イスラエル軍はダマスカス郊外県サフナーヤー市のドゥルーズ派住民への襲撃を続ける過激派の武装グループに対して無人航空機で攻撃を実施したと発表、シャルア移行期政権にドゥルーズ派を守る行動をとるよう要請(2025年4月30日)

ダマスカス郊外県では、SANAシリア人権監視団などによると、イスラエル軍が、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市一帯を爆撃した。



『タイムズ・オブ・イスラエル』によると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防大臣は共同声明で、ダマスカス郊外県サフナーヤー市のドゥルーズ派住民への襲撃を続ける過激派の武装グループに対して無人航空機で攻撃を実施したと発表し、アフマド・シャルア移行期政権に対して、ドゥルーズ派住民を守る行動をとるよう強く要請した。

イスラエル軍によると、攻撃はヘルメス450によって実施され、武装グループがいた建物を狙ってミサイルが発射されたという。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、首都ダマスカスのダマスカス病院とサラーム専門病院は、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での法律違反者のグループによる襲撃と、イスラエル軍の爆撃で負傷した数十人を収容した。

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米軍の車輛30輌からなる車列が、イラクとの国境に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入、ハサカ県県内の米軍(有志連合)の基地に向かう(2025年4月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の車輛30輌からなる車列が、イラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入、県内の米軍(有志連合)の基地に向かった。

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ヒムス県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県で住民らが相次いで殺害される(2025年4月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のアクラマ地区とワアル地区を結ぶ街道で正体不明の武装グループが住民を銃で撃ち殺害した。

また、ヒムス市ヌール地区で男性の遺体が発見された。

さらに、アイスーン村で、スポーツのインストラクターが2人組の正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

このほか、正体不明の戦闘員1人がラカーマー村で空砲を撃ったのに合わせて、発砲したことを受けて、内務省総合治安局の部隊が村の民家複数棟を強襲し、住民5人を逮捕した。

また、これと前後して、外国人の戦闘員が村に到着し、村の治安責任者に任命されたという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、ヒムス県出身の高齢の男性が銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤルダー市で住民1人が内務省総合治安局の分所の要員の発砲を受けて死亡した。

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トルコ軍の無人航空機が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県のカラ・クーザーク橋一帯、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃(2025年4月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるカラ・クーザーク橋一帯、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

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北・東シリア地域民主自治局はジャルマーナー市やアシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘やドゥルーズ派住民に対する襲撃に関して、シリア社会を粉砕しようとする原因に対処する必要があると表明(2025年4月30日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、預言者ムハンマドを侮辱する音声データの拡散に伴いダマスカス郊外県のジャルマーナー市やアシュラフィーヤト・サフナーヤー市で発生した戦闘やドゥルーズ派住民に対する襲撃に関して、多元的な民主主義体制を構築し、対話を通じて、シリア社会を粉砕しようとする原因に対処する必要があると表明した。

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シリア民主軍、アサーイシュがダイル・ザウル県でダーイシュに対する治安作戦を実施(2025年4月30日)

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターが声明を出し、ダイル・ザウル県内の陣地がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受けて、兵士5人が死亡したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターはまた、別の声明でガラーニージュ市にある陣地を襲撃したダーイシュのスリーパーセルを撃退したと発表した。

シリア人権監視団によると、いずれの攻撃もガラーニージュ市の陣地に対して行われた。

一方、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ジャルズィー村で治安作戦を実施し、11人を逮捕した。

また、アズバ村では、アサーイシュの緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー3人を逮捕した。

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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるカーミシュリー市で麻薬撲滅部隊が麻薬密売者1人を逮捕した。

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共和国大ムフティー(高等ファトワー評議会議長)のリファーイー師が、ドゥルーズ派宗徒によるとされる預言者ムハンマドを侮辱する音声データの拡散についてビデオ声明を出し、団結を強調(2025年4月30日)

SANAによると、共和国大ムフティー(高等ファトワー評議会議長)のウサーマ・リファーイー師が、ドゥルーズ派宗徒によるとされる預言者ムハンマドを侮辱する音声データの拡散についてビデオ声明を出し、以下の通り述べた。

我々は今日、アッラーとその使徒、そしてウンマと人類、さらにはこの祖国の敵によってつけられたこの内乱(フィトナ)の炎を前に団結すべきだ。
我が国のために善を望まない者たちの声に耳を傾けてはならない。
すべてのシリア人の血は不可侵であり、我々は分断を拒絶し、復讐や報復を呼びかける声から距離を取らなければならない。

