クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車輛4台からなるイスラエル軍地上部隊が28日深夜から29日未明にかけて、フッリーヤ街道から砕石所街道を経て、ジュバーター・ハシャブ村方面に侵攻した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のザブディーヤ地区で2人組の武装グループが住民1人を銃で撃ち殺害した。
また、アレッポ市スッカリー地区で前政権のシリア軍の協力者とされる男性1人が武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
さらに、アレッポ市のマサーキン・ハナーヌー地区では、シャーム自由人イスラーム運動のメンバー1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タルナバ村近郊で、前政権によって殺害されたと見られる住民3人が埋葬された集団墓地が発見された。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、28日に誘拐されていたカルフィース村の若い男性が、正体不明の武装グループによって銃で殺害され、遺体で発見された。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、スライヒーン村で正体不明の武装グループが若い男性1人(前政権の軍事情報部の職員)を銃で撃ち殺害した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のムハージリーン地区出身のきょうだい2人がダイル・バアルバ地区で正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。
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ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、ムワッヒド・ドゥルーズ・ムスリム精神指導部のフェイスブック・アカウントを通じて声明を出し、預言者ムハンマドを侮辱した録音データの拡散を契機に発生したダマスカス郊外県ジャルマーナー市での戦闘に関して、タクフィール主義テロ一味によって殺害された無辜の住民に哀悼の意を捧げるとともに、「憎むべきテロ攻撃」として強く非難した。
ヒジュリー師はまた、アフマド・シャルア移行期政権のもとで続く虐殺と不安定が偶発的なものではなかったとしてうえで、「裏切者認定」の新たな風潮を非難、「暫定政権は何をしているのか」「なぜ決定を包み隠すのか」と非難した。
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一方、SANAによると、ドゥルーズ派のシャイフ・アクル府が声明を出し、あらゆる侮辱を拒否するとしたうえで、「祖国の敵」による行為であり、その「目的は分断」、「シリアの愛国的インフラの解体」にあると批判した。
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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、法務省は、預言者ムハンマドを侮辱した録音データの発信者をドゥルーズ派の宗教指導者の1人マルワーン・キーワーン師と特定し、同師に対して逮捕状を発行した。
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これに対して、キーワーン師は、シリア化学兵器記録センター所長のザーヒル・サーキト氏(准将)のXを通じて、関与を否定する映像を公開した。
إخوتي، أشهد الله وأشهدكم:
أني أعرف الشيخ مروان كيوان معرفة وثيقة تمتد لأكثر من عشر سنوات.
هو رجل وطني شريف، قدم ابنه شهيدًا على درب الكرامة.
وقد وُضعت صورته، لكن لم يكن صوته حاضراً أبداً في ما نُشر.
اللهم فاشهد أني قلت الحق،
وأعلم علم اليقين أن هناك من يحاربه من داخل السويداء. pic.twitter.com/rPw4hOUanx— العميد زاهر الساكت (@ZaherAlSaket63) April 29, 2025
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SANA、ジャルマーナー・ニュース・ネットによると、犠牲者や被害者の補償、加害者の処罰、事件の真相のメディアでの発表を骨子とする合意が成立した。
合意は、アフマド・シャルア移行期政権のアーミル・シャイフ・ダマスカス県知事の名代として、東グータ郡高官のムハンマド・アリー・アーミル氏が、ダマスカス郊外県の政治問題局長のアフマド・トゥウマ氏とともに、ジャルマーナー市の名士やドゥルーズ派の宗教指導者らとの会談で交わされた。
その内容は以下の通り。
市内で殺害された若者たちの遺族に対し、権利の回復と損害の補償を保証する。
攻撃に関与した者の責任追及と、正規の手続きに従って司法に引き渡す努力を行うことを約束する。
事件の実態をメディアで明らかにし、あらゆるかたちの扇動を抑制する。
民間人の往来のためダマスカス県とスワイダ県間の交通の確保に努める。
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シリア人権監視団によると、ドゥルーズ派信徒によるとされる預言者ムハンマドを侮辱する録音データが拡散されたことを受けて、ダマスカス郊外県のジャルマーナー市で、ドゥルーズ派への憎悪や敵意を煽るような動きが強まり、28日深夜から29日未明にかけて、武装グループと地元住民(ドゥルーズ派)を軽火器や中火器で激しい撃ち合いとなった。
