ロイター通信:シャルア移行期政権は米国が制裁解除の条件として提示した8項目に対して回答:外国戦闘員の排除や、対テロ作戦での米国との協力、イスラエルへの脅威とならないことへの回答は消極的(2025年4月26日)

ロイター通信は、アフマド・シャルア移行期政権は、米国が制裁解除の条件として提示した8項目に対する回答が示された書簡を独占入手したとして、その内容を報じた。

それによると、書簡は、4ページからなり、そのなかで、シリアで行方不明となった米国人記者オースティン・タイス氏の捜索のため外務省に連絡事務所を設置すること、化学兵器備蓄問題に取り組み、国際的な兵器監視機関との連携を強化することを誓約したという。

だが、一方で、外国戦闘員の排除や、対テロ作戦での米国との協力に関しては、「より広範な協議セッションが必要である」と述べるなど、言及が限定的であったという。

軍における階級授与についても、「6名の昇進発表後、停止された」としつつ、昇進した外国人戦闘員の地位が剥奪されたかどうかや、今後の措置については明記していない。

移行期政権は、「米国および西側諸国の利益に対する脅威を一切容認しない」方針であり、「適切な法的措置」を講じると誓約しているが、詳細については言及がなされていない。

一方、イスラエルへの脅威とならないとの条件については、「未解決」とされた。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県でルワイヒーナ村近郊で男性とその妻、そして子どもらに暴行を加えたうえに逮捕、イスラエル領内に連行(2025年4月26日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がルワイヒーナ村近郊で男性とその妻、そして子どもらが乗った車を追跡、暴行を加えたうえに逮捕、イスラエル領内に連行した。

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アレッポ県ティシュリーン・ダム一帯で、シリア民主軍と、シリア国民軍スルターン・ムラード師団が交戦し、スルターン・ムラード師団の戦闘員1人が死亡(2025年4月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ティシュリーン・ダム一帯で、シリア民主軍と、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団が衝突、交戦し、スルターン・ムラード師団の戦闘員1人が死亡した。

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カーミシュリー市で「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの姿勢と陣営の統一」コンファレンスが開催:シリアを分権国家とすることなどを骨子とする「共同政治ヴィジョン」を採択(2025年4月26日)

ANHAによると、ハサカ県のカーミシュリー市で「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの姿勢と陣営の統一」コンファレンスが開催され、北・東シリア地域民主自治局の支配地域各地で活動するクルド民族主義勢力、クルディスタン民族大会、北・東シリア地域民主自治局の執行委員会共同議長府、女性・青年組織、文化人、社会活動家、芸術家、部族長、首都ダマスカス、アレッポ市、ハマー市、バーブ市(アレッポ県)、アアザース市(アレッポ県)のクルド人の代表ら400人以上が参加した。

コンファレンスでは、北・東シリア地域民主自治局渉外委員会のイルハーム・アフマド共同議長、バルウィーン・ユースフ民主統一党(PYD)党首、シリア・クルド国民評議会のムハンマド・イスマーイール代表からなるディーワーンが設置された。

コンファレンスには、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官も出席し、演説を行い、クルド人の東郷がシリアにとって持続的な力になるとしたうえで、新生シリアには、すべてのシリア国民を庇護する憲法が必要で、これによって分権的な民主国家シリアが建設されると述べた。

ANHAによると、コンファレンスでは「共同政治ヴィジョン」が全会一致で採択され、閉幕した。

「共同政治ヴィジョン」は、シリアの国民分野にかかる15項目、クルド民族分野に11項目からなる。

内容は以下の通り:

第1部 シリア国民分野
1. シリアは、多民族、多文化、多宗教・宗派の国家であり、憲法においては、憲法を越えた原則をもって、アラブ人、クルド人、スィルヤーニー人、アッシリア人、チェルケス人、トルクメン人、アラウィー派、ドゥルーズ派、ヤズーディー教徒、キリスト教徒など、すべての構成要素の権利が保障される。
2. 国家は国際的な条約・協定及び人権、並びに平等な市民権の原則を遵守するものとする。3.
シリアの統治体制は、二院制の議会制を採用し、政治的多元主義、権力の平和的移譲、権力分立を基礎とする。また、地方評議会制度を備えた分権体制を採用する。
4. シリアは分権国家とし、中央と地方の間で権力と富の公正な配分を保障する。
5. 国家の名称、国旗、国歌は、シリア社会の民族的・文化的多様性を反映するものとする。
6. 国家は宗教及び信仰に対して中立であり、宗教儀式の自由な実施を保障するとともに、ヤズーディー教を公式に認める。
7. 国家は、異なる構成要素の特性を尊重する包括的な国民アイデンティティを採用する。
8. 女性と男性の間の完全な平等を保障し、すべての国家機関において女性の代表を確保する。
9. 子どもの権利について、国連およびアムネスティ・インターナショナルの協定に明記された権利を保護し、それぞれの地域特性と能力を考慮しながら、適切な支援と保護を行うものとする。
10. 現行の行政区画を、人口密度(人口集積)および地理的面積を考慮して再検討する。
11. 国内外に持ち出されたシリアの文化財および遺跡を本来の所在地に返還する。
12. クルド人地域を含むすべての地域における人口動態の変化による結果を無効とし、そのような変化を停止する。また、スィリー・カーニヤ(ラアス・アイン)、ギレ・スピ(タッル・アブヤド)、アフリーンなどの、強制的に避難させられた住民たちの安全な帰還を保障する。
13. 国際的後援の下、すべてのシリア構成要素の代表を含む憲法制定会議を設置し、民主的な原則の策定およびシリアのすべての構成要素を代表する完全な執行権限を有する政府を樹立する。
14. 母語による表現と教育、文化活動の実施を、すべての構成要素の権利として保障する。
15. 3月8日を「女性の日」として祝日に制定する。

