有力ビジネスマンのサーミル・ファウズ氏がシャルア移行期政権との関係改善に向けた合意に至ることができず、UAEに出国(2025年4月9日)

サウト・アースィマは、複数筋の話として、シリアの有力ビジネスマンのサーミル・ファウズ氏がアフマド・シャルア移行期政権との関係改善に向けた合意に至ることができず、UAEへの出国を余儀なくされたと伝えた。

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前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は3月の沿岸部での内務省総合治安局への一斉要撃に前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認める(2025年4月9日)

前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は、UAEのニュース・チャンネルマシュハドによるインタビューのなかで、3月の沿岸部での「旧体制の残党」による内務省総合治安局への一斉要撃への関与していたとするシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表の発言を受け、前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認めた。


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イナブ・バラディーによると、シリア解放軍事評議会のギヤース・スライマーン・ダッラ准将は3月6日に声明第1号を発表し、組織を結成すると発表、シリア全土の占領・テロ勢力からの完全解放、現政権の打倒と宗派主義的抑圧装置の解体、市民の声明と財産の保護、愛国主義と民主主義に基づく国家機関の再建、難民・避難民の帰国に向けた環境整備、人権を尊弘し、すべての国民の正義と平等を保障する統合的主権国家の樹立をめざすと標ぼうしていた。

ダッラ准将は1971年ラタキア県ジャブラシ近郊のバイト・ヤーシュート村生まれで、マーヒル・アサド准将が司令官を務めてていた第4師団所属の「ガイス軍団」を指揮していた。

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イスラエル軍地上部隊が8日深夜から9日未明にかけて、クナイトラ県トゥルナジャ村に侵攻し、村の住宅1棟を強襲、捜索活動(2025年4月9日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、8日深夜から9日未明にかけて、トゥルナジャ村に侵攻し、村の住宅1棟を強襲、捜索活動を行った。

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ブルース米国務省報道官:「米国は現在、シリアのいかなる政体も正当な政府としては認めていない」(2025年4月9日)

米国務省のタミー・ブルース報道官は、ジャズィーラ・チャンネルの取材に応じ、そのなかで、米国が在ニューヨーク・シリア代表部(国連)を格下げしたことに関して、米国の現行の承認政策に基づく行政上の決定であると説明したうえで、米国は現在、シリアのいかなる政体も正当な政府としては認めていないと付け加えた。

今回の措置は米国の現行の承認政策に基づく行政上の決定であると説明し、アメリカは現在、シリアのいかなる組織も正当な政府としては認めていないと付け加えた。

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ロイター通信:ドナルド・トランプ米政権が最近になって打ち切られていたシリアなどでの緊急食糧援助プログラムのうち、少なくとも6件を復活(2025年4月9日)

ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米政権が8日、最近になって打ち切られていた米国の緊急食糧援助プログラムのうち、少なくとも6件を復活させる動きを見せたと、事情に詳しい6人の関係者の話として伝えた。

ジェレミー・ルーイン米国国際開発庁(USAID)副長官代行(政府効率化省の一員とされる人物)は、職員宛ての内部メールで、打ち切りの撤回を要請、5人の関係者によれば、レバノン、シリア、ソマリア、ヨルダン、イラク、エクアドルにおける世界食糧計画(WFP)への助成金の復活を求めたという。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコを経由して自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に脱出(2025年4月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコに一端入国したのち、自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に入国した。

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シリア人権監視団:3月にタルトゥース県バーニヤース市で殺害されていた女性4人を含む17人の氏名を新たに確認したと発表:3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件、殺害された民間人の数は1,676人に(2025年4月9日)

シリア人権監視団は、3月にタルトゥース県バーニヤース市で殺害されていた女性4人を含む17人の氏名を新たに確認したと発表した。

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人の数は1,676人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県866人
タルトゥース県525人
ハマー県272人
ヒムス県13人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の民兵259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,208人となっている。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長が声明を発表:「シリア沿岸部や中部でアラウィー派が「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けている」(2025年4月9日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はフェイスブックを通じて、ガザール・ガザール議長の声明を発表し、シリア沿岸部や中部でアラウィー派が、「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けているとしたうえで、国際社会に対して、無辜の民間人を保護、独立国際調査機関の設置、国際人道機関の役割の活性化を呼びかけるとともに、人種、宗教にかかわらず、声明を守ることは、政治行動ではなく、人道的義務だと主唱した。

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ハマー県、ヒムス県などでアラウィー派住民らが殺害される(2025年4月9日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)シリア人権監視団などは、ダマスカス県の市街地で、「俺たちが解放したんだ、俺たちが好きなようにこの国を運営する」などと大声で怒鳴り、内務省総合治安局の隊員に食って掛かる男性を撮影した映像を公開した。

また、シリア人権監視団によると、 バルザ地区のティシュリーン病院前の検問所が正体不明の武装グループの襲撃を受け、内務省総合治安局の隊員2人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のタターン地区で若い男性1人が、オートバイに乗った武装した男性に銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリー交差点一帯で、内務省総合治安局が未明、大規模な逮捕・捜索活動を実施した。

同地で、内務省総合治安局の隊員らが白昼に丸腰の若い男性の遺体を傷つける映像が拡散されたのを受けたもの。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カッブー村とアウスィーヤ村で、前日に何者かによって誘拐されていた若い男性2人が遺体で発見された。

また、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区の住居では、アラウィー派の若い男性4人(1人は住居の持ち主、3人はこの住居に家具を搬入していた業者)が正体不明の武装グループによって拉致され、即決処刑されて死亡、遺体で発見された。

一方、SANAが内務省の発表として伝えたところによると、内務省総合治安局が本朝、ヒムス市ムハージリーン地区で治安作戦を実施し、多数の指名手配者を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハトラ村で「イランの民兵」のメンバーとされる4人を逮捕した。

また、ブーカマール市では、内務省総合治安局が魔術・呪術師とされる男性が、逮捕から2日後に拷問によって死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市で武装した2人組が、住民(兄弟)2人を前政権の予備部隊に所属していたとして銃で撃ち、処刑した。

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シリア民主軍部隊の第2陣約5,000人がアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区から撤退(2025年4月9日)

アレッポ県では、SANAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に配置されていたシリア民主軍部隊の第2陣が、アフマド・シャルア暫定政権の国防省および同省部隊の見守るなか、撤退を開始した。

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ANHAによると、第2陣は約500人の男女戦闘員からなり、両地区を撤退し、北・東シリア地域民主自治局の支配地に向かった。

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