ヒムス県タッルカラフ市近郊のカフェが正体不明の武装ルグープの襲撃を受け、村長を含む4人(アラウィー派3人、スンナ派1人)が死亡(2025年11月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市近郊で、ダルアー県出身の青年が、正体不明の武装グループに銃撃され、死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、ジュライジール村で住民が、前政権時代に使用されていたザムラーニー国境通行所(非公式の国境通行所)付近で、住民が所有の農地にレバノン軍が軍事ポイントを設置していることに抗議した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市でのアブー・ジャバル家の結婚式を県内務治安部隊が急襲し、高齢者、女性、子どもらを含む出席者に暴行を加え、携帯電話や所持金を奪った。

また、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のウンム・ハーラタイン村のカフェが正体不明の武装ルグープの襲撃を受け、村長を含む4人が死亡、複数が負傷した。

死亡した4人のうち3人はアラウィー派、1人はスンナ派だという。

内務省(フェイスブック)によると、死者は2人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがイドリブ市のタイバ・モール裏で住民1人を銃で撃ち、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県東部のアブー・ジャリーン村で住民らが銃撃を受け、5人が負傷した。

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ハマー県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊がテロ対策部隊と協力して精密治安作戦を実施し、前政権の空軍准将ハムザ・ムハンマド・ヤースィーン容疑者を逮捕した。

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