カタールのフライフィー外務担当国務大臣は、レバノンからシリアへ戻るシリア難民の自発的かつ安全な帰還を支援するプロジェクトを開始すると発表(2026年1月26日)

NNASANAによると、カタールムハンマド・アブドゥルアズィーズ・フライフィー外務担当国務大臣は、国際移住機関(IOM)との協力のもと、レバノンからシリアへ戻るシリア難民の自発的かつ安全な帰還を支援するプロジェクトを開始すると発表した。

レバノンの首都ベイルートで、同国のターリク・ミトリー副首相との会談の後に共同記者会見を開き、プロジェクトに関して、「第1段階の費用は約2,000万米ドルで、およそ10万人を対象としている」と述べた。

また、このプロジェクトは、住居の確保、食料および医薬品の提供を含む包括的な人道的アプローチに基づいており、帰還後の安定と社会的統合の促進に寄与すると説明した。

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アレッポ県ハッラーブ・ウシュク村でクルド人一家10人が死傷:シリア民主軍、シャルア移行期政権は相手側の攻撃による犠牲だと主張(2026年1月26日)

シリア民主軍
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り発表した。

コバネにおける現地情勢の進展に関する声明(11:31):午前2時以降、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が停戦合意に違反し、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市南東に位置するハッラーブ・ウシュク村とジャラビーヤ村に対し、複数方面から攻撃を開始、シリア民主軍が応戦し激しい戦闘が発生。

更新情報(13:47)によると、移行期政権諸派がハサカ県ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南にサファー村を攻撃、シリア民主軍がこれに応戦し、激しい戦闘が発生。

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更新情報(16:08)によると、移行期政権所属の無人航空機の攻撃により、ミールビーヤ村で民間人3人が負傷、またサファー村でも無人航空機の攻撃で民間人に負傷者が出た。

また、移行期政権諸派によるハッラーブ・ウシュク村、ジャラビーヤ村への砲撃は、上空にトルコ軍の偵察機が飛来するなかで続き、ハッラーブ・ウシュク村に対する砲撃では、ブーザーン家の5人が死亡、5人が負傷した。

更新情報(19:08):トルコ軍のバイラクタルTB2無人航空機が、コバネ市南東のジャラビーヤ村、ハッラーブ・ウシュク村、ザリク村一帯で移行期政権諸派を航空支援、これらの村に集中的な爆撃を実施、一方でクーリク村方面では、シリア民主軍が移行期政権諸派の進軍を阻止した。

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北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長は、Xを通じて、移行期政権による停戦無視を以下の通り非難した。

ダマスカス政府が発表した停戦は、現地においていかなる実質的な履行にも結びついていない。我々が今日目の当たりにしているのは、コバネにおける虐殺であり、またジャズィーラ地域の各地で続く攻撃である。公式な言説と血に染まった現実との乖離は、拡大し続けている。民間人の保護から始まらないいかなる政治プロセスも、単なる政治的幻想に過ぎない。これらの犯罪に沈黙することは道徳的失敗であり、国際社会には行動する倫理的責任がある。

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ANHAは、トルコ軍当局がコバネ市および同市一帯への攻撃に直接関与、現地現地で指揮を執っていることを示す映像を入手したと伝え、その映像を公開した。

ANHAによると、ジャラビーヤ村、ハッラーブ・ウシュク村に対する移行期政権諸派の攻撃には、戦車6両、装甲車両多数、そして多数の戦闘員が投入されたが、人民防衛隊(YPG)および女性防衛部隊(YPJ)の戦闘員がこれに応戦し、数十人を殺害、戦車2両、車両7台、複数の装甲車両、重機関銃1基を破壊、またコバネ市西のズライク村でも車両3台を破壊した。

ANHAによると、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)市近郊でシリア民主軍YPJが無人航空機1機を撃墜した。

ANHAによると、ジャラビーヤ村の戦線において、シリア民主軍およびYPJが移行期政権諸派の戦闘員1人を殺害、装甲車1両とトラック1台を無力化した。

一方、ANHAによると、アレッポ市のシャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区に配置されていた北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員がハサカ市でロジャヴァ(西クルディスタン)の「尊厳の抵抗」への参加を表明した。

