ダーイシュの少年兵がクルド人、反体制派、シリア軍兵士14人を処刑(2016年8月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市で「クルド人無神論者」(クルド人)、「背教覚醒評議会」(反体制武装集団)、「ヌサイリー体制兵士」(シリア軍兵士)14人を殺害する映像をインターネットを通じて公開した。

処刑は「カリフ制の幼獣」が行った。

ARA News, Augusat 27, 2016
ARA News, Augusat 27, 2016

AFP, August 27, 2016、AP, August 27, 2016、ARA News, August 27, 2016、Champress, August 27, 2016、al-Hayat, August 28, 2016、Iraqi News, August 27, 2016、Kull-na Shuraka’, August 27, 2016、al-Mada Press, August 27, 2016、Naharnet, August 27, 2016、NNA, August 27, 2016、Reuters, August 27, 2016、SANA, August 27, 2016、UPI, August 27, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアレッポ県アアザーズ市とジャラーブルス市を結ぶ国境地帯の掌握をめざし、ダーイシュとの戦いを続ける一方、アフリーン市一帯のYPG拠点をともに攻撃(2016年8月26日)

アレッポ県では、ARA News(8月26日付)によると、ジャラーブルス市一帯では、トルコ軍によるダーイシュ(イスラーム国)拠点への砲撃と反体制武装集団とダーイシュの戦闘が続いた。

シャーム軍団、スルターン・ムラード師団などからなる反体制武装集団はジャラーブルス市西方のジャーリズ村、ヤフムール村の制圧をめざし、進軍を続けているという。

なお、ジャラーブルス市一帯から西進する反体制武装集団が、ラーイー村一帯に到達すれば、アレッポ県北東部のアアザーズ市、マーリア市からラーイー村を経てユーフラテス川西岸(ジャラーブルス市)にいたる国境地帯を、同地の西に位置するアフリーン市一帯とユーフラテス川以東を結ぶ「クルド・ベルト」を設置しようとしていた西クルディスタン移行期民政局に先んじて掌握することになる。

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一方、シリア民主評議会(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体)のライザーン・ハッドゥー氏によると、トルコ軍が県北西部にある西クルディスタン移行期民政局支配下のミーサーカー村などアフリーン市周辺の村々にある人民防衛隊の拠点を越境砲撃し、複数の住民が負傷した。

またこれと合わせて、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム軍団、スンナ軍、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動がアフリーン市南東部のマンナグ村、マルアナーズ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

ARA News(8月26日付)が伝えた。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

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トルコのユルドゥルム首相はジャラーブルス市一帯での戦闘に関して、ダーイシュではなくYPGを集中攻撃しているとの一部情報を否定(2016年8月26日)

トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は記者会見で、アレッポ県ジャラーブルス市一帯でトルコ軍と反体制武装集団が継続する「ユーフラテスの盾」作戦に関して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を集中的に攻撃しているとの一部情報を否定した。

ユルドゥルム首相は「我が国の国境の安全が100%保障されるまで…、同地からダーイシュ(イスラーム国)を放逐するまで、我々は作戦を継続する」と述べた。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談でアレッポ市での停戦と人道支援が必要だという点で意見一致する一方、ジュネーブでは米・ロシア外相が会談(2016年8月26日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリア情勢について協議した。

『ハヤート』(8月27日付)によると、この電話会談で両国首脳は、アレッポ市での停戦支援と同市への早急な人道支援物資搬入を行う必要があることで意見が一致したという。

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ジョン・ケリー米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がスイスのジュネーブで会談し、シリア情勢、とりわけアレッポ市への人道支援、「テロとの戦い」への対応について協議した。

会談には、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表も途中から参加した。


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ダイル・ザウル市などでシリア軍とダーイシュが交戦(2016年8月26日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル、ジャフラ村、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、数十輌の車輌からなるダーイシュ(イスラーム国)がイラク方面に移動した。

車列はアレッポ県北部から撤退したものだと思われるという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラミーヤ市・イスリヤー村回廊一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ市南西部郊外一帯でシリア軍とファトフ軍の戦闘が続く(2016年8月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、シリア人・外国人戦闘員が、アレッポ市南西部郊外の士官学校航空技術科一帯、第1070集合住宅建設地区、ジャムイーヤート丘一帯でシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と高専、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

