ヒムス市アクラマ地区で、正体不明の武装グループがアラウィー派の夫婦を乗せた車を銃撃、妻が死亡、夫は重体に(2025年11月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市アクラマ地区で、正体不明の武装グループがアラウィー派の夫婦を乗せた車を銃撃、妻が死亡、夫は重体となった。

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ハマー県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊がテロ対策局との協力のもと、精密治安作戦を実施し、前政権下の共和国防衛隊の中尉だったアイマン・アフマド・マッラーシュ容疑者を逮捕した。

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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊がサーフィーター市で2人の容疑者(Kh. H.およびR. K.)を逮捕した。

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外務在外居住者省は外交学院の能力強化のため、国連開発計画(UNDP)との間で了解覚書に署名(2025年11月20日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、同省は外交学院の能力強化のため、国連開発計画(UNDP)との間で了解覚書に署名した。

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シャルア暫定大統領は「世界子どもの日」を記念して、ラティーファ夫人とともに、閣議室で殉教者遺族の子どもたちおよび優秀な成績を収めた子どもたちと面会(2025年11月20日)

大統領府(フェイスブック)によると、アスアド・シャルア暫定大統領は、「世界子どもの日」を記念して、ラティーファ・ダルービー夫人とともに、閣議室で殉教者遺族の子どもたちおよび優秀な成績を収めた子どもたちと面会した。

シャルア大統領とラティーファ夫人は、子どもたちが抱く夢や希望、そして直面している困難について熱心に耳を傾け、国家として、過去の年月において子どもたちが耐えてきたものを補うことに努めていると強調した。

また子どもたちは、大臣席に座って、自身の将来構想やビジョンを述べ、シャルア大統領とラティーファ夫人は彼らの抱負に耳を傾けながら、国家が彼らの権利を保障し、成長と教育において平等な機会を提供する安全な支援環境を整えると確約した。

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シャルア暫定大統領はミトリー副首相と会談、二国間関係の発展の方策および共通の関心事項について協議(2025年11月20日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、人民宮殿でレバノンのターリク・ミトリー副首相と会談、二国間関係の発展の方策および共通の関心事項について協議した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とマズハル・ワイス法務大臣は、ミトリー副首相と会談、レバノンで拘束されているシリア人被留置者の問題などについて議論、迅速な解決に至ることへの意思が示された。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣:「ロシアに伝えた決定的な一言がある。それは「バッシャール体制の崩壊は、ロシアのシリア撤退を意味しない」というものだ」(2025年11月19日)


マジャッラは、イブラーヒーム・ハミーディー記者が行ったアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣に対する単独インタビュー(連載第1回)を掲載した。

インタビューは、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の英国訪問時(11月13日)に行われたもの。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の主な発言は以下の通り。

成功に驚く声がある。だが、私は2018年から外交に取り組んできた。国家として、未来のシリアの姿とその鍵となるものを常に思い描いてきた。
国家を導くプロジェクトに外交関係がなければ、それは孤島に過ぎない。
我々は、おそらく初めて、「正直な外交」を示した。駆け引きも嘘もない。だが、我々には国益がある。破壊された国があり、すべての国との良好な関係が必要だ。
彼らは我々の言葉が実行されるのを見た。真剣さ、責任、明確なビジョン。それが信頼を生んだ。
ロシアは個人に依存するという誤りを犯した。だが国家と関係を築けば利益を守れる。
私がロシアに伝えた決定的な一言がある。それは「バッシャール体制の崩壊は、ロシアのシリア撤退を意味しない」というものだ。
これはロシアにとって初めての安心材料となった。
新生シリアはロシアと関係を持つ準備がある。しかしそれは服従条約ではなく、利益に基づく対等な契約だ。
(フマイミーム航空基地におけるロシアの駐留を定めた二国間協定について)、これは片務的協定だ。国家の署名がない。つまり体制の消滅とともに消滅した。

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シリア民主軍はラッカ県ガーニム・アリー村にある治安拠点に対するシャルア移行期政権の部隊からの攻撃を受けて、同部隊の無人航空機を撃墜、ダーイシュの無人航空機だったと主張(2025年11月19日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、以下の通り発表し、映像を公開した。

