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反体制運動をめぐる動き
ルワイユ・フサイン氏、ムナー・ガーニム女史など無所属の反体制活動家は、新党「シリア国家建設潮流」がダマスカスで発足したと発表。政党法制定や国民対話開始といった状況下で、政治生活への「実質的関与」をめざした。
党員は「必ずしも単一の理論的・イデオロギー的バックグラウンドを共有していないが、潮流発足時に発表される基本文書に同意し、政治生活へと実質的に関与する必要があると考える点で一致している。また現下の政治的対立、めざされるべき国家像、そしてその実現方法においても合意に達している」という。
結成声明には、潮流が「民主的市民国家の建設をめざし、それによってすべての社会勢力の参与を通じた社会的公正を実現、シリアの将来において勝者と敗者が分断されることを回避し、政治的、文化的な意見の相違のいかんにかかわらずシリア国民すべてが勝者となる」ことをめざすと記された。
また「政治生活に実質的・公的に関与」し、「公的生活における若者の実質的な関与など、シリア国民の強化のプログラムに沿って(活動し)…、すべてのシリア人が例外なく参加できる民主的市民国家建設への移行(をめざす)」とした。
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カイロでの「シリア国民支持支援週間」に参加していた反体制活動家がアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、8項目からなる要求書を提出した。
要求書は①シリアのアラブ連盟メンバーシップの凍結、②抗議運動弾圧停止を目的とした飛行禁止空域、航行禁止海域の設定、③現政権の正統性剥奪、④殺戮・弾圧行為停止に必要なしくみ、方法の創出、⑤軍・治安部隊の展開地域からの完全撤退、⑥平和的デモ権の保障、⑦国際的な救援機関の入国を可能とするしくみの創出、⑧国際的・アラブ調査委員会の調査のための入国、アラブ・国際的メディアの入国と事実の報道、といった要求からなった。
アラビー事務総長と会談したのは、ムハンマド・マアムーン・ヒムスィー元人民議会議員、クルド・国民運動を指導するムルシド・ハズナウィー氏、シリア部族連合のイスマーイール・ハーリディー副議長、SWASIAHのバッサーム・イスハーク委員長、民主主義のための3月15日連合を指導するムンズィル・マーフース氏、クルド人作家のカッハール・マームクー氏、人権活動家のファーリス・シャウフィー、エジプト人活動家のアミーラ・リファーイー女史。
また反体制活動家の一人、ファフド・ミスリー氏が『ハヤート』(9月15日付)に対して、フサイン・ハルムーシュ大佐の行方調査をトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相に求めるよう要請したと述べた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イブリーン村、バルユーン村、マルイヤーン村、イフスィム村、ラーミー村などザーウィヤ山一帯の村々で軍・治安部隊が大規模な逮捕・追跡作戦を継続。反体制活動家の掃討と離反兵の制圧が目的。
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ダマスカス郊外県のザバダーニー市では軍・治安部隊の逮捕・捜索作戦で15人が逮捕。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バサーティーン地区での軍・治安部隊による9月10日の逮捕・追跡作戦によって負傷した後に逮捕されていた青年の遺体が家族に引き渡された。
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『クッルナー・シュラカー』(9月14日付)は、9月10日に身柄拘束された心理アナリストのラファー・ナーシド女史に対して逮捕状が発行され、ドゥーマー女性刑務所に収監されたと報じた。
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AKI(9月14日付)は、過去数週間にわたって行われてきたアッシリア教徒の諸政党の合同会合が統一行動を行うための政治的枠組みの構築に失敗し、「アッシリア教徒の希望を奪った」と報じた。
合同会合には、シリア・アッシリア民主連合、アッシリア民主党、シリア・アッシリア民主機構、アッシリア民族評議会が参加していた。
レバノンをめぐる動き
『シャルク・アウサト』(9月14日付)は、現地消息筋の話として、シリア軍がレバノン北部県などの国境地帯に展開し、シリア人避難民が流出する違法な通過路を閉鎖したと報じた。
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『リワー』(9月14日付)は複数の消息筋の話として、アサド政権が「シリア情勢に対する最近の姿勢を鑑み、進歩社会主義等のワリード・ジュンブラート党首との関係を凍結する決定を下した」と報じた。
諸外国の動き
9月13日にレバノンのベイルートに到着し、レバノン首脳との会談を行ったロシア大統領特使のミハイル・マルゲロフ連邦議会外交委員会委員長は、15日のシリア訪問に先立って、モスクワ、キプロス、ないしはそれ以外の合意された場所でのアサド政権と反体制勢力が参加する大会の開催をロシアがアサド政権に対して提案したことを明らかにした。
これは先週ロシアを訪問した反体制勢力との行為に基づく提案であったが、ブサイナ・シャアバーン大統領府情報顧問はこの提案を拒否した、という。
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ロシア外務省高官は、アサド政権が抗議行動によって崩壊すれば、シリアにおける「テロ組織」のプレゼンスが強まるだろう、インテルファクス通信に対して述べた。
AFP, September 14, 2011、Akhbar al-Sharq, September 14, 2011、AKI, September 14, 2011、al-Hayat, September 15, 2011、Kull-na Shuraka’, September 14, 2011、al-Liwa’, September 14, 2011、Naharnet, September 14, 2011、Reuters, September 14, 2011、al-Safir, September 14, 2011、SANA, September 15, 2011、al-Sharq al-Awsat, September 14, 2011などをもとに作成。
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