このほか、ANHAによると、ハサカ県のカーミシュリー市では、ラッカ県から避難した女性が凍死した。

シリア政府

SANAは、シリア軍がヌール・アリー村に設置した人道回廊を通じて、アイン・アラブ(コバネ)市から民間人が退避していると伝えた。

SANAが15:29に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍工兵部隊が、アレッポ東部のカラ・クーザーク橋およびスィッリーン町一帯でクルド民主軍が設置した多数の即席爆発装置および地雷を解体したと発表した。

SANAが21:58に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍がアイン・アラブ市周辺で、クルド民主軍が道路や住民の住宅を標的に使用しようとした複数の自爆型無人航空機と偵察用無人航空機を撃墜することに成功したと発表した。

SANAは、サファー村がシリア民主軍の砲撃を受け、1人が死亡し、他にも複数の負傷者が出たと伝えた。

また、SANAは、負傷者らがシャッダーディー市の病院に搬送されたと伝えた。

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SANAは、ラッカ県でシリア民主軍とともに活動していた構成員の間で、自身の社会復帰(和解)手続き)するための申請が相次いでいると伝えた。

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ラタキア市で体不明の武装グループの襲撃を受け、重傷を負っていた15歳の少年が死亡(2026年1月26日)

ラタキア県

シリア人権監視団によると、ラタキア市で2日前に正体不明の武装グループの襲撃を受け、重傷を負っていた15歳の少年が死亡した。

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一方、内務省(フェイスブック)によると、麻薬取締課局はラタキア港で、ブラジルから出航した船舶の積み荷に隠されていた大量の液体コカインを押収した。

ハマー県
シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の兵士1人が農村部の自宅で、仕掛けられていた無線通信機器の爆発により死亡した。

この機器はシリア民主軍との戦闘に参加した際に入手、持ち帰っていたという。

アレッポ県

シリア人権監視団によると、アレッポ市のシャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ地区出身の4人が、アフマド・シャルア移行期政権の拘禁施設内で拷問を受けて死亡した。

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社会問題労働省はアースィフ・シャウカト少将の娘が同省での会合に出席していたことをめぐるSNSでの情報拡散を非難(2026年1月25日)

社会問題労働省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、バッシャール・アサド前大統領の義兄の故アースィフ・シャウカト少将(アサド前大統領の姉のブシュラー・アサド氏の夫で2014年に当時の反体制派によって暗殺)の娘ディーマ・シャウカト氏が同省での会合に出席している様子を撮影した写真がSNSで拡散され、物議を醸しだされていることに関して、以下の通り反論した。

当該人物は同省においていかなる公式職位も占めておらず、過去にいかなる形でも同省に勤務した経歴はない。また、任命、契約、公式・非公式を問わず、同省との間でいかなる形の関係も有していないことを確認する。
また同省は、特に国際機関と関わる際における人物の身元および代表資格の確認責任は、社会問題労働省内部の関係部局に帰属するものであり、これは現行法の枠組みの下、承認された手続きおよび規定に従って行われるものであることを強調する。
同省はさらに、その評判を損なう、あるいは制度的な業務を傷つけるいかなる逸脱行為や不正に対しても決して容認しないこと、また、不正確または誤解を招く情報の流布、あるいは同省やその職員の名を利用しようとする行為に関与したことが確認された者に対しては、必要な法的措置を講じることを明言する。
加えて、国際機関との調整は、あくまで承認された公式ルートを通じてのみ行われ、公式会合への参加や関与は、明確かつ明示的な委任に基づき、関係当局の認識と承認の下、適用される法的・組織的枠組みに従ってのみ実施されるものであることを明らかにする。
社会問題労働省は最後に、透明性および説明責任の原則を堅持し、いかなる誤った情報についても是正に努め、公共の利益に資する形で業務を遂行し、国家機関の活動に対する信頼を強化していくという姿勢を改めて強調する。

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スワイダー県とダマスカス県でドゥルーズ派が相次いで殺害される(2026年1月25日)