我が部隊は、ダマスカス政府の派閥が展開する地点から飛来したダーイシュ(イスラーム国)所属の無人航空機2機を撃墜した。

また、シリア民主軍は20日にフェイスブックを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)が、ガーニム・アリー村近郊の砂漠地帯にあるシリア民主軍の拠点に対して無人航空機で攻撃したと発表した。

 

これに関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍が、ラッカ県のガーニム・アリー村にある治安拠点に対するアフマド・シャルア移行期政権の部隊からの攻撃を受けて、同部隊の無人航空機を撃墜したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とシャルア移行期政権の部隊は、ガーニム・アリー村一帯で交戦した。

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スワイダー県ラサース村、イラー村一帯でシャルア移行期政権に属する武装勢力が国民防衛部隊に対して機関銃射撃(2025年11月19日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ラサース村、イラー村一帯で、アフマド・シャルア移行期政権に属する武装勢力が国民防衛部隊に対して機関銃射撃を行い、同部隊が応戦した。

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内務治安部隊が15日にヒムス県ウンム・ハーラティーン村のカフェで発生したアラウィー派3人およびスンナ派1人殺害事件の容疑者(K・R)を逮捕(2025年11月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市の裁判所庁舎前で住民らが抗議デモを行い、前政権時代に没収された不動産や財産の返還を求めた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフィールーン村で、50代の女性が自宅で鋭利な凶器で刺されて死亡した状態で発見された。

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ヒムス県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊が、15日にウンム・ハーラティーン村のカフェで発生したアラウィー派3人およびスンナ派1人殺害事件件の容疑者(K・R)を逮捕した。

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国連安保理で各国がイスラエルによるシリアへの侵入を非難(2025年11月19日)

UNによると、安保理でシリア情勢への対応を協議するための会合(第10048会合)が開催された。

会合のなかで、ナジャト・ロシュディ国連シリア担当事務総長副特使は、国連安保理決議第2799号を歓迎する一方、イスラエル軍が引き続き民間人を危険にさらし、移行期を脅かしていると述べた。

また、一部地域での暴力の持続、指定テロ組織および外国人テロ戦闘員の継続的存在を指摘した。

シリア国連常駐代表のイブラーヒーム・アラビー大使は、移行期、「テロとの戦い」への協力が順調に進んでいると説明したうえで、イスラエルによる侵害を厳しく非難した。

これに対して、イスラエル代表は、イスラエルはシリアが共存の準備ができていると信じたいが、それは柔らかな言葉ではなく具体的行動によって示されなければならないとしたうえで、無辜のマイノリティの血が引き続きシリアの大地を染めていると述べた。

また、イスラエルは国境に民兵を許容しないと強調、イスラエルは「平和を愛する国家」であり、エジプト、ヨルダン、UAE、モロッコ、バーレーン、スーダンと和平条約を締結してきたとしたうえで、「インシャアッラー、シリアとも和平条約を結ぶだろう」と述べた。

トルコ、イラン、アルジェリア、パキスタン、韓国の代表は、イスラエルによるシリアへの侵略を非難し、安保理に行動を求めるとともに、ベンヤミン・ネタニヤフ首相らのシリア南部訪問に懸念を表明し、シリア領内からのイスラエルの撤退を求めた。

ロシアの代表は、イスラエルは自衛の名目の下に「南シリアに緩衝地帯を作るための全面的作戦を事実上開始した」と述べ、非難した。

中国の代表は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者の訪中を歓迎し、シリアが「一帯一路」構想への参加の意思を示したことを歓迎した。

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シャルア暫定大統領は民間銀行の総裁らと会合を行い、銀行部門の現状と直面する課題について協議(2025年11月19日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、民間銀行の総裁らと会合を行い、銀行部門の現状と直面する課題について協議した。

会合には、シリア中央銀行のアブドゥルカーディル・ハスリーヤ総裁も同席、生産部門支援における銀行の役割、サービスおよび技術基盤の開発、経済回復期と今後の投資局面に備えた銀行部門再活性化の方策について議論が行われた。