事態に対処するため、アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊(新シリア軍)の大規模部隊がジャルマーナー市一帯に集結し、戦闘を収束させようとして一部街区を砲撃した。
また、内務省総合治安局の部隊が、違反行為の阻止と外出禁止令を発出するためにジャルマーナー市一帯に展開した。
戦闘を受けて、住民がドゥルーズ派の学生らがジャルマーナー市から避難した。
一連の戦闘で、住民7人、武装グループのメンバー(移行期政権予備部隊の兵士)7人が死亡、住民15人を含む複数人が負傷した。
なお、音声データの拡散を受けて、アレッポ大学とヒムス大学の大学寮などでもドゥルーズ派への憎悪や敵意を煽るような動きが見られた。
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SANAによると、内務省は報道声明を出し、預言者ムハンマドを侮辱した録音データが拡散された件について、重大な関心を持っているとしたうえで、関係当局が、録音データの声の主を特定するための調査を行っていると発表した。
内務省はまた、声明のなかで、預言者の地位を擁護した市民や宗教関係者に謝意を示すとともに、公共の秩序を守り、治安の紊乱、個人の命や財産を脅かさないよう強調した。
内務省はさらに、この件を受けて、ジャルマーナー市一帯で、同市内外の武装グループどうしが断続的に交戦、これにより同地に展開していた内務省総合治安局の隊員を含む複数の死傷者が出たと発表した。
また、これに対して、総合治安局の複数の部隊が国防省部隊の支援を受けて、戦闘を収束させ、住民を守り、社会平和を維持するために同地に展開し、同様の事件が再発するのを阻止するために封鎖措置が講じられるとともに、法律違反者の追跡が行われたと付言した。
一方、宗教関係省は、この件について声明を出し、本件を引き続き注視するとともに、宗教的・国家的アイデンティティの根幹をなす聖地や宗教的象徴の保護に深い関心を寄せていると発表した。
SANAによると、法務省は声明を出し、この事件について、預言者ムハンマド(彼に平安あれ)への侮辱行為に対して決して寛容な姿勢を取らないと表明した。
また、宗派対立を煽る者たちを裁くために、正当な手段として司法制度に訴えることの重要性を強調した。
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SANAによると、カタールのアブドゥッラフマーン・ビン・ハマド・ビン・ジャースィム・ビン・ハマド・アール・サーニー文化大臣がシリアを訪れ、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣と会談した。
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SANAによると、マルワーン・ハラビー高等教育大臣が、カタール討論センターおよびシャルク青年フォーラムの使節団と会談した。
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SANAによると、ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、国際赤十字委員会(ICRC)のピエール・クラーヘンビュール総裁と会談し、シリア国民が直面する課題、失踪者の問題、人道的ニーズについて議論した。
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SANAによると、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣が世界食糧計画(WFP)シリア事務所のマリアン・ワード代表と会談し、協力関係強化の方途について議論した。
バシール・エネルギー大臣はまた、おける国連児童基金(UNICEF)シリア事務所の木村泰政代表と会談し、協力強化の方途について議論した。
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SANAによると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は国連総会で演説を行った。
演説のなかで、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、外国の干渉やシリア分割の計略を拒否すると述べるとともに、シリアに対する経済制裁解除の必要を訴えた。
また、シリアに対するイスラエルの攻撃に対して国際社会が責任をもって対応するよう求める一方、ガザ地区での即時停戦を呼びかけた。
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SANAによると、シャイバーニー外務在外居住者大臣はまた、総会での演説と前後して、シリア・アラブ共和国における行方不明者に関する独立機関のカーラ・キンターナ代表、米国在住のシリア人ユダヤ教徒の使節団、アフメト・ユルドゥズ・トルコ国連常駐代表(大使)、在ニューヨーク国連の欧州各国常駐代表ら、ワシーリー・ネベンジャ・ロシア国連常駐代表(大使)、ジャン=ノエル・バロー・フランス大使と会談した。
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15日に「ハイダラ・アール・ジャアファル」に乗っ取られたシリア・アラブ共和国大統領府のテレグラムのアカウントは、「シリア総合治安機関」に改称した同アカウントを国民に周知するよう呼びかけた。
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