スワイダー県

シリア人権監視団によると、県北西部のウルガー村近郊の拠点が狙撃手の銃撃を受け、内務治安局の隊員1人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、スワイダー市で58歳の女性が何者かによって首を銃で撃たれて死亡した。

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一方、スワイダー24によると、スワイダー市の工業地区で手榴弾が爆発し、子ども2人が死亡、6人が負傷した。

ダマスカス県

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のヘルモン山(シャイフ山)地方のカルアト・ジャンダル村出身のドゥルーズ派の男性が、内務治安局の隊員と口論の末、銃殺された。

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シャルア移行期政権はアイン・アラブ(コバネ)市とハサカ市にいたる人道回廊を設置:シリア民主軍と停戦違反の非難の応酬続く(2026年1月25日)

シャルア移行期政権側の発表

SANA(フェイスブック)が14:38に伝えたところによると、シリア軍作戦委員会は、北・東シリア地域民主自治局/シリア民主軍が支配を続けるアレッポ県北東部とハサカ県北東部の2ヵ所に、人道支援物資および人道的事案の受け入れを目的とする人道回廊を設置したと発表した。

第1の回廊は、ハサカ県との調整により、ラッカ・ハサカ街道沿い、タッル・バールード村付近、第2の回廊は、アレッポ県との調整により、M4道路沿い、ヌール・アリー村付近のアイン・アラブ(コバネ)交差点にそれぞれ設置される。

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SANA(フェイスブック)は15:24、シリア民主軍がアイン・アラブ市一帯の支配地域からジャラーブルス市郊外のジャーミル村入口を狙って迫撃砲弾1発を発射したと伝えた。

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SANA(フェイスブック)は20:28、シリア民主軍が正午以降、スィッリーン町と周辺の村々を15機以上の自爆型無人航空機で攻撃し、住民の車両や住宅に物的損害を与えたと伝えた。

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SANA(フェイスブック)が23:01に伝えたところによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍が停戦合意に違反し、アイン・アラブ市周辺に展開するシリア軍の陣地を、FPV型の自爆式無人航空機25機以上で攻撃、シリア軍の車両4両が破壊されたと発表した。

また、シリア民主軍はM4高速道路およびその周辺の村々に対しても複数回攻撃を行い、複数の民間人が負傷した。

さらに、シリア民主軍はシュユーフ村周辺で子どもたちを拘束しようとして、住民らと衝突、負傷者が出た。

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SANA(フェイスブック)が23:18に伝えたところによると、国防省広報連絡局は、シリア軍がアイン・アラブ市一帯でシリア民主軍に所属するFPV型の自爆式無人航空機数機を撃墜することに成功したと発表した。

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内務省は、フェイスブックを通じて、ダイル・ザウル県とラッカ県で、シリア民主軍とともに活動していた構成員の社会復帰に向けた専用のセンターを複数ヵ所に開設したと発表した。

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SANAによると、アレッポ対応中央委員会は、国連諸機関との調整のもと、医療・救援・物流物資を積載した24台のトラックからなる車列をアイン・アラブ(コバネ)郡に派遣したと発表した。

SANAによると、アレッポ対応中央委員会はまた、記者会見を開き、アイン・アラブ郡での取り組みについて説明した。

アレッポ県庁舎で行われた会見において、アッザーム・ガリーブ知事は、アイン・アラブ市は包囲されておらず、差別なく、可能な限り迅速にサービスを提供することが県の責務であると述べた。

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SANAによると、外務在外居住者省のクタイバ・カーディーシュ国際協力局長はアレッポ県北東部とハサカ県北東部における人道状況への緊急対応の一環として、国際協力局の監督下に、国連機関および国際・国内パートナーを含むフォローアップ委員会が設置されたと明らかにした。

シリア民主軍側の発表

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の声明・更新情報を発表した。

更新情報(15:42):停戦延長が合意されたにもかかわらず、移行期政権諸派が、アイン・アラブ(コバネ)市西のシャイフラル(シュユーフ)村、ザイラク村、市南東に位置するジャラビーヤ村を攻撃した。