また、大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は会合で、国営銀行の業務状況、制度的・運営的な開発計画、銀行部門の構造を刷新し、その効率性を高めるための改革の方向性などについて議論、今後予想される財務・開発ニーズに応えるための準備を強化する重要性を確認したた。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、世界銀行のウスマン・ディオン中東・北アフリカ地域担当副総裁および随行代表団を接見した。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が同席した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿でシャンマル部族の族長であるマーニア・ハミーディー・ジャルバー氏を迎え、シリア東部地域の最新動向、および同地域をシリア国家の諸機関と国民的構造の中に完全に統合することを目指す努力について意見を交わした。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊と国防省部隊がスワイダー市の民間刑務所周辺に向けて発砲、国民防衛部隊の隊員1人が負傷(2025年11月18日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県西部の住民ら数十人がスワイダー市中心部の県庁舎前に集まり、同県出身の誘拐被害者たちの即時解放と、彼らの安全な帰村を求める抗議行動を行った。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町で女性市民グループのサバーヤ・サナドが抗議集会を行い、ダマスカス郊外県アドラー中央刑務所に収容されている県住民、誘拐被害者の解放を求めた。

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シリア人権監視団によると、午後にマンスール村に駐留するアフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊と国防省部隊がスワイダー市の民間刑務所周辺に向けて発砲、国民防衛部隊と銃撃戦となった。

この戦闘で、国民防衛部隊の隊員1人が負傷した。

また、未明には、カナーキル村(ダマスカス郊外県)に面する県西部の前線でも、シャルア移行期政側が無人航空機で国民防衛部隊の拠点の攻撃を試み、戦闘が発生した。

これに関して、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、マンスーラ村からの攻撃で、隊員1人が負傷したことを認め、停戦違反を非難した。

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シャルア移行期政権の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市で、住民数十人がシリア国民軍による住民殺害に対して抗議デモ(2025年11月18日)

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマンビジュ市で、住民数十人が抗議デモを行った。

デモは、前夜にダイル・ハーフィル市近郊の村で、シリア国民軍のメンバーが燃料を運搬していた民間人を殺害した事件を受けたもの。

また、シリア人権監視団によると、マンビジ市の教師らが、教育複合施設前で抗議デモを行い、未払い給与の支払いや正規雇用を求めた。

シリア人権監視団によると、県北部の教員らは共同声明を出し、当局が月給改善の検討を約束したことを受け、18日から学校授業を再開すると発表した。

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アレッポ市の裁判所で3月に沿岸地方で発生した事件で違反行為を行った被告人に対する公開裁判の第1回公判が開廷(2025年11月18日)

SANAによると、アレッポ県アレッポ市の裁判所で3月に沿岸地方で発生した事件で違反行為を行った被告人に対する公開裁判の第1回公判が開始された。

SANAによると、第1回公判では、宗派対立の扇動、窃盗、治安部隊およびシリア軍への攻撃といった罪により拘束されている被告人の裁判が行われた。

SANAによると、第1回公判は、14名の被告人を対象に実施され、裁判官は次回公判を12月25日に行うことを決定した。

イナブ・バラディーによると、出廷した14人のうち、7人が前政権の「残存」、7人がアフマド・シャルア移行期政権関連の諸派に所属する7人。

なお、独立調査国民委員会のヤースィル・ファルハーン報道官は、イフバーリーヤ・チャンネルに対して、同委員会が国内法および国際基準に従って、563人の容疑者を司法へ送致していることを明らかにした。

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ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊が、前政権時代に市民に対して重大な違反行為を犯したとされるアスサド・シャリーフ・アッバース容疑者(アブー・カーミル)を逮捕した。

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シリア石油会社(SPC)は米国のコノコフィリップス社およびノヴァテラ社と、ガス部門の開発、既存のガス田の増産、新規のガス田の探査を目的とした覚書に調印(2025年11月18日)

SANAによると、シリア石油会社(SPC)は、米国のコノコフィリップス社およびノヴァテラ社と、ガス部門の開発、既存のガス田の増産、新規のガス田の探査を目的とした覚書に調印した。

調印には、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣が同席した。

SPCのユースフ・カブラーウィー社長によると、調印された今回の覚書によって、1年以内に日量400万~500万立方メートルのガス増産が見込まれるという。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチ:シャルア移行期政権の司法プロセスが透明性を欠き、加害者追及のために講じた措置の大半は限定的かつ形式的(2025年11月17日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、公式サイトを通じて報告書を発表、アフマド・シャルア移行期政権の司法プロセスが透明性を欠き、加害者追及のために講じた措置の大半は限定的かつ形式的であると指摘、焦点を当てるべき犯罪は、アサド前政権による犯罪だけでなく、2011年から2024年の間に起きたすべての犯罪を含むべきだと強調した。

