ラタキア県では、シリア人権監視団によると、沿岸部に配備されているロシア軍の防空システムが前日に続いて、ジャブラ市上空に飛来した無人航空機2機を撃破した。
なお、アフマド・シャルア移行期内閣の国防省に所属する部隊が展開するラタキア市郊外のカルフィース村一帯から地対空ミサイルが発射されるのと並行して、同村周辺の民家多数が攻撃を受けた。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
イスラエルのワッラ・ニュースは、シリアのドゥルーズ派の宗教関係者約600人が下ガリラヤ地方にあるドゥルーズ派のナビー・シュアイブ廟で行われる巡礼祭を祝うため、イスラエルを訪れることを許可されたと伝えた。
約1,200人の宗教関係者がイスラエルへの入国を申請したが、イスラエル・カッツ国防大臣はこのうち600人の入国を許可した。
巡礼祭は25日に行われ、600人はイスラエルで一泊した後、26日にシリアに帰国する。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がハミーディーヤ村の羊飼いに対して、兵力引き離し地域との境界線に近づかないよう警告するビラを散布した。
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英国財務省の財務制裁執行局は金融制裁通知を発出し、以下の12の団体に対する制裁を解除すると発表した。
これらの団体はほとんどがアサド政権崩壊とともに、アフマド・シャルア暫定政権(移行期政権)によって解体された。
制裁は、2019年シリア(制裁)(EU離脱)規則(S.I. 2019/792) 、2018年制裁マネーロンダリング防止法に基づいたもので、シリアでの民間人弾圧に関与した人物、アサド政権を支援し、利益を享受した人物に対して資産凍結を含む金融制裁を課すことを規定している。
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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、英国が12団体に対する制裁を解除したことに歓迎の意を示した。
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SANAによると、情報省は声明を出し、憲法宣言が保障する思想、出版、印刷の自由を完全に尊重する姿勢を改めて確認した。
また、関連する法律に従い、前政権下の厳格な検閲からの脱却を目指し、行政制度の刷新を進めていることを明らかにした。
声明によれば、前政権崩壊後、出版業者組合が発行した「自主検閲」と題した書簡について、「所管官庁からの法的あるいは行政的な根拠に基づくものではなかった」としたうえで、「この書簡が原因で、情報省と出版社との間に法的な空白が生じ、出版業務が停滞、同省にはファイルが山積する事態となった」と説明した。
また、国境通行所では、2023年法律第5号と憲法宣言の第5条に基づき、情報省の許可なしに出版物の輸出入が認めれない状態にあると指摘した。 こうした状況を受け、情報省は、シリア出版社を国際ブックフェアで展示可能にするため、ハムザ・ムスタファー情報大臣の指示により、過去2週間に出版社から情報省メディア評価局に提出されたすべての書籍を承認する措置を講じたと発表した。 また同省は、知識と書籍の普及を重視する立場から、書籍に対する関税を撤廃する「フィレンツェ協定」の適用を再開したことを明らかにした。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア国立病院内で、前政権時代のシリア軍の准将だったバースィル・アブドゥルカリーム・サラーマ氏が何者かによって殺害され、遺体で発見された。
また、内務省総合治安局がカルダーハ市のサファルキーヤ地区を強襲し、「シャッビーハ」とされる男性1人を殺害した。
一方、内務省によると、県治安局がアルーワ・スライマーン容疑者を逮捕した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の武装グループがハマー市アイン・ルーズ交差点近くで70歳代の男性に向けて銃を発砲、男性は死亡した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダブア航空基地近くにある空家でスワイダー県出身の男性を含む2人が遺体で発見された。
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ダルアー県では、SANAによると、内務省総合治安局の麻薬撲滅局国外に密輸されようとしていた大量の麻薬を押収した。
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SANAによると、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー養育教育大臣が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)シリア事務所のアマニア・マイケル・イビー業務部長と会談し、教育部門にかかるプロジェクト、破壊された校舎の現状、教育スタッフの育成などについて意見を交わした。
トゥルクー養育教育大臣はまた、国連児童基金(UNICEF)シリア事務所の木村泰政代表と会談し、両者の関係、協力の進展の展望について議論した。
トゥルクー養育教育大臣は、このほかにもムハンマド・サーリフ文化大臣と会談し、了承の教育・文化事業での連携計画について議論した。
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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領がムハンマド・サーリフ文化大臣および文化省の幹部と会談し、シリアの文化振興における省の役割などについて議論した。
シャルア暫定大統領はまた、各県の県知事と会合を開き、公共サービスの現状および地方開発計画について議論、国民のニーズを聴取し、サービス水準の向上に努めることの重要性が確認された。
また、中央および地方の各機関間の調整メカニズムの検討、ならびに障害を克服するための解決策の採用についても議題、さらに各県の主要な課題が提示され、行政業務の向上およびサービス改善に向けた提案が出された。
シャルア暫定大統領はさらに、マスアブ・アリー保健大臣と会談し、医療部門の発展、市民への医療サービス強化、病院・医療センターの状況改善の方途などについて議論した。
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