クッルナー・シュラカー(6月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ラッカ県で納税を拒否した住民への制裁として小麦畑数千ヘクタールを焼き討ったと報じた。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
クッルナー・シュラカー(6月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ラッカ県で納税を拒否した住民への制裁として小麦畑数千ヘクタールを焼き討ったと報じた。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は連立のHPを通じて声明を出し、連立に代わる新たな連合体の結成をめざしているとしたSNSの書き込みが自身によるものではないねつ造だと主張、こうした動きはないと釈明した。
Kull-na Shuraka’, June 8, 2014をもとに作成。
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マダー・プレス(6月8日付)は、ニナワ県スーラ騎兵旅団第3連隊筋の話として、モスル市西部の連隊本部周辺一帯で同連隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、双方および住民に多数の死傷者が出た、と報じた。
また、ニナワ県作戦司令室によると、イラク軍第3歩兵師団は、モスル市東部でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員2人を殺害した。
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マダー・プレス(6月8日付)は、バービル県警察の話として、軍警察合同部隊がイスカンダリーヤ地方で治安回復作戦を行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員4人を殺害した、と報じた。
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マダー・プレス(6月8日付)は、サーマッラー作戦司令室の話として、同市北部のジャラーム地方でイラク軍が、麻薬密売人3人を含むイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員13人を殲滅したと報じた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市を軍が空爆し、子供3人を含む一家5人が死亡した。
また軍はタッル・シャイール村、アレッポ市ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、カーティルジー地区、バーブ街道地区、アンサーリー地区を「樽爆弾」などで空爆・砲撃し市民6人が死亡したほか、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、クッルナー・シュラカー(6月8日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、マンビジュ市郊外のフシャーム町で離反士官のウサーマ・ハリール少尉を処刑した。
ハリール少尉は離反後、医療活動に従事していたという。
ウムラーン・ズウビー情報大臣は、アサド政権がアル=カーイダ系組織の「実質的同盟者」だと断じたフランスのローラン・ファビウス外務大臣の発言に関して「ファビウス氏の発言はフランスがシリアのテロ組織と深く共謀していることを反映したものだ…。この発言は彼の道徳的水準(の低さ)を表しており、政治的・外交的な発言に関する倫理に反している」と批判した。
ファビウス外務大臣は6月3日、シリア情勢に関して「テロ組織とバッシャール・アサドはさまざまなテロを通じて自らの立場を強めている。実際、シリア政府はテロ組織とは大規模には戦っておらず、穏健な反体制派と戦っている」と述べ、アサド政権をアル=カーイダ系組織の「実質的同盟者」と非難していた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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ダルアー県などシリア南部で活動する自由シリア軍の武装集団21団体は共同声明を出し、ダルアー県西部の解放を目的とした「ヤルムークの戦い」を開始したと発表した。
共同声明を発表した主な武装集団は以下の通り:
1. 北西地区作戦司令部所属ハムザ師団
2. 北西地区作戦司令部所属イウティサーム・ビッラー旅団
3. 北西地区作戦司令部所属バニー・ウマイヤ旅団
4. アフル・スンナ旅団
5. シリア革命家戦線
6. 殉教者ラーイド・ミスリー旅団
7. ヤルムーク師団
8. スムード旅団
9. 南部自由人旅団
10. ハック旅団
11. カラーマ旅団
12. 機甲連隊
13. ヤルムーク殉教者旅団
14. ウンマ建設計画
15. ナワー自由人旅団
16. ハウラーンの盾旅団
17. ファッルージャト・ハウラーン旅団
18. イスラーム暁旅団
19. サダカ・ワアドフ運動
20. ワリード・ヒムス旅団
21. ファーティヒーン中隊
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『ハヤート』(6月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会筋の話として、7月に任期切れとなるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長の後任として、リヤード・ヒジャーブ元首相、ハーディー・バフラ氏が有力候補としてあがっている、と報じた。
クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、この二人に加えてバドル・ジャームース事務局長も有力候補として上がっているという。
しかし、クッルナー・シュラカー(4月8日付)は、複数の消息筋の話として、ヒジャーブ元首相は前回と同様の議長選挙の敗北を避けるため、議長選挙への立候補を辞退するだろう、と付言した。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連安保理に対して、緊急の会合を開き、アサド政権の空軍力を無力化するための措置を講じるよう求めた。
AFP, June 8, 2014、AP, June 8, 2014、ARA News, June 8, 2014、Champress, June 8, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014、al-Mada Press, June 8, 2014、Naharnet, June 8, 2014、NNA, June 8, 2014、Reuters, June 8, 2014、SANA, June 8, 2014、UPI, June 8, 2014などをもとに作成。
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国連・アラブ連盟共同特別代表を辞任したアフダル・ブラーヒーミー氏は『シュピーゲル』(6月7日付)のインタビュー(http://www.spiegel.de/international/world/interview-with-former-un-peace-envoy-to-syria-lakhdar-brahimi-a-974036.html)に応じ、そのなかで「(シリアは最終的には)もう一つのソマリアになるだろう。多くの人が予想していたように分裂することはない。失敗国家になり、あらゆる場所が戦場となるだろう」と述べた。