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声明(17:35):複数のメディアでハサカ県のフール・キャンプに収容されていたとして紹介した人物について、「医師」、「民間人」を名乗っていたにもかかわらず、ユーフラテス・ネットワークが撮影した過去の映像では、イスラーム国のメンバーとして軍服を着用し、忠誠の誓いを行っていたことが確認された。

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更新情報(18:46):移行期政権諸派がコバネ市西のカースィミーヤ村に対して継続的な砲撃を行い、子ども1人が死亡し、他に3人が負傷した。

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更新情報(19:33):移行期政権の諸派は、ハサカ県のマアバダ(カルキールキー)町近郊のカリー村に対して、自爆型無人航空機3機で攻撃を行った。

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ANHAは18:07、移行期政権の部隊がハサカ県ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のターフーナ交差点を無人航空機で攻撃したと伝えた。

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シリア人権監視団によると、クルド赤新月社の調整のもと、食料および燃料を積載した39台のトラックからなる車列がハサカ県のカーミシュリー市に入った。

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シリア人権監視団によると、カーミシュリー市内の学校に設けられた避難所の中で、17歳の避難民が、激しい寒さと痙攣の合併症により死亡した。

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ヒムス市で40代のアラウィー派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され負傷(2026年1月25日)

ヒムス県

シリア人権監視団によると、ヒムス市中心部で40代のアラウィー派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され負傷した。

ダマスカス郊外県

内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が刑事捜査課と協力し、ヤブルード郡で殺害事件に関与したとされる3人を逮捕した。

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シャルア移行期政権によるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市封鎖で人道危機が深刻化(2026年1月24日)

シリア民主軍、北・東シリア地域民主自治局
北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の部隊の包囲を受け孤立するアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市で国内外の世論に対し緊急の呼びかけを行い、人道・医療支援の搬入を保証する安全な回廊の設置、負傷者の治療の確保、包囲下にある住民の基本的ニーズの提供を無条件で実現するよう求めた。

また、国際社会、国連、国際人道・人権機関に対して、法的・道義的責任に基づきハサカ県に対するシャルア移行期政権側の攻撃を停止させるための、即時かつ緊急の介入を求めた。

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ANHAによると、コバネ市内のアマル近代病院で、干ばつ、栄養失調、厳しい寒さにより子ども4人が死亡した。これは、シリア暫定政府の傭兵勢力およびトルコ占領軍が市に対して課している過酷な包囲と、周辺の村落・農村部への攻撃が原因である。

また、ANHAによると、クルド赤新月社は、コバネ市で、寒さ、暖房燃料の欠如、医療必需品の不足により、乳児を含む子ども5人が死亡したと発表した。

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ANHAによると、ハサカ県アームーダー市で活動家や市民が連帯集会を行い、コバネ市に対する封鎖を非難、住民が被っている犯罪行為を糾弾、関係当局および人道支援団体に対し、食料、医療物資、暖房手段を確保するための緊急介入を求めた。

ANHAによると、コバネ市でも、住民が抗議集会を行い、同市に対する攻撃と封鎖を非難した。

シャルア移行期政権
SANAは、フェイスブックを通じて、シリア軍は、豪雪による道路遮断と食料補給の困難を受け、シリア民主軍の攻撃が繰り返されているアレッポ県東部とハサカ県の農村部の住民に対し、パンや一部の生活必需品を配布しているとして、その画像を公開した。

OCHA
国連人道問題調整事務所(OCHA)は公式サイトを通じて、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ市)で活動する人道支援パートナーが、同市の人道状況がさらに悪化する恐れがあるとして、強い懸念を示していると発表した。

発表によると、コバネ市に通じるすべての道路が閉鎖され、電力、水、インターネットの供給が途絶・不安定化しており、住民が基本的サービスにアクセスすることが著しく妨げられている。

人道支援パートナーからは、食料やその他の主要物資の不足との報告が上がり始めている。

また、医療施設は稼働しているものの、医薬品の不足が報告されており、国連チームは、支援の方途についてアレッポ県当局と協議を行っているという。

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SANAはラッカ市のアクターン刑務所から解放された少年の画像・映像を公開(2026年1月24日)

