『ハヤート』(12月29日付)によると、9月にイランの仲介により、ダマスカス郊外県ザバダーニー市一帯およびイドリブ県フーア市・カファルヤー町一帯で成立したシリア軍とアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動などを中心とする反体制武装集団の停戦合意に従い、ザバダーニー市で籠城を続けていた反体制武装集団戦闘員ら126人が、救急車22台と大型旅客バス7台に分乗し、レバノン領内に退去した。
退去したのは、負傷した戦闘員とその家族らで、大型旅客バスは、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所とレバノン領内のマスナア国境通行所を経由し、レバノン領内に入国、その後はベイルート国際空港から航空機でトルコ領内に移動するという。
また、イドリブ県フーア市、カファルヤー町で籠城を続けていた地元住民、国防隊、人民諸委員会隊員約363人も、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由してトルコに移動した。
彼らはトルコのハタイ空港から空路でベイルートに向かった。
AFP, December 28, 2015、AP, December 28, 2015、ARA News, December 28, 2015、Champress, December 28, 2015、al-Hayat, December 29, 2015、Iraqi News, December 28, 2015、Kull-na Shuraka’, December 28, 2015、al-Mada Press, December 28, 2015、Naharnet, December 28, 2015、NNA, December 28, 2015、Reuters, December 28, 2015、SANA, December 28, 2015、UPI, December 28, 2015などをもとに作成。
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