Der Spiegel, June 7, 2014をもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のリヤード・ヒジャーブ元首相は声明を出し、自身がシリア革命反体制勢力国民連立に代わる反体制組織の結成を目指しているとするAKI(6月7日付)の報道を否定した。
AKI, June 7, 2014、al-Hayat, June 9, 2014、Kull-na Shuraka’, June 8, 2014などをもとに作成。
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チュニジア外務省のムフタール・シャワーシー報道官は『ハヤート』(6月8日付)に、在留チュニジア人の保護を目的とする事務所をシリア国内に開設すること決定、開設に向けた準備を本格始動したと発表した。
外務省の複数の消息筋によると、事務所開設は、シリア政府側との交渉を受けたもので、この交渉で、シリア側は事務所開設の条件として、チュニジアが2012年に一方的に断行した外交関係を回復することを求めていると思われる。
だが、シャワーシー報道官は事務所開設が外交関係の回復を意味しないと述べている。
チュニジアによる一方的断交時、シリア国内には約6,000人のチュニジア人が居住していたという。
AFP, June 7, 2014、AP, June 7, 2014、ARA News, June 7, 2014、Champress, June 7, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 7, 2014、al-Mada Press, June 7, 2014、Naharnet, June 7, 2014、NNA, June 7, 2014、Reuters, June 7, 2014、SANA, June 7, 2014、UPI, June 7, 2014などをもとに作成。
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マダー・プレス(6月7日付)などによると、アンバール県ラマーディー市西部にあるアンバール大学をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が一時占拠した。
ダーイシュは大学構内にいた学生、教員、職員ら300人に対して、大学の裏門から退去することを許可し、学生らは避難、その後ダーイシュは大学構内のほとんどから撤退、大学周辺で治安部隊と交戦した。
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マダー・プレス(6月7日付)は、ニナワ県作戦司令室の話として、軍ヘリコプターが、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって占拠されたモスル市西部(7月17日地区、ムシャイリファ地区、タナク地区、ヤルムーク区)に対して空爆を行ったと報じた。
またニナワ県作戦司令室は住民に対して外出を控えるよう呼びかけた。
一方、モスル市東部に侵入しようとしたダーイシュと軍が交戦し、ダーイシュの司令官1人を含む30人が死亡した。
このほか、マダー・プレス(6月7日付)は、ニナワ県スーラ騎兵旅団第3連隊筋の話として、モスル市西部の同連隊本部がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって包囲され、通信が遮断されていると報じた。
AFP, June 7, 2014、AP, June 7, 2014、ARA News, June 7, 2014、Champress, June 7, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 7, 2014、al-Mada Press, June 7, 2014、Naharnet, June 7, 2014、NNA, June 7, 2014、Reuters, June 7, 2014、SANA, June 7, 2014、UPI, June 7, 2014などをもとに作成。
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『ハヤート』(6月8日付)は、反体制活動家のリーム・トゥルクマーニー女史の話として、5月半ばに戦闘が停止したヒムス市ワアル地区で、「停戦合意」の内容・行程に向けた協議が当事者間で進められていると報じた。
トゥルクマーニー女史によると、協議が、軍治安部隊、反体制武装集団、ワアル地区第7地区に面するシーア派の二つの村の民兵の間で行われており、「停戦合意」は9項目からなるという。
「停戦合意」における主な項目は以下の通り:
①兵役拒否などによる指名手配者、離反者の免罪。
②「関係正常化を望まない者」のワアル地区外への退去の保障。
③「停戦合意」成立後の軍部隊のワアル地区への暫定的展開と地区内の検査後の撤退。
④軍部隊撤退後、「検問所を設置せず、住民を逮捕しないこと」を条件とする警察、治安機関の展開
⑤「停戦合意」違反に対処するためのイラン仲介事務所の設置。
一方、SANA(6月7日付)によると、カフルラーハー市、ラスタン市、ウンム・シャルシューフ村、サアン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、スィラージュ・ネット(6月7日付)によると、対トルコ国境のバーブ・ハワー村にある病院を軍戦闘機が空爆し、民間人1人、医師2人、看護師1人が死亡した。
また空爆によって、救急車2台、民間の車両3台も破壊されたという。
一方、シリア人権監視団によると、バサーミス村、ジスル・シュグール市、カフルルーマー村、マアッルシャムシャ村、ビンニシュ市を軍が空爆・砲撃し、子供1人を含む2人が死亡した。
またカフルルーマー村で軍と反体制武装集団が交戦、ダルクーシュ町に近いハムラー村では反体制武装集団の前線司令官が武装集団に暗殺された。
他方、SANA(6月7日付)によると、タッルミンス村マアッルシューリーン村間、バシュラームーン村、カニーサト・ナフラ村、シュグル村、サルマーニーヤ村、ルージュ平原、ラーミー村、カフルルーマー村、クマイナース村、アドワーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、CNN(6月7日付)などによると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアイン・アラブ市で15~18歳のクルド人青年150人以上を拉致し、マンビジュ市に連行した。
また、活動家のヌーリー・マフムード氏によると、連行された青年らはマンビジュ市のシャリーア学校に入学させられ、戦闘員としての教練を受けるのだという。シリア人権監視団によると、アレッポ市ジャンドゥール交差点、ハイダリーヤ地区、ラトヤーン村を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃、アッザーン山、アレッポ市ザフラー地区では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(6月7日付)によると、クワイリス村、ワディーヒー村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ムスリミーヤ村、アブティーン村、フライターン市、ハーン・アサル村、アターリブ市、自由貿易地区、アアザーズ市、カフルハムラ村、タッル・シュワイフナ村、バラース村、タッル・リフアト市、アウラム・クブラー町、カブターン・ジャバル村、タッル・スィースィーン村、カフルサギール村、アレッポ市サラーフッディーン地区、インザーラート地区、ジャンドゥール地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ダーライヤー市、カフルバトナー町、ハッザ町、ドゥーマー市を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、ジハード主義武装集団戦闘員1人、子供3人、女性2人、男性5人の合わせて11人が死亡、反体制武装集団はムライハ市各所を砲撃した。