また、ARA News(8月26日付)によると、ロシア軍戦闘機がハイヤーン町を空爆し、住民8人が死亡、20人が負傷、またフール村にあるフダー病院を空爆した。

さらに、シリア軍はアレッポ市アンサーリー地区を空爆し、民間人6人が死亡、またバヤーヌーン町、ハイヤーン町を砲撃した。

一方、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は声明を出し、シリア政府支配下のカースティールー街道を経由して、アレッポ市東部に国連の車輌が人道支援物資を搬入することに同意した、と発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジャーヌーディーヤ町をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、子供1人、女性1人を含む3人が死亡、10人が負傷した。

また貨物航空機がファトフ軍によって包囲されているフーア市、カファルヤー町に支援物資を投下した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ヒッラーン・アワーミード村農場地帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、SANA(8月26日付)によると、シリア軍がダルアー市マハッタ地区、ヌアイマ村、ヤードゥーダ村で反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(8月26日付)によると、シリア軍がカッバーナ町一帯で反体制武装集団と交戦し、同地を空爆した。

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ハサカ県では、SANA(8月26日付)によると、ハサカ市でのシリア政府当局と西クルディスタン移行期民政局の停戦合意に従い、シリア軍・国防隊と人民防衛隊・アサーイシュが逮捕者・捕虜の交換を行った。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、8月25日に9件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県、ダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1090件。

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「市民ジャーナリスト」らが停戦合意に至ったダーライヤー市(ダマスカス郊外県)救済を武装集団に呼びかける(2016年8月26日)

シリア国内外で活動する反体制活動家307人はSNSを通じて共同声明を拡散、シリア国内でかつどうする武装集団に、停戦合意に至ったダマスカス郊外県ダーライヤー市救済にむけた「総動員」を発令するよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、アレッポ県で活動する「市民ジャーナリスト」のハーディー・アブドゥッラー氏ら。

Kull-na Shuaka', August 26, 2016
Kull-na Shuaka’, August 26, 2016
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停戦合意に基づきダーライヤー市(ダマスカス郊外県)から反体制武装集団戦闘員の退去と住民の避難が開始(2016年8月26日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(8月27日付)、SANA(8月26日付)などによると、25日に発表された停戦合意に基づき、ダーライヤー市にとどまっていた住民の籠城を続けていた反体制武装集団の退去が始まった。

ダーライヤー市長のマルワーン・ウバイド氏がSANA特派員に25日に明らかにしたところによると、停戦合意は、①ダーライヤー市の正常化、②同市内の住民約4,000人のダマスカス県およびダマスカス郊外県に設置された仮設居住施設への移送、③同市内で籠城を続けてきた戦闘員700人の中火器および重火器のシリア軍への引き渡しとイドリブ市への退去、を骨子とするという。

この合意に基づき、国連とシリア赤新月社のチームがダーライヤー市内に入り、大型旅客バスで住民約4,000人が仮設住居センターのあるハルジャラ村に移送された。

ハルジャラ村に設置された仮設住居センターには724世帯分の住居が用意されているという。

一方、戦闘員とその家族については、その第1陣約300人が大型旅客バスに分乗し、ダーライヤー市からイドリブ市へと移動した。

イドリブ市は、シャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の拠点都市。

SANA, August 26, 2016
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AFP(8月26日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア政府との和解を望まない者がイドリブ市へ、残留を望む者がハルジャラ村に行く」と伝えた。

『ハヤート』(8月27日付)によると、ダーライヤー市の人口は2011年以前は約8万人いたが、紛争下で人口は90%減少していた。

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米主導の有志連合はラッカ市での爆撃で民家人が死亡した可能性を認める(2016年8月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月23日~25日までの3日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

8月23日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、シャッダーディー市近郊(10回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

8月24日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、シャッダーディー市近郊(3回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

8月25日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、シャッダーディー市近郊(5回)、マンビジュ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

なお、24日にトルコ軍と反体制武装集団がアレッポ県ジャラーブルス市一帯の掌握を目的として開始した「ユーフラテスの盾」作戦に関しては、24日の空爆においてマンビジュ市近郊で7回の空爆を実施しており、このなかに同作戦での航空支援が含まれるか、同作戦にかかる空爆については公表が控えられたと考えられる。

一方、8月23日にラッカ市近郊で実施された空爆で民間人に犠牲者が出たとする一部情報に関して、「信頼し得る」と発表した。

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