報告書のなかで、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、3月の沿岸部での事件や7月のスワイダー県での事件を調査するための委員会について、その設置過程や法的根拠、独立性確保の方法が明らかでなく、しかも加害者全員をどのように処罰するのかを示す明確な工程を示していないと批判した。。

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イスラエル公共放送公社:シリアとの合意署名に向けた交渉は袋小路に入っている(2025年11月17日)

イスラエル公共放送公社(KAN)は、イスラエル筋の話として、シリアとの合意署名に向けた交渉は袋小路に入っていると伝えた。

これは、アフマド・シャルア暫定大統領が「アサド政権崩壊後にイスラエル軍が占領した全地点からの撤退」をイスラエルが拒否したため。

イスラエルは、「完全な平和条約」が結ばれた場合に限り、一部撤退に応じ、安全保障合意の締結による撤退には応じない姿勢だが、現時点ではそのような平和条約の見通しは存在しないという。

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国民防衛部隊とシャルア移行期政権の部隊およびその傘下の武装勢力がスワイダー県で交戦(2025年11月17日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県北部のムトゥーナ村で、アフマド・シャルア移行期政権内務省の内務治安部隊が検問所で5人の若者を拘束した。

拘束された若者の多くはラーヒサ村の出身で、自宅の状況を確認するために同村に向かおうとしていた。

シリア人権監視団によると、マジュダル村・マズラア町間、ニジュラーン村・アリーカ村間の前線で、国民防衛部隊とシャルア移行期政権の部隊およびその傘下の武装勢力が交戦した。

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アラウィー派が多く住むダマスカス県スーマリーヤ地区で24時間以内の立ち退きを求める警告が発せられる(2025年11月17日)


アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、「トルコ占領軍の傭兵」(アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊に合流したシリア国民軍諸派)がマンビジュ市近郊で住民1人を殺害、ダイル・ハーフィル市で1人を負傷させた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派が多く住むスーマリーヤ地区で24時間以内の立ち退きを求める警告が発せられ、分離壁を設置する準備が行われた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ウーターヤー町の防空大隊の旧敷地内で下水路の清掃・整備作業中に、6人分の遺骨が発見された。

また、シリア人権監視団によると、ダイル・カーヌーン町の住民がバラダー渓谷での掘削作業の停止を求めて座り込みデモを行い、14年以上前の土地収用計画が未解決のまま継続していることに抗議の意思を示した。

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沿岸地域で発生した事件について調査するための独立調査国民委員会の委員長を務めるジュムア・ダビース・アンズィー裁判官は、Xを通じて、明日(18日)朝に被告人らに対する最初の公開裁判が始まると発表した。

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ロシア国防省の合同代表団がシリアの国防省とともにクナイトラ県を視察(2025年11月17日)

SANAがシリア国防省の広報通信局の話として伝えたところによると、シリア国防省とロシア国防省の合同代表団が、シリア南部の複数の拠点および軍事地点を現地視察した。

視察は、両国の間で進行中の協力の枠組みのもとで、現地の状況を確認することを目的としたもの。

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シリア人権監視団によると、視察が行われたのは、クナイトラ県南部のサフラー兵舎(前政権時代にロシア軍が拠点として使用)、アフマル丘一帯など。

イナブ・バラディーが18日に伝えたところによると、約30台の車輛からなるロシア軍とシリア軍の代表団は、イスラエル軍が連日侵入を繰り返すビイル・アジャム村、ブライカ村、ルワイヒーナ村、ウンム・アザーム村、カフターニーヤ村、アラム(旗)交差点、ハミーディーヤ村を通過、前政権期にロシア軍憲兵隊が駐留していたナースィリーヤ村、ハイラーン村に停車した。

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AFPはシリアがウイグル人戦闘員を中国に引き渡す意向するも、SANAはこれを否定(2025年11月17日)

AFP(X)は、速報で以下の通り伝えた。

速報:シリアはウイグル人戦闘員を中国に引き渡す意向(シリアの情報源2人がAFPに)