また複数の反体制消息筋によると、反体制武装集団は軍によって制圧されていたムライハ市内の建物複数棟を約2ヶ月ぶりに奪還した。
一方、SANA(6月7日付)によると、ザマルカー陸橋東部、アッブ農場、アーリヤ農場、ナシャービーヤ農場、ムライハ市郊外、ザバディーン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が砲撃した。
一方、SANA(6月7日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町各署を軍が地対地ミサイルで攻撃し、市民4人が死亡した。
一方、SANA(6月7日付)によると、ジャディーヤ町、インヒル市、タッル・アイン・ファーダ村街道、ラジャート高原、ヒルバト・ガザーラ町周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アンバ村周辺、ムサッラブ村周辺でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線と交戦、ダーイシュがアンバ村各所を迫撃砲で攻撃した。
またARA News(6月7日付)によると、マンジャム・ミルフ地方でもダーイシュが、ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、ダーイシュ戦闘員10人とムジャーヒディーン・シューラー評議会戦闘員6人が死亡した。
一方、ダイル・ザウル市ではハウィーカ地区で、「自由シリア軍」が軍と交戦、軍が同地区を砲撃した。
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ラッカ県では、タッル・アブヤド市西部のカンダール村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃したが、民主統一党人民防衛隊がこれを撃退し、ダーイシュ戦闘員1人が死亡した。
AFP, June 7, 2014、Alseraj.net, June 7, 2014、AP, June 7, 2014、ARA News, June 7, 2014、Champress, June 7, 2014、CNN, June 7, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 7, 2014、al-Mada Press, June 7, 2014、Naharnet, June 7, 2014、NNA, June 7, 2014、Reuters, June 7, 2014、SANA, June 7, 2014、UPI, June 7, 2014などをもとに作成。
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外務在外居住者省は声明を出し、アサド大統領が再選を果たした大統領選挙を「正統性がない」と非難したキャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長の声明(6月5日)に関して「国家主権と内政不干渉を定めた国際法のあからさまな違反」と非難した。
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シリア人権監視団はAFP(6月8日付)に、アサド大統領の大統領選挙での当選を受け、当局がアドラー刑務所に収監されている逮捕者480人の釈放を決定したとの情報を得たと発表した。
釈放された「テロ」容疑で拘束されていた逮捕者で、女性80人が含まれており、すでに20人が釈放されたという。
AFP, June 7, 2014、AP, June 7, 2014、ARA News, June 7, 2014、Champress, June 7, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 7, 2014、al-Mada Press, June 7, 2014、Naharnet, June 7, 2014、NNA, June 7, 2014、Reuters, June 7, 2014、SANA, June 7, 2014、UPI, June 7, 2014などをもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のファーイズ・サーラ氏は、シリア革命反体制勢力国民連立内でアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長を任期終了(2014年7月6日)とともに退任させようとする動きが進められているとの一部情報に関して、アラビーヤ(6月7日付)に対しこれを否定した。
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シリア革命反体制勢力国民連立は、シリアでの大統領選挙の結果への支持を表明したヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長のテレビ演説を受けて声明を出し、「ナスルッラーがシリア国民の意思を表現している…と述べた茶番じみた劇場(大統領選挙)はいかなる状況においても民主化プロセスに転じることはあり得ない」と批判した。
連立はそのうえで、ジュネーブ合意をはじめとする国際社会の合意をアサド政権に受諾させるべく圧力をかけるよう国際社会に求めるとともに、「勝つまで革命を続ける」と主張した。
また連立は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のシリア国民に対する犯罪行為を非難、国際社会に対し、アサド政権の暴力とともにその根絶を行うよう求めた。
AFP, June 7, 2014、Alarabia, June 7, 2014、AP, June 7, 2014、ARA News, June 7, 2014、Champress, June 7, 2014、al-Hayat, June 8, 2014、Kull-na Shuraka’, June 7, 2014、al-Mada Press, June 7, 2014、Naharnet, June 7, 2014、NNA, June 7, 2014、Reuters, June 7, 2014、SANA, June 7, 2014、UPI, June 7, 2014などをもとに作成。
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スーザン・ライス米国家安全保障問題担当大統領補佐官はCNN(6月6日付)に「米国は、穏健な反体制派、そして米国がそうだと考える反体制派への支援を強化し、殺傷兵器、および非殺傷的な支援を供与する」と述べた。
ライス補佐官はまた「我々は今のところ、支援の詳細を示す立場にないが、これまで明確に述べた通り、反体制派に軍事的、非軍事的な支援を同時に行う」と付言した。
AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、CNN, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。
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マダー・プレス(6月6日付)は、ニナワ県警察の話として、モスル市でイラク軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、ダーイシュの迫撃によって、女性、子供を含む63人が死亡、多数が負傷したと報じた。
またニナワ県作戦司令室によると、この戦闘で軍はダーイシュ戦闘員30人を殲滅した。
殺害されたダーイシュ戦闘員のなかには、司令官のハーニー・ハリール・マトユーティー氏も含まれているという。
AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。
