりの出来事にそれを洗い流すことすらできない。

サーミルさんによると、治安当局は犯人を逮捕したと伝えており、後日、本人確認のため同行を求められているという。

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シリア人権監視団によると、事件に関して、活動家たちがSNSなどで、12歳のイブラーヒーム君が両手を縛られた状態で殺害された様子を捉えた写真を拡散し、犯人や暫定政権を非難する声が相次いだ。

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一方、タルトゥース県はフェイスブックを通じて、内務省総合治安局の責任者が犯人の処罰を約束する様子を撮影した映像を公開した。

映像のなかで、責任者は、犯人がシリアの国家を代表してはいないと強調する一方、国防省部隊、内務省総合治安局の隊員による反抗かどうかについては断言を避けた。

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各地で住民の誘拐殺人が続く一方、国防省部隊、内務省総合治安局を狙った攻撃も発生(2025年4月1日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが県農村地帯で国防省部隊の兵士1人を銃で撃ち殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、車に乗った正体不明の武装グループが内務省総合治安局の拠点を襲撃し、隊員1人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ニウマーン市出身の若い男性1人が、同市とアリーハー市を結ぶ街道で正体不明の武装グループの襲撃を受け、死亡した。

カフル・ヤフムール村でも、身元不明の男性が遺体で発見された。

一方、ザーウィヤ山地方では、内務省総合治安局が前政権時代下で違反行為を行っていた指名手配者、容疑者らを逮捕した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、前日に失踪していたバーニヤース市郊外のバールマーヤー村出身の若い男性1人が即決処刑され、ラービヤ・レストラン近くに設置されている内務省総合治安局の拠点近くで遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーライル村で若い男性1人が何者かによって殺害された。

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シリア各地で大規模停電が発生(2025年4月1日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、スワイダー県とダルアー県に電力を供給する230kV高圧線が破損し、両県への電力供給が停止し、停電が発生した。

また、ダマスカス県とダマスカス郊外県の複数地区でも、停電が発生した。

停電の理由は不明。

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アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区が、シャルア暫定政権と、クルド人が多く住む両地区の住民の社会・文化的特性の保護・尊重を前提とした共生の実現、シリア民主軍の撤退などで合意(2025年4月1日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局が実効支配を続けてきたアレッポ県アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の民生評議会は、アフマド・シャルア暫定政権に交渉を付託されていた委員会との間で、クルド人が多く住む両地区の住民の社会・文化的特性の保護・尊重を前提とした共生の実現、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の協力のもとでの暫定政権内務省による治安維持や検問所の撤去、武装携帯の禁止、シリア民主軍部隊のユーフラテス川以東への撤退、運輸交通の円滑化、捕虜・逮捕者収容所の廃止と捕虜交換など14項目からなる協定を交わした。



一方、SANAによると、2024年末にシリア国民軍によって制圧され、今年に入ってアフマド・シャルア暫定政権の支配下に入ったマンビジュ市で、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるユーフラテス川のティシュリーン・ダム一帯の村々から移住を余儀なくされた住民らが帰国を求めて抗議デモを行った。

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外務在外居住者省は移行期内閣発足に歓迎の意を示した諸外国、国際機関に謝意を示す(2025年4月1日)

SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、移行期内閣発足に歓迎の意を示した諸外国、国際機関に謝意を示した。

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イスラーム協力機構(OIC)、国連のステファン・ドゥジャリク報道官は声明を出し、移行期内閣発足に歓迎の意を表した。

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シャルア暫定大統領はイラクのスーダーニー首相と電話会談する一方、首都ダマスカスの人民宮殿に「解放の戦い」の負傷者を招き、懇談(2025年4月1日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、イラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相と電話会談を行い、二国間関係の強化の方途、国境安全保障、麻薬密輸撲滅における協力などについて議論するとともに、イード・アル=フィトルの挨拶を交わした。

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シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿に「解放の戦い」(政権打倒の武装闘争)の負傷者を招き、懇談した。

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