SANAは、公式サイトで、ラッカ市のアクターン刑務所で生存が確認された被拘束者の氏名の一覧の検索ページを作成した。

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SANAは、フェイスブックを通じて、アクターン刑務所でシリア民主軍によって拘束された18歳未満の被拘束者たちが解放される様子を撮影した画像を公開した。

SANAはまた、フェイスブックを通じて「電気で拷問された」と証言する元日拘束者の少年の映像を公開した。

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イナブ・バラディーによると、解放された未成年者は126人。

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シリア石油公社は最近の戦闘でシャルア移行期政権が掌握した油田での原油採掘を開始(2026年1月24日)

SANAによると、シリア石油公社は、最近の戦闘でアフマド・シャルア移行期政権が掌握した油田での原油採掘を開始、ヒムス市とバーニヤース市の製油所への輸送を開始したと発表した。

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シャルア移行期政権はPKK民兵がイラクからハサカ県に増援されたと主張:シリア民主軍は移行期政権側の攻撃を停戦違反と非難(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
SANAがフェイスブックが22:41に伝えたところによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍がイラクのキンディール山地方クルディスタン労働者党(PKK)の民兵をハサカ県へ増援、またシリア民主軍が支配地域で反対者への逮捕、強制移住、拷問といった広範な侵害行為を継続していると発表した。

また、シリア民主軍とPKK系の民兵に対して、挑発行為の継続や虚偽情報、切り取られた映像の拡散について警告した。

シリア民主軍
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍の戦闘員がアレッポ県コバネ市近郊のフルース村に対するアフマド・シャルア移行期政権側の攻撃を撃退した際に殺害した戦闘員の遺体のそばで自らを撮影した映像がSNSで拡散されていることについて、重大な関心をもって事態を追跡しているとしたうえで、軍事的・倫理的価値観への責務に基づき、当該戦闘員を直ちに部隊から排除し、必要な法的措置を講じるため、軍事裁判所へ送致したと発表、本件があくまで個別の行為で、断じて容認されるものではないと非難した。

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シリア民主軍は、フェイスブックによると、ハサカ県のジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のサファー村で、シャルア移行期政権の武装勢力が停戦合意に違反し、自爆型無人航空機による攻撃を行い、戦闘員2人が負傷したと発表した。

また、シリア民主軍側はこれを迎撃し1機を撃墜したと付言た。

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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ジャズィーラ地域(ハサカ県)で同軍がシャルア移行期政権側から2度の攻撃を受けたとして、停戦合意にあたると非難した。

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シリア人権監視団は、シャルア移行期政権の部隊やその同盟勢力がアレッポ県内のM4高速道路以南の村々を攻撃し、オートバイ、発電機、家庭用品、家畜の略奪を行っていると発表した。

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シャルア移行期政権国防省とシリア民主軍は停戦(休戦)を15日間延長すると発表(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
国防省は22:52、フェイスブックを通じて、シリア民主軍との間の停戦(休戦)を1月24日23時00分から15日間延長するとの広報通信局声明を発表した。

シリア民主軍
シリア民主軍は23:26、フェイスブックを通じて、国際的仲介のもとでアフマド・シャルア移行期政権との対話が継続されていることを受けて、停戦を15日間延長することで合意に至ったと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局イルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長は、停戦の定着と軍事作戦の終結が、1月18日に発表された合意を実行に移すための根本的な前提条件だと強調した。

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保健省はミスヤーフ国立病院に勤務する100人以上のアラウィー派の医師・職員との契約を終了(2026年1月24日)

ハマー県
シリア人権監視団によると、保健省がミスヤーフ国立病院に勤務する100人以上の医師および職員との契約を理由の説明なく終了させた。

解雇された職員の大半はアラウィー派だという。

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一方、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は、ハマー県のテロ対策支部と協力し、旧体制時代に第85旅団第425大隊に志願兵として所属していたキナーン・アリー・ビラール容疑者を逮捕した。