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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ムスタファー・カスィール・アーミリー師追悼式典でテレビ演説を行い、大統領空位をシーア派勢力が望み、ターイフ合意に基づく「トロイカ体制」の権力分有を反故にしようとしているとの一部非難を否定した。
ナスルッラー書記長はまた演説のなかでシリアでの大統領選挙について触れ、「シリアにおける政治的解決がアサド大統領とともに始まり、彼とともに終わるということを、反体制勢力、諸外国、そして愛国的野党に示している。7年の任期を有する大統領がいる。解決を望む者は彼と議論せねばならない」と述べた。
ナスルッラー書記長はそのうえですべての武装集団に対して「政治的出口を検討するため…和解と対話に向かう」よう呼びかけた。
AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハーブール川西岸のハリージャ町で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦の末、同町を制圧した。
ダーイシュは4月30日から同町を占拠していたという。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市各所を軍が空爆、また同市およびその周辺を地対地ミサイルで攻撃した。
また軍は、ドゥーマー市各所、ジスリーン町周辺、アルバイン市各所を空爆した。
これに関して、『ハヤート』(6月7日付)は、軍消息筋の話として、軍がジスリーン町、アルバイン市とムライハ市の間の反体制武装集団の通信を遮断、反体制武装集団が同地域における残された拠点であるダーライヤー市、ジスリーン町などに逃走し、ムライハ市が数日中に陥落するだろう、と報じた。
一方、SANA(6月6日付)によると、ダーライヤー市、ムライハ市北部、ザバディーン町、ナシャービーヤ農場、ザマルカー町、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線のヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アブティーン村などを軍が砲撃、また軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員は、アッザーン山周辺、ハーン・トゥーマーン村、アレッポ中央刑務所近郊などで、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(6月6日付)によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ムスリミーヤ村、ワディーヒー村、マンスーラ村、アターリブ市、マーリア市、アナダーン市、ハーディル村、フライターン市、ファーフィーン村、バーシュカウィー村、カフルフーム村、タッル・リフアト市、カフルハムラ村、ウワイジャ地区、アブティーン村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、ハンダラート・キャンプ、アレッポ市インザーラート地区、ハナーヌー地区、サーフール地区、アシュラフィーヤ地区、ブスターン・バーシャー地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、アンサーリー地区、シャイフ・サイード地区、バーブ・ナスル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、軍がナブア・ムッル村のジハード主義武装集団の拠点複数カ所を砲撃、またタッラー村・カフリーヤ村間で、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦した。
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ヒムス県では、SANA(6月6日付)によると、キースィーン村、ブルジュ・カーイー村、東サラーム村、ウンク・ハワー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(6月6日付)によると、タッフ村、サムリーン村、ヤードゥーダ村、ズィムリーン村、ダルアー市キルク地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(6月6日付)によると、サムリーン村、バシュラームーン村、サルマーニーヤ村、アルバイーン山、バッズィー農場、ラーミー村、カフルシャラーヤー村、バルーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(6月6日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。
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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長はフェイスブックで、「連立に代わる国民的な連合体がまもなく登場し、現地でより大きな影響力を行使することになろう」と綴り、連立の発展的解消を示唆した。
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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)バラカ州(ハサカ県)のアミールは声明を出し、ハサカ県のシャンマル部族の民兵組織「カラーマ軍」が民主統一党「人民防衛隊と同盟を結んだ」と非難、「シャンマル部族の戦闘員によって結成されたカラーマ軍に対してすべての武器をもって戦う」と宣言した。
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自由シリア軍の創設者であるリヤード・アスアド大佐はビデオ声明を出し、武装集団の統合とダマスカスでの戦いの開始を呼びかけた。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、当局に投降したヒムス市の反体制武装集団戦闘員80人以上がダマスカス県の治安機関本部に移送され、うち約20人が処刑されたと主張した。
AFP, June 6, 2014、AP, June 6, 2014、ARA News, June 6, 2014、Champress, June 6, 2014、al-Hayat, June 7, 2014、Kull-na Shuraka’, June 6, 2014、al-Mada Press, June 6, 2014、Naharnet, June 6, 2014、NNA, June 6, 2014、Reuters, June 6, 2014、SANA, June 6, 2014、UPI, June 6, 2014などをもとに作成。
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ベルギーのブリュッセルで開かれていた主要7カ国(G7)首脳会議は共同声明を発表して閉幕した。
『読売新聞』(6月6日付朝刊)によると、同声明でのシリアに関する文言(要旨)は以下の通り:
「16万人以上を殺害し、930万人を人道支援が必要な状況に置いたアサド政権の残虐性を強く非難する。6月3日の偽りの大統領選挙を非難する。シリアにおいて、アサドに未来はない。統一された民主的なシリアというビジョンに基づき、完全な行政権を執行し、相互の同意により合意される移行期統治機関を求めるジュネーブ合意を支持する。
シリア政府による国際人道法、人権侵害、無差別砲撃・空爆を強く非難する。過激派組織も重大な人権侵害を犯している証拠がある。侵害に責任を有する人々は追究されねばならない。国際法を順守するというシリア革命反体制勢力国民連立、自由シリア軍(参謀委員会)の約束を歓迎する。シリアで行われている深刻な犯罪行為に関し、国際刑事裁判所への付託を承認し、説明責任を求める国連安保理決議案に反対するロシアと中国の拒否権行使の決定に遺憾の意を表明する。
