米英が支援する「新シリア軍」の主力を構成するアサーラ・ワ・タンミヤ戦線が「方針の違い」を理由に「新シリア軍」から離脱(2016年8月3日)

米国や英国の支援を受け、シリア南東部(対イラク国境地帯など)で活動を行う「新シリア軍」の主力を構成するアサーラ・ワ・タンミヤ戦線は、新シリア軍から離脱すると発表した。

アサーラ・ワ・タンミヤ戦線事務局が発表した声明によると、離脱は「新シリア軍」と戦線の方針の違いによるもので、戦線は離脱後も引き続きシリア南東部での支援国からの後援を受け活動を続けるという。

ただし「方針の違い」の詳細は不明。

ARA News, August 4, 2016
ARA News, August 4, 2016

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アサーラ・ワ・タンミヤ戦線は2014年半ばにダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル県で勢力を拡張したのを受け、シリア西部に逃走した武装集団の一つ。

2014年8月には、東部獅子軍をなのる連合組織の結成を主導、同連合はダマスカス郊外県などでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動といったイスラーム過激派と共闘している。

また2015年11月、米国の教練を受けた「穏健な反体制派」とともに「新シリア軍」を結成、同組織を主導してきた。

AFP, August 4, 2016、AP, August 4, 2016、ARA News, August 4, 2016、Champress, August 4, 2016、al-Hayat, August 5, 2016、Iraqi News, August 4, 2016、Kull-na Shuraka’, August 4, 2016、al-Mada Press, August 4, 2016、Naharnet, August 4, 2016、NNA, August 4, 2016、Reuters, August 4, 2016、SANA, August 4, 2016、UPI, August 4, 2016などをもとに作成。

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ロシアは、米国が支援する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動がアレッポ市で有毒ガスを使用し、住民7人が死亡したと発表(2016年8月3日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターが、米国の支援を受ける「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動がアレッポ市サラーフッディーン地区に対して有毒ガスを装填した砲弾で攻撃を行い、住民7人が死亡、20人以上が中毒症状などを訴えたと発表した。

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これに関して、ヌールッディーン・ザンキー運動の報道官を名のるアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク氏は「この嫌疑は、イドリブ県のサラーキブ市で2日前にロシア軍が化学物質を使用したことを隠蔽することが目的だ」と述べ、有毒ガスの使用を否定した。

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イランのボロージェルディー国会国家安全保障外交政策委員長がシリアを訪問し、ハミース首相、アッバース人民議会議長と相次いで会談(2016年8月3日)

シリアを訪問中のイランのアラーッディーン・ボロージェルディー国会国家安全保障外交政策委員長はイマード・ハミース首相、ハディーヤ・アッバース人民議会議長と個別に会談し、シリア情勢などについて意見を交わした。

SANA(8月3日付)が伝えた。

AFP, August 4, 2016、AP, August 4, 2016、ARA News, August 4, 2016、Champress, August 4, 2016、al-Hayat, August 5, 2016、Iraqi News, August 4, 2016、Kull-na Shuraka’, August 4, 2016、al-Mada Press, August 4, 2016、Naharnet, August 4, 2016、NNA, August 4, 2016、Reuters, August 4, 2016、SANA, August 4, 2016、UPI, August 4, 2016などをもとに作成。

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シリア国民連合に所属するシリア・クルド民主評議会はヌスラ戦線によるアル=カーイダとの関係解消とシャーム・ファトフ戦線への改称を「事実上何らの変化もない」と批判(2016年8月3日)

シリア革命反体制勢力国民連立に参加するシリア・クルド民主評議会は、シャームの民のヌスラ戦線によるアル=カーイダとの関係解消とシャーム・ファトフ戦線への改称に関して「事実上何らの変化もない」と評した。

AFP, August 3, 2016、AP, August 3, 2016、ARA News, August 3, 2016、Champress, August 3, 2016、al-Hayat, August 4, 2016、Iraqi News, August 3, 2016、Kull-na Shuraka’, August 3, 2016、al-Mada Press, August 3, 2016、Naharnet, August 3, 2016、NNA, August 3, 2016、Reuters, August 3, 2016、SANA, August 3, 2016、UPI, August 3, 2016などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ではシリア軍とダーイシュの戦闘続く(2016年8月3日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(8月3日付)によると、ジャフラ村、ダイル・ザウル航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュの司令官(アミール)が死亡した。