ラタキア県
内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は、ハッファ郡、カルダーハ郡、ジャブラ郡でた一連の治安作戦を実施し、ハッファ郡で活動する光の男たちジャワード連隊の製造部門の責任者ギヤース・マフムード(通称)、カルダーハ市でジャアファル・サミーウ・ハサン、さらにジャブラ市でアドハム・ギヤース・マフムードを逮捕、所持していた武器を押収した。

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シャルア移行期政権の内務省内務治安局がスワイダー市で特殊作戦を実施し、拘束されていた市民3人を解放:国民防衛部隊は同市西で移行期政権の無人航空機を撃墜(2026年1月24日)

アフマド・シャルア移行期政権の内務省は、フェイスブックを通じて、県の内務治安局がムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部傘下の自治当局の支配下にあるスワイダー市内で特別治安作戦を実施し、「違法な集団」(国民防衛部隊)によって拘束されていた市民3人を解放したと発表した。

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一方、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、スワイダー市北西の戦線で移行期政権側の「テロ部隊」が発射した無人航空機2機を撃墜することに成功したと発表した。

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ハマー県で正体不明の武装グループがイスマーイーリー派の若者を殺害(2026年1月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・ダッラ村で車内にいたイスマーイーリー派の若い男性が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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シリア人権ネットワーク:ラッカ県での戦闘でシリア民主軍が民間人22人を殺害(2026年1月23日)

シリア人権ネットワークは、公式サイトでによると、2026年1月18日にラッカ県で発生した、アフマド・シャルア移行期政権の部隊とシリア民主軍の戦闘において、シリア民主軍が少なくとも民間人22人(うち子ども3人)を殺害されたことを確認したと発表した。

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シリア民主軍がラッカ市のアクターン刑務所からアイン・アラブ(コバネ)市に撤退(2026年1月23日)

SANAによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍の構成員をラッカ県ラッカ市のアクターン刑務所およびその周辺から、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市へ移送する作業を開始したと発表した。

内務省も、フェイスブックを通じて、同省の刑務所矯正局にアクターン刑務所が引き渡されたと発表した。

内務省はまた、フェイスブックを通じて、内務治安局のK9部隊がアクターン刑務所内に設置されていた爆発物を多数発見、専門の工兵チームがこれを撤去した。

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一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、米主導の有志連合の支援のもと、アクターン刑務所の警備にあたっていた戦闘員を移送する作業を完了したと発表した。

ANHAシリア人権監視団によると、数百人からなる守備部隊はコバネ市に無事到着した。

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ANHAによると、ラッカ市から脱出しようとしたクルド人1人がハズィーマ村に至る街道でアフマド・シャルア移行期政権の武装勢力によって殺害された。

また、シリア人権監視団によると、タブカ市で、移行期政権の部隊が同市に進攻した際に拘束していた若者4人を残虐に殺害し、その遺体を焼却した。

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アサド前大統領の義兄のシャウカト少将の娘が社会問題労働省との会合に出席(2026年1月22日)

タアッカドは、公式サイトで、バッシャール・アサド前大統領の義兄の故アースィフ・シャウカト少将(アサド前大統領の姉のブシュラー・アサド氏の夫で2014年に当時の反体制派によって暗殺)の娘ディーマ・シャウカト氏が社会問題労働省での会合に出席している様子を撮影した写真がSNSで拡散され、物議を醸しだされていることに関して検証を行い、同氏が国連世界食糧計画(WFP)のプログラム・マネージャーとして会合に出席していたことを確認したと発表した。

ディーマ氏は、シャウカト少将・アーセフ・ショウカトはアーセフ・ショウカトの娘であるが、前妻との間に生まれた娘(長女)で、ブシュラー氏との間の子はない。

ディーマ氏は、ダマスカス大学工学部卒で、前政権で大臣を務めたこともある人物の息子と結婚しているともされるが、義母にあたるブシュラー氏との関係は良好ではなく、断絶に近いものだった可能性があるという。

— Samira Sulaiman (@SamiraSula68273) January 22, 2026

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ダマスカス国際ブックフェアは2月開催予定(2026年1月22日)