シリアからの難民流入に耐えている周辺諸国への支援を決意し、人道支援に関する国連安保理決議を履行できていないことを遺憾に思う。すべての紛争当事者に、必要なすべての人々に対する支援を認めるよう要請し、国連安保理によるさらなる緊急行動を支持する。
国境を横断する支援を含め、人道支援を主体に支援を行う。国際社会に、シリア・周辺諸国向けの国連アピールの巨額の資金ニーズを満たすことを求める。シリアに流入している外国人戦闘員による脅威に対処するための努力を強化する。
化学物質の度重なる使用疑惑を深く懸念し、シリアにおけるすべての当事者に、化学兵器禁止機関の調査団に全面協力するよう求める。シリアに廃棄に向けた残りの化学兵器の速やかな搬出を確保するため、国連安保理決議、OPCW執行理事会決定、化学兵器禁止条約における義務を順守するとともに、直ちに製造施設を破壊し、OPCWへの申告に関するすべての質問に回答するよう求める。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
イラク軍サーマッラー作戦司令官のサバーフ・カトラーウィー大将は、サラーフッディーン県サーマッラー市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討作戦で、同市の浄化をほぼ完了したと発表した。
マダー・プレス(6月5日付)によると、サーマッラー市の戦闘でダーイシュの戦闘員80人以上が死亡、サラーフッディーン県警察によると、イラク軍ヘリコプターがサーマッラー市一帯のダーイシュ制圧地区を空爆した。
イラク軍によるサーマッラー市制圧を受け、ティクリート市北部にあるシャルカート郡の検問所などを標的とした自爆攻撃が4件相次いで発生し、軍・治安部隊兵士10人以上が死傷した。
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内務省報道官は、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の「ナンバー・ツー」と目されるアドナーン・イスマーイール・サラーウィー軍事評議会議長を殺害することに成功した、と報じた。
これに関して、マダー・プレス(6月5日付)は、ニネベ県警察筋の話として、サラーウィー氏がモスル市東部マザーリア地区で殺害されたと報じた。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
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新華社通信(6月5日付)は、中国の習近平酒席が、北京で開催中の中国アラブ協力フォーラムで、レバノンとヨルダンのシリア人避難民のために1,600万ドル相当の人道支援を行うと表明したと報じた。
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NNA(6月5日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で、シャームの民のヌスラ戦線メンバーのハーリド・ムスタファー氏が武装したシリア人グループによって撃たれ、死亡した。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月6日付)によると、アルバイン調整が、アルバイン市に対する砲撃で軍が毒ガスを使用したと主張した。
アルバイン調整によると、使用された毒ガスは無臭で、これにより2人が死亡し、8人が呼吸困難、意識喪失、神経麻痺などの中毒症状を訴えたという。
またシリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊が反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(6月5日付)によると、キスワ市郊外のサウラ町で、軍が反体制武装集団を殲滅し、同村を制圧した。
またキスワ市郊外のザーキヤ町周辺、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ムライハ市・ジスリーン町間の街道、ザバディーン町郊外、ナシャービーヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、カアカーア旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がダイル・ザウル市入り口のハラビーヤ交差点地域でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、同地区を制圧した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市ハーリディーヤ地区を反体制武装集団が迫撃砲で攻撃、またザフラー地区の空軍情報部一帯では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団が、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(6月5日付)によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、フライターン市、ハーディル村、バーシュクー村、タッル・リフアト市、アブティーン村、バービース村、マーリア市、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市サーフール地区、サラーフッディーン地区、アンサーリー地区、ラーシディーン地区、バーブ・ハディード地区、バニー・ザイド地区、ハラク地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(6月5日付)によると、カーミシュリー市クールニーシュ地区で車に仕掛けれた爆弾が爆発し、乗っていた民主統一党のアブドゥッラー・ハッジー・ハラフ・カルタミーニー氏が死亡した。
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ダマスカス県では、SANA(6月5日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(6月5日付)によると、カフルラーター村、キースィーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(6月5日付)によると、サルミーン市、カフルシャラーヤー村、ラーミー村、ビンニシュ市、カフルラーター村、カフルルーマー村、クマイナート農場、バルーマ農場、アイン・シャイブ農場、ジダール・ビカフルーン村、カニーサト・ナフラ村、アーリー村、タイイバート村、ハッルーズ村、ジュッブ・アフマル村、サルマーニーヤ村、ルージュ平原、バシーリーヤ村、ファイルーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(6月5日付)によると、フラーク市・ハリーク村交差点、キヒール村、アトマーン村、ウンム・マヤーズィン町、ダルアー市アブー・バクル・モスク一帯など、ヒルバト・ガザーラ町、サマーキヤート農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
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SANA(6月5日付)、ARA News(6月5日付)などによると、ダマスカス県、アレッポ市、ラタキア市、タルトゥース市、ハマー市、ハサカ市、カーミシュリー市(ハサカ県)、クナイトラ市、ヒムス市、ダルアー市、イドリブ市、スワイダー市などで、アサド大統領の選挙での勝利を祝う集会が開かれ、バアス党支部幹部、人民諸委員会、職業諸組合、イスラーム教・キリスト教関係者、市民らが参加した。