AFP, August 3, 2016、AP, August 3, 2016、ARA News, August 3, 2016、Champress, August 3, 2016、al-Hayat, August 4, 2016、Iraqi News, August 3, 2016、Kull-na Shuraka’, August 3, 2016、al-Mada Press, August 3, 2016、Naharnet, August 3, 2016、NNA, August 3, 2016、Reuters, August 3, 2016、SANA, August 3, 2016、UPI, August 3, 2016などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍の爆撃とイラン人民兵などのシリア軍への支援によりヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)やシャーム自由人イスラーム運動による「アレッポ大血戦」の戦いは事実上の失敗に終わる(2016年8月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市フィルドゥース地区、サーリヒーン地区、カーディー・アスカル地区を空爆、またシリア軍ヘリコプターがブスターン・カスル地区、スッカリー地区を「樽爆弾」で攻撃した。

これにより、子供1人を含む3人が死亡した。

ARA News(8月3日付)によると、空爆はアレッポ市マシュハド地区に対しても行われ、「樽爆弾」が投下されたという。

一方、SANA(8月3日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ジュマイリーヤ地区、ラームーサ地区、シャイフ・マクスード地区を砲撃し、住民7人が死亡、41人が負傷した。

またアレッポ市南部および南西部郊外一帯では、「アレッポ大血戦」と銘打って攻勢に出ていた新生ファトフ軍(シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動など)に対して、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市ラーシディーン地区、ヒクマ学校、「スイカ市場」一帯、ハーン・アサル村などで激しい空爆を加える一方、シリア軍が外国人民兵(イラン人、アフガン人、イラク人、ヒズブッラー戦闘員)の支援を受け、フワイズ丘、マフルーカ丘などを奪還、これにより「アレッポ大血戦」はほぼ失敗に終わった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がビーニーン村、スィージャル村、クライズ村を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、サルキーン市近郊の避難民キャンプが砲撃を受け、女性1人と子供1人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、バーブサカー村近郊のイスラーム軍の武器製造庫が爆発した。

爆発の原因は不明だという。

この爆発に関して、イスラーム軍のイスラーム・アッルーシュ報道官は4日、地中海に展開するロシア軍艦艇から発射された艦対地ミサイルの攻撃によるものだとの見方を示した。

このほか、ARA News(8月3日付)によると、ファトフ軍がイドリブ市内でダーイシュ(イスラーム国)の「テロ細胞」を摘発した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市一帯、ハラスター市郊外を「樽爆弾」、地対地ミサイルと思われる砲弾などで攻撃、またアルバイン市一帯、フーシュ・ナスリー村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

また戦闘機(所属明示せず)がカフルバトナー町、リーハーン農場、シャイフーニーヤ村を空爆した。

一方、SANA(8月3日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外の住宅地を砲撃し、1人が死亡、7人が負傷した。

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ダルアー県では、ARA News(8月3日付)によると、南部戦線(自由シリア軍)に所属するスンナ青年師団のメンバーが「人民の支援と祝福」のもと、武器弾薬庫を掌握し、アフマド・アウダ司令官を追放し、ムハンマド・トゥウマ氏を新司令官に任命、同組織の実験を掌握した。

スンナ青年師団はブスラー・シャーム市一帯で活動する武装集団。

一方、SANA(8月3日付)によると、県内各所で、2016年7月28日に施行された2016年政令第15号に従い、兵役忌避者ら約500人が出頭し、免罪となった。

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クナイトラ県では、SANA(8月3日付)によると、バアス市のハダミー地区に対して反体制武装集団が砲撃を加えた。

AFP, August 3, 2016、AP, August 3, 2016、ARA News, August 3, 2016、Champress, August 3, 2016、al-Hayat, August 4, 2016、August 8, 2016、Iraqi News, August 3, 2016、Kull-na Shuraka’, August 3, 2016、August 4, 2016、al-Mada Press, August 3, 2016、Naharnet, August 3, 2016、NNA, August 3, 2016、Reuters, August 3, 2016、SANA, August 3, 2016、UPI, August 3, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は8月1~2日にマンビジュ市一帯を11回爆撃(2016年8月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月1日~2日までの2日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

8月1日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、マンビジュ市に対して攻撃が行われた。

8月2日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して12回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

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