SANAによると、アフマド・ムワッファク・ザイダーン大統領府広報顧問は、2月に開催予定のダマスカス国際ブックフェアについて、昨年にイドリブ市で開催された展示会の延長線上にあるとしたうえで、前政権が国民に対して行った犯罪行為によって長年中断を余儀なくされてきた後の開催となると述べた。

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SANAはリフアト・アサド元大統領の生前の悪行を示したインフォグラフィックスの公開を通じて死を告知(2026年1月22日)

SANAは、フェイスブックで「リフアト・アサド…ハマーの虐殺者、弾圧と腐敗の黒い歴史の担い手」と題して、リフアド・アサド元副大統領の死を告知、生前の悪行を示したインフォグラフィックスを公開した。

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アクターン刑務所とアイン・アラブ(コバネ)市一帯への攻撃・包囲をめぐってシリア民主軍とシャルア移行期政権が非難の応酬(2026年1月22日)

ラッカ県

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、:アフマド・シャルア移行期政権の諸派が、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し重火器による砲撃を行うとともに、戦車および武装要員によって刑務所周辺の包囲を続けている、との更新情報を発表した。

ANHAによると、アクターン刑務所の守備にあたるシリア民主軍の兵士らは、国連と米主導の有志連合に対して緊急の支援を呼び掛けた。

一方ANHAによると、ラッカ市から脱出を試みていたアイン・アラブ(コバネ)市北東のクールク村出身のクルド人一家5人が移行期政権諸派に殺害された。

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アレッポ県
ANHAによると、
シリア民主軍、人民防衛部隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)は、スィリーン町周辺で移行期政権諸派の攻撃を阻止、中型機関銃を搭載した車両1台、オートバイ2台、装甲車1両を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

また、ANHAによると、シリア民主軍などからなる部隊は、同地での戦闘で、装甲車1両、オートバイ2台を破壊、RPG発射機と弾薬を押収した。

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停戦違反
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、移行期政権が停戦合意にもかかわらず、アイン・アラブ(コバネ)市一帯(スィッリーン一帯、フルース村など)とアクターン刑務所一帯に対する攻撃を継続する一方、コバネ市では水道および電力供給が遮断、燃料の搬入が阻止され、アクターン刑務所への給水を遮断し続けられていると非難した。

一方、外務在外居住者省のイヤード・ハッザーア氏はSANAに対して、停戦違反の責任はシリア民主軍側にあると批判した。

また、北・東シリア地域民主自治局も、フェイスブックを通じて声明を発表し、移行期政権側の意図的かつ組織的な停戦合意を非難した。

一方、SANAによると、シリア軍の作戦委員会は、シリア民主軍はクルド系住民の間に虚偽かつ危険な噂を流布し、軍に対する恐怖を煽ろうとしていると発表した。

また、エネルギー省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、コバネ市への給水が停止されたとの流布されている情報を否定、供給停止がシリア民主軍の攻撃で被害を受けたティシュリーン変電所の変圧設備における技術的故障に起因するものだと主張した。

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国防省治安憲兵司令部は、シリア北東部での作戦中に軍事法規および規律に違反する複数の逸脱行為を確認したと発表(2026年1月22日)

国防省は、フェイスブックを通じて、治安憲兵司令部の声明を発表、シリア北東部での作戦中に軍事法規および規律に違反する複数の逸脱行為を確認したことを明らかにした。

声明によると、治安憲兵司令部は、違反者に対して必要な法的措置の実施をすでに開始したという。

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ダマスカス郊外県内務治安局は旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕(2026年1月22日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局がテロ対策課との協力のもと、治安作戦を実施し、旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕した

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャアファ村、流れ弾に被弾した女性が死亡した。

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シャルア暫定大統領はスイスのダボスで開幕した世界経済フォーラム(WEF)年次総会への出席計画を取りやめる(2026年1月21日)

アラブ・ニュースは、アフマド・シャルア暫定大統領が1月20日にスイスのダボスで開幕した世界経済フォーラム(WEF)年次総会への出席計画を取りやめたことが、同フォーラム関係者の証言で明らかになったと伝えた。