第2部 クルド民族領域
1. クルド地域を統一し、シリア連邦制の枠組みの中で一体的な政治・行政単位とする。
2. シリアにおけるクルド民族の存在を先住民族として承認し、国際的な条約・協定に基づき、政治的・文化的・行政的権利を自由かつ平等に行使できることを憲法上保障する。
3. シリア革命の殉職者、シリア民主軍、治安部隊、獄中死した囚人たち、そしてダーイシュ(イスラーム国)との戦いとその虐殺に抵抗して命を落とした者たちの犠牲に敬意を表し、その遺族を支援し、法的条文に基づき権利を保障する。
4. 青年を社会の中核的な力と見なし、国家のあらゆる機関において公正な参加と代表を保障する。
5. クルド語をアラビア語と並ぶ公用語として憲法に明記し、教育と言語使用の自由を保障する。
6. クルド語、歴史的遺産、文化に関するセンター及び機関を設立し、クルド語によるラジオ・テレビ放送局、書籍・雑誌・印刷物の出版、研究機関を開設する。
7. クルド人の立法、司法、行政及び治安機関への参加を保障する。
8. 3月21日をナウルーズとして公式祝日に制定し、3月12日をカーミシュリー蜂起記念日とする。
9. クルド人に対して実施されたアラブ・ベルト計画やアラブ化政策など、差別的政策・措置・法令をすべて廃止し、これにより被害を受けた者たちに補償を行い、施行前の状態に回復する。また、シリアの主権とクルド人の存在を損なう秘密または公然の協定も無効とする。
10. 1962年の例外的国勢調査により無国籍となったクルド人市民のうち、未だに国籍を有しない者および記載のない者に対し、シリア国籍を回復させる。
11. クルド地域のインフラ整備を促進し、かつて意図的に行われた疎外と無視を是正するため、地域の資源からの収益の一定割合を開発・復興に充てる。

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ANHAによると、シリア民主評議会は声明を出し、コンファレンスに関して、「生命の意志と、抹消と周縁化を試みた何十年にわたる挑戦に対抗する集団としての不屈の精神を体現する歴史的な一歩」だと高く評価した。

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ANHAによると、カーミシュリー市ではコンファレンスを支持する集会やデモが各所で行われた。

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米国人、英国人、ドイツ人らかなる観光ツアーがダルアー県ブスラー・シャーム市のローマ劇場などの遺跡を訪問(2025年4月26日)

ダルアー県では、SANAによると、米国人、英国人、ドイツ人らかなる観光ツアーがブスラー・シャーム市のローマ劇場などの遺跡を訪れた。

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ダマスカス県アッシュ・ウルール地区でアラウィー派の若者らに向けて銃を発砲、4人が死亡(2025年4月26日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、車に乗った正体不明の武装グループにアッシュ・ウルール地区でアラウィー派の若者らに向けて銃を発砲、4人が死亡した。

また、ハサカ県出身のきょうだいが何者かによって撃たれて、1人が死亡、1人が負傷した。

このほかにもと、首都ダマスカスとスワイダー県を結ぶ街道で、スワイダー県出身の3人が正体不明の武装グループによって誘拐され、2人が銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がブーカマール市昨日のハリー村で治安作戦を実施し、イラクから武器や麻薬を密輸しているグループのメンバー4人を逮捕した。

また、シャアファ村では、女性1人が遺体で発見された。

さらに、内務省総合治安局は、「イランの民兵」とつながりがあったとして、隊員数十人を解雇した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区で「イランの民兵」の元メンバーが正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のマタール地区で、正体不明の武装グループが前政権時代のシリア軍第4師団の元兵士1人を殺害した。

また、ナワー市では、前政権の中央委員会のメンバーらに暴行を加えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クタイラビーヤ町で、14歳の少年が何者かによって殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、2日前に誘拐された30歳代の男性1人が遺体で発見され、ヒムス市ザフラー地区の病院に収容された。

一方、SANAによると、県治安局が前政権のアッサーフ・イーサー・ナイサーニー少将を逮捕した。

また、内務省総合治安局は、クサイル市でレバノンから貨物車輛1台によって運び込まれ、隠されていた武器を押収し、密輸に関与していた複数人を逮捕した。

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シリア人権監視団は、4月に入ってから、アフマド・シャルア移行期政権の刑務所で、ダルアー県やダイル・ザウル県出身の前政権の関係者7人が拷問を受けるなどして死亡したと発表した。

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カバワート社会問題労働大臣がフランシスコ教皇の葬儀に参列:シャイバーニー外務在外居住者大臣はニューヨークでペデルセン・シリア問題担当国連特別代表らと会談(2025年4月26日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣がイタリアの首都ローマにあるバチカン市国を訪問し、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀に参列した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ニューヨークにあるシリア常駐代表部で、国連安保理の非常任理事国を務めるアラブ諸国の常駐代表および大使各位との上級会合を主催し、安保理におけるアラブ諸国の連携強化の方途、地域・国際情勢などについて意見を交わした。

シャイバーニー外務在外居住者大臣はまた、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

シャイバーニー外務在外居住者大臣はさらに、ローズマリー・A・ディカルロ国連政治平和構築担当事務次長、ジャン=ピエール・ラクロワ国連事務次長(平和維持活動担当)、アヒム・シュタイナー国連開発計画(UNDP)総裁と個別に会談した。


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