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また、シリア人権監視団は、シリア政府が400人のウイグル人戦闘員の身柄引き渡しを決定したと発表した。

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これに関して、SANAは、外務在外居住者省公式筋の話として、「シリア政府が戦闘員を中国に引き渡す意向がある」との情報には事実がないと伝えた。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣は中国を訪れ、王毅外交部長と会談:共同声明で一帯一路への参加の移行を表明、台湾が中国の不可分の一部であることを承認(2025年11月17日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、中国の首都北京を訪れ、王毅外交部長と会談、二国間関係およびその強化の方策について協議した。

会談後、外務在外居住者省(フェイスブック)、href=”https://www.mfa.gov.cn/wjbzhd/202511/t20251117_11754689.shtml?utm_source=chatgpt.com” target=”_blank”>外交部(公式サイト)は共同声明を発表した。

声明の内容は以下の通り:

2025年11月17日、王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は、中国を訪問したシリアのアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣と会談した。双方は建設的な会談を行い、中国シリア関係および双方が関心を寄せる問題について意見を交換した。
1. 双方は、両国および両国人民間の伝統的友好関係の重要性を強調し、この関係を維持し発展させ、友好両国の利益に資するために共同努力する意向を強調した。相互尊重、互いの利益への配慮、内政不干渉を強調し、国際組織および国際場面における意思疎通と協議を引き続き行うとした。双方は、経済、発展、シリアの再建、能力構築、シリア国民の生活改善など、双方が関心を寄せる分野で協力を検討する意向を示した。双方はあらゆる形態のテロリズムへの対処を強調し、反テロおよび安全分野での協調協力を強化することに同意した。双方は、中国・アラブ国家協力フォーラムが中国とアラブ諸国の集団協力を推進する上で重要であるとの認識を共有し、この重要なメカニズムの枠組み内で引き続き協力することに同意した。
2.シリア側は「一つの中国」原則を堅持することを再確認し、中国政府が同国全体を代表する唯一の合法政府であること、台湾が中国の不可分の一部であることを承認し、中国側の国家主権・統一・領土保全の維持を支持し、いかなる勢力による中国内政への干渉にも断固反対した。シリア側は、中国政府が国家統一を実現するためのあらゆる努力を支持している。シリア側は、習近平主席が提唱したグローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブ、グローバル・ガバナンス・イニシアチブ、および一帯一路構想を評価し、これらのイニシアチブに積極的に参加する意向を示した。シリア側は中国側の安全上の懸念を重視し、シリアがいかなる国家の脅威源ともならず、いかなる主体にもシリア領土を利用して中国の安全・主権・利益を損なう活動を行わせないことを約束した。シリア側は、中国がシリア人民に提供した全ての援助に謝意を表し、あらゆる分野で中国側との協力強化を望むと述べ、中国の先進的な発展経験が全ての国民にもたらした安全と繁栄を評価した。
3. 中国側はシリアの主権、独立、領土保全および国家統一を完全に尊重することを強調し、シリア政府がシリア人民の唯一の合法的な代表であることを強調し、シリア政府主導の国内政治プロセスを支持し、シリア政府が有毒物質被害の除去、法治体制の強化、テロ対策、差別なく全てのシリア国民の権利を保護するために継続的に努力していることを評価し、シリアが自身の国情に合った発展の道を歩むことを支持し、ゴラン高原が国際社会によって認められたシリアの被占領領土であることを強調した。
4. 会談の最後に、双方は建設的対話を引き続き行う決意を改めて表明し、協議された事項のフォローアップ、共同行動および共同イニシアティブの実施に向けて共同努力することを確認した。協力の精神の下で両国人民の発展と繁栄を促進することを強調した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、総合諜報外務・在外居住者担当大臣アサド・ハサン・シバーニ氏は、フサイン・サラーマ総合諜報機関長官ととに、中国共産党中央委員会政治局委員であり、党中央政法委員会書記を務める陳文清氏と会談、安全保障協力の強化および共同調整メカニズムの発展の方途について協議した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とサラーマ長官はさらに、在中シリア人コミュニティの代表らと会談した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣は、Xで次のように綴った。