クッルナー・シュラカー(6月5日付)は、地元特派員やSNSの情報として、6月4日晩から5日未明にかけて、ダマスカス県、アレッポ県、ラタキア県などでアサド大統領の再選を祝う「シャッビーハ」、「マンヘッバクジー」の祝砲で、26~30人が死亡、75人以上が負傷した(シリア人権監視団によると、祝砲により10人が死亡、200人以上が負傷した、という)、と報じた。
祝砲で死亡した「シャッビーハ」のなかには、カルダーハ・サッカー・クラブのアリー・ナースィル選手(ラタキア市で死亡)も含まれているという。
「マンヘッバクジー」とは、アサド大統領支持者が使用する「マンヘッバク」(私はあなたが好きです」に屋号を表す接尾辞「ジー」をつけた造語で、アサド大統領支持者を指す。
ARA News(6月5日付)もまた、カーミシュリー市などハサカ県各所で、アサド大統領の選挙での勝利を祝う祝砲で、複数が負傷したと報じた。
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アサド大統領は、イラン・シューラー議会(国会)のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長を団長とする選挙監視団と会談した。
会談でアサド大統領は、投票率の高さを強調、選挙の成功が「シリア国民の勝利」だと述べるとともに、シリア国内での「テロとの戦い」に対するイランの支援に謝意を示した。
会談後、イラン選挙監視団は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談した。
SANA(6月5日付)が伝えた。
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アサド大統領は、6月3日の大統領選挙投票のため一時帰国した米国在住シリア人の使節団とダマスカスで会談した。
SANA(6月5日付)が伝えた。
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レバノン軍は声明を出し、北部県トリポリ市内で、アサド大統領の選挙での勝利を祝って銃や迫撃砲を撃ったとしてシリア人を含む23人を逮捕したと発表した。
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バアス党民族指導部は声明を出し、大統領選挙でのアサド大統領の当選に関して「アサド博士の勝利は、シオニストとの対決やレバノン、パレスチナでのレジスタンス支援において、シリアがアラブの心臓で有り続け…、シリアをはじめとするアラブ諸国にテロとタクフィール思想を植え付けようとする米国の計略を許さないことを保障する」と評した。
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バアス党シリア地域指導部は声明を出し、アサド大統領の当選に関して「6月3日(投票日)以降はこれまでとは異なり、シリア・アラブ人民は新たな時代への許しを与えた…。この時代は、単一のアラブ民族にふさわしく、その永遠の使命を表している…。この段階において、数百万人がバッシャール・アサド博士を選んだのは、彼の人格、行動のなかに自らの意思が体現されているからである」と表明した。
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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、大統領選挙が「シリア国内および近隣諸国にいる避難民900万人以上を無視」しており、「正統性を欠き、シリア国民を代表していない」と改めて非難した。
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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、アサド大統領の選挙での勝利に関して「シリア人への侮辱」だと非難、「アサドは選挙前も選挙後も正統性を失っている。この選挙は真の民主主義とは無縁だ」と述べた。
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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るレバノンのムスタクバル潮流代表のサアド・ハリーリー元首相は声明を出し、アサド大統領の選挙での勝利に関して「どのような人間の知性が、74%ものシリア国民が選挙に参加したなどと信じられようか」と非難、「シリア国民はバッシャールを政治の場から抹殺するための真のグローバルな結束を必要としている」と主張した。
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レバノンの進歩社会主義党党首のワリード・ジュンブラート議員は声明を出し、アサド大統領の選挙での勝利に関して「20万人を越える死者、800万人以上の国内外避難民、政治犯、失踪者の票があれば、シリア政府はもっといい結果を出せていたろうに…。(シリア大統領選挙は)古代、中世、現在の歴史における民主主義のなかでも前代未聞だ」と皮肉を込めて批判した。
しかしジュンブラート議員は、シリアの友連絡グループを名乗る欧米諸国、湾岸諸国、トルコについても「いわゆる国際社会、つまりは「シリアの敵」は…、西欧諸国の首都にある豪華な五つ星ホテルのロビーに集まって…知恵を絞り出すための会合を開き、反対と非難の声明を出しているだけだ」と酷評した。
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ロシア外務省報道官は声明を出し、シリア大統領選挙の監視にあたったロシアの「監視団は、この国の困難な状況にもかかわらず、この選挙が公正且つ透明性を持ったもので、シリア人有権者による積極的参加があったとの結論に達した」と述べるとともに、「民主主義の基準と照らし合わせ100%理想的だとみなし得るこの選挙の正統性に疑義を呈するいかなる根拠もない」と強調した。
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イラン外務省は声明を出し、シリアでの大統領選挙とアサド大統領の勝利に関して「イランはシリア人有権者の投票を尊重する。なぜなら彼らのみが自分たちの政治の行方を決めることができるからだ」と支持を表明した。
AFP, June 5, 2014、AP, June 5, 2014、ARA News, June 5, 2014、Champress, June 5, 2014、al-Hayat, June 6, 2014、Kull-na Shuraka’, June 5, 2014、al-Mada Press, June 5, 2014、Naharnet, June 5, 2014、NNA, June 5, 2014、Reuters, June 5, 2014、SANA, June 5, 2014、UPI, June 5, 2014などをもとに作成。
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ヨルダンのジハード主義潮流のムハンマド・シャラビー氏(アブー・サヤーフ)は『ハヤート』(6月5日付)に異例のメッセージを送り、そのなかでヨルダンの刑務所に収監中のジハード主義潮流の指導者イサーム・バルカーウィー氏(アブー・ムハンマド・マクディスィー)がヨルダンの治安当局から、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対して批判的な姿勢をとるよう圧力を受けているとの一部情報を否定した。
AFP, June 4, 2014、AP, June 4, 2014、ARA News, June 4, 2014、Champress, June 4, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 4, 2014、al-Mada Press, June 4, 2014、Naharnet, June 4, 2014、NNA, June 4, 2014、Reuters, June 4, 2014、SANA, June 4, 2014、UPI, June 4, 2014などをもとに作成。