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外務在外居住者省は、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市などでの戦闘や混乱を受けて「国際的庇護」などを名目とした外国の干渉を拒否すると発表(2025年4月30日)

外務在外居住者省は、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市などでの戦闘や混乱を受けて、フェイスブックなどを通じて声明を出し、「国際的庇護」などを名目とした外国の干渉を拒否すると発表した。

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ダマスカス郊外県アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で、シャルア移行期政権の国防省予備部隊とドゥルーズ派からなる地元の武装グループが激しく交戦、40人あまり死傷:スワイダー県でもドゥルーズ派が標的に(2025年4月30日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市および周辺一帯で、アフマド・シャルア移行期政権の国防省予備部隊とドゥルーズ派からなる地元の武装グループが29日夜から30日未明にかけて激しい戦闘を続けた。

戦闘激化を受けて、内務省総合治安局が外出禁止令を発出した。

これにより、双方合わせて22人(うち16人が国防省予備部隊兵士・内務省総合治安局隊員、6人がドゥルーズ派住民)が死亡、15人あまりが負傷した。

また、内務省総合治安局は大規模な捜索活動を実施し、40人あまりの住民を逮捕、連行した。

一方、SANAは、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市にある内務省総合治安局の検問所が29日晩に法律違反者のグループの襲撃を受けて、隊員3人が負傷したと伝えた。

また、別のグループが同市の農地に展開し、民間の車輌や内務省総合治安局の車輌に向けて発砲し、6人が死亡、複数が負傷した。

保健省広報局によると、法律違反者のグループの襲撃による死者は11人、負傷者多数に上った。

これに対して、内務省総合治安局はアシュラフィーヤト・サフナーヤー市一帯に増援部隊を派遣し、すべての街区に展開、多数を逮捕した。




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スワイダー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、国防省予備部隊、内務省総合治安局がダウル村に対して、無人航空機などで攻撃を加え、ドゥルーズ派の宗徒3人が負傷した。

これと前後して、ブラーク村に近い、首都ダマスカスとスワイダー県を結ぶ街道で、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市の住民を守るために同市に向かっていた地元武装集団の車列が武装グループの要撃を受けて、若者多数が死亡した。

戦闘では、車列を襲撃した武装グループのメンバー少なくとも8人も死亡した。

また、アフマド・シャルア移行期政権を支持する武装グループが、ドゥルーズ派が住むラッサース村と大スワラ村の民家を襲撃した。

さらに、国防省所属の第40師団の部隊が内務省総合治安局の部隊とともに、大スワラ村内に展開した。

一方、SANAによると、法律違反者のグループがスワイダー県とダルアー県を結ぶ高速道路近くで内務省総合治安局を襲撃、2人を殺害した。

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SANAによると、ダマスカス郊外県、スワイダー県、ダルアー県、クナイトラ県の各知事と地元の名士らが会合を開き、ジャルマーナー市やアシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘を収束させるための原則合意を交わした。

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通信情報技術省は、米通信会社UNIFI、シリア・テレコム、キプロス通信庁(CYTA)との協力により、米財務省外国資産管理局(OFAC)から認可を受けた「ウガリット2」計画の第1段階が成功裏に完了したと発表(2025年4月30日)

SANAによると、通信情報技術省は、米国の通信会社UNIFI、シリア・テレコム、キプロス通信庁(CYTA)との協力により、米財務省外国資産管理局(OFAC)から認可を受けた「ウガリット2」計画の第1段階が成功裏に完了したと発表した。

「ウガリット2」計画は、キプロス経由でのシリアの国際デジタル接続を回復・近代化することを目的としたもの。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣、トゥルクー養育教育大臣、シュクリー宗教関係大臣、バシール・エネルギー大臣が各国要人と会談(2025年4月30日)

SANAによると、米ニューヨークに滞在中のアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ポルトガルのノーノ・サンバイオ対外協力担当国務大臣、ニューヨーク市のシリア正教会米東部教区の総代理司教のジャン・クワーク大司教と会談した。

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SANAによると、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー養育教育大臣は、アン・スノウ英シリア担当特使と会談し、教育制度発展に向けた協力の強化の方途について議論した。

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SANAによると、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣は、世界教会評議会の使節団と会談し、社会平和や宗教間対話の強化の方途について議論した。

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SANAによると、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣は英ガルフ・サンド社のジョン・ベル氏と会談、石油部門への投資再活性化の方途について議論した。

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