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クーパー米中央軍(CENTCOM)司令官がシャルア暫定大統領と電話会談(2026年1月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、 Xを通じて以下の通り発表した。

CENTCOM司令官とシリア大統領との電話会談に関する発表
【米フロリダ州タンパ】
CENTCOMのティム・ホーキンス大尉(報道官)は、次のとおり発表した。

CENTCOM司令官のブラッド・クーパー海軍大将は1月21日、シリアのアフマド・シャルア大統領と電話会談を行った。
両者は、シリア政府軍がシリア民主軍との停戦を順守する重要性、およびイスラーム国拘束者をシリアからイラクへ協調して移送することを支援する必要性について協議した。
クーパー司令官は、最大で約7,000人の拘束者を秩序立って安全に移送するCENTCOMの計画についてシャルア大統領に説明、シリア軍およびその他すべての部隊が、この計画を妨害するいかなる行動も取らないことへの期待を表明した。
また両者は、シリアにおけるイスラーム国の恒久的な敗北に向けた強い継続的コミットメントを改めて確認した。シリアにおけるイスラーム国の再台頭を防ぐことは、米国、地域、そして世界全体をより安全にするものである。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合ヘリコプターが県上空を飛行している様子が確認された。

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シリア人権監視団:シャルア移行期政権の攻撃で数千人の避難民が発生、避難所は108ヵ所に(2026年1月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権のシリア北東部に対する攻撃によって、数千人の避難民が発生、これを受けて北・東シリア地域民主自治局の当局や市民社会団体が過去数日間に新設した避難所が108ヵ所に及んでいると発表した。

設置場所の内訳は、カーミシュリー市一帯が72ヵ所、アームーダ市一帯が13ヵ所、ハサカ市一帯が8ヵ所、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯が9ヵ所、マアバダ(カルキールキー)町一帯が6ヵ所。

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シャルア移行期政権に所属する武装勢力がシャッダーディー市の墓地を襲撃、シリア民主軍と女性防衛部隊(YPJ)の戦死者の墓石を破壊(2026年1月21日)

ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権に所属する武装勢力がシャッダーディー市の墓地を襲撃、殉教者(シリア民主軍、女性防衛部隊(YPJ)の戦死者)の墓石を破壊、その様子を撮影した映像がSNS上で拡散された。

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ヒムス大病院で新病棟の開所式:在日本シリア大使館の辻臨時代理大使が出席(2026年1月21日)

SANAによると、ムスアブ・アリー保健大臣は、ヒムス県ヒムス市アル=ワアル地区にあるヒムス大病院に新たに整備された病棟の開所式を執り行った。

同病棟の整備は、日本政府の主要な支援のもと、UNOPS(国連プロジェクト・サービス機関)の監督・協力により実施され、世界保健機関(WHO)が医療機器を提供した。

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在シリア日本大使館は、フェイスブックを通じて以下の通り発表した。

ヒムス国立病院における腎臓科の開設
日本は、医療施設の復旧および強化は人道的に不可欠であるだけでなく、シリア国民の強靭性と尊厳を支え、早期復興と長期的安定のための重要な基盤であると考えています。
保健省、UNOPS、WHOに謝意を表します。

保健省およびUNICEFシリアとの協力によるバヤーダ基礎保健センター(PHC)の開設
辻昭弘臨時代理大使は、「基礎的医療は喫緊の人道的要請であり、人々の尊厳と回復力、そして地域社会の安定を支える基盤である」と述べまし。
日本は、シリアの復興への歩みを支援しています。

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ハサカ県ヤアルビーヤ国境通行所でシリア民主軍が使用していた拠点が爆発:シャルア移行期政権とシリア民主軍は非難を応酬(2026年1月21日)

ハサカ県では、SANAがシリア軍の作戦委員会の発表として伝えたところによると、シリア民主軍が停戦合意に違反し、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町の国境通行所内でシリア民主軍が爆発物および自爆型無人航空機を保管するためにしようしていた拠点を負う劇、これによりシリア軍兵士数名が戦死、複数が負傷した。

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これに関して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、攻撃の事実を否定、爆発は、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が弾薬を輸送中に起きた事故だと主張した。

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