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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、アンバール県サブアト・キールー地方で、覚醒評議会の司令官の一人ムハンマド・フマイス・アブー・リーシャ氏を自爆攻撃によって暗殺した、と発表した。
自爆攻撃はダーイシュのモロッコ人戦闘員が行い、リーシャ氏のほか、ハイサム・マフラジー氏、フサイン・アブー・アムシャ氏、アルカーン・アルヤーウィー氏、ムハンマド・アルカーン・カルブーリー氏ら幹部も死亡したという。
マダー・プレス(6月4日付)が伝えた。
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マダー・プレス(6月4日付)は、アンバール県作戦司令室の話として、ラマーディー市周辺一帯での軍の浄化差交戦で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員16人が死亡したと報じた。
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バグダード県作戦司令室は、バグダード県内各所でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員5人を殺害、多数を逮捕したと報じた。
マダー・プレス(6月4日付)が伝えた。
AFP, June 4, 2014、AP, June 4, 2014、ARA News, June 4, 2014、Champress, June 4, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 4, 2014、al-Mada Press, June 4, 2014、Naharnet, June 4, 2014、NNA, June 4, 2014、Reuters, June 4, 2014、SANA, June 4, 2014、UPI, June 4, 2014などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、アンサーリー地区、フィルドゥース地区、スースィヤーン村、フライターン市、カフルハムラ村を軍が「樽爆弾」などで空爆した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、マアッラトミスリーン市などを軍が「樽爆弾」などで空爆した。
一方、SANA(6月4日付)によると、サイルーン町、サルミーン市、アルバイーン山周辺、バドリーヤ村、クーリーン村、カフルラーター村、クマイナース村郊外、サラーキブ市、ビカフルーン村、ビンニシュ市、ヒルバト・マールディーン村、アイン・スーダ村、シュグル村、サムラーニーヤ村、カストゥーン村、サーミス村、アブー・ズフール町西部などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジュンド・アクサーの戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジャルマ村、ジャビーン村、ムーリク市を軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、ジハード主義武装集団はサアン村、ムハルダ市、ラビーア村をロケット弾で攻撃した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・シャルシューフ村一帯を軍が空爆した。
一方、SANA(6月4日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市、ラスタン市、ワーディー・ミーラー村、西サラーム村、東サラーム村、マスアダ村、サイード村、スルターニーヤ村、ドゥワイル村、ガントゥー市、タッル・サラースィル村、キースィーン港、ブルジュ・カーイー村、カフルラーハー市、タッルドゥー市、ナースィリーヤ村、ラッフーム村、マヌーフ村、タフハ村、マハッサ地区、カルヤタイン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マガッル・ミール村、ザマルカー町、ザーキヤ町、ムライハ市一帯、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村一帯、ダーライヤー市を軍が空爆し、子供2人を含む17人が死亡する一方、ハラスター市でジハード主義武装集団と交戦、戦闘員2人を殺害した。
一方、SANA(6月4日付)によると、ダーライヤー市、アーリヤ農場、アドラー市一帯、ムライハ市郊外、ダイル・アサーフィール市、ナシャービーヤ農場、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆した。
一方、SANA(6月4日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がスワル町南部のナイタル村、ナムリーヤ村でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦の末、両村を制圧した。
またダイル・ザウル市北部に面するサーリヒーヤ村では、ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がダーイシュと交戦した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タシャールマー市周辺で、軍、国防対、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム・イスラーム運動、アンサール・シャーム運動、シャーム軍団、カーディスィーヤの民旅団、我らがシャーム連合などと交戦した。
一方、SANA(6月4日付)によると、サーキヤト・カルト村、アラーフィード村、バイト・アワーン村、フドラ村、スーダ村、カサブ町、ファルラク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員ら34人を殲滅、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(6月4日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校一帯、クドス・モスク一帯、マンシヤ地区、バジャービジャ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(6月4日付)によると、ハサカ市の消防署一帯を占拠していた西クルディスタン移行期人民局の民主統一党とアサーイシュが撤退し、覆面をした武装集団が消防署を接収、シリア国旗、バアス党旗、アサド大統領の写真などを掲げた。
AFP, June 4, 2014、AP, June 4, 2014、ARA News, June 4, 2014、Champress, June 4, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 4, 2014、al-Mada Press, June 4, 2014、Naharnet, June 4, 2014、NNA, June 4, 2014、Reuters, June 4, 2014、SANA, June 4, 2014、UPI, June 4, 2014などをもとに作成。
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西クルディスタン移行期民政局(コバネ)アサーイシュが、アレッポ市ラアス・アイン(コバネ)市で5月に開局したばかりのFMラジオ局「Arta FM」を閉鎖した。
クッルナー・シュラカー(6月4日付)が伝えた。