本日の中国訪問は、両国間のパートナーシップの進展において重要な一歩であり、協議は建設的で、シリアの復興支援に向けて広い展望を開くものであった。
シリア・アラブ共和国の統一、主権、領土の完全性を支持する中華人民共和国の揺るぎない立場を高く評価する。この立場の強化は、相互尊重と共同作業を基盤とするシリア・中国協力の新たな段階の一環として位置付けられる。

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シャルア暫定大統領はシリア中央銀行を訪問しハスリーヤ総裁および副総裁らと会談(2025年11月17日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、シリア中央銀行を訪問し、アブドゥルカーディル・ハスリーヤ総裁および副総裁らと会談した。

会談では、制度的・技術的転換プログラムの作業工程、銀行インフラの開発と金融安定強化を目指した計画について視察が行われた。

シャルア暫定大統領はまた、内部業務システムや監査体系の開発、国内決済システム、2026年から2030年にかけての銀行戦略にかかわる準備、ならびに通貨の交換(デノミネーション)に関する手続きについても視察した。

シャルア暫定大統領は、シリアの経済発展のプロセスを支える基本的な柱として、銀行部門を発展させその役割を強化することの重要性を強調した。

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アレッポ県とイドリブ県で教員が処遇改善を求めて抗議デモ(2025年11月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市の教育養育局前で教師ら数十人が、給与の改善、支払い、解雇された教師の復職などを求め抗議デモを行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市の教育養育局前で教師ら待遇改善と教育環境の回復を求めて抗議デモを行った。

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ラッカ県のガーニム・アリー村一帯でシリア民主軍とシャルア移行期政権に所属する部隊が再び交戦(2025年11月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県東部のガーニム・アリー村一帯でシリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権に所属する部隊が再び交戦した。

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ヒムス県タッルカラフ市近郊のカフェが正体不明の武装ルグープの襲撃を受け、村長を含む4人(アラウィー派3人、スンナ派1人)が死亡(2025年11月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市近郊で、ダルアー県出身の青年が、正体不明の武装グループに銃撃され、死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、ジュライジール村で住民が、前政権時代に使用されていたザムラーニー国境通行所(非公式の国境通行所)付近で、住民が所有の農地にレバノン軍が軍事ポイントを設置していることに抗議した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市でのアブー・ジャバル家の結婚式を県内務治安部隊が急襲し、高齢者、女性、子どもらを含む出席者に暴行を加え、携帯電話や所持金を奪った。

また、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のウンム・ハーラタイン村のカフェが正体不明の武装ルグープの襲撃を受け、村長を含む4人が死亡、複数が負傷した。

死亡した4人のうち3人はアラウィー派、1人はスンナ派だという。

内務省(フェイスブック)によると、死者は2人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがイドリブ市のタイバ・モール裏で住民1人を銃で撃ち、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県東部のアブー・ジャリーン村で住民らが銃撃を受け、5人が負傷した。

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ハマー県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊がテロ対策部隊と協力して精密治安作戦を実施し、前政権の空軍准将ハムザ・ムハンマド・ヤースィーン容疑者を逮捕した。

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ダマスカス郊外県ヘルモン山山麓の農地で作業していた60代のドゥルーズ派の男性が身元不明の武装グループに至近距離から銃撃され死亡(2025年11月16日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヘルモン山(シャイフ山)山麓のマガル・ミール村の農地で作業していた60代のドゥルーズ派の男性がバイクに乗った身元不明の武装グループに至近距離から銃撃され死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市内のモスクからマグリブの礼拝を終えて出てきた住民1人が、正体不明の武装グループに至近距離から銃撃され死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区のヌール病院の裏で、前政権の政治治安部の元隊員が、バイクに乗った正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が、10月30日夜にラタキア市内の警察署前に爆発物を投げつけた2人を逮捕した。

また、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、2012年に映像が撮影された拷問に関与していた2人を逮捕した。

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トルコの実効支配下にあるアレッポ県アアザーズ市のムフティーがシャルア移行期政権の有志連合への加入を「以前のファトワーに反する」と批判(2025年11月16日)


アレッポ県では、ANHAによると、トルコの実効支配下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市のムフティーのマフムード・ジャービル(アブー・マーリク)氏が、アフマド・シャルア移行期政権の有志連合への加入を批判するビデオ声明を発表し、「以前のファトワーに反する」と主張した。