AFP, June 4, 2014、AP, June 4, 2014、ARA News, June 4, 2014、Champress, June 4, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 4, 2014、al-Mada Press, June 4, 2014、Naharnet, June 4, 2014、NNA, June 4, 2014、Reuters, June 4, 2014、SANA, June 4, 2014、UPI, June 4, 2014などをもとに作成。
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ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は午後10時前に、アサド大統領が得票数の88.7%にあたる10,319,723票を得て、大統領に再選したと発表した。
ラッハーム人民議会議長が発表した大統領選挙の投票結果は以下の通り:
有権者総数:15,845,575人
投票者数:11,634,412人(投票率73.4%)
バッシャール・アサド大統領:10,319,723票(88.7%)
ハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣:500,279票(4.3%)
マーヒル・アブドゥルハフィーズ・ハッジャール人民議会議員:372,301票(3.2%)
無効票:442,108票(3.8%)

ラッハーム議長は「我らシリア人民は、これまで起きた諸々の出来事によっても自らの指針を失うことはなく、その先鋭な視座が影響を受けることもなかった。むしろ、すべての現場で、その崇高な愛国心はもっとも輝かしいかたちで現れ、タクフィール主義傭兵に対する不屈の精神と、勝利を確かなものとする主権と自決の固持をもたらした」と明言した。
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SANA(6月4日付)によると、大統領選挙の結果発表(午後10時前)を受け、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ハマー県、タルトゥース県、スワイダー県、ラタキア県の各所で、アサド大統領の当選を祝うデモ行進が行われた。




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ハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣は、大統領選挙の結果発表を受けて、ダマスカス県内のシェラトン・ホテルで記者会見を開き、アサド大統領当選に関して「その勝利によってシリア国民の大多数の信任を得た」と祝辞を述べる一方、選挙が「公正且つ透明性を持っていた」と高く評価し、その実施が「すべてのシリア人の愛国的勝利」を意味すると述べた。
SANA(6月4日付)が伝えた。
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アサド大統領は大統領選挙結果の発表を受け、フェイスブックを通じて「愛国的感情に基づく歓喜と熱狂の表明は祝砲を正当化せず、市民の声明を危険にさらす」との声明を出した。
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大統領選挙監視のためにシリアを訪問している各国監視団は、ダマスカス県内のダーマー・ルーズ・ホテルで会合を開き声明を発表、大統領選挙を「競争的雰囲気のなかで…完全なる自由と民主主義のもと、さまざまな見解や政策が参加し、競うかたちで初めて実施され、シリアの政治プロセスにおける顕著で重要な進歩とみなすことができ、新たな政治的段階を作り出す」と高く評価した。
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ARA News(6月4日付)によると、ハサカ県カーミシュリー市では早朝、大統領選挙の実施に反対する若者らが抗議のデモを行った。
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トルコで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のナスル・ハリーリー氏(政治委員会メンバー)は、6月3日に投票が行われた大統領選挙で、軍事情報局(第215課、第291課、第293課)が拘置している政治犯多数がバスで各地の投票所に連行され、アサド大統領への投票を強要されたと主張した。
クッルナー・シュラカー(6月4日付)が伝えた。
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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(6月4日付)に、大統領選挙投票が行われた6月3日、ダマスカス県および政府支配地域に130発以上の迫撃砲弾が着弾し、ダマスカス県サブア・バフラート広場、ダマスカス郊外県ダーヒヤト・アサド町、同ジャルマーナー市でそれぞれ1人の計3人が死亡した、と主張した。
これに関して、フェイスブックのページ「ダマスカスの迫撃砲日記」(https://www.facebook.com/pages/%D9%8A%D9%88%D9%85%D9%8A%D8%A7%D8%AA-%D9%82%D8%B0%D9%8A%D9%81%D8%A9-%D9%87%D8%A7%D9%88%D9%86-%D9%81%D9%8A-%D8%AF%D9%85%D8%B4%D9%82/1412708045638419?ref=stream)は、6月3日にダマスカス県内各所に151発の迫撃砲弾が着弾し、4人が死亡したと発表した。
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レバノンでは、LBCI(6月4日付)によると、ベイルート県郊外、ベカーア県バアルベック市、北部県トリポリ市などで、アサド大統領の当選を受けて、支持者らが祝砲などを放ち、選挙での勝利を祝った。
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キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は声明を出し、シリアでの大統領選挙に「正統性はない」と主張するとともに「真の政治的交渉」による紛争解決を呼びかけた。
『ハヤート』(6月5日付)が伝えた。
AFP, June 4, 2014、AP, June 4, 2014、ARA News, June 4, 2014、Champress, June 4, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 4, 2014、LBCI, June 4, 2014、al-Mada Press, June 4, 2014、Naharnet, June 4, 2014、NNA, June 4, 2014、Reuters, June 4, 2014、SANA, June 4, 2014、UPI, June 4, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロバート・フォード前駐シリア米大使は、PBS(6月3日付)のインタビューで「ワシントンはさらなる行動をとり、シリア政府に反対する穏健なグループに武器を供与するためのイニシアチブを発揮すべきだった」と述べ、バラク・オバマ米政権の対シリア政策を批判した。
またシリアでの大統領選挙に関して「我々、地域諸国、そして欧州などに、アサドが去らず…、シリアの首都において足場が確固たるものになる」と指摘しつつも「それ以外の地域は依然として彼の支配の外にある」と付言した。
al-Hayat, June 5, 2014、PBS, June 3, 2014をもとに作成。
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