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スワイダー県でシャルア移行期政権と国民防衛部隊の散発的な戦闘が続くなか、スワイダー事件調査特別委員会は7月の事件にかかる調査の進捗を発表(2025年11月16日)


SANAによると、スワイダー事件調査特別委員会は記者会見を開き、ハーティム・ナアサーン委員長、アンマール・イッズッディーン報道官が7月にスワイダー県で発生した事件にかかる調査の進捗を発表した。

記者会見の内容は以下の通り。
・調査は国連の調査基準に整合するよう策定され、①事件の状況と事情の解明、②深刻な侵害に関する訴えへの効果的な調査、通報の受理、容疑者の特定、名簿の司法当局への送付、③直接または間接の犯罪責任の特定、④不処罰の防止と、関与が立証された全員の責任追及、⑤類似の事件や侵害がシリアの他地域で再発しないようにするための法的勧告を目的とした。
・調査は、①被害者、証人、関係者への不利益の回避、②国民和解の促進、③外部からの指示を拒否する独立性、④全当事者と公平に接する中立性、⑤捜査や証人保護を妨げない範囲での透明性、⑥事実と情報の客観的評価、⑦データや協議内容の秘密保持、⑧被害者・証人の信頼を獲得する信頼性の確保を基本原則とした。
・3ヵ月間の調査では、ダマスカス郊外県の避難民居住地(サイイダ・ザイナブ町、ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、ドゥーマー市)、イドリブ県(スンマーク山の村々)、ダルアー県(ダルアー市、イズラア市、ブスル・ハリール市、ブスラー・シャーム市)、スワイダー県農村部(ラフム村、サカーカ村、リワー街道沿線の村々、マズラア町、リーマト・ハーズィム村、ウルガー村)、ダマスカス県・ダマスカス郊外県・ダルアー県の複数の病院を訪れ、物的証拠を収集し、攻撃パターンと襲撃経路を特定した。
・証言聴取は、閣僚、政府高官、各宗派の宗教指導者、地域住民に、遺族、避難民、被害者、そして生存者に対して行われるとともに、拘束者・行方不明者・誘拐被害者の状況も追跡した。さらに、違法行為に関与した疑いのある民間人・軍人・治安部隊要員の拘束に向けた司法手続きに備えて尋問を実施、匿名証人の聴取や、通信手段を用いた遠隔インタビューも実施した。
・委員会の統計によれば、作成された調査票・文書・証言などの件数は以下の通り:証人調査票156件、被害者調査票434件、被害者家族調査票53件、文書化された証言495件、公平な立場の被害者証言93件、法医学者・軍医・治安要員の証言複数、解放された誘拐被害者66名。
・このほか、映像資料の精査、撮影場所と時間の特定、証言・現地報告との照合、専門チームによる事件の時系列再構成も実施した。
・委員長は、調査期間中に以下の障害があったため、活動期間の延長を要請する予定。
・氏は、SANA記者からの「国際調査委員会の設置を求める声」についての質問に対し、委員会は被害者の権利および住民の正当な懸念を尊重し、法的権限の範囲内で正義の実現に向け調査を続けていると回答した。
・SNS上で流布された扇動的投稿は、憲法宣言が定義する「ヘイトスピーチ」のレベルには達しておらず、扇動はごく限られた個人によるものだった。

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ANHAによると、国民防衛部隊、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部関係者が、最近になってヨルダンに代表団を派遣していたとの一部情報を否定した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、、アフマド・シャルア移行期政権の部隊と関連する武装勢力がマジュダル村一を無人航空機による5回にわたって連続で爆撃した。

また、シリア人権監視団によると、イラー村とヒルバト・サマル村を結ぶ戦線で、国民防衛部隊とシャルア移行期の部隊・武装勢力が重機関銃を使用して交戦した。

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タルトゥース県の内務治安部隊はシリア領海に不法侵入したとして拘束していたレバノン人17人をレバノンの関係当局に引き渡す(2025年11月16日)


SANAによると、タルトゥース県の内務治安部隊は、シリア領海に3隻のボートで不法侵入したとして拘束していたレバノン人17人を、レバノンの関係当